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リモートワークという自由な環境で成果にこだわる

  • 最終更新: 2023年11月9日

私たちガイアックスは、“使命で動く” というPhilosophy (経営哲学/企業理念) を持っています。使命で動くとは、世の中の課題を自分ごととして捉え、ビジョンや問題意識を打ち出し、ムーブメントを生み出すことで社会を巻き込み実現すること。そんなガイアックスメンバーの様子を連載で紹介していく「使命で動くシリーズ」をご覧ください!

今回インタビューしたのは、SOC事業部マーケティング責任者の小東真人(こひがし・まさひと)さん。

企業のSNSマーケティングを支援するソーシャルメディアマーケティング事業部(以下、SOC事業部)は、ガイアックスの中で最も早い2015年にリモートワークを導入。リモートワーク導入と時を同じくして入社した小東さんが、リモートワークの環境下でも成果を出しながら、事業部のマーケティング責任者へ就任した道のりに迫ります。

Masahito Kohigashi

小東真人
株式会社ガイアックス SOC事業部 マーケティング責任者 
2年間の学生インターンの後、2017年新卒入社。企業のSNSマーケティングを支援するSOC事業部にて、現在はマーケティング責任者を務める。2019年に責任者へ就任以降、自社メディア「ガイアックス ソーシャルメディアラボ」の月間アクセス数が100万超えを記録し、商談創出数を3倍以上伸長させる。FacebookやLINE、Pinterestなど大手媒体社への取材多数。SNSのプランナー・コンサルタントとして食品メーカーから不動産など幅広く担当した。紙・ウェブ問わず、扶桑社やウェブ解析士協会などへ記事寄稿や執筆、編集も行う。副業で「靴磨くマーケター」として革靴の魅力を発信している。

「仕事も趣味も優勝するかっこいい大人を増やしたい」

ー 小東さんの使命について教えていただけますか。

私のライフミッションは、「仕事も趣味も優勝するかっこいい大人を増やしたい」ということです。自分自身が”かっこいい大人”を体現して、関わる人や世の中にいい影響を与えていけたらいいなと思っています。
このようにライフミッションを言語化できるようになったのも、ガイアックスには自由に働ける環境があり、仕事の傍らで趣味である革靴の魅力を伝える活動に全力投球で楽しめたからこそ見つけられたのではないかと思っています。

ー 使命を形作ったエピソードを教えてください。

入社してから所属しているSOC事業部は、お客様へSNSマーケティングを提案しているので、提案する自分たちも「個人の発信力を鍛えよう」という施策がありました。
学生時代に3年以上、革靴を販売するアルバイトをしていた経験から革靴が好きで、せっかくやるなら本気でその分野のインフルエンサーを目指そうと、「副業しながら靴磨きしています」というキャラクターを設定して、革靴の魅力を発信するアカウントを作成しました。
SNSでの発信を続けていると、社内外からメディア取材を受けるようになったり、有名なブロガーとコラボして商品化したりする機会に恵まれました。その時に、周囲にいた人から「趣味も全力で楽しんでいるね。そこまでやれるのは突き抜けている」と言われました。SNSでの発信という意味では、仕事の一環ではありましたが、革靴のことを発信していくことはとても楽しかったんです。
自分にとっては、趣味も全力でやることは当たり前だったのですが、周りから見ると「すごい」と言われる。もしかしたら、私が趣味や遊びにも全力投球する姿を見せることができたら、誰かの「やりたいことをやれる人になる」という気持ちを後押しできるのかなと思うようになりました。

『リモートワークという自由な環境で成果にこだわる』小東真人
『リモートワークという自由な環境で成果にこだわる』小東真人

周りにいた同期のように大きなビジョンはないけれど、ひと旗あげたい!

ー ガイアックスにはどのように出会ったのでしょうか。

ガイアックスと出会ったのは大学3年生の夏でした。
当時の私は、ジャーナリストを養成する研究会や国連が派遣する学生インターンの選考に申し込んだのですが、どちらも縁がありませんでした。そのような時に、SOC事業部が運営するソーシャルメディアラボで編集者をしていた方に出会いました。大学の友人が、文章も書けるし、SNSも好きだからということで、その人を紹介してくれました。
学生インターン時代には、学業と並行してソーシャルメディアラボにて記事を執筆し、その後新卒としてガイアックスに入社しました。同期が「将来起業したい」「○○市の市長になりたい」と明確かつ大きなビジョンがある中で、少し引け目を感じていました。私にあったのは、「目の前のことを一生懸命がんばって力を付けたい」という想いでした。
当時のSNS業界の状況としては、例えばInstagramの利用者は現在の1/6程度で、企業がこれから活用しようという時代でした。そのような状況下でSNSのプロになったら、業界で活躍できるようになれると思い、「自分には大きなビジョンはないけれど、ひと旗あげてやろう!」と思っていました。当時の私を知る人は、当時を振り返って「お前は本当に何も考えていなかったよな」と言います。本当にその通りだと自分でも思いますね。(笑)

ー ガイアックスでは1つの部署で仕事をし続けるというのは珍しいという印象があるのですが、入社してからのお仕事について教えてください。

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2015年 ライターとして記事を執筆
2017年 ソーシャルメディアラボの編集長としてメディアの思想を考案
2018年 編集業務と平行し、SNSコンサルティングの現場業務を兼務
2019年 SOC事業部全体のマーケティング戦略を立案、管理
2020年 9月 マネージャーとして事業部全体の売上数値や人材を管理
————
学生インターンの時代も含めると、入社して6年目になりますが、同じ事業部にいながらも一段ずつレイヤーが上がり、業務内容も視点も異なるので、今も日々現場で経験しながら学び続けています。

「発信すること」を楽しむ気持ちは小学生の頃から変わらない

ー 「何も考えていなかった」というところから4年。今ではガイアックスの中でも利益に貢献する部署のマーケティング責任者へと登り詰めたわけですが、小東さんを突き動かすものは何だったのでしょうか?

「自分の好きな世界を、メディアを通じて発信するということ」が好きで、その好きなことが仕事としてできているというのはあると思います。
私が初めて”発信”したのは、小学校5年生の頃。当時FC2ブログが流行しはじめた時で、好きなゲームの体験ブログを書いて発信しました。すると、そのブログを読んだ人からメッセージが届いて、学校以外の自分の好きな世界の中で会える友人がいたことがとてもうれしかった記憶があります。
”発信”という点で捉えると、メディア編集長も、副業の革靴のブログを発信していることも同じで、当時の自分からすると「まだ同じことをやっているのか」と思うほどです。自分が好きなことを突き詰めながら、それを仕事としてできていることに喜びを感じています。

ー 今までの仕事の中で、一番困難だと感じた出来事はどんなことですか?

振り返って大きな山は2つあるのですが、まず1つ目は、新卒2年目の頃にお客様先に常駐したときのことです。自社の看板を背負いながら、お客様先で仕事をした日々は緊張感があり、そこで経験させていただいたことすべてが血肉となっています。
そして2つ目は、2020年9月にマネージャーに就任したのですが、プレイヤーとの違いにとても難しさ感じています。今まではプレイヤーとして自分の数字にだけ責任を追っていましたが、マネージャーに就任してからは、部署全体の戦略立案、PL作成、育成、組織作りなどの事業部全体において責任を追っています。自分が担当する領域も広がり、売上やお問い合わせ数といった「数字」だけではなく「組織作り」というメンバーとの関係構築もマネージャーの大きな仕事の一つなので、自分の見るべき範囲が広がり、仕事人としてまた新たなフェーズに突入したことを痛感しています。
改めてマネージャーになった今思うのは、ガイアックスには自由な環境があるということです。マネージャーになると決めたのも自分自身ですし、成果の出し方も自由にデザインすることができるからこそとても難しいですが、同時にやりがいを感じています。先日メンバーと「こんな自由な環境があるのに、成果出せないと他に行っても成果出せないよね」と話していて、逃げずに成果出すまでがんばるぞ、と強く感じています。

2015年、リモートワーク導入元年に入社

ー 自由な環境といえば、SOC事業部はガイアックスでもいち早くリモートワークを導入されたことで有名ですよね。

そうですね。2015年9月、まさにリモートワークが導入された月に入社しました。SOC事業部としては、それから5年間、基本的にリモートワークで業務を進めています。新型コロナウィルスが拡大するまでは、リモートワークで業務を進めながらも、お客様向けのセミナーなどはオフラインで開催していました。しかし、ここ最近では世の中全体がリモートワークになり、今までオフラインで開催してたセミナーまでもがオンライン化され、正真正銘の完全フルリモート体制に切り替わったという感覚があります。

ー リモートワークの変遷について教えていただけますか。

2015年9月 リモートワークを使えるときは使う

当時のSOC事業部長がリモートワークを推奨し始めました。当時学生だった私にはフィットした制度で、学校に通いながら、記事の執筆をして提出していました。この頃は、リモートワークの制度を使えるときは使う、というイメージで利用していたように思います。

2016年 「SOC事業部はリモートワークの組織である」と対外的にも伝えるようになる

組織が大きくなり、新たに入社した方へ「リモートワーク」の組織ですという案内に変わっていきました。この頃から、オフィスにあった座席数が少なくなり、本格的にリモートワークが導入されているという感覚を持ち始めました。

2017年 リモートワークがガイアックスの文化となる

ガイアックスのオフィスがNagatacho GRiDに移転したとき、リモートワークを取り入れる
部署が増えているということを実感しました。今までリモートワークを推進してきたSOC事業部がガイアックスの働き方のトレンドを作れたのかもしれない、とメンバーの一人としてうれしかった瞬間でした。

2018-19年 リモートワーク+オフラインを活用

基本的にはリモートワークで業務を進めていましたが、定期ミーティングとして、月2回、Nagatacho GRiDや集まりやすいコワーキングスペースでオフラインミーティングを導入しました。

2020年 完全なるフルリモートワーク体制

新型コロナウィルスの影響で社会全体がリモートワークになり、私たちだけではなくお客様との商談もリモートになり、時間の使い方が変わりましたね。
1日8時間の勤務時間のうち、会議に4〜5時間、チームの作業に1.5時間、自分の作業や考える時間に1.5時間というように、オフラインのイベントやミーティングがあった時とは異なる時間の使い方をしています。

『リモートワークという自由な環境で成果にこだわる』小東真人
『リモートワークという自由な環境で成果にこだわる』小東真人

リモートワークだからこそ、分かりやすい伝達を心がける

ー リモートワークの環境下で、チームのコミュニーケーションにおいてどんなことを大事にしていますか?

月2回実施していたオフラインミーティングは、新型コロナウィルスの影響でオンラインへと切り替わりました。オンラインに切り替わった今、隔週だったところから週次となり、基本全員参加必須として、2時間のミーティングをしています。毎回30名前後が出席し、案件情報の共有、組織として報告、議論しなくてはいけないことを集める会議をしています。リモートワークという環境でも、情報の伝達、組織として議論すべきことが明確になっている状態を目指しています。

ー 小東さん個人として、意識していることはありますか?

「頼ること」を大事にしています。明確にヘルプを出して、助けてほしいと伝えています。
その時に気をつけているのは、誰に、何を、どのように助けて欲しいのかを明示することです。依頼する時に、社内の誰に依頼をすべきかを適切なレポートラインに沿って相談したり、内容を伝えるための資料は理解しやすいように必要事項を整理整頓したりしています。
これは、長くリモートワークの環境下をサバイブする中で身につけた術かもしれません。

リモートでの会議もやり方次第でほぼ何でもできる

ー リモートでの会議には、まだ難しさを感じている人も多いのではないかと思うのですが、少し長くリモートワークを実践している小東さんからアドバイスするとしたらどんなことがありますか?

私たちの事業部も、新型コロナウィルスの影響が出る以前はオフラインミーティングをしていましたし、オフラインだからこそできることがあると思っていました。しかしながら、状況が変わった今、会議の進め方自体を見直すことでオンラインでもできる方法はないかと模索し、一つの方法に出会いました。その手法を採用したことで、オンラインでの会議もやり方次第で巻き取れるのではないかと思い始めています。
具体的には、これからさらに事業を伸ばしていくために、チームとしての哲学を今よりも強固なものにしていきたいという想いがあります。そのために、メンバーそれぞれの組織に対する想いや今後のチームで成し遂げたいことなど、普段の業務のミーティングでは扱わないことを話せる場所が必要だと感じ、ミーティングの場を設定しました。
そこで採用したのが、「メタスト」というブレスト方法です。
[ 出典 ] オンライン時代のブレスト方法「メタスト」で組織の学習を進める

ーミーティングで扱う内容はどのようなものですか?

このミーティングを「旗づくりミーティング」と名付け、メンバーそれぞれの組織に対する生の声や普段の悩みを扱い、対話を重ねてチームとして向かいたい方向性を言語化していくというものです。
一人のメンバーから「最近自分が自信を持って働けてないときがある。”いい仕事”の定義って何でしょう?」という問いが提示され、それに対して「仕事には自信とかではなく、目の前のことを一生懸命やることでは?」といったように、メンバーそれぞれから例えて言うなら、たけのこのように出てきます。最初の1問だけは問いを設定していますが、そのあとは自由に広げていったり、深堀っていったり、ライブ感を大事にしながら会議をファシリテーションしています。
このように抽象度の高い議論は今までオフラインでないと扱えないと思っていましたが、新しい手法を取り入れたことによって解決されました。マネージャーとして、メンバーとの関係を築くコミュニケーションがオンラインでできることに自信が持てたという経験は自分にとってもいいものとなりました。

成果を出すために、「自由」を活用している

ー 「自由」な環境があるガイアックスでの働き方を、どのように捉えていますか?

ガイアックスは「自由」と「責任」の組織だと思います。働き方や働く場所を自由に選ぶこともできるし、副業もできます。ソフト、ハードのどちらの面でも自由ですよね。自由過ぎて怖いぐらいです。笑
ただ私は、「責任」を果たすこと、つまり成果を出すことが前提としてあると考えています。成果を出すために、自由を活用しているイメージです。リモートワークという手段を使って、成果を出すために、落ち着いた環境でじっくり考えたり、原稿を書いたりするのですが、最大限のパフォーマンスが発揮できる環境を作ることが大事な仕事だと思います。
そして、最終的なゴールは、お客様に最大限の価値を提供すること。最大限の価値を提供できていたら、結果的に成果が付いてくると思っています。「自由」も「責任」もどちらに偏っているのではなく、バランスが大事ですよね。

ー ご自身の仕事人生を振り返って、今どんなことを思いますか?また今後の展望についてお聞かせください。

入社した当初は大きなビジョンもないままで、漠然と「SNSのパイオニアになるぞ」と思っていました。いろんな経験をさせてもらった今思うのは、私の強みは目の前のことを一つ一つ積み上げていくタイプで、全力投球で目の前のことをやってきてよかったなと思っています。
ガイアックスでは与えられる裁量権の幅が広いですが、それを自分に与えられた自由と捉え、責任感を持って楽しめたからこそ、今の自分があると思っています。その過程では、目標達成や成長するための要因を言語化して、建設的に進むように実行推進させることをしてきました。こうした自分の強みを生かして、これからもメンバーやお客様の課題を一つずつ解決していきながら、「仕事も趣味も優勝するかっこいい大人」の代名詞になっていきたいと思っています。

インタビュー・ライティング 樗木亜子

編集後記

小東さんのやわらかな雰囲気の奥にある哲学に触れ、実直に目の前のことに向き合い積み重ねることの大切さを教えてもらいました。一つ一つの経験をご自身の糧として突き進む姿がとても印象的でした。”優勝”したときはどんな姿になっているか楽しみです!

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