こんにちは!Gaiax Bardsの好奇心担当大川美里ですo(^-^)o

「スタートアップスタジオ」を自負しているGaiax。「起業家輩出企業」と言っているけど、実際のところどうなの?Gaiaxの卒業生たちはどんな事業をやっているの?知りたい!知りたい!というわけで、Gaiaxを卒業していったユニークな起業家の皆さんをインタビュー形式でご紹介する「卒業生に聞いてみた!」シリーズ、その頭の中見せてもらいましょーっ!!

Vol.4のゲストは 株式会社才流 代表取締役 栗原康太さん

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栗原 康太(くりはら こうた)

1988年生まれ、東京大学文学部行動文化学科社会心理学専修課程卒業。2011年にIT系上場企業に入社し、BtoBマーケティング支援事業を立ち上げ。事業部長、経営会議メンバーを歴任。2016年に「才能を流通させる」をミッションに掲げ、経営者・事業責任者の想いの実現を加速させる株式会社才流を設立し、代表取締役に就任。アドテック東京などのカンファレンスでの登壇、宣伝会議・広報会議など主要業界紙での執筆、取材実績多数。 TwitterアカウントFacebookアカウント

暇すぎて始めたインターン

ー お久しぶりです!栗原さんとは同じチームだったこともありますが、ご一緒する機会はあまりなかったかな。今日はよろしくお願いします。

栗原 宜しくお願いします。

ー 栗原さんと初めて会った頃は、確か現役大学生でしたよね。

栗原 そうですね。大学1年生の3月からGaiaxでインターンを始めました。当時19才ですね。

ー 19才!インターンを始めたきっかけって何なんですか?

栗原 暇だったんですよ(笑)

ー え?暇?

栗原 ずっと部活でテニスをやっていたんですけど、大学1年の1月に怪我をしてしまって…。でも朝練の習慣で5:45には目が覚めてしまう。で、そこからやることがないんですよ。これ、やばいなって。

そんな時、友達の友達が「インターンをやっていて、忙しくて大変らしい」という話を聞いて。それはいいな、と思ったのがきっかけです。

ー 思っていたのと全然違う回答で驚きました(笑)。Gaiaxを選んだのはどうしてですか?

栗原 インターンを斡旋してくれるところの面接を受けて紹介された会社の1つがGaiaxでした。当時は「Web」「ECサイト」という言葉も知らないくらい何も分からなかったんです。Gaiaxは業務内容に「データ分析」という記載があって、それなら授業でやったことがあるので分かるかな、と思って。それと当時オフィスのあった渋谷という立地が学校からも近く、長い時間働けるというのも理由の一つです。テニスと一緒でコートに長い時間いた方が上手くなる、つまり、長い時間働いた方が上達するだろうと考えました。

ー 栗原さんといえば「BtoBマーケティング」が代名詞ですが、Gaiaxのインターンでもそういった仕事をしていたのですか?

栗原 最初は、製薬会社さんのサイトの分析レポート作成などをしていました。4ヶ月後くらいに「自社でやっているインバウンドマーケティングの外販をしよう」ということで、当時副社長だった中島さんに声を掛けていただき、4名ほどのメンバーでその事業をやることになりました。

ー お、ちょっと布石が!

栗原 「BtoBマーケティング」に関わったきっかけは、たまたま…ですね(笑)

ー「暇」をきっかけに始めたインターン。実際にやってみるとどうでしたか?

栗原 はい、確かに忙しくなりました。アルバイトの強化版みたいな感覚ではありましたけど、望んでいた通りで楽しかったです。

ー そして、そのまま4年生までGaiaxでインターンを続けて、新卒でGaiaxに入社するわけですが…

栗原 実は、Gaiaxに入社しよう!というわけでもなかったんですよね。

ー あれ?そうなんですか?

栗原 ゼミの先輩方の就職先を見ると、マッキンゼー、ゴールドマンサックス、電通…蒼々たる企業名が並んでいて、自分もそっちに行きたいな、という気持がありました。「東大まで行ってGaiaxか…」と思う部分もあって。5社くらいかな。就職活動も多少しました。

当時、採用を担当をしていた大嶋さん就活相談をしてもらったんです。その中で自己分析を手伝ってもらっていたんですが、深掘りしていけばいくほど、Gaiaxに入るのが一番良いのではと思うようになって、楽しかったし良いかなと。結果的にGaiaxに入社しました。

ー そうだったんですね。インターンと社員になってからと違いってありましたか?

栗原 うーん、ほとんどないですね。学校に行かなくていいので、より働く時間が増えたくらいでしょうか(笑)

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事業部長から一転、新規事業を立ち上げ起業へ

ー Gaiaxに入社してからも先ほどのインバウンドマーケティングの事業を?

栗原 そうですね。インバウンドマーケティングの事業部長までやって、経営会議のメンバーに声をかけていただきました。ですが1年くらいで手を引きました。

ー それはどうして?

栗原 例えば、経営会議には事業とは関係無い避難訓練の稟議なんかが上がってくることもあって、どうでも良いように感じてしまって。それから、当時25才くらいで偉そうに「承認します」みたいなセリフを吐いている自分に対して、このままだと人生終わるな…と思ってしまったんですね。

ー その後はどうしていたんですか?

栗原 新規事業を立ち上げました。今で言うところのクラウドソーシングのようなマッチングサービスです。1年くらいやっていたんですが、Gaiaxとしてはこの事業を畳むことになってしまいました。Gaiaxからは、当時会社として取り組み始めたシェアリングエコノミーの事業をやってみないか、と言われました。でも、シェアリングエコノミーや、別の事業は考えられなくて、事業譲渡という形で会社を設立して独立起業しました。

ー となると、起業は流れで…という感じですか?

栗原 そうですね。自分の中には他に選択肢がなかった。一緒に事業をやっていたメンバーと3人で2016年11月に企業とフリーランスの人材マッチングサービスをリリースしました。

ー 今の「BtoBマーケティング」と全然違う領域での起業ですね。

栗原 そうですね。実は「インバウンドマーケティング」「BtoBマーケティング」の領域は去年復活させたばかりなんですよ。

ー え!?そうなんですか?「栗原さん=BtoBマーケティングの人」のイメージ、かなり強いと思うんですが…

栗原 創業当時のマッチングサービスは2017年5月くらいにサービスを停止して、そこから食いつなぐためにBtoB向けのコンサルをやっていました。昔のお客さんや上田さん(ガイアックス代表執行役社長)も案件を紹介してくれて、これを事業として拡大してもいいな、という感触が持てました。それが去年の4月です。そこからBtoBマーケティングの情報発信を始めて、今Twitterは13,000人のフォロワーがいます。

仮説検証の結果、短期間で築いた今のポジション

ー すごい…。

栗原 まず初めにBtoBマーケティングの記事を200くらい書いて、案件が来る仕組みを作っていきました。

ー でも、誰もが情報発信できるこのご時世、あまたある記事の中かから頭一つ抜けるのってすごく難しくないですか?

栗原 そうなんです。ここで一つ自分なりの仮説を立てました。「コンテンツが話題になるには、そこにたどり着くための橋を作る必要があるのではないか」「その橋があればコンテンツは何度でも話題になるのではないか」という仮説です。そこでTwitterのフォロワー数を増やす、という活動に取り組み始めた結果、コンテンツのPV数やシェア数、Twitterのいいね数やリツイートなど…、常にコンテンツが話題に上るようになり、今のポジションがあります。

ー 仮説が検証できて、今の方向に振り切ったわけですね。

栗原 そうですね。最近はnoteでの有料コンテンツ販売など、コンテンツにお金を払うようになってきましたよね。コンサルティングや研修の事業もやっていますが、そういったノウハウやメソッドもどんどんコンテンツにして、繰り返し活用頂けるようにしていきたいと思っています。

そういう意味では、「マーケティングが好き」というよりは「コンテンツを作るのが好き」なのかもしれません。

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「ブログを書きます」の一言が我がキャリアを救った

ー コンテンツを作るのが好き?

栗原 思い返してみれば、その原点はガイアックスでの出来事にあったように思います。

ー それは?

栗原  インターンで入社してからしばらく営業をやっていたのですが、本当に苦手だったんです。売れなさすぎで、さすがにこれはやばいと…。そこで上長に「ブログを書きます」と言ってみたんです。この「ブログを書きます」が我がキャリアを救ったと思っています。

ーキャリアを救った!?

栗原 はい。振り返ってみるとここが始まりだったと思っています。当時インバウンドマーケティングのブログは世の中で誰も書いていませんでした。結果、新卒2年目の22〜23の時にマーケティング業界の様々なカンファレンスに登壇するチャンスにも恵まれました。

ー いいお話いただいちゃいました(笑)

栗原 やっと自分の特技が見つかりました。そして、得意な方向に自分の仕事を寄せていくことで苦労なくやっていけるようにもなりました。

コンテンツ作りの領域に振り切ってから「土日にテニスをしに行く」と「平日に仕事をする」がフラットになってきたように感じています。好きで得意なことに特化することで圧倒的に苦労を感じることなく仕事が出来ています。

ー それは、とても幸せなことですよね。最後に、今後やってみたいことを教えて頂けますか。

栗原 社内では「メソッド」と呼んでいるのですが、より多くの人が成果を出しやすくなるコンセプトやフレームワーク、考え方のようなものをできるだけ多く開発したいです。クレイトン・クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』、ピーター・ドラッカーの著書など、読むとその人の思考や行動が変わるものってありますよね。あのような優れたメソッドを大量に生み出す会社を作りたいです。

ー 栗原さんありがとうございました。

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Gaiax卒業生栗原康太さんからのメッセージ

好きで得意なことを見つけたから、苦労を感じることなく仕事できている今がある。

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☆シリーズ連続企画☆卒業生の頭の中を覗いたら

このコーナーはビジネスアイデア発想ゲーム「かけアイ」を使って、大川が卒業生の皆さまから即興で思いついたアイディアをお伺いするコーナーです。

山札から引いた3枚の「欲求カード」と3枚の「お題カード」。栗原さんが引いた欲求カードは「身の回りが片付いてきれいになる」「いい出会いがある」「自分の趣味を存分に楽しめる」。そしてお題カードは「インテリア」「映像作品」「化粧品」。この3×3を使って栗原さんから出てきたアイディアはこちら。

「身の回りが片付いてきれいになる」+「インテリア」=「掃除がキライな人のためのインテリアパッケージ」

「いい出会いがある」+「映像作品」=「交流のある映画館」

「いい出会いがある」+「化粧品」=「男性化粧品を使っているような意識高い系とのマッチングサービス」

まずは「掃除がキライな人のためのインテリアパッケージ」。「これはここに置く、これはあっちに置くということが決まっていて、余計な脳のリソースを使わなくても整理整頓されている部屋の提案が欲あったらいいなと思います。」「少しでも部屋が汚れているとストスを感じてしまうのですが掃除は嫌いで(笑)」「家政婦さんも検討しているくらい、整理整頓係が欲しいんですよ。」

「余計な脳のリソースを使わなくてもいい」のコメントが、普段からアウトソーシシングを活用されている栗原さんらしい!そして「全て効率化に繋がっています。」とも。ちなみに、効率化の結果余った時間は…?「仕事に使います」。徹底してるなぁ。

そして、「交流のある映画館」。「普通の映画館って見終わったらそのまま会場を出てしまいますよね。でも、終わった後に観ていた人たちで話すような時間があるといいなと思います。」びっくり!今ガイアックス主催で開催している映画イベントは、映画+交流会という形でやっているんですよ、とさりげなく宣伝する大川。人と人がつながった方が良い、というアイデアがすっと出てくるのは、ガイアックス卒業生ならではなのでは?とその共通点が嬉しく感じるアイデアでした。

最後に「男性化粧品を使っているような意識高い系とのマッチングサービス」。
「バルクオムという男性専用化粧品があって、限定パーティなんかもやっているんですけど、そういう意識の高い男性とマッチングするサービスってないなと」。日傘男子あたりも来てるし、あぁ、面白いかも!

栗原さん、3つもアイディアありがとうございます!ちょっと該当するカードがなくて…既存カード「意味不明だけど天才っぽいで賞」改め、「意味不明じゃないけど天才っぽいで賞」を贈ります!ちなみに、全6枚のカードのうち、「自分の趣味を存分に楽しめる」のカードがだけが残っているのが実はとても興味深かったです。今回お話を伺って、栗原さんの今の仕事の仕方って、仕事は趣味でもあって、さらに言うと趣味のように楽しんで仕事をしているな、と感じていて、この「趣味を存分に楽しめる」という欲求カードは、そう、栗原さんには合わないなと思って!

※「かけアイ」は、アイデア発想術の専門家、株式会社ウサギ 高橋晋平さん制作したたビジネスアイデアをどんどん作るゲームです。【作例】#かけアイ #kakeai


シリーズ: 卒業生に聞いてみた!

大川 美里

各種社内・社外サービスのディレクター業務、ライドシェアサービスnottecoの運営担当を経てブランド室へ。仕事も遊びも「楽しく」がモットー。
兼業女優。俳優ユニット「ぱいんふらっと」を立ち上げ主宰を務める。