「自由すぎる」「起業家輩出企業」などと言われているが、未だ正体不明な株式会社ガイアックス。ガイアックスは一体どんな会社なのか。皆さんの疑問にお答えするべく、代表の上田がガイアックスについて語る動画シリーズ『LEADER INSIGHT』の第三弾を記事化しました!

第三弾のテーマは『シェアリングエコノミー』

  • シェアリングエコノミーとは?
  • 資本主義社会の課題とは?
  • シェアリングエコノミーは、世界をどう変えるのか?

などのトピックについて代表の上田が語っています。

ぜひご覧ください!

※この記事はYouTubeに公開された同タイトルの動画を元に書き起こしています。

私たちの周りには、本当にものがあふれています。
例えば、あるマンションでは長い間止まったままの車がたくさん並んでいます。そして、扉を開ければ5mの距離にお店があるにも関わらず、各家庭では旅行用品や掃除用品、キャンプ用品などがひとつずつ購入されています。本当にこのような無駄が、資本主義社会において発生しています。

シェアリングエコノミーは、これまで企業がたくさんのコンシューマーに対して、サービスを提供してきたビジネスモデルとは異なります。コンシューマー同士がサービスを提供しあったり、ものを貸しあったりすることを指し、BtoCではなくCtoCの仕組みです。

これまで、コミュニケーション手段が限られていた世の中では、個人がピンポイントで個人にサービスを提供することは不可能でした。その結果、例えば誰かがお金を集めてホテルを作ったり、レストランや運送業者を作ったりすることで、サービスを提供していました。
しかし、インターネットが普及しコミュニケーション手段が発達すると、どのような人とも個人でピンポイントに、コミュニケーションを取ることができる世の中になりました。そうなると、なぜ今までのような企業が今後も必要なのかと、感じられるのではないでしょうか。

具体的には、例えばある地域で泊まる場所がなく、ホテルを作り部屋を用意したとします。ところが、ふと見渡すとエリア内にたくさんの家や空き家があります。空き家ではなくても、自分が住んでいる家に2部屋、3部屋と空いている場合があります。そのような状況で、遊びに来た外国人と、ピンポイントでコミュニケーションを取り、「空いている部屋でよければ泊まって良いですよ」ということができると、ホテルなどの施設は不要になります。

シェアリングエコノミーでは、個人と個人がダイレクトに繋がることができるため、直接人が人にサービスを提供できたり、助け合うことができたりします。シェアリングエコノミーは、このようなビジネスモデル、もしくは産業全体のことを指します。

資本主義社会の課題とは?

これまで、シェアリングエコノミーが登場する前は、完全な資本主義社会、もしくは企業中心の社会でした。資本主義社会ではいくつかの問題があります。本来、資本主義社会では、世の中のニーズに基づいて、世の中のリソースがサービスを提供します。

例えば、ある地域で牛の病気が流行ったので、代わりに魚を食べたいと思ったとします。別の地域では、普段農業をしている方が、最近魚の値段が上がってきたため、農業の代わりに魚を取りに行くことにしました。このように、資本主義社会では世の中のニーズを満たすために、世の中のリソースが瞬時に組み変わりながらサービスを提供してきました。本当に素晴らしい仕組みなのですが、最近はこの枠組みが崩れてきています。

具体的に言うと、世の中のニーズで世の中のリソースが動くのではなく、お金持ちのニーズで世の中が動くようになってきています。そして、ひとりひとりが「何としてでもお金持ちになろう」と思っています。「お金持ちのニーズで世の中のリソースが動いてしまう」ということは、誰が考えても間違いであることは簡単に分かります。そうであるにも関わらず、この枠組みが温存されています。そして「お金持ちにならないと、自分自身が幸せになれない」ということが、場合によっては、世の中に害を与えてでもお金持ちになろうとする人をたくさん生み出しています

昨今、様々な企業が不祥事を起こしています。分かりやすい例では、賞味期限の改ざん問題があります。賞味期限を改ざんする人は、本当に悪い人なのでしょうか?おそらく、愛社精神あふれる素晴らしい方ではないかと思います。会社のことに責任を感じ、残念ながら良くないことに手を染めてしまったのでしょう。ただ、なぜこのような問題が起こるのかというと、「お金持ちにならなければならない」という考えがあるからです。もうひとつは、実際にサービスを使う人と繋がっていないため、平気でこのようなことをしてしまうのです。

企業もしくは個人がお金持ちになるためには、たくさんのものを売らなければなりません。おそらく世の中のビジネスマンは、日々道を歩きながら「どうすれば売り上げが上がるのか」「どうすれば利益が上がるのか」ということを考えているのではないかと思います。
結果的に、消費者に対して様々な広告を通じて「需要を喚起する」という、マーケティング用語に基づき、必要ではないものをあたかも必要と思わせ、たくさんのものを売ろうとしています。

私たちの周りには、本当にものがあふれています。
例えば、あるマンションでは長い間止まったままの車がたくさん並んでいます。そして、扉を開ければ5mの距離にお店があるにも関わらず、各家庭では旅行用品や掃除用品、キャンプ用品などがひとつずつ購入されています。本当にこのような無駄が、資本主義社会において発生しています。

シェアリングエコノミーは、世界をどう変えるのか?

シェアリングエコノミーは、サービスを提供する人がサービスを受ける人と直接繋がり、サービスが繰り広げられるという世界観です。結果的に、資本主義社会で発生していた多くの問題が解消されるのではないかと考えています。
たくさんの方とコミュニケーションを取る手段として資本主義社会があります。自分の感情、例えば「リンゴを食べたい」や「桃を食べたい」という感情を、数字に置き換え市場経済に乗せることで、リンゴや桃を作る人とコミュニケーションができていたのが資本主義社会です。

世の中には、資本主義社会とは別のコミュニケーションとして、人と人が一堂に会する「対面のコミュニケーション方法」があります。おそらく多くのご家庭では、対面のコミュニケーションが中心なのではないでしょうか。
対面のコミュニケーションでは、資本主義社会で発生しているような無駄がありません。例えば、弟が仕事をなくしお金がないならば、みなさんどうされるでしょうか。おそらく「心配するなよ、私が当面面倒を見るよ」と言うのではないでしょうか。母親が少し疲れていたら「代わりに家事をするよ」と。妹が車を貸してほしそうにしていれば、「今日は車を使わないから使ってよ」と、相手の感情に基づいて助け合っていると思います。

ただ、このような対面のコミュニケーションには限界があります。具体的には、数人、数十人の規模であれば対面のコミュニケーションはできますが、数百万人、数千万人の規模では不可能だと思います。

シェアリングエコノミーは、個人が個人にダイレクトにサービスを提供するので、相手をダイレクトに感じることができるサービス形態です。みなさんにもイメージしていただきたいのですが、対面でサービスを提供する場合は、相手の気持ちになり「この人が喜んでくれたらいいな」と思いながらサービスを提供するのではないでしょうか。
例えば、レストランやホテルの経営者の方が、従業員の方に「ひとりひとりが自分の気持ちに従い、お客様にサービスしてください」と言った場合、従業員の方はお客様に対してどこまでのサービスができるでしょうか。おそらくいつもより「どのようなものがお好みでしょうか」などと詳しく確認することぐらいではないでしょうか。

シェアリングエコノミーの世界では、例えばミールシェア、我が家にご飯を食べに来てくださいというようなサービスです。私はアメリカで、このサービスを使ったことがあります。ある方との会食後に、30分ほど中庭で、私が知りたかったシリコンバレーでのシェアリングエコノミー事情について、じっくりお話を聞かせてもらいました。
なぜ、こういうことができるのでしょうか。本当にひとりひとりが自分の看板を持ち、自分の責任で、自分が相手を喜ばせるためにサービスを提供しているからです。

シェアリングエコノミーが普及することにより、これまで資本主義社会にあったような、過剰に売り上げを上げよう、過剰にものを買わせようということがなくなります。消費者同士で助け合いながら、消費者同士が目の前にいる消費者を助けるべく、適切なサービスを提供すると、結果的に世の中の人が世の中のことを考えながら、全体的に効率的でハッピーな社会になると考えています。

ガイアックスの「シェアリングエコノミー」紹介ページ

ガイアックスのシェアリングエコノミーについて紹介しているページで以下のトピックについて詳しく知ることができます。

  • シェアリングエコノミーとは何か?
  • ガイアックスにおけるシェアリングエコノミーの取り組み
  • ガイアックスの行っているシェアリングエコノミー関連の具体的な事業
  • シェアリングエコノミー運営企業向けの投資
「シェアリングエコノミー」紹介ページへ
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シリーズ: LEADER INSIGHT
上田 祐司

上田 祐司

1997年の大学卒業後に起業を志し、ベンチャー支援を事業内容とする会社に入社。一年半後、同社を退社。1999年、24歳で株式会社ガイアックスを設立する。30歳で名証セントレックス市場へ上場。
社団法人シェアリングエコノミー協会の代表理事を務める。同志社大学経済学部卒。