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生きることをもっと“楽”に、新たな世界との出会いを創造する

  • 最終更新: 2021年9月2日
私たちガイアックスは、“使命で動く” というPhilosophy (経営哲学/企業理念) を持っています。使命で動くとは、世の中の課題を自分ごととして捉え、ビジョンや問題意識を打ち出し、ムーブメントを生み出すことで社会を巻き込み実現すること。そんなガイアックスメンバーの様子を連載で紹介していく「使命で動くシリーズ」をご覧ください!

なお、ガイアックスに興味を持ってくださった方は、オンライン座談会にてメンバーに直接疑問をぶつけることができます。「採用に興味がある」や「ガイアックスってどんな会社だろう?」と思った方はご確認ください。
» オンライン座談会

今回インタビューしたのは、スタートアップスタジオ / 人事支援チームの田中嶺吾(たなか れいご)さん

田中さんは人事支援チームでポテンシャル採用(エンジニア職)の担当をしつつ、ガイアックスのスタートアップスタジオが開催している、中高生を対象とした「起業ゼミ」の担当をしています。
田中さんの使命と現在のお仕事にはどのようなつながりがあるのか、じっくりとお聞きしました。

田中 嶺吾

田中 嶺吾

スタートアップスタジオ・起業ゼミ担当、人事支援チーム・ポテンシャル採用(エンジニア職担当)

2000年生まれ。2019年創業1年目のスタートアップに入社。ECアパレル事業や採用支援事業の立ち上げに参画。2020年10月にガイアックスへ入社。ポテンシャル採用や事業部・投資先の採用支援に携わった後、「ガイアックス起業ゼミ」を担当。

ガイアックスではオンライン座談会にて、ガイアックスメンバーに直接疑問をぶつけることができます。「採用に興味がある」や「ガイアックスってどんな会社だろう?」と思った方はこちらからご確認ください。

人と人、人と会社をつなぐ仕事がしたい

ー 田中さんはどのような経緯でガイアックスへ入社されたんですか?

人事、とくに採用の仕事がしたいと思っていました。

僕自身、今まで人との出会いによって、人生が大きく変わってきました。だからこそ、人と人、人と会社をつなぐ仕事ができたら、とても素敵だなと思っていたんですよね。

またガイアックスには数十の投資先があり、かつそれぞれが多様なサービスを展開しています。そういったさまざまな業種・職種の採用に関わることができるという点で魅力を感じました。

ガイアックスは多様な人たちがいる場なので、そういう人たちと一緒に仕事ができたらおもしろいだろうな、と思ったのも入社を決めた一つの理由です。

2020年10月にガイアックスに入って、最初はポテンシャル採用のビジネス職とエンジニア職の採用を、それから投資先や事業部の採用支援を担当しています。

田中嶺吾

ー 現在のガイアックスでのお仕事について教えてください。

人事支援部でエンジニアのポテンシャル採用を担当しながら、スタートアップスタジオで起業ゼミを担当をしています。現在は、採用の仕事と起業ゼミの仕事が半々くらいです。

エンジニアのポテンシャル採用に関しては、採用戦略の設計から実行までを担当しています。卒年ごとに採用戦略を立てて、エンジニアをスカウトして面接をしたり、採用のリブランディングをしたり。記事を作成して発信したり、イベントを開催したりすることも。
さらに、4半期に1回開催される経営人材会議に参加して、採用の方針を経営陣に共有したり、「なぜエンジニアのポテンシャル採用をするのか」「今後の技術戦略をどのように描くか」といった議題を上程しディスカッションして、採用の現場に落とし込んだりもしています。

中高生と「起業」との出会いを創出するゼミ

ー 起業ゼミは中高生に対して開催しているんですよね。なぜガイアックスでは、この活動がスタートしたのですか?

ガイアックスがスクールガーディアンの事業(*1)をしていたので、もともと教育現場との交流はありましたが、2020年1月にドルトン学園の木之下先生がガイアックスに交換留学にきたことが大きなきっかけになりました。
≫ドルトンの先生がみたガイアックス「できるかどうかじゃない、やりたいか、どうなりたいか」先生と企業人の交換留学

(*1)学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティングサービス。現在はガイアックスからカーブアウトし、アディッシュ株式会社が事業を承継しています。

ガイアックススタートアップスタジオ責任者の佐々木さんは、中高生という若い年代からの起業については「誰に相談するか」「どうやったらできるか」、さらには「チャレンジすればできる」ということを理解している状態をまずは創りだすことが、イノベーションの創出を促進する上で、重要であると考えていたんです。

そこでドルトンの木之下先生に相談したところ、この考えに深く共感してくださり、さまざまな人たちのミッションや思いがつながって、起業ゼミをスタートできました。
≫使命で動くシリーズ「ガイアックスほど、先が読めない会社はない」

ー なるほど。では、ガイアックスとして起業ゼミに取り組む理由は何なのでしょうか?

まず現状として、日本における起業活動率が低いという課題があります。2019年のデータではアメリカの起業活動率が17.4%、イギリスが9.3%、日本が5.4%。そして、起業活動率が低い原因として、若者の起業に対する意欲の低さが指摘されているんです。

行政の方針によって大学生への注力はなされているのですが、ガイアックスはもっと若い段階でアプローチする必要があると考えていて、その考えが中高生に対する起業ゼミにつながっています。また、スタートアップスタジオとして中高生でも起業ができる環境を整えているガイアックスが実施することによって、より実践的なプログラムを提供できるとも考えています。実際に、ドルトン学園で実施した起業ゼミでは、中学生の堀内くんという方が200万円の起業賞を獲得しています。現在も一緒に事業の立ち上げを行なっているんですよ。
≫ガイアックスのスタートアップスタジオで初、中学生に200万円の投資決定!

GAIAX STARTUP STUDIO 起業ゼミについて、詳しくはこちらをご覧ください。

さらにいうと、むしろ中高生の方が素晴らしい事業を創造できるのではないか、という仮説すら持っています。
スタートアップのビジネスでは解決すべき課題に注目することが重要で求められます。
ただ、歳を重ねると、「こうやったら解決できる」「こういうのがあったらいいな」といったソリューションにばかり目が行きがちになったり、既存の価値観に囚われて課題を感じにくくなったりすることがあるんです。その点、中高生の方が既存の価値観に縛られていないので、柔軟な視点で課題を発見することに長けているのではないかとよく感じますね。

狩猟採集民「プナン」と過ごし、今生きている世界がすべてではないと知る

ー 田中さんが掲げている使命について教えてください。

僕の使命は、新たな「世界」との出会いを創造することです。

「世界」というのは、知識や価値観、価値基準、習慣、思想、概念などいろいろなものを含んでいると思います。そして、歳を重ねていけばいくほど、人は自分の「世界」に縛られた状態になってしまう。

たとえば、「社会に対して与える価値が高ければ高いほど、人として素晴らしい」というのも一つの価値体系にすぎなくて、まったく異なる価値体系の世界があると思うんですよね。

複数の「世界」を体内に取り組むことによって、人は生きることが楽に、かつ楽しくなる。
そのようなきっかけを、新たな「世界」との出会いを創り出すことによって、他者に与えられたらと考えています。

ー その使命はどのような原体験から生まれたのでしょうか?

振り返ってみると、幼い頃から、いろんな「世界」との接点を持っている生きている人に惹かれていました。

たとえば、僕が小学生の時の担任の先生はもともと旅人で、訪れた国々での体験をよく話してくれました。先生は「学校で教えることと旅をして学ぶことは全然違う」とよくおっしゃっていて。「学校で教えられることがすべてではない」と認識した上で、リアルな学びがある授業を僕たちにしてくださっていた姿に、漠然と魅力を感じていました。

また、高校時代には、「独立研究者」という肩書きで、数学や文学、歴史や認知科学など、さまざまな領域の学問を探究して活躍されている方、ウェルビーイングの研究者でもありながら企業経営をされている方の生きざまに憧れていました。

そうやって、異なる価値体系を操りながらいろんな世界と遊んでいる人たちが好きだったんです。
そして自分自身も、もっといろんな世界のことを知りたいという思いで、大学に入ってからは文化人類学を学びました。

その中でたまたま出会ったのが、『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと(亜紀書房)』という、人類学者の奥野克己さんという方が、ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」との暮らしを通じて考えたことを綴ったエッセイです。

エッセイによれば、プナンは反省をしません。因果の捉え方が僕たちとは異なるんです。
僕たちは原因と結果を一本の線のように捉える傾向がありますが、彼らは人や動物や自然などあらゆるものが関わり合う網目のような構造として捉えています。一般的に日本で遅刻をしたら時間の管理不足だとして、遅刻した当人に責任を問われますが、プナンの考えではたまたま雨が降ってきたからかもしれないし、奥さんが美味しい料理を作ったからかもしれないし、夕日が綺麗だったからかもしれないので、その人のみに責任を押し付けるという考えにはならない。
その話がめちゃくちゃおもしろくて、著者の方にTwitterでDMをして、プナンが暮らすボルネオ島に連れて行ってもらいました。

ボルネオ島

ー ボルネオ島まで行かれたんですね!実際に一緒に暮らしてみていかがでしたか?

プナンと暮らすことでそれまで僕が持っていた価値観が解体され、新たな価値観が取り込まれていきました。

それまでの僕は、「大企業に入ってお金をたくさん稼がないとダメだ」とか「生きることはとても大変で、難しいことなんだ」という考えが頭の中を支配していました。でも、狩猟採集民の彼らにとっては食べることと生きることがつながっていて、大企業に入らなくても、学校で民主主義の仕組みについて教わらなくても、強く暮らしていたんです。

実際に現地にいって彼らの“生きる”姿をみてプナンの価値観を受容することで、僕自身も変容し、「生きることってもっとシンプルだよね」と考えるようになりました。

「起業」という世界を知ることで、生きることの可能性を拡げてほしい

ー プナンの人たちと過ごしたことで、田中さんの中にそれまでとは違う「世界」が取り込まれたんですね。その時の経験が現在のお仕事とどのようにつながっているのでしょうか?

煮詰まった時や苦しさを感じている時、自分とはまったく違う環境や別の世界に行ったり、知ったりすることで救われることがありますよね。

旅をして人と出会ったり、本を読んだりすることで新たな世界と出会う。そして、今の自分が抱えている世界から解き放たれ、“生きる”ことが“楽になる”ということを経験した人は少なからずいると思います。

現在僕が担当している起業ゼミで伝える「起業」も一つの世界だと捉えているんです。

たとえば、一般教育では成績が低い子たちでも、スタートアップや事業を生み出すことに関してはパフォーマンスが高かったり、活躍したりできる可能性があります。

一般教育と起業とでは、評価や価値の基準がまったく異なるからです。起業という新たな世界との出会いを子どもたちにもたらすことによって、生きることの新たな可能性を吹き込めるのではないかと思っています。

起業は、自分自身が設定した課題に対して、ビジネスという手段を通して解決に取り組むことだと思っていて。今後、先行きが不透明な時代において、自ら課題を設定して取り組むことや、自ら職業を生み出していくことがますます重要視されていくだろうと考えています。

起業ゼミは決して「みんなで起業しよう」という話ではなく、自分自身で課題を設定して、それが解決できる状態を目指すことが本質なのだと思います。

ー 今、起業ゼミではどのようなことに取り組んでいますか?

ドルトン学園での取り組みから始まり、これまでに都立千早高校、島根県立隠岐島前高校、山形県立米沢東高校といった学校とコラボレーションをしてゼミを実施しています。

ゼミにはいろいろな形態がありますが、基本的には、実際に事業アイディアを生み出すところから一緒に取り組み、検証の段階ではヒアリングなどもしてもらいます。

検証の結果、自分が発見した課題が本当に強いものだと判明したら、ソリューションを設計し、そのソリューションによって課題が解決できるのかをさらに検証していきます。

ゼミは半年〜1年に及ぶプログラムになることもあれば、3日間のこともあります。いずれにしても最終的にはプレゼンをしてもらい、ガイアックスから出資するかどうかの判断をします。

ー 最後に、今後の展望について教えてください。

僕が掲げる使命を果たすためにも、起業ゼミの影響範囲を拡げていきたいと思っています。

より多くの子どもたちにプログラムを提供するために、レクチャーを動画コンテンツ化したり、学校の先生方への起業家教育に対する理解を得ていくことにも取り組んでいきたいと考えています。コンテンツ自体も、より子どもたちの自律性を引き出したり、起業のハードルを下げるようなものにしていきたいですし、もっと行政やメディアなど、いろんな人たちに応援されるような環境も作っていきたいです。

僕個人としては、引き続き自分自身の世界を拡張させていきたいです。自分自身がいくつもの世界に触れ、受容して、共存させていくこと。

今は「起業」という「世界と子どもたちとの出会いを創ること」を自分の使命としています。中長期的には、そこから文化人類学的な視点や思考を取り入れ、子どもたちの自己変容を促すような学びのデザインをしていきたいと思っています。

実際に今年の7月から三浦半島にあるアフタースクールでそのような教育実践にもチャレンジしているんです。「起業ゼミ」の取り組みと並行し、そちらの活動も今後さらに力を入れて取り組んでいきます。

ー 田中さんがどのような思いでお仕事に取り組んでいるのか、よく伝わってきました。ありがとうございました!

インタビュー:宇田川寛和
ライティング:黒岩麻衣
編集:遠藤桂視子

編集後記
なんとなく授業を受けるのではなく、自分で課題を設定し、ビジネスという手段を通して解決することに取り組んでいく…。中高生の頃からその思考回路と実践を学べるだなんて、羨ましい!と思いました。今後どのような中高生起業家が誕生するのか、楽しみですね。

自己の成長は自分で決める

ガイアックスでは、個々のライフプランを実現させるための支援も惜しみません。そうして成長したメンバーは必ずよいサービスを生み、社会の課題を解決してくれると信じているからです。
スキルや知識を高めるためのメンタリングや自主自律性を促進するコーチングの各種制度を用意し、複業や、部署をまたぐ裁量権など、多様な働き方を推奨しています。
ガイアックスでは、いつでも誰にでも、成長できるチャンスがあります。

スタートアップに興味がある人は「STARTUP CAFE」・事業部採用に興味がある人は「座談会」へ

スタートアップスタジオでは、ビジネスアイディアの相談をオンラインで実施し、優れた事業案には200万円の出資を行っています。
また、座談会ではガイアックスメンバーと気軽に話をしたり、質問をしながらオンラインでガイアックスの理解を深めていただくことが可能です。ガイアックスの選考を考えていたり、スタートアップスタジを使って起業することを検討している方は、気軽に参加してください。

使命で動く
1. 平穏な日々ではないから、面白い。
2. 普通の社員とは、個性、多様な力、多様な可能性を持つ社員
3. コンフォートゾーンから抜け出すことで ”自由” はつくれる
4. ミッションを追求したら、アドレスホッパーになっていた
5. 個々の願いを手放しで応援する
6. スタートアップで成長する中でも、ミッションと経済性の両方を諦めない
7. 複業できる企業でみつけた”人と人を繋いで新たな価値を生む”生き方
8. ガイアックスほど、先が読めない会社はない
9. 人との出会いが、豊かな人生への転機をつくる
10. 幸せを自らつくりだす過程を応援する
11. 働く理由は、自分で決めていい
12. 何歳になっても現場で戦い続けたい。TABICA 高田大輔さんの仕事論
13. 地方学生の選択肢を広げる存在に 新卒でリモートワークをしながら広島に住み続ける理由
14. スタートアップには、ベンチャー企業とは一味違ったヒリヒリ感がある
15. 複業という働き方を通して、自分らしさを表現する
16. ブロックチェーンがもたらす新しい社会のあり方を見据える
17. リモートワークという自由な環境で成果にこだわる
18. データサイエンスの力でマーケティングに革命を起こす
19. 人生を思いきり楽しむために、必要なスキルセットを身につける
20. 裁量権なんて意識しない。自分ごとの範囲を広げ、困難な仕事に挑み続ける
21. ”人の心を動かすと社会が変わる” ビジュアルコミュニケーションで人を魅了する
22. ”自分を慈しみ、人生を切り開ける人を増やす” 就活への違和感と向き合う私が伝えたいこと
23. 事業課題解決を参謀として支えることが、COOという役割の魅力
24. “社会の変化を加速する” 広報として果たす役割
25. ”やり抜くこと” を積み重ねて進化する。人を幸せにするモノ創り
26. 仕事のパフォーマンスは、周りを巻き込みながら高めていく
27. 挑戦し続けることは自分ならではの場所を見つける旅路
28. ものづくりの魅力は世界の解像度が上がること
29. “なんでも屋” の総務だからこそ、魅力的な仕事を自ら生み出す
30. ミッションやビジョンはいらない?!在籍10年のエンジニア流・ガイアックスの楽しみ方
31. ICTがより広く活用される社会へ。経験を武器に無限の可能性をカタチにする。
32. どんな自分もオープンにすることで、仕事はもっと楽しくなる
33. 感謝の気持ちが僕を次の仕事へ向かわせる
34. 日本一のスタートアップスタジオ=ガイアックス
35. 生きることをもっと“楽”に、新たな世界との出会いを創造する
Reigo.tanaka
2000年生まれ。2019年創業1年目のスタートアップに入社。ECアパレル事業や採用支援事業の立ち上げに参画。2020年10月にガイアックスへ入社。ポテンシャル採用や事業部・投資先の採用支援に携わった後、「ガイアックス起業ゼミ」を担当。
FeaturePeople Empowerment Teamスタートアップスタジオ
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  • 最終更新: 2021年9月2日
私たちガイアックスは、“使命で動く” というPhilosophy (経営哲学/企業理念) を持っています。使命で動くとは、世の中の課題を自分ごととして捉え、ビジョンや問題意識を打ち出し、ムーブメントを生み出すことで社会を巻き込み実現すること。そんなガイアックスメンバーの様子を連載で紹介していく「使命で動くシリーズ」をご覧ください!

なお、ガイアックスに興味を持ってくださった方は、オンライン座談会にてメンバーに直接疑問をぶつけることができます。「採用に興味がある」や「ガイアックスってどんな会社だろう?」と思った方はご確認ください。
» オンライン座談会

今回インタビューしたのは、スタートアップスタジオ / 人事支援チームの田中嶺吾(たなか れいご)さん

田中さんは人事支援チームでポテンシャル採用(エンジニア職)の担当をしつつ、ガイアックスのスタートアップスタジオが開催している、中高生を対象とした「起業ゼミ」の担当をしています。
田中さんの使命と現在のお仕事にはどのようなつながりがあるのか、じっくりとお聞きしました。

田中 嶺吾

田中 嶺吾

スタートアップスタジオ・起業ゼミ担当、人事支援チーム・ポテンシャル採用(エンジニア職担当)

2000年生まれ。2019年創業1年目のスタートアップに入社。ECアパレル事業や採用支援事業の立ち上げに参画。2020年10月にガイアックスへ入社。ポテンシャル採用や事業部・投資先の採用支援に携わった後、「ガイアックス起業ゼミ」を担当。

ガイアックスではオンライン座談会にて、ガイアックスメンバーに直接疑問をぶつけることができます。「採用に興味がある」や「ガイアックスってどんな会社だろう?」と思った方はこちらからご確認ください。

人と人、人と会社をつなぐ仕事がしたい

ー 田中さんはどのような経緯でガイアックスへ入社されたんですか?

人事、とくに採用の仕事がしたいと思っていました。

僕自身、今まで人との出会いによって、人生が大きく変わってきました。だからこそ、人と人、人と会社をつなぐ仕事ができたら、とても素敵だなと思っていたんですよね。

またガイアックスには数十の投資先があり、かつそれぞれが多様なサービスを展開しています。そういったさまざまな業種・職種の採用に関わることができるという点で魅力を感じました。

ガイアックスは多様な人たちがいる場なので、そういう人たちと一緒に仕事ができたらおもしろいだろうな、と思ったのも入社を決めた一つの理由です。

2020年10月にガイアックスに入って、最初はポテンシャル採用のビジネス職とエンジニア職の採用を、それから投資先や事業部の採用支援を担当しています。

田中嶺吾

ー 現在のガイアックスでのお仕事について教えてください。

人事支援部でエンジニアのポテンシャル採用を担当しながら、スタートアップスタジオで起業ゼミを担当をしています。現在は、採用の仕事と起業ゼミの仕事が半々くらいです。

エンジニアのポテンシャル採用に関しては、採用戦略の設計から実行までを担当しています。卒年ごとに採用戦略を立てて、エンジニアをスカウトして面接をしたり、採用のリブランディングをしたり。記事を作成して発信したり、イベントを開催したりすることも。
さらに、4半期に1回開催される経営人材会議に参加して、採用の方針を経営陣に共有したり、「なぜエンジニアのポテンシャル採用をするのか」「今後の技術戦略をどのように描くか」といった議題を上程しディスカッションして、採用の現場に落とし込んだりもしています。

中高生と「起業」との出会いを創出するゼミ

ー 起業ゼミは中高生に対して開催しているんですよね。なぜガイアックスでは、この活動がスタートしたのですか?

ガイアックスがスクールガーディアンの事業(*1)をしていたので、もともと教育現場との交流はありましたが、2020年1月にドルトン学園の木之下先生がガイアックスに交換留学にきたことが大きなきっかけになりました。
≫ドルトンの先生がみたガイアックス「できるかどうかじゃない、やりたいか、どうなりたいか」先生と企業人の交換留学

(*1)学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティングサービス。現在はガイアックスからカーブアウトし、アディッシュ株式会社が事業を承継しています。

ガイアックススタートアップスタジオ責任者の佐々木さんは、中高生という若い年代からの起業については「誰に相談するか」「どうやったらできるか」、さらには「チャレンジすればできる」ということを理解している状態をまずは創りだすことが、イノベーションの創出を促進する上で、重要であると考えていたんです。

そこでドルトンの木之下先生に相談したところ、この考えに深く共感してくださり、さまざまな人たちのミッションや思いがつながって、起業ゼミをスタートできました。
≫使命で動くシリーズ「ガイアックスほど、先が読めない会社はない」

ー なるほど。では、ガイアックスとして起業ゼミに取り組む理由は何なのでしょうか?

まず現状として、日本における起業活動率が低いという課題があります。2019年のデータではアメリカの起業活動率が17.4%、イギリスが9.3%、日本が5.4%。そして、起業活動率が低い原因として、若者の起業に対する意欲の低さが指摘されているんです。

行政の方針によって大学生への注力はなされているのですが、ガイアックスはもっと若い段階でアプローチする必要があると考えていて、その考えが中高生に対する起業ゼミにつながっています。また、スタートアップスタジオとして中高生でも起業ができる環境を整えているガイアックスが実施することによって、より実践的なプログラムを提供できるとも考えています。実際に、ドルトン学園で実施した起業ゼミでは、中学生の堀内くんという方が200万円の起業賞を獲得しています。現在も一緒に事業の立ち上げを行なっているんですよ。
≫ガイアックスのスタートアップスタジオで初、中学生に200万円の投資決定!

GAIAX STARTUP STUDIO 起業ゼミについて、詳しくはこちらをご覧ください。

さらにいうと、むしろ中高生の方が素晴らしい事業を創造できるのではないか、という仮説すら持っています。
スタートアップのビジネスでは解決すべき課題に注目することが重要で求められます。
ただ、歳を重ねると、「こうやったら解決できる」「こういうのがあったらいいな」といったソリューションにばかり目が行きがちになったり、既存の価値観に囚われて課題を感じにくくなったりすることがあるんです。その点、中高生の方が既存の価値観に縛られていないので、柔軟な視点で課題を発見することに長けているのではないかとよく感じますね。

狩猟採集民「プナン」と過ごし、今生きている世界がすべてではないと知る

ー 田中さんが掲げている使命について教えてください。

僕の使命は、新たな「世界」との出会いを創造することです。

「世界」というのは、知識や価値観、価値基準、習慣、思想、概念などいろいろなものを含んでいると思います。そして、歳を重ねていけばいくほど、人は自分の「世界」に縛られた状態になってしまう。

たとえば、「社会に対して与える価値が高ければ高いほど、人として素晴らしい」というのも一つの価値体系にすぎなくて、まったく異なる価値体系の世界があると思うんですよね。

複数の「世界」を体内に取り組むことによって、人は生きることが楽に、かつ楽しくなる。
そのようなきっかけを、新たな「世界」との出会いを創り出すことによって、他者に与えられたらと考えています。

ー その使命はどのような原体験から生まれたのでしょうか?

振り返ってみると、幼い頃から、いろんな「世界」との接点を持っている生きている人に惹かれていました。

たとえば、僕が小学生の時の担任の先生はもともと旅人で、訪れた国々での体験をよく話してくれました。先生は「学校で教えることと旅をして学ぶことは全然違う」とよくおっしゃっていて。「学校で教えられることがすべてではない」と認識した上で、リアルな学びがある授業を僕たちにしてくださっていた姿に、漠然と魅力を感じていました。

また、高校時代には、「独立研究者」という肩書きで、数学や文学、歴史や認知科学など、さまざまな領域の学問を探究して活躍されている方、ウェルビーイングの研究者でもありながら企業経営をされている方の生きざまに憧れていました。

そうやって、異なる価値体系を操りながらいろんな世界と遊んでいる人たちが好きだったんです。
そして自分自身も、もっといろんな世界のことを知りたいという思いで、大学に入ってからは文化人類学を学びました。

その中でたまたま出会ったのが、『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと(亜紀書房)』という、人類学者の奥野克己さんという方が、ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」との暮らしを通じて考えたことを綴ったエッセイです。

エッセイによれば、プナンは反省をしません。因果の捉え方が僕たちとは異なるんです。
僕たちは原因と結果を一本の線のように捉える傾向がありますが、彼らは人や動物や自然などあらゆるものが関わり合う網目のような構造として捉えています。一般的に日本で遅刻をしたら時間の管理不足だとして、遅刻した当人に責任を問われますが、プナンの考えではたまたま雨が降ってきたからかもしれないし、奥さんが美味しい料理を作ったからかもしれないし、夕日が綺麗だったからかもしれないので、その人のみに責任を押し付けるという考えにはならない。
その話がめちゃくちゃおもしろくて、著者の方にTwitterでDMをして、プナンが暮らすボルネオ島に連れて行ってもらいました。

ボルネオ島

ー ボルネオ島まで行かれたんですね!実際に一緒に暮らしてみていかがでしたか?

プナンと暮らすことでそれまで僕が持っていた価値観が解体され、新たな価値観が取り込まれていきました。

それまでの僕は、「大企業に入ってお金をたくさん稼がないとダメだ」とか「生きることはとても大変で、難しいことなんだ」という考えが頭の中を支配していました。でも、狩猟採集民の彼らにとっては食べることと生きることがつながっていて、大企業に入らなくても、学校で民主主義の仕組みについて教わらなくても、強く暮らしていたんです。

実際に現地にいって彼らの“生きる”姿をみてプナンの価値観を受容することで、僕自身も変容し、「生きることってもっとシンプルだよね」と考えるようになりました。

「起業」という世界を知ることで、生きることの可能性を拡げてほしい

ー プナンの人たちと過ごしたことで、田中さんの中にそれまでとは違う「世界」が取り込まれたんですね。その時の経験が現在のお仕事とどのようにつながっているのでしょうか?

煮詰まった時や苦しさを感じている時、自分とはまったく違う環境や別の世界に行ったり、知ったりすることで救われることがありますよね。

旅をして人と出会ったり、本を読んだりすることで新たな世界と出会う。そして、今の自分が抱えている世界から解き放たれ、“生きる”ことが“楽になる”ということを経験した人は少なからずいると思います。

現在僕が担当している起業ゼミで伝える「起業」も一つの世界だと捉えているんです。

たとえば、一般教育では成績が低い子たちでも、スタートアップや事業を生み出すことに関してはパフォーマンスが高かったり、活躍したりできる可能性があります。

一般教育と起業とでは、評価や価値の基準がまったく異なるからです。起業という新たな世界との出会いを子どもたちにもたらすことによって、生きることの新たな可能性を吹き込めるのではないかと思っています。

起業は、自分自身が設定した課題に対して、ビジネスという手段を通して解決に取り組むことだと思っていて。今後、先行きが不透明な時代において、自ら課題を設定して取り組むことや、自ら職業を生み出していくことがますます重要視されていくだろうと考えています。

起業ゼミは決して「みんなで起業しよう」という話ではなく、自分自身で課題を設定して、それが解決できる状態を目指すことが本質なのだと思います。

ー 今、起業ゼミではどのようなことに取り組んでいますか?

ドルトン学園での取り組みから始まり、これまでに都立千早高校、島根県立隠岐島前高校、山形県立米沢東高校といった学校とコラボレーションをしてゼミを実施しています。

ゼミにはいろいろな形態がありますが、基本的には、実際に事業アイディアを生み出すところから一緒に取り組み、検証の段階ではヒアリングなどもしてもらいます。

検証の結果、自分が発見した課題が本当に強いものだと判明したら、ソリューションを設計し、そのソリューションによって課題が解決できるのかをさらに検証していきます。

ゼミは半年〜1年に及ぶプログラムになることもあれば、3日間のこともあります。いずれにしても最終的にはプレゼンをしてもらい、ガイアックスから出資するかどうかの判断をします。

ー 最後に、今後の展望について教えてください。

僕が掲げる使命を果たすためにも、起業ゼミの影響範囲を拡げていきたいと思っています。

より多くの子どもたちにプログラムを提供するために、レクチャーを動画コンテンツ化したり、学校の先生方への起業家教育に対する理解を得ていくことにも取り組んでいきたいと考えています。コンテンツ自体も、より子どもたちの自律性を引き出したり、起業のハードルを下げるようなものにしていきたいですし、もっと行政やメディアなど、いろんな人たちに応援されるような環境も作っていきたいです。

僕個人としては、引き続き自分自身の世界を拡張させていきたいです。自分自身がいくつもの世界に触れ、受容して、共存させていくこと。

今は「起業」という「世界と子どもたちとの出会いを創ること」を自分の使命としています。中長期的には、そこから文化人類学的な視点や思考を取り入れ、子どもたちの自己変容を促すような学びのデザインをしていきたいと思っています。

実際に今年の7月から三浦半島にあるアフタースクールでそのような教育実践にもチャレンジしているんです。「起業ゼミ」の取り組みと並行し、そちらの活動も今後さらに力を入れて取り組んでいきます。

ー 田中さんがどのような思いでお仕事に取り組んでいるのか、よく伝わってきました。ありがとうございました!

インタビュー:宇田川寛和
ライティング:黒岩麻衣
編集:遠藤桂視子

編集後記
なんとなく授業を受けるのではなく、自分で課題を設定し、ビジネスという手段を通して解決することに取り組んでいく…。中高生の頃からその思考回路と実践を学べるだなんて、羨ましい!と思いました。今後どのような中高生起業家が誕生するのか、楽しみですね。

自己の成長は自分で決める

ガイアックスでは、個々のライフプランを実現させるための支援も惜しみません。そうして成長したメンバーは必ずよいサービスを生み、社会の課題を解決してくれると信じているからです。
スキルや知識を高めるためのメンタリングや自主自律性を促進するコーチングの各種制度を用意し、複業や、部署をまたぐ裁量権など、多様な働き方を推奨しています。
ガイアックスでは、いつでも誰にでも、成長できるチャンスがあります。

スタートアップに興味がある人は「STARTUP CAFE」・事業部採用に興味がある人は「座談会」へ

スタートアップスタジオでは、ビジネスアイディアの相談をオンラインで実施し、優れた事業案には200万円の出資を行っています。
また、座談会ではガイアックスメンバーと気軽に話をしたり、質問をしながらオンラインでガイアックスの理解を深めていただくことが可能です。ガイアックスの選考を考えていたり、スタートアップスタジを使って起業することを検討している方は、気軽に参加してください。

使命で動く
1. 平穏な日々ではないから、面白い。
2. 普通の社員とは、個性、多様な力、多様な可能性を持つ社員
3. コンフォートゾーンから抜け出すことで ”自由” はつくれる
4. ミッションを追求したら、アドレスホッパーになっていた
5. 個々の願いを手放しで応援する
6. スタートアップで成長する中でも、ミッションと経済性の両方を諦めない
7. 複業できる企業でみつけた”人と人を繋いで新たな価値を生む”生き方
8. ガイアックスほど、先が読めない会社はない
9. 人との出会いが、豊かな人生への転機をつくる
10. 幸せを自らつくりだす過程を応援する
11. 働く理由は、自分で決めていい
12. 何歳になっても現場で戦い続けたい。TABICA 高田大輔さんの仕事論
13. 地方学生の選択肢を広げる存在に 新卒でリモートワークをしながら広島に住み続ける理由
14. スタートアップには、ベンチャー企業とは一味違ったヒリヒリ感がある
15. 複業という働き方を通して、自分らしさを表現する
16. ブロックチェーンがもたらす新しい社会のあり方を見据える
17. リモートワークという自由な環境で成果にこだわる
18. データサイエンスの力でマーケティングに革命を起こす
19. 人生を思いきり楽しむために、必要なスキルセットを身につける
20. 裁量権なんて意識しない。自分ごとの範囲を広げ、困難な仕事に挑み続ける
21. ”人の心を動かすと社会が変わる” ビジュアルコミュニケーションで人を魅了する
22. ”自分を慈しみ、人生を切り開ける人を増やす” 就活への違和感と向き合う私が伝えたいこと
23. 事業課題解決を参謀として支えることが、COOという役割の魅力
24. “社会の変化を加速する” 広報として果たす役割
25. ”やり抜くこと” を積み重ねて進化する。人を幸せにするモノ創り
26. 仕事のパフォーマンスは、周りを巻き込みながら高めていく
27. 挑戦し続けることは自分ならではの場所を見つける旅路
28. ものづくりの魅力は世界の解像度が上がること
29. “なんでも屋” の総務だからこそ、魅力的な仕事を自ら生み出す
30. ミッションやビジョンはいらない?!在籍10年のエンジニア流・ガイアックスの楽しみ方
31. ICTがより広く活用される社会へ。経験を武器に無限の可能性をカタチにする。
32. どんな自分もオープンにすることで、仕事はもっと楽しくなる
33. 感謝の気持ちが僕を次の仕事へ向かわせる
34. 日本一のスタートアップスタジオ=ガイアックス
35. 生きることをもっと“楽”に、新たな世界との出会いを創造する
Reigo.tanaka
2000年生まれ。2019年創業1年目のスタートアップに入社。ECアパレル事業や採用支援事業の立ち上げに参画。2020年10月にガイアックスへ入社。ポテンシャル採用や事業部・投資先の採用支援に携わった後、「ガイアックス起業ゼミ」を担当。
FeaturePeople Empowerment Teamスタートアップスタジオ
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