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仕事のパフォーマンスは、周りを巻き込みながら高めていく

  • 最終更新: 2023年11月9日

私たちガイアックスは、“使命で動く” というPhilosophy (経営哲学/企業理念) を持っています。使命で動くとは、世の中の課題を自分ごととして捉え、ビジョンや問題意識を打ち出し、ムーブメントを生み出すことで社会を巻き込み実現すること。そんなガイアックスメンバーの様子を連載で紹介していく「使命で動くシリーズ」をご覧ください!

今回インタビューしたのは、ソーシャルメディアマーケティング事業部の小林冬馬さん

ガイアックスではフリー・フラット・オープンなカルチャーのもと、仕事のパフォーマンスを最大限まで高めるために、各々がフレキシブルな働き方を実現しています。ガイアックス入社前から様々な方法でセルフマネジメントを実践していきた小林冬馬さん(以下、冬馬さん)は仕事のパフォーマンスを高めるために何を大事にしているのでしょうか。

toma-kobayashi

小林 冬馬
クロススタートアップ事業部
1993年兵庫県神戸市生まれ。徳島大学スポーツ医学研究室を卒業後、2018年4月にマーケティング支援会社に入社。音楽・エンタメ業界のマーケティング支援、人事業務に従事。2020年4月より株式会社ガイアックスに入社し、ソーシャルメディアマーケティングコンサルタントを経て現職。

自分の大切なものを知ることが心を豊かにしてくれる

ー現在のお仕事についてお聞かせください。

現在はガイアックスのソーシャルメディアマーケティング事業部(以下、SOC)でコンサルタントとして、企業のSNSアカウントの運用代行やコンサルティングをしています。他にも、SNSのトレンドや活用法を知ってもらうためのセミナーに講師として登壇したりしています。
複業では、地元・神戸のアパレル会社でマーケティング担当として働いています。自分が元々好きだったプロダクトを作っている会社で、かつ自分が持っているマーケティングのスキルを使って地元に貢献したい気持ちがあり、ガイアックスで仕事をしながら、複業として関わり始めました。
働き方に関しては、「地元で過ごせるのは最後のチャンスかもしれない」と思い、2020年の9月に鎌倉から神戸へUターンをしました。引っ越す前に住んでいた鎌倉は「鎌倉をよくしたい!」と地元愛にあふれる人がたくさんいる町で、鎌倉に残り続けるのも楽しいなと思っていました。ただ、地元愛にあふれる人達と関わる中で、大学時代から含めて8年ほど離れている自分の地元に目を向けてこなかったことに気がついたんです。パートナーと結婚したら、相手の都合もあるので神戸に住むことはおそらく難しくなりますし、コロナウイルスの影響でリモートワークがしやすい現状なら、神戸に住みながら働くことも可能だと思い、現在は実家に住みながら働いています。

ー冬馬さんの使命についてお聞かせください。

「身近な人やものに愛を持って大切にできる人を増やすこと」を使命として掲げています。時代が進んでオンラインで人と自由に繋がれるし、いろんな情報にアクセスできるようになったことで、選択肢も増えて便利になっているとは思います。とはいえ、どこか自分が大切にしたいことを見失っている人が少なくないのではと感じています。
例えば、リモート環境へのシフトにより、メンバー同士のコミュニケーション方法も変化が生まれています。人間関係の悩みからパフォーマンスを発揮できない人がいたり、コミュニケーションがうまくいかない、時には傷つけてしまうこともあったりします。自分自身をないがしろにして身近な人を大切にできる余裕が無くなったり、自分が大切にしたいことを見失うということが起きているのではないかと思っているんです。
だからこそ、まずは自分が何を大切にしたいかを知って、自分自身を大切にできる人を増やすことから始める必要があると思っています。「自分はこういうものが好きなのか」と思えることで、心が豊かになっていく。そうすることで、身近な人に対しても愛を持って接することができる人が増えていくと思っています。

ー使命が生まれた背景は何があるのでしょうか?

小学生の頃に家族が不仲で、当時の僕から見ると父が母を傷つけているように思える出来事があったんです。「家族は一番近い存在のはずなのに、どうして大切にできないのだろう」と強く思っていました。その体験から、身近な人を大切にできる人間であろうと思うようになりました。
今のパートナーと付き合い始めたことも、自分の使命に大きく影響していると感じています。心から大切にしたいと思う人と実際に近くで過ごしてみて、自分自身の心が豊かになっていると感じますし、「この人を大切にしたい」という想いを再認識しています。職場で一緒に働く仲間に対しても、話に耳を傾けたり、相手のことを思って行動することは特に大事にしています。

『 仕事のパフォーマンスは、周りを巻き込みながら高めていく』小林冬馬
『 仕事のパフォーマンスは、周りを巻き込みながら高めていく』小林冬馬

マーケティングを通して、心が震える体験を届ける

ー現在のお仕事と使命にはどのような繫がりがありますか?

身近な人やものを大切にするためには、自分が大切にしたいものや心が震えるものについて知っておく必要があると思っています。マーケティングの仕事は、商品の価値を知ってもらい、使ってもらい、好きになってもらうこと。多くの人に世の中にある良いものを届けることが、その人たちが大切にしたいものを見つけるきっかけになると思っています。
僕自身、大学時代に住んでいた徳島で、魅力的な農家さんや職人さんに出会って「こんな素晴らしいものが徳島にはあるのか」と心が震えることがありました。地方はつまらないと感じていた時期に、偶然素晴らしい出会いがあったことで、徳島での生活が楽しいものに変化していきましたし、自分自身の好きなものが分かっていきました。
世の中にある素晴らしいものが広がっていくことで、たくさんの人が自分の好きなものを知ることができる。その仕組みを作ることがマーケティングの仕事だと思っていますし、クライアントのユニークな価値に触れていくことで、僕自身の心も震えることが、この仕事の楽しいところですね。

ー使命を果たせていると感じるのはどんな瞬間ですか?

SNSマーケティングの支援をしたクライアントから愛があふれるコメントをいただいたり、SNSでユーザーが呟いているのを見つけた時は、自分がやりたいことができていると実感しています。ガイアックスでも複業のアパレル会社の仕事でも、その瞬間は多いですね。
仕事以外では、自分が好きなことや大事にしている考えを記事にして発信した時に「冬馬からお勧めされたものを使ってみたら、まさに自分が求めているものだったよ」とコメントをもらった時はとても嬉しいですね。

パフォーマンスが高まる環境は、周りと共に作る

ー冬馬さんはセルフマネジメントを大切にしているとお聞きしました。その背景にはどういった原体験があるのでしょうか。

小さい頃から身体がそこまで強くはなく、視覚・聴覚的に過敏で疲れやすい体質でした。ただ、好奇心が強くてチャレンジ精神旺盛な子供でもあったので、体力をつけるか体力を減らさないかのどちらかの工夫をするようになりました。
例えば、いろんなスポーツに取り組んで体力をつけたり、心身のストレスを減らして体力の消耗を防いだりするように工夫しました。母が健康的な料理を日常的に作ってくれたことも、身体を大切にすることの重要性を考えるきっかけになったとも思っています。健康について学べる大学に進学したのも、小さい頃から健康について考えてきたことが大きな理由です。

ー社会人になってからセルフマネジメントの大切さを実感した出来事はありますか?

会社の中で働いていると、自分に合った働き方のスタイルがわかっていたとしても、組織のスタイルに合わせる必要があると感じていました。ガイアックスに入社する前は、比較的夜型の人が多い会社で働いていました。ただ、僕自身は朝型の人間なので、夜型の働き方には合わず、1日の終わりにはエネルギーが切れてしまい体力的にもしんどくて、パフォーマンスがなかなか上がりにくかったんです。
仕事のパフォーマンスを高めていくためには、セルフマネジメントをしやすい環境を自分自身で整えるしかないと思い、「僕は朝型なので、朝早く出社して仕事に集中する時間を作らせて欲しい」と上司にお願いして、自分にとって働きやすいスタイルを確立していきました。他にも、周りのメンバーと働く場所や内容を相談しながら、自分が最大限パフォーマンスを発揮できる環境を作っていきました。ガイアックスへの入社を選んだ理由の一つは、自分で環境をアレンジできることが、自分にとって最高の環境だと思ったからです。

仕事のパフォーマンスの先を見つめてみる

ー実際に仕事のパフォーマンスを高めるために、何を大事にしていますか?

大きく上げると3つあります。
1つ目は、パフォーマンスの波を少なくするためのルーティンを決めておくことです。隔週でコーチングを受けることで定期的に心のメンテナンスをしたり、身体の面では、週2回のジム通いと月1回パーソナルトレーニングの予定を入れて運動するリズムを作ったりしています。自分だけでリズムを作るのではなく、他の人の力を借りながら仕組みを作るようにしていますね。細かいところでは、着る洋服や使うものも品質の良いお気に入りのものを繰り返し使うようにしています。
2つ目は、やらないことを決めておくことです。例えば、本業ではあるもののSNSを見すぎることは自分にとってノイズになりうるので、時間を制限して見るようにしています。他には、自分でコントロールできないことで悩みすぎないと決めています。時にはいったん寝かせて考えるようにしたり、「起きたことは仕方がない」と切り替えることで、ストレスをかけすぎないようにしています。
3つ目は、余白の時間を必ず作ることです。自分に体力がない分、ギチギチにつめて仕事をすると、稼働時間内でも集中力が持たなくなることがあります。余白を作るためにも、苦手なことは誰かに頼んだり、時にはアウトソーシングさせてもらうこともあります。仕事のパフォーマンスを高めるためにも、できないことを無理にやりすぎないことも重要だと思います。無理なことを諦めることも、時には大切だと感じています。

ー仕事のパフォーマンスを高めていくために、どんな試行錯誤をしてきたのでしょうか。

自分の仕事のパフォーマンスを高めるために試行錯誤を繰り返す中で、忙しくなると「なんのためにここまで頑張って工夫してるんだろう・・・」と思ってしまい、停滞するような感覚を持つことがありました。そんな時に有効だと思ったのがコーチングでした。社内の福利厚生の制度を利用して、自分の苦労や悩みを紐解くサポートをしていただきました。
コーチングを受ける前は「何のために働いているのか」を見失う時がある状態だったんです。そのことをコーチに伝えた上で、数週間かけて自分のありたい理想像を作っていきました。そのおかげで今は、理想を意識しながら働けている充実感があります。パフォーマンスを高めるのも、その理想に向かうためだと思えていますね。

チームのパフォーマンスも高める2021年

ー使命で動く中で、これからチャレンジしたいことについて聞かせてください。

本業では、マーケティングコンサルタントとして、クライアントの商品が持っている潜在価値を届けるプロになりたいと思っています。その先では、クライアントの商品だけではなく、自分自身で作った商品やブランドの価値を届ける仕事にチャレンジしてみたいですね。
他にも、SOC全体の組織作りにも関わっていきたいと思います。もうすぐSOCに入って1年が経とうとしており、「こんな組織になったらいいんじゃないか」というものがたくさん浮かび始めています。例えば、組織内の情報共有の基盤をつくること。SOCには自律的に動けるメンバーが多いので、それぞれが持っている知識が組織内で循環する仕組みを作ることで、チームとしても個人としてもスキルが身についていくと思っています。2021年はその部分にも取り組んでいきたいですね。

ー最後に一言お願いします!

まずは自分を知って自分を大切にすることが一番重要だと、つくづく思っています。大きなビジョンを持っていると、外側に向かって強いエネルギーが出たとしても、時には自分自身やすぐ近くの人やものに目が向きにくくなることがあると思っています。大きな夢を持っている人ほど、自分自身や周りの人に目を向けて欲しいなと思っています。
▼ 冬馬さんの個人サイトも是非ご覧ください
https://tomakobayashi.com/

インタビュー・ライティング 宇田川寛和

編集後記

物理的に離れて仕事をすることが増えた今だからこそ、自分自身が頑張るだけではなく、お互いにリクエストをしあって最高の環境を作っていくことが大切だと感じました。チーム内で仕事の環境についてゆっくり話してみる時間を取ることから始めてみたいです。

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使命で動く
1. 平穏な日々ではないから、面白い。
2. 普通の社員とは、個性、多様な力、多様な可能性を持つ社員
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4. ミッションを追求したら、アドレスホッパーになっていた
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17. データサイエンスの力でマーケティングに革命を起こす
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19. 裁量権なんて意識しない。自分ごとの範囲を広げ、困難な仕事に挑み続ける
20. ”人の心を動かすと社会が変わる” ビジュアルコミュニケーションで人を魅了する
21. 事業課題解決を参謀として支えることが、「COO」という役割の魅力
22. “社会の変化を加速する” 広報として果たす役割
23. ”やり抜くこと” を積み重ねて進化する。人を幸せにするモノ創り
24. 仕事のパフォーマンスは、周りを巻き込みながら高めていく
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