私たちガイアックスは、“使命で動く” というPhilosophy (経営哲学/企業理念) を持っています。使命で動くとは、世の中の課題を自分ごととして捉え、ビジョンや問題意識を打ち出し、ムーブメントを生み出すことで社会を巻き込み実現すること。
そんなガイアックスメンバーの様子を連載で紹介していく「使命で動くシリーズ」、ご覧ください!

企業の中で複業する時代へ

新しいカタチの働き方とは?

禁止されることが当たり前だった「複業」が今では様々な企業で認められ、解禁・導入されているニュースをメディアでも多く目にする様になりました。
そして、パラレルキャリアやノマドワーカーという単語も当たり前の様に語られ、複数の仕事を同時並行で経験し、その業務や事業を行うことで、同時に異なる経験を身につけ、個人のスキル向上が可能な時代へ突入。株式会社ガイアックスでも複業は個人の自由です。

人生100年時代と、2017の流行語大賞にもなった人気書籍「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」で語られていた内容。
それは、今まで「教育>定年>引退」と3ステージだった人生が、これからは「エクスプローラー>インディペント・プロデューサー>ポートフォリオ・ワーカー」のステージへ変化し、それぞれのステージで変身資産、生産性資産、有形資産・無形資産を構築する時代へ変容していくというものでした。

働き方改革が推奨される昨今、求人を探して「採用される側として、どんな人材でいるべきか?」から、多くの人とつながりを持ち「複業(副業)を経て、どんな内容のポートフォリオを持っているのか?」という視点も必要になり、職業を選択する条件までも時代と共に、少しずつ変容しているのかもしれません。

複業として長野県塩尻市の特任CCOに就任された、千葉憲子さんへインタビュー

 ー今回はガイアックスの社長室兼コミュニティディレクターの千葉憲子さんにお話をお伺いしました。

二児の母でもあり、本業のガイアックスでの仕事の傍ら、様々なコミュニティも運営している千葉さん。さらに4月に複業として長野県塩尻市の特任CCO(最高コミュニケーション責任者)に就任。会社の仕事や複業、そして家庭。女性の生き方の新たな形を示す千葉さんに、その使命やこれからの未来、そしてその秘訣についてお聞きしました。

(参考ブログ)  「人と人をつなげて新しい価値を生む触媒になりたい」 ガイアックス社長室 兼 長野県塩尻市の特任CCO 千葉憲子さん

Noriko Chiba

千葉 憲子
株式会社ガイアックス 社長室 兼 コミュニティディレクター

ITが世界を変えていくのに心惹かれ、SEとしてキャリアスタート。その後ITシステムの営業と営業企画を担当。Gaiaxの文化とミッションに惹かれて2018年8月入社。人が繋がる場を作ることに興味があり、社外でも多くのコミュニティやイベントを運営。My purpose は「人と人を繋げ新しい価値を生む触媒になる」

複業OKの企業での新たなキャリア

友人から「これ、絶対やりなよ!」と後押しされ「ハイクラス副業」へ応募

ー長野県塩尻市の再生プロジェクトの一つである「オンラインで人と人をつなぐ」プロジェクトで、CCOに就任されたキッカケを教えてください。

千葉 高校の友人が塩尻市に住んでいて、あるとき長野県塩尻市役所の地方創生推進課が新しく導入する取り組みを教えてくれて。それは塩尻市のプロモーションも視野に入れたブランド戦略を立案する「ハイクラス複業」というものだったんです。「これ、絶対やりなよ!」とお勧めされて、元々実家である長野には何かしら関わりたいと思っていたので、即申し込みました。

第1回の公募で決定したのは、特任CMO(最高マーケティング責任者)とCHRO(最高人事責任者)。就任されたお二人ともすごい経歴の方で、広告代理店での輝かしい経歴や自動車メーカーでも現在進行形でディレクターをされていらしたり、カフェチェーンなどをプロデュースする取締役の方だったり。一回目は、そうそうたるメンバーが選ばれました。そして、塩尻市ではその取り組みが評価され、その後に塩尻市で同時期に応募してポストを決めずにいた人を対象に、更にCxOを増やそうという話になったんです。

その時、私がCCOとして選ばれることになりました。地域の関係人口を作ることがプロジェクトの目的だったということ。私が長野県出身だったことや、ワーケーションの取り組みをしていたことが重なり、評価されたのではないかなと思っています。

「複業をする」が指すもの

「面白いことをさせていただいていたら、複業になっていて給料という報酬もあった」という感覚

ー千葉さんにとって「複業をする」ということの意味はなんでしょう?

千葉 正直、複業っていう感覚がないんです。
今までコミュニティの運用は“100人カイギ”や“スナック”など、ボランティアとしても興味があって、面白いと思えばさせていただいてきました。もともと、文化祭実行委員や結婚式の二次会の幹事なども好きで率先して運営側にまわっていたんです。

私は、人と人が繋がって、新しい何かが生まれていくことをみるのが楽しいんだなぁって、そんな時から思っていました。小さなところから積み重ねているうちに、気がつけば“人と人をつなげて新たな価値を生む触媒になりたい”という思いを持っていたんです。だから、私にとって複業は「面白いことをさせていただいていたら、複業になっていて、給料という報酬もあった」という感覚。

たとえば、なにか自分が面白いと思うことをして、それを日記的な感覚でSNSに呟いていたら、「うちでもやってくれないかな?」と、嬉しいことに他にも複業のお誘いとして、お声がけをいただくことも度々あります。

企業に在籍しながら複業まで手を広げられるエネルギーの源は?

本当に好きなことをしている時は、疲れない!

 ー日々のお仕事もお忙しい中、アグレッシブにご活躍されていらっしゃいますが、その源になっているものはなんでしょう?

千葉 実は、イベントをしている時は、一切疲れないんです。オンラインが主流になってからは、1週間で7回イベントをさせていただいたりすることもあるのですが、全く疲れません。ゲームが好きな人がゲームを長時間していても全く疲れないように、私は人と出会うのが好き。そして、場面にあわせて瞬発的に今どうするか?を考えて行動するのも好きなんです。もちろん、体力的な疲れはあるけれど、いつもウキウキしています。きっと、本当に好きなことだから疲れないのでしょうね!

複業が解禁されている企業 Gaiax で働いて、気付いたこと・変化したこと

仕事のみならず「人生でやりたいことは何なのか」を気付かせてくれた

 ーガイアックスに転職した理由、そして2年間働いて、気づいたことや変化したところを教えてください。

千葉 前職は大手の専門商社で働いていたのですが、子供がいると時短でしか働くことができず、何か新しいことにチャレンジしてスキルアップするということができない環境に置かれていました。そんな時、自分の中でもモヤモヤした気持ちがあって、「Team WAA!」でボランティアとして事務局をさせていただいていて、そんな中で「場の力」を感じていたんですね。「こういうサードプレイスを作りたいな」と思って、ガイアックスに入社したんです。

そして、入社してからは、まず思考が変わりました。
人は周りにいる人の影響を受けるもので、“今いる人たちがどんな人か”ということが重要なんだなぁと、視野が広がり再認識させられました。ガイアックスで働いている人の多くは、自分で起業することや、社会を良くしたいという気持ちを持っている人。そして、そんな人たちと多くの時間を共有していると、気がつくと「自分も変わろう」と自然と思えてしまっているんです。これは、コミュニティでも同じことがいえるのだと思います。

もう一つ入社してから変化したことがあります。ガイアックスでは、QCP(クォーター・コーチング・プログラム)という制度があります。これは、四半期に一度マネージャーとメンバーが面談をし、次の四半期の目標と報酬額を決定する制度です。私の場合、リーダーは社長の上田さんでした。実は「やりたいこと」を気づかせてくれたのも、このQCPだったんです。QCPでは、仕事のみならず「人生でやりたいことは何なのか」も徹底的にヒアリングされます。私は、そこに「いつかスナックをやりたい」と書いたんですね。そしたら上田さんに「いつかじゃなくて、今すぐやれば?どうやったらできるか、その方法を考えたらいいんじゃないか?」と言われて、あと何十年後かに実現すると思っていたことが、すぐにイベントとしての“スナック”というカタチで実現して、そこから色んな広がりが、はじまりました。

一夜限定のスナックを、イベントのように何度かしていくうちに色んな人に出会っていったんです。それをキッカケに沢山の人と繋がりが持てたことで、コミュニティ運営の緩いつながりの輪が広がり、今事務局として運営している「川崎100人カイギ」や「Handsome Laidies Meeting」など、様々なコミュニティにつながっていきました。
他にも、“経営”についても起業家が間近にいる中で、仕事をしながらリアルに学べたり、自由な働き方が推進されているので、出社の必要もなくリモートで柔軟に勤務時間にしばられず、オンラインでも働ける環境があり、家族とも密に時間を過ごせるのも嬉しい点です。

複業の先にあるワークシフト、これから描く未来像

「人と人を繋いで新たな価値を生む」生き方を実現していきたい

 ー千葉さんがこれから描く未来像について教えてください。

千葉 コミュニティを運営していてわかったことが二つあります。それは、コミュニティや場の運営に向いているのは、フェミニンな人だということ。私が出会う人は、男性含めてみんな愛らしい方ばかりなんですよね。そして、1対1×nのコミュニケーションが上手い。そんな人が「場づくりの現場」に、これから求められているのではないかと思っています。二つ目は、ファンクラブのようにコミュニティが、これからどんどん加速して広がりを見せていくこと。一企業に一人コミュニティマネージャーが求められるのではないかと思っています。

私は、人の居場所やイベントというのは2種類あると思っています。一つはアドレナリン系。学園祭やフェス、カンファレンスなど、目標があってみんなで一緒に走って、高みを目指すようなもの。もう一つは、セロトニン系。それは、ほっとする場所。スナックや行きつけのお店など、自分の居場所だと思える場所です。この2つは作り方も運営方法も全く違います。でも、どちらも人が変わるきっかけの場所になります。

特にセロトニン系の場所は手間暇がかかる。だけど、ぬか床のように、毎日こつこつと愛情をもって手をかけてあげれば、自分だけの味わいのある場所に育っていくんです。これには終わりはないし、いつもそこにあるような場所。そんな場所を、将来長く手をかけて作っていけたらいいなと思っています。そして、「人と人を繋いで新たな価値を生む」ことを、両方を通して実現していきたいです。

【サイトへのリンク】複業・副業に興味がある方へ向けた「おすすめ記事」3選
人生の10%を故郷・富山に還元。週1日フリーランス蓑口さんが語る、ライフミッションを実現する働き方
本業に向き合ってはじめて、副業でチャンスを掴める。Gaiaxの「靴磨くマーケター」小東さんが語る複業論
【イベントレポート】副業をスキルアップに繋げるためには? 副業戦国時代を生き抜くキャリア術

ワークシフトの先にあるライフシフトを選択するには?

専業から兼業、個人で法人を立ち上げたり、副業をすることで収入が増えたり、個人としての力を強め本業とは別な能力を発揮する人。例えば、普段就業している社内での仕事とは職種を変えてクラウドソーシングなどを利用し、web業界でデザイナーとして働く機会も増えています。
組織や個人の管理体制も、成長や能力を従来のマネジメントで管理するものから、コーチングやスポンサーシップへと変容をみせ、雇用形態の常識もこれから変わるのかもしれません。

従来の株式会社も、これからのVUCA時代にどの様な変遷をめぐるのかという部分は、大きな注目を集めているところでしょう。不透明な時代だからこそ、個人の働き方を支援する動きが強まっているのかもしれませんね。

個人の能力を積極的に高めたり、新たな分野に挑戦し、そこで専門のプロフェッショナルを目指したり、社外の人と会うことで知識をシェアしたり、そこからイノベーションが生まれたり、より人生がクリエイティブなものになり「雇用」という枠に縛られず、自分の才能を活かすという発想へシフトしている、人生100年時代。

「複業」をしながら自らの可能性を意欲的に高める先にあるもの。それは、雇用される側としては、他の人と違う分、選べる選択肢の幅だったり、職場という場所に縛られることがなくなることで、健康をよりサポートできる環境を選ぶことだったり。企業側にとっても、中途採用で優秀な人材を探す場合に「求人」という形で募集するというより、「複業」という形でまずは仕事を始めてもらい、その人の知見やノウハウ、発想の仕方や才能などを長期にわたって理解し分析することで、期待に即した人が自社へ雇用できるというメリットもあることでしょう。

複業を促進する結果、リスクを互いに少なくし、互いを支援することによって、今まで以上の効果がビジネスにも及ぼされるのかもしれません。

最後に

現在千葉さんが運営を新たにスタートさせたオンラインコミュニティを二つご紹介します。

一つ目は、CCOを務める塩尻市で始まった塩尻の課題を解決するため官民協働で走る実践型コミュニティ塩尻CxO Lab

二つ目は、
「人々が困っていることを解決できる人を集めたい。」
「地方では情報をキャッチしづらい。けれど、オンラインならば垣根を変えられる。」
そんな思いから、ETICxGaiaxの協賛により始まったオンラインコミュニティ「NEXTA」。
地域・社会課題を起業の力で解決し、世界を変える人を集めるオンラインプロジェクトです。

ぜひ、下記の「詳細・お申込み」よりアクセスして、チェックしてみてください!

 

インタビュアー&ライター:遠藤桂視子

8月20日(木)挑戦をはじめる人を応援するオンラインコミュニティ「NEXTA」キックオフイベント開催します

NEXTA

テーマは、「挑戦をはじめるオープンな秘密基地 NEXTA なぜ必要なのか?」。

「挑戦を応援するコミュニティ」をつくるために、どんなことが必要だろう?どんな企画があったらいいだろう?そんな事をスタッフと一緒に話すNEXTA作戦会議です。ご一緒にこれからこのオンラインイベントを盛り上げていただける方の参加をお待ちしています!

詳細・お申込み

遠藤 桂視子

高校卒業後、プロダクトデザイナーになるため美大を目指すも、結局途中から車業界でエンジニアとして働くようになる。10年経ったある日、「読まずに参加できる読書会」の企画書を友人の紹介でGaiaxへ持ち込む。そこからガイアックスへ参画。高校時代から変わらない想いは「社会を良くしたい」という志。私のミッションは「人と人を繋げ、新しい可能性を作り出し、社会を安心と笑顔で溢れる場に変えること。」


使命で動く
1. 『普通の社員とは、個性、多様な力、多様な可能性を持つ社員』木村智浩
2. 『平穏な日々ではないから、面白い。』中枝有・小暮伯房
3. 『コンフォートゾーンから抜け出すことで ”自由” はつくれる』重枝義樹
4. 『ミッションを追求したら、アドレスホッパーになっていた』細川哲星
5. 『個々の願いを手放しで応援する。』荒井智子
6. 『スタートアップで成長する中でも、ミッションと経済性の両方を諦めない』山口諒真
7. 複業できる企業でみつけた”人と人を繋いで新たな価値を生む”生き方
8. 『ガイアックスほど、先が読めない会社はない』 佐々木喜徳
9. 『人との出会いが、豊かな人生への転機をつくる』 原田祐二
10. 『幸せを自らつくりだす過程を応援する』中津花音
11. 『働く理由は、自分で決めていい』大木健太郎
千葉 憲子

千葉 憲子

ITが世界を変えていくのに心惹かれ、SEとしてキャリアスタート。その後ITシステムの営業と営業企画を担当。Gaiaxの文化とミッションに惹かれて2018年8月入社。人が繋がる場を作ることに興味があり、社外でも多くのコミュニティやイベントを運営。My purpose は「人と人を繋げ新しい価値を生む触媒になる」