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「試さずに終わる苦痛に耐えられない」
20卒入社エンジニア前田桜花さんが語る、ガイアックスの「自由と責任」

  • 最終更新: 2021年6月11日

私たちGaiaxは、“使命で動く” というPhilosophy (経営哲学/企業理念) を持っています。使命で動くとは、世の中の課題を自分ごととして捉え、ビジョンや問題意識を打ち出し、ムーブメントを生み出すことで社会を巻き込み実現すること。そんなGaiaxメンバーの様子を連載で紹介していく「使命で動くシリーズ」、今回は2020年卒の新入社員メンバーにガイアックスの「自由と責任」について思うところを話してもらいました。ご覧ください!

今回インタビューしたのは、開発部エンジニアの前田桜花(まえだ・おうか)さん。

20卒でエンジニアとして入社した前田さんが掲げる使命について、そのストーリーと共にお聞きしていきます。

ouka.maeda

前田 桜花
株式会社ガイアックス エンジニア
2016年、会津大学に入学後すぐに地元のIT企業でアルバイトを開始。新規事業の立ち上げ、システム開発、社内のイベント運営に携わる。2019年、ガイアックスでインターンを開始しブロックチェーンを利用した新サービス「Cheer for」の開発に参加。2020年4月エンジニアとして新卒入社。

一番怖いのは、「こうなったらいいのにな」で終わってしまうこと

ーまず前田さんが掲げている使命についてお聞かせください。

理不尽な目にあわない世界を作りたいなと思っています。僕自身、好奇心が病気みたいに強いので、いろんなことが気になったり、「こうしたらいいのに」というのが沢山出てきてしまうんです。だから、「こうしたい」「これは違うんじゃないか」というのを言えない環境は理不尽で嫌だなって思っています。でも、周りの圧力にまけて、自分が思っていることを言えない環境は沢山ある。みんな自分の意見が言える世界になったらいいなと思っています。

ー「理不尽な目にあいたくない」といった想いの裏には、どういった原体験があるのでしょうか?

自分の家庭環境が「自分で自分のことを決める」というのが当たり前でした。具体的な話だと、母が「何飲む?」と聞いてきてきた時に「何でもいい」と答えたら「何でも言いはダメ。自分で決めなさい」と言われたくらいです。他にも、親には「本当にやっちゃいけないことは自分でわかるでしょ?」と言われ、怒られることは基本的にありませんでした。
そんな「自分で決める」のが当たり前の家庭環境になれた状態で学校に行くと、「あれをしなさい」と言われることばかりで、とても違和感を感じていたんです。「やらなくても誰にも迷惑をかけないのに、なんでやらないといけないの?」という疑問をひたすら感じていたので、思っていることや文句を沢山言って怒られてばかりでした。

ー印象に残っているエピソードを聞かせてください。

高校の部活の練習メニューに、皇居を一周走るメニューが入ってきたことがありました。でも、競技的にランニングで使うような遅筋はそこまで必要ないとおもっていたので、顧問の先生にメニューに加えた理由を聞いたら、「汗水たらしたら強くなるから」と言われたんです。普通だったら「はい、やります」となるところを、僕は全然納得できなかったので、筋肉に関する資料を20枚くらい提出して、そのメニューの追加を阻止しました。それくらい「言わない方がいいかも」と思って言わずに終わるのは、すごく嫌ですね。
ー思ったことをそのまま言うことに、全く怖さは感じないのでしょうか?
幼稚園の頃は、自分の考えを外に出していくのが怖かったです。人間の何もかもが怖かったので、思っていることを言うだけじゃなくて登園も拒否していましたし、その流れで小学校も登校拒否していました。ただ、ある時学校の先生にメンタルクリニックを紹介されて、そこでIQテストを受けることになったんです。そしたら、僕は実際に結果を見てないですが、「IQテストの結果がかなり良かった」と親に言われたんですよね。それを聞いた僕はなぜか、「俺の方が周りの大人よりも賢いんじゃないか」と変な自信を持ってしまって(笑)
そこから、自分の意見が正しいのではと思うようになって。先生に対しても「これ違うんじゃないですか?」と意見をぶつけられるようになりました。思ってることを言いすぎて相手を傷つけたことも沢山あると思います。でも、意見を言えば自分がしたいように物事が進んでいくようになったし、思っていることが違ったとしても、それはそれで自分の身になる。「自分はこう思っているのに、、、」で終わってしまう方が、むしろ怖いなと思うようになりましたね。だから、意見を言うことに対しての怖さは、今は全く感じていないです。
実際に、今スタートアップスタジオの事業部からの依頼でイベント作りを進めているのですが、内容もやるやらないも全部自分で決めていいとされているので、他のVC(ベンチャーキャピタル)と自分からMTGを組んだりしています。自分の意見を持って進めていくことに怖さがないからこそ、躊躇は全くないですね。ただ、自分でドンドン進めることで僕がトラブルを起こす可能性はありますが、その時はスタートアップスタジオ責任者の佐々木さんやガイアックス社長の上田さんに、一緒に謝ってくださいと頼み込む気でいます。

ouka.maeda
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ガイアックスで自走できるエンジニアを目指す

ー「理不尽な目にあいたくない」前田さんが、ガイアックスという「会社」に所属することを決めた理由は?

学生の頃は、会社という組織に所属したら、多少は理不尽な目にあうんだろうと思っていました。学生時代に働いていた会社でも自由に働かせてもらっていましたが、社員になると「仕事なんだからやってください」と言われることもあるんだろうなと。だから、最悪自分で会社を作るしかないなと、正直思っていました。
でも、ガイアックスでインターンを始めた時から、この体制なら理不尽な目にあうことは絶対ないと感じたんです。そもそも「これやってください」とタスクレベルでお願いされることはあまりないですし、イヤイヤやるんじゃなくて、個々が「やりたい」と思うことをやるのが一番効率がいい、というカルチャーがベースにあると感じています。ガイアックスの体制だと「やらされて仕事をする」というのにならないと思って、最終的にガイアックスに入社することを決めました。「理不尽な目にあわない環境にいたい」という自分のミッションは、ガイアックスにいたら満たされていますね。
ガイアックスの自由は自走力と自責の上で成り立っているからこそ、それを成立させ続けるための条件を、ガイアックス全体で追求していると思っています。「ただ、縛られるのが嫌だ!」という、わがままが通したいわけではなく、自由を体現するための条件をたくさん考えた上で成り立っているガイアックスの文化が、僕は好きなんです。

ーガイアックスでは現在もエンジニアの研修中とのことですが、どういったことをしているのでしょうか?

「この試験は受かるレベルになってね」「スマホアプリを作ってね」のようなざっくりとしたオーダーだけで、具体的に体系的に何か教えてもらうことはありません。一般的なエンジニアの研修だと、一通り教えることが一般的。僕が学生時代にプログラミング教師をやっていた時も、講習として教えるスタイルの研修でした。
一方、ガイアックスでは、勉強しておいて欲しいことを伝えられて、質問は基本的にOKだけど、「勉強方法から自分で決めてね」と伝えられます。全部教えてもらうスタイルだと、多少の甘えが出てしまう。この研修のスタイルだからこそ、習っていないことを自分で一から勉強する習慣はついてきています。ガイアックスの中で自走できるエンジニアになるためにも、いかに自分で学んでいけるかが大事になってくると感じています。

ーなぜガイアックスで「自走できるエンジニア」が求められていると感じていますか?

多くの企業の中で開発に関わるときは、隣に先輩がいてサポートしてくれる時があると思うんです。一方、ガイアックスでは、エンジニアとしてスタートアップスタジオの事業や起業家に関わるとなった時に、数人ないしは一人で開発を進めることになるので、わからないことがあっても自分でなんとか進めていく必要があると思っています。だから、習ったことはできるけど習っていないことはできないだと絶対に困る。研修の期間は長くなってでも、自走できるエンジニアになって、事業のCTO(Chief Technology Officer:最高技術責任者)として最低限活動できるスキルを習得する必要があると思っています。

プロトタイプを高速でつくることが、事業を立ち上げる力になる

ーガイアックスという「理不尽な目に合わない環境」で、何にチャレンジしていくのでしょうか?

MVP設計という、サービスのプロトタイプを初期段階で構築するスペシャリストになりたいと思っています。例えば、サービスのアイディアを「これでいけるかどうか」と検証していくために、実際に最小限な機能で形にしていくポジションですね。
何かサービスを作っていく時に、一番時間がかかってしまう可能性が高いのは開発だと思います。だから、事業アイデアとサービスのニーズがある程度明確になってきたとしても、実際に開発するのに数ヶ月かかってしまったり、2ヶ月かけて開発して、市場に出したらフィットしなくて作り直しになったり。はたまた、修正が必要なところが出てきて再度修正をするとなるとまた2ヶ月かかる、といったことが起きてしまう。のスピード感で開発を進めていたら、コストも沢山かかって、検証する前に事業が潰れてしまいます。
でも、MVP設計のスペシャリストがいることで、高速でプロトタイプを作って検証を繰り返せるようになれば、事業がもっと立ち上がりやすくなると思うんです。そうすれば、ガイアックスのスタートアップスタジオの戦闘力が高まるし、僕がノウハウをシェアして社会に還元できれば、誰もが自由に挑戦できる理不尽のない世界に近づくかもしれない。だから、MVP設計のスペシャリストになりたいんです。

ー使命の話における「自分の思ったことを言っていく」ことと近いものを感じます。

アイディアがあったとしても、形にならずに「こうなったらいいのにな」で終わってしまうのは嫌なんです。何も試してないじゃん、と。プロトタイプをつくって検証した時に、たとえ売れなかったとしても、そのフィードバックが返ってくるから新しい考えが浮かんで進んでいくと思います。起業には気合と根性が必要と言われている部分がかなりあると感じているのですが、そうあるべきじゃないと思うんです。アイディアを形にするスピードを極限まで早くしていくためにも、ガイアックスにMVP設計のスペシャリストという一つの柱を作りたいです。形にしたいアイディアがある方は是非相談してください!

インタビュー・ライティング 宇田川寛和

編集後記

ランニングメニューをなくしたことを始め、インパクトが強いエピソードばかりでしたが、その裏にある強い想いが強く伝わってきました。ちなみに、すでにいくつかサービスを作っているだとか。MVP設計のスペシャリストとしての活躍に乞うご期待ですね!


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