Gaiaxは、フリー・フラット・オープンの精神を大切にしています。
そして、そこには様々なライフスタイルを持ち、さまざまなことをしている人々がいます。石川潤さんは、adishや複数にわたる現在上場している企業の海外事業・会社の立ち上げに関わってこられた方です。
「お金を稼ぐために生きる」ということに疑問を持ち、「幸せに生きること」を追求するため、現在島根県の隠岐諸島である海士町にお子さんとパートナーのさやかさんとお住まいです。
ガイアックスの事業に関わり合いながら、潤さんが求める幸せのあり方を日記のようにブログ公開している「幸せのあり方シリーズ」、ご覧ください!

※本シリーズの前回のブログはこちらからご覧いただけます

Ishikawa-Jun

ご無沙汰しております!1ヵ月の休暇から戻ってきました。一言でいうと、この1ヵ月は、今後の「自然に、他人に、自分にやさしいモデル探求」にとって、とても大事な気づきの多い時間となりました。その分、いつもよりもインタビューが長くなってしまいましたが、ぜひお読みいただけると幸いです。

休暇中の気持ちの切り替えについて?

香庄:おかえりなさい。まずはざっくりとですが、休暇はどうでしたか?

潤:よかったです!

香庄:ということは、上手く気持ちを切り替えれた?

潤:そうですね。ゴールの中毒症状が出た時もあったりしましたが、徐々に慣れていって、休暇に入って2週間目くらいからはいい感じでした。

香庄:休暇に入る前は、土日に気持ちを切り替えれればということでトライしてみたけど、なかなかできなくて、そこで今回の休暇という選択をしたと思うんですが、これまでの土日と違って、今回の休暇で気持ちが切り替えれたのは、1ヵ月という長さが要因なんですか?

潤:さっき話したように、今回の休暇でもそうだったんですが、やっぱり休みと決めても、そんなにスパッとは切り替えられませんでした。そういう意味では、確かにある程度の長さがあってよかったんですが、それよりも気持ちが切り替えられた一番の要因は、長さではなく、先が明確に決まっていなかったことだったと思います。

香庄:もう少し具体的に聞いてもいいですか?

潤:例えば、これまでの場合だと、月火水木金を過ごして土日がきても、すぐに月曜日がくるのが見えているので、そこに対して準備をしなければというか、そういった意識が自分の中にあったんですね。だから、全然気持ちが切り替わらなかったんだなあって。

それに対して今回の休暇は、1ヵ月くらいと口にはしていたものの、自分の中では、ただ疲れているだけなので、1ヵ月休めば元通りに再開しよう、いや、そもそもこの取り組みを続けていくのだろうか、もしかすると、エンドレスに休暇という選択肢もあるかもしれなあって思っていました。なので、いったん1ヵ月とは決めたけれども、それがどれだけ続くのかはわからなかった。だからこそ、先のことをあれこれ考えずに、まぁいいやっていうか、今後続けていくかどうかわからないものに対して、今この瞬間、嫌な気持ちにならなくてもいいんじゃないって、そういうことを自分なりにOKが出せていたんではないかって思います。

香庄:とても興味深いですね。というのも、潤さんが大事にしてきたゴールや目標という期限を設けることとは逆な感じなので・・・。

潤:確かにそうですね。

この休暇中、香川県の父親に会いに帰省しましたが、もし休暇で気持ちが切り替わっていなければ、海士町に比べると消費文化が強いので、色々なものを見たり聞いたりする度に、嫌な気分になっていただろうなあと思います。

香庄:気持ちが切り替わっていないと、それを気にしてしまう?

潤:そうです。だから、休暇にしていて本当によかったなあというのと、そうでなかったら僕はどうしてたんだろうって。このインタビュー前に休暇中の振り返りをしていて思ったんですが、もしかしたら、この嫌な気分というのが、もうゴールを投げ出したいと感じた(最終的に休暇をとることにした)一番の理由かもしれないなあって思いました。

jun_ishikawa
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ゴールを投げ出したいと感じた一番の原因

香庄:休暇をとりたくなった(ゴールを投げ出したいと感じた)一番の原因が、この嫌な気分かもしれないっていう点について、もう少し聞いてもいいですか?

潤:はい。さっきは香川県への帰省の話でしたが、それは僕が海士町で生活をしていても、同じように感じていたんだと思うんです。例えば、近い距離を車で移動している人や、ゴミが出るのにパンを買っている人を見たり、くだならいお金の話を聞いたり・・・。その度に、「自然にやさしい生活」、「人にやさしい生活」と違うなあと感じたり、どんどん周りの世界に幻滅していって、ダメなのになあって見下している気持ちも湧いてきて、それらが自分の中に溜まっていってたんだなあと思います。

これまでは、4月からどんどん忙しくなって、6月にピークがきて、追われてばかりで疲れているから休暇をとりたかったと、周囲にはそう伝えていたし、自分でもそう思っていたんですけど、今話しながら振り返ってみると、自分が目指している状態や理想があって、周りの人や状況がそれと相いれない場合に、いちいち腹をたて、さっき話したようなネガティブな感情が自分の中に湧いきて大きなストレスになっていたんだなあって、そして、そのストレスを溜めていたから休暇をとったんじゃないかなってことに気づいたんですね。

香庄:そうだったんですね。

潤:「人にやさしい」ということで言えば、相手の長期的な幸せを願うことをやっていこう、それで実際に行動がいるなと思ったら行動しようっていうのが、直近までの定義だったんですけど、人にやさしくしたいと思っているのに、自分のありたい姿とは違うなあ、やさしくできていないときが結構あったなあって。

香庄:そうなんですね。

潤:例えばある人に対して、第一印象で悪いと判断してしまったら、その人との色んなやりとりがすべて悪くみえてしまったり、ある特定の状況から判断し、その人が言っていることが悪いものだという前提で考えてしまったり、そんなことが結構起こっていたと思います。

香庄:こういった気づきに至ったのは、休暇で余裕が持てたことが大きいのでしょうか?

潤:休暇で余裕が持てたことに加えて、休暇直前にたまたま参加した「Search inside yourself」のオンラインプログラムの影響もあるかもしれません。そこで学んだ他人が話していること、他人を無判断で受け入れてみるというエクササイズをやってみたことで、それがいいことだっていう風に思っているので、それをもうちょっと自分の生活に取り入れたいなと思っています。

香庄:それはいいですね。

潤:この人は悪だと決めつけたり、もしくはこの言動はいいことだ悪いことだと判断したりして、これでイライラすることが結構僕のストレスの原因になっていたんだと思います。また、それ以前に、本当は僕が間違っているかもしれないし、相手の言動が本当は違うのに言い訳と決めつけてしまったり、言い訳であってもいいんじゃないかって思えない自分になっていたなあって。

他人の状況や言ったことを決めつけない、いい悪いを判断することをやめるということを、新しく「人にやさしい」の定義に入れようと思っています。

香庄:今回の休暇が、潤さんにとって何だったのかをできるだけ明確することがこのインタビューの意味だと思うので、さっき聞いたことを繰り返すようだけど、これは休暇で自分に余裕が生まれたからそうなれたってことですか?

潤:余裕と「Search inside yourself」のプログラム、この2つの組み合わせかなと思います。でも休暇がそもそもないと、「Search inside yourself」を受講しても、生活に取り入れてみようってならなかった気がするので、そういう意味では休暇から生まれた余裕あってのことです。さらに、Wisdom2.0のプレイベントに参加した時のテーマで言われていた“判断しないということは、やさしさの一部なんだ”と言っていたなあって、改めて過去を思い出したりしたんですが、きっとそれも余裕があったからだと思いますね。

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横で見ていて気づいたこと、家族の変化は?

香庄:ここまでまだ家庭内のことは全然話に出ていないので、ここからはさやかさん(妻)にもインタビューに加わってもらい、潤さんを一番そばで見ていてどんな変化があったのか、あるいは、家族にはどのような変化が生まれたのか、休暇前には家族にやさしくできない自分がいるというような話もしていたので、休暇中はとてもやさしかったのか、そんなことを聞いていきたいなと思います。では早速ですが、さやかさんから見てこの1か月はどんな感じでしたか?

さやか:潤さんの中ではすごく変わったのかもしれないけれど、外から見ていると、大きくは何も変わっていないなあという感じですね。あいかわらず毎日あちこちのMTGに参加していたし、家族ということでも、なんだろうな・・・、ホワイトボードがお休みになっているという認識も特になかったですしね。

ただ、家族で毎週末に今の幸せ度を1~10で評価して話す会をしているんだけど、その評価はこの1ヵ月ずっと高かったので、潤さんがいい感じなんだろうなあとは思ってはいました。

香庄:幸せ度評価はどれくらい変わったんですか?

さやか:これまでは大体6、7だったのが、この1ヵ月は8、9でしたね。中でも9という評価は今回初めてです。

香庄:そうなんですね。

さやか:あとは休暇前のインタビューで、やらなくてはいけないことに追われているために、朝4時に起きちゃうと話してたけれど、それなりに早く起きて畑には行くものの、前のように4時には起きずに朝よく寝ているので、追われる感じがなくなったのかなあと思ったりしてましたね。

他には・・・強いて言えば、お弁当を手伝ってくれたりですかね。私の担当は月金なんですけど、いつもなら僕は関係ありませんっていう感じだったのが、役割分担を超えて、何かやれることをやってくれていた気がします。

香庄:聞いていると、全く変わっていないわけではなくて、確かな効果や変化はあったようにも感じますね。

さやか:明確に休暇に入ったらからかどうかはわからないけど、潤さんが機嫌がいいのは確かで、私も潤さんが機嫌がいいと嬉しいし、家族の中もいい感じなるので、そういう意味で明らかにいいです。

香庄:機嫌がよくなっているのは明らかに感じれたんですね。それは大きいですね。隣にいる人が常にイライラしていたら疲れますしね。それにしても、潤さんはそんなにイライラするんですね。

さやか:めっちゃイライラしますよ!

潤:さやかに対しての期待値が高くて、自分が思っている通りにいかなかったときに、すごく短気な自分がいます。

さやか:そうそう。私を自分の右手か左手と思っていて、自分の思い通りに動いていないと、イラっとする。

潤:また「Search inside yourself」の話になってしまうけれど、日々の実践の中で、周りの人に思いやりをもって接してみましょうとか、コミュニケーションをしたときに自分がどういう風に感じているかボディスキャンをしてみましょうとか、相手の話を意識してマインドフルに聞きましょうとか、そんなエクササイズがあったんですね。そうしたときに、日々の実践の中というと、自然と対象が家族になることが多かったので、さやかや悠(娘)を、もっと興味をもって見るようになってたんだと思うんですよね。なのでこの1ヵ月はイライラせずにいつもより機嫌がよかったんだと思うし、さやかが僕の一部でないことにも気づきました。

さやか:今さら(笑)

潤:あとは、悠に自分の考えを押し付けて、思い通りに動かそうとしていたなと、これって僕が周りの人にイライラしていることと同じなんじゃないかって気付きました。

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ゴールや目標を意識せずに過ごしてみて感じたこと

香庄:ここからは、今回休暇をとる切っ掛けにもなったゴールや目標を持たずに、あるいは意識せずに過ごしてみてどうだったのかを聞かせてもらってもいいですか?

潤:質問の答えになるかどうかわかりませんが、この休暇中にゴールや目標についてどう思ったかは別にして、2つずっと頭に残っている言葉があるんですね。1つはシドニーシェルダンの言葉で、「Try to Leave the Earth A Better Place Than When You Arrived」、つまり「自分が現れるときよりも、地球がいい状態で自分は地球から去ろう」っていう言葉と、もう1つは、「立つ鳥跡を濁さず」、「自分が生まれてきて、そして自分が亡くなるときには、人に悪影響を及ぼすようなものを跡にに残さない」みたいな意味で、これらが一緒になって自分の中で重要だって思っているんですね。なので、それを目指したいなあっていう観点で、ゴールは持ちたいと思っています。

香庄:僕の質問が明確ではなかったかな・・・(笑)。

潤さんが今話してくれた大きなビジョンとも呼べるゴールは、今後も持ちながら進めていくとは思っているのだけれども、まず率直に聞いてみたいことというのは、潤さんが休暇に入る前に話してくれた日々の目標についてです。具体的なエピソードで言うと、畑の作業をするときに、今日はここからここまで、これとこれを植えるといった日々の細かな目標をいつもは設定するのだけれども、ある時、それを一度手放してみたところ、最近は楽しめていなかった畑の作業が、純粋に楽しいと思えたという話です。

この経験は、潤さんが今回の休暇をとろうと思った重要なエピソードだと思っていて、だからこそこの休暇中、そのような目標を設定せずに過ごしてみて実際にどうだったのかを聞いてみたいんです。

潤:休暇の頭から順番に話してみると、1週間目は、香川県の父親に今後の大事な話をするために会いに行ったんですね。それは休暇に入る前にすでに決めていて、これについてはゴールや目標を意識していました。滞在中、どのように過ごせば父親と話したいことが話せて、父親のことが理解できるだろうか、困難な会話になることが想定されていたので、それは対してはゴールがあったから上手くいったんだと思います。

香庄:今話をしてくれたお父さんとの会話のように、潤さんが困難だと思うことに対してはゴールや目標があるといいかもしれませんね。一方、畑はやってみてどうでしたか?休暇前、日々の目標を持たずにやってみると、楽しめている自分に気づけたということでしたので、仮に目標がなくて上手く進むのであれば、純粋に楽しんでほしいなあって思いますし、困難でないものに対してわざわざ目標を設定して苦しむのも変な気もするんですね。

なので、ゴールや目標があった方がよいものと、なくてもよいものとを分けて考えるという方法だったり、そういったことを1つひとつ検証せずに、休暇前にそのまま戻すだけだともったいないと感じていて・・・。

さやか:やっぱり日々の目標は持たなくちゃいけないのかな?

潤:そこは悩みどころで、まだ迷っているところがあります。ただ、ゴールはある種自分の理想の状態なんですよね。僕がゴールのパワーを感じるのは、設定しておくと通常では考えつかないような方法を思いついたり、その方法に基づいて動いたりすることで、自分でも想像できなかった状態にたどりつけたりするんです。それはいいなあと思っているのでゴールは持っていたいんですよね。

香庄:目指す方向や理想の姿としてのゴールは僕も持っていたらいいと思うし、そうでなくても自然と持ってしまって、そこには何かしらのカタチで向かっていくと思うんですね。このインタビューで僕が振り返っておきたいのは、何度も同じことばかりで申し訳ないと思うんですが、日々の目標についてなんですね。今日ここからここまで植えなくてはいけないというような、そこまでの細かさがそもそも必要なのかどうか。

この休暇中の畑の進み具合は、潤さんがイメージする理想の状態でしたか?もし理想の状態になっているのだとしたら、例えばこの8月は、目指す方向という意味での大きなゴールは持ちつつ、細かい目標は持たずにやってみてもいいと思うんです。

潤:少しポイントはズレるかもしれませんが、畑の具体的な話をすると、4月から6月の中頃までは、畑を探し、種から苗を育て、畝作りと忙しかったんですね。でも、それらがほぼ7月の休暇に入って落ち着いてしまったこともあって、あとは草が伸びすぎないように刈ったりするだけで、大きな作業をする必要がなくなってしまったんです。なので、日々の目標のあるなしに関わらず、忙しい波が去っていたので上手くいっていたんだと思います。

香庄:そうなんですね。すると、先程のお父さんとの会話のように、大変だと想定されるときは、確かに計画や目標が必要ではあるかもしれないけれど、そうでないときはなくもよさそうですね。

潤:そうですね。僕が畑で何を目指してるのかという、大きなゴールがあれば細かくはいらないですね。畑の植物は環境さえつくれば、僕が何とかしなくても育っていくんで。なので、ある程度のところからは、草を刈ったり、支柱を直したり、ただリアクティブに対応していけばいいので目標なしでも動いていけそうです。

要は、畑だけやっている分だと許容範囲なんですよね。つまり、畑以外のものと同時に違うプロジェクトを進めていくときや、何をどこから手をつけるんだっけとか、また、ぱっと見て困難なものを進めるために、ゴールや目標が必要になってくるんです。

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休暇の振り返りを踏まえて、この8月は?

潤:あ、わかった!

香庄、さかや:(笑)

潤:ゴールや目標ありで自分が思うように次の1か月をやってみます。

基本的にゴールを持っていることはいいなと思っているので、そういう点では変わらないと思うけれど、“他人を判断してコミュニケーションをしない”とか、“他人に関わってもらう前に自分の目指している状態がパーフェクトでなければならいというのをやめる”とか、“達成したい状態を明確にして進める”とか、あり方はこれまでと違うので、これらを組み合わせるといい感じになるような気がするんです。

香庄:上手く組み合わさることで、休暇前のように、必要以上に意識し過ぎることにならないのであればいいですね。

潤:その点でいうと、今まではゴールや目標を設定したときに、いつも現時点で進んでいないところ、例えば1から10まであって、今は1しかできていないとしたら、9はできていないんだと思うような意識の持ち方だったんですね。でもこれからは、できている方の1を意識すればいいなと思っているので、ゴールや目標を持ったとしても、これまでとは違った意識の持ち方になるような気がしています。

さかや:1つ提案!

潤さんがゴールや目標を設定して、そこからバックキャスティングをするかたちで、これまでイノベーションを生み出してきたことは、私も仕事を一緒にしてきたからわかるんだよね。潤さんがこれまでの中で身に着けてきて、自信を持っている自分のやり方だと思うし、信頼をおいているのもわかる。ただ、すべてのゴールについて日々の目標に落とし込むというのはちょっと違うのかなあって思っていて、1番大事なゴールにだけ設定するならいいけど、あれもこれも日々の目標に盛り込もうとするから、返ってそれに追われてしまったり、縛られるのかなあって。

潤:なんでそう思うの?

さかや:ゴールのいいところって選択と集中ができることだと思うんだけど、追っかけているものがいっぱいあり過ぎると、ゴールの純粋な利点が機能しないって感じなのかなあ。

だから、基本的には一番イノベーションを起こしてやりたいと思っているゴールだけを、日ベースにまで落として、あとは流れにまかせる。一番プライオリティを置いているものにだけ潤さんの得意技を使えばいいと思うの。もちろん、この休暇の1ヵ月がゴールや目標なしで上手く回ってきていると思っているならね。やっぱりそれがないと回らないと思っているなら話は別だけど・・・。

潤:ううん・・・。もう一度整理をして話してみたいと思うのだけど、まず、この1ヵ月の休暇はいい時間でした。なぜいい時間だったかというと、ゴールや目標がないからこそ生まれた余裕、それによって色々なことに気付けたからいい時間になったと思うんですね。

と同時に、ちょっと物足りないなと思っている自分もいて、その物足りない部分が何かというと、やっぱり自分が人や自然に貢献したいなということで、それについては、上手く進められていないなと感じたんです。

次に、それをクリアするためには、目に見えるかたちで実現していく必要があって、その時にゴールや目標が役に立つんだと思うんですね。自分がこの状態になりたいということを明確化しようとすることによって、自分が考えていることがわかるし、できている・できていないがわかって、次にこうしたいも生まれる。

だから何かいいカタチでゴールや目標を持つということと、この休暇で気付いたことを融合させることができればいいんじゃないかあって、今は思ってます。

香庄:潤さんの中で、ここまでの話がどのように整理されているのかが、よくわりました。

潤:また、生活モデルについて具体的に話してみると、「人にやさしい」という部分では、何にどれだけやさしくしたかではなく、人との関わり方というか、在り方というか、ゴールというよりもその状態で在りたいと思えばいいかもしれません。

一番ゴールや目標が必要なことは、「自然にやさしい」というところで、それに対しては意識的に変えていかないと、具体的に進んでいかないなあと思っています。だから、そこは目指している状態を明確にして、具体的にここまでやろうってしないと、何となくここでいいかなってなりそうで・・・。それだと僕の生活がよくなって終わり、ちょっと幸せになって終わりになってしまって、結局、僕が目指す人類や自然に対しての貢献にならないんですね。

香庄:すると、さやかさんの提案も考慮に入れると、“畑”と“人にやさしく”については、日々の目標はなしでいいけれども、“自然にやさしい”というところだけは、日々の目標にまで落とし込んで意識してきっちりと進めるって感じかな?

潤:そうですね。畑は日々の目標がなくてもやれそうですね。ただ、畑の全般というわけではなく、自然への循環という意味では、例えば、畑の肥料を運ぶために車を使っていたりするので、畑の配置をどうするかなどは、目標をもって意識的にかえていくんだろうなとは思っています。

とはいえ、さっきさやかが提案してくれたように同時並行で色々やろうとするのは減らしていこうとは思っているので、1日に目標を1つに絞っていこうとは思っています。あとは、この8月も先月の休暇と同じように、ずっと続くものとして捉えるのではなく、いつでもやめれるよって思いながらやります(笑)。

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石川 潤

石川 潤

ガイアックス歴8年8ヶ月。そのうち、8年7ヶ月を海外での会社、チーム、事業立ち上げをリード。さやか(伴侶)、悠(4歳の子供)と海士町に引っ越し。Type-A Breakfast オーガナイザー(https://typeabreakfast.com/