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「“使命”は与えられるのではなく、発掘するもの」。ガイアックスでインターンを経験し、情熱の火種を見つけた起業家・経営者5選

  • 最終更新: 2023年11月10日

今回は、学生時代にガイアックスでインターンを経験した起業家・経営者たちのエピソードを紹介します。
ガイアックスでインターンをするメンバーには学生時代から起業家を志している人が多いことに加え、すでに起業家や経営者として活躍している人のなかにもガイアックスでインターンを経験していた方が少なくありません。
インターンの内容や在籍期間は数週間から数年とさまざまですが、どのメンバーも高い目標を掲げて仕事に取り組み、インターンを終えたあとは、それぞれのフィールドで情熱の炎を燃やしながらいまも挑戦を続けています。
第一線を走り続ける起業家・経営者は、どのような意識でインターンに取り組み、その後の仕事に活かしているのでしょうか?
彼・彼女らのエピソードを通して、ぜひ情熱の片鱗に触れてみてください。今回ご紹介するのは、こちらの5名のメンバーです。

Index

1.インターン入社10ヶ月で退社→起業。登録クリエイター数38万人超、日本最大級のクリエイティブ・プラットフォームに成長 ピクスタ株式会社 代表 古俣大介
2.インターン時代に営業成績月2000万円。24歳で従業員数100名の企業の社長に 株式会社LITALICO 代表 長谷川敦弥
3. 睡眠障害をきっかけに起業。テクノロジー×サイエンス×ビジネスを連携させた注目のSleepTechベンチャー 株式会社ニューロスペース 代表 小林孝徳
4. お寺×シェアの可能性。日本から世界へウェルビーイングにつながる新規事業を創出 株式会社シェアウィング 代表 佐藤真衣
5. フジテレビ超えの時価総額3,100億円「ANYCOLOR」の創業期COO。アイドル事業を率いて独立 株式会社yokaze 社長 岩永太貴

1.インターン入社後10ヶ月で退社→起業。登録クリエイター数38万人超、日本最大級のクリエイティブ・プラットフォームに成長 ピクスタ株式会社 代表 古俣大介

「自分の可能性に限界をつくらないこと」「成功するかどうか未知なことに対しても、躊躇なくやりきること」。ガイアックスで学んだことはピクスタを経営する上でも肝に銘じています。このパラダイムシフトがなければ、ピクスタは今の半分くらいの規模でしかなかったように思います。

22歳
2000年2月 株式会社ガイアックスにインターン入社
2000年9月 子会社の立ち上げに参画、取締役に就任
24歳
2002年1月 有限会社万来設立、取締役社長に就任。飲食店舗向け販促デザイン事業を開始
2003年3月 販促デザイン事業を撤退し、美容健康グッズのEC事業を開始。2年後に年商1億円となる
28歳
2005年8月 株式会社オンボード(現ピクスタ株式会社)を設立、代表取締役社長に就任
37歳
2013年11月 PIXTA ASIA PTE.LTD. Director就任、2016年5月にPIXTA VIETNAM CO., LTD. 会長就任(ともに現任)
38歳
2015年9月 東京証券取引所マザーズ市場へ上場(現グロース市場)

多摩大学在学中にコーヒー豆のEC販売・女性向け古着販売を開始し、地道に運営していた古俣さん。知人の紹介でガイアックス代表の上田と出会い、「最短でゴールにたどり着く」「可能性に蓋をしない」という考え方に感銘を受け、その場でインターンを申し出たそうです。
大学4年次にインターン入社し、大手メディア関連企業へのソリューション営業にアサインされた古俣さんは、大企業の役職ある相手とのやりとりやスピード感、自分が起点となってプロジェクトが動き出すことにワクワクしながらガイアックスでの仕事をスタートします。そして、入社から10日後に社員登用の提案を受け、2週間後には正社員に。正社員入社後は、営業マネージャーとして2つの新規事業部を立ち上げ、2000年9月には子会社の立ち上げに参画、取締役としてたった1人で資金調達に取り組みました。

3ヶ月間の資金調達をやり切った後、起業への想いが抑えられなくなり、わずか10ヶ月という在籍期間を経てガイアックスを退職。その後は、飲食店向け販促デザイン事業や美容健康グッズのEC事業を経て、「自分にしかできない事業がしたい」との想いから、ピクスタ株式会社の前身となる株式会社オンボードを立ち上げます。
翌年2006年5月にデジタル素材マーケットプレイス「PIXTA」をリリースし、2015年にはPIXTA事業1本でマザーズ上場を果たします。
「才能をつなぎ世界をポジティブにする」という企業理念のもと、より多くの人々の才能が発揮されるプラットフォームになることを目指し、現在は展開するクリエイティブ領域の拡大を進めています。

» ピクスタを経営する上でも肝に銘じているパラダイムシフトとは?〜ピクスタ株式会社 古俣大介氏インタビュー(前編)〜

2.インターン時代に営業成績月2000万円。24歳で従業員数100名企業の社長に 株式会社LITALICO 代表 長谷川敦弥

僕はインターンシップを通じて、「世界を変えていく能力を身につける」と目標を掲げていました。世のなかを変えていく仕組みを知るためにも、新規事業を立ち上げるのは自分の中でマストでした。

20歳
2005年4月 株式会社ガイアックスにインターン入社
23歳
2008年5月 株式会社LITALICOに入社、翌年8月に代表取締役社長に就任
31歳
2016年3月 株式会社LITALICOが​​東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)へ上場
32歳
2017年3月 株式会社LITALICOが​​東京証券取引所一部市場(現プライム市場)へ上場

名古屋から上京してきた長谷川さんは、NPO法人ETIC.を通じてガイアックスでのインターンシップを開始。Webの広告営業を始め、5ヶ月後には月2000万円の売上を達成しました。
その後も成果を出し続け、1年後には名古屋営業所のリーダーに。入社したときからインターンという感覚はなく、最初から自分が社長のつもりで仕事に取り組んでいたそうです。
当時、社員寮で共同生活をしていた長谷川さんは寮で先輩社員の食事をつくり、彼らがビジネスや経営について話すことに耳を傾けて視点を上げていたのだとか。

その後、仕事をするなかで、「世界中の重要な課題に対して、自分にしかできないことに挑戦し続ける人生を送りたい」と確信し、友人からの紹介で株式会社LITALICOを訪れます。
LITALICOが関わっていた重度身体障がい者が入院する施設の見学をきっかけに情熱のスイッチが入り、入社を決意。入社後は営業を任されますが、ホームページのリニューアルや不採算事業の撤退、子会社の事業計画立案など、全社の経営に関わる仕事も含めてコミットしていたそうです。
そして入社して1年が経った頃、当時の社長からのオファーを受け、若干24歳で従業員100名のソーシャルベンチャーの代表取締役社長に就任。「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、障害のある方に向けた就労支援サービスを全国115カ所、発達障がいのある子どもを中心とした教育サービスを全国140カ所、小中学生にプログラミングを教えるIT×ものづくり教室や、子育て中の親向けにインターネットメディア事業や福祉施設・学校向けSaaS事業など展開。幼少期の教育から社会での活躍までワンストップでサポートする独自の仕組みを築いている。

» ライフプランから目標をブレイクダウンする 〜株式会社LITALICO 長谷川敦弥氏インタビュー(前編)〜

3. 睡眠障害をきっかけに起業。テクノロジー×サイエンス×ビジネスを連携させた注目のSleepTechベンチャー 株式会社ニューロスペース 代表 小林孝徳

行動と思考が一致していないとダメな性格で、起業についても計画が先にあったわけでなくて、まずは「こうしたい」「こういう社会をつくりたい」と思う環境に自分を置いて、それからどうやっていくかを考えて進めてきました

23歳
2010年3月 新潟大学を卒業し、青山学院大学ビジネススクールに入学。1年次に休学し、ガイアックスへインターン入社
26歳
2013年4月 IT起業に新卒入社
2013年12月 株式会社ニューロスペースを創業、代表取締役に就任
32歳
2019年7月 総額3億4000万円の資金調達を実施

「大学在学中から起業したいと思っていた」という小林さん。
新潟大学を卒業後、青山学院大学のビジネススクールに入学しますが、知識を身につけるだけの授業に物足りなさを感じるように。より実践的にビジネスの基礎やマインドを学びたいと考えていたときに、人材支援会社を通して紹介されたのがガイアックスのインターンでした。
インターン入社後は、クラウド型グループウェア「iQube」の営業を担当。1日数10件の問い合わせに対応し、ガイアックス 代表執行役社長の上田と営業先へ訪問することも。こうした経験を通し、座学では学べない「ITスキル」や「営業の基礎」が磨かれたそうです。

1年間のインターンを終えた小林さんは、ビジネススクールに復学したものの、「MBAって起業にすぐ役立つのだろうか?」と考え、退学を決意。2013年4月に新卒としてIT起業に入社するも、半年後には起業するために決断しました。
2013年12月、学生時代から悩まされていた自身の睡眠障害の経験をきっかけに、睡眠に関する社会問題を解決すべく、株式会社ニューロスペースを設立。当時は睡眠の重要性に目を向ける人はまだ少なく、ときには工事現場のアルバイトをして凌いでいた時期もあったのだとか。
そして、2017年に「睡眠改善プログラム」でビジネスグランプリに参加したことがきっかけとなり、徐々に事業が軌道に乗っていったそうです。
​​その後、これまでに130社以上の企業に睡眠改善プログラムを提供し、産業現場で働く2万人以上のビジネスパーソンの睡眠改善を実現。睡眠を軸に、労働安全衛生、メンタル不調改善、生産性向上を支援し、“眠る会社”こそが利益がでる『睡眠資本主義社会』の実現を目指しています。

»『「こうしたい!」「こういう社会を創りたい!」と思う環境に自分を置いてみる。それからどうやっていくかを考える。』卒業生に聞いてみた!シリーズvol.3~株式会社ニューロスペース代表取締役社長 小林孝徳さん

4. お寺×シェアの可能性。日本から世界へウェルビーイングにつながる新規事業を創出 株式会社シェアウィング 代表 佐藤真衣

目の前の仕事を120%頑張っていると、小さな火種が見つかるんですよね。そして、その小さな火種を燃やしていくことがチャンスにつながっていった、そんな風に思っています。

22歳
2002年 株式会社ガイアックスの短期インターンプログラムに参加
36歳
2016年6月 株式会社シェアウィング共同創業
40歳
2020年6月 国土交通省観光庁「城泊・寺泊による歴史的資源の活用事業(城泊・寺泊専門家派遣)」寺泊専門家に就任(~2022年)

早稲田大学在学中にガイアックスの短期インターンプログラムに参加した佐藤さん。
プログラムの内容は、当時のガイアックスが提供していたホームページの無料作成サービスを使い、「2週間でホームページを立ち上げて数値目標を達成する」というもの。その結果次第では、ガイアックスから内定がもらえたそうです。
見事内定を獲得した佐藤さんでしたが、ガイアックスが自分にフィットしすぎていると感じ、内定を辞退。「あえて苦手なことを」と考え、ベンチャーキャピタルでインターンをはじめます。

2年間のインターンの後、担当投資先のアロマ空間演出メーカーに転職。その後は営業先である岩盤浴の施工工事会社から声をかけられ、事業を引き継ぐ形で2006年にスパプランニング会社「有限会社ホットマーク」を創業します。14年間で120か所以上の岩盤浴、ホットヨガ施設を企画・施工を実施しました。
岩盤浴事業が安定的に回せるようになってきた頃、身近な人のチャレンジが大きく成長していく様子や、活躍してる姿を見て、「小さく収まりたくないな」と考えるようになります。そんなときにガイアックスがシェアリングエコノミーに取り組んでいる話を聞き、2016年6月6日にガイアックスから出資を受けて、株式会社シェアウィングを共同創業。
お寺に新たな価値を創造し、心と体を整える空間と機会を創出する「お寺ステイ」を全国で展開しています。

» 目の前の仕事を120%頑張ることで見つかる小さな火種。それを燃やしていくことがチャンスになっていく 卒業生に聞いてみた!シリーズVol.2~株式会社シェアウィング 代表取締シェア社長 佐藤真衣さん~

5. フジテレビ超えの時価総額3,100億円「ANYCOLOR」の創業期COO。アイドル事業を率いて独立 株式会社yokaze 社長 岩永太貴

上田社長や元CTOの鳥居さんに、リーダーとしての姿勢をたくさん教わりました。当時はあまり実感がありませんでしたが、いまになって大きな学びになっていることに気づきました。本当にこれまでの経験すべてが現在の自分の糧になっていると感じています。

24歳
​​2016年2月 株式会社ガイアックスへインターン入社
​​2016年11月 TABICA事業部(現aini事業部)にてプロダクトオーナーに就任
2017年1月 TABICA(現aini)サイトリニューアルプロジェクトを始動
25歳
2017年4月 株式会社ガイアックスへ新卒入社
2017年12月 いちから株式会社(現ANYCOLOR株式会社)最高執行責任者COOに就任
29歳
2021年4月 いちから株式会社(現ANYCOLOR株式会社)を退職、株式会社yokaze 社長に就任

ガイアックスのミッションに共感し、「この会社に入社したい!」と思っていたという岩永さん。大学3年生のときにガイアックス主催の新卒セミナーに参加し、「面接に進むのは難しいかもしれないけれど、インターンならOK」という評価をもらったことをきっかけにインターンを開始します。
インターン入社後は、体験プラットフォームを運営するTABICA事業部に配属され、企画営業の仕事に就きます。その後、欠員が出たマーケティング部門に立候補し、集客に投資をしながらさまざまな広告を打ち出しました。
しばらくしてマーケティングリーダーに就任し、チームメンバーの採用活動やインターン生の育成にも従事。自分自身の視座が上がってきた頃、開発部門のプロダクトオーナーに立候補し、子会社の開発チームと連携をしてTABICA(現aini)のサイトのリニューアルプロジェクトをスタートさせました。
2017年4月、希望が叶ってガイアックスへ新卒入社しましたが、その年の冬にはインターン時代の同期であったメンバーに誘われ、いちから株式会社(現ANYCOLOR株式会社)に入社することに。最高執行責任者COOとしてジョインし、バーチャルYouTuberの海外展開や、VR系の新規・戦略事業に取り組みました。
そして2021年4月、いちから株式会社(現ANYCOLOR株式会社)のアイドルグループ事業「SLEE」を引き継ぐ形で株式会社yokazeを設立し、社長に就任しました。
2022年2月にはVtuber事務所「Blast Project」を立ち上げたほか、Vhigh!(株式会社ハイボールとの共同プロジェクト)のプロデュースも手掛けています。

 

構成:遠藤桂視子
ライティング:黒岩麻衣
編集:ヤマグチタツヤ

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VUCA時代のキャリア・セレクション
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