さまざまな働き方を選択しているGaiax社員の中でも、とりわけユニークなキャリアを形成しているソーシャルメディアマーケティング事業部の小東真人さん。彼は「革靴人口を増やすこと」をミッションに、副業として社内外で靴磨きをおこない、革靴の魅力を広めています。

今回は小東さんが現在の働き方のスタイルを確立するまでの道のり、そして複業を成功させるための秘訣に迫りました。

革靴人口を増やすため、靴磨きをスタート

━━ 本日はよろしくお願いします!まずは小東さんのGaiaxにおける業務を教えてください。

ソーシャルメディアマーケティング事業部で、「ソーシャルメディアラボ」のメディア運営を中心にマーケティングを担当しています。具体的にはメディアの記事執筆や編集をしたり、SNS運用に役立つセミナーを開催して企業様との接点を作ったりと、広くマーケティングに携わっています。

Gaiaxには大学3年生の夏頃からインターンで関わっていたので、実質5年ほど今の部署で働いています。

━━ 新卒3年目にして編集長を任されているとか…! 

はい、「ソーシャルメディアラボ」で編集長を務めています。Gaiaxは若手でもリーダー経験やプロジェクトを回す経験ができる会社で、本当にいい機会をもらっているなと思います。

━━ 小東さんは「複業家」として本業以外の活動もされていますよね。副業は具体的にどのようなことをしているのですか?

「革靴の伝道師として、革靴人口を増やす」というミッションのもと、革靴に関する情報発信、靴磨きを社内外でおこなっています。革靴と靴磨きが大好きなんです……!

2019年5月には、GaiaxのオープンスペースであるNagatacho Gridでイベントをおこないます。靴磨きのライブ配信など、革靴や靴磨きの魅力を知ってもらう活動を今後も増やしていく予定です!

interview-小東真人1
shoe_polish_2

━━ 革靴や靴磨きへの想いの強さを感じます……! 副業をはじめた経緯を教えてください。

部署の中で「個人の発信力を鍛えよう」という動きが出た時期がありました。「SNSマーケティングのプロとして、個人の発信力をもっと上げていかなきゃいけないね」と。そこで「僕がやります!」と手をあげたんです。それが、1年目の終わりくらい。

━━ SNSで個人ブランディングするにあたって、「革靴」がキーワードになったんですね。

そうですね。もともと個人のSNSアカウントは持っていましたが、新たに革靴用のアカウントを作成しました。そこから本格的に革靴の情報を発信するようにしたんです。

・革靴や靴磨き用のTwitterアカウント:https://twitter.com/k_leather_lover/
・「革靴人口を増やす」がテーマのブログ:https://fullbrogue.jp/

ただ、情報の発信にはそれなりの責任が伴うじゃないですか。だから革靴についてちゃんと勉強しなきゃと思って、実践を通して学ぶため社内で靴磨きを始めました。

「好き」は過去の経験に眠っている

━━ そもそも、革靴を好きになったきっかけは何ですか?

高校生3年生から4年間働いた、靴屋さんでのアルバイトがきっかけです。アルバイト先の上司が「お客さんに革靴を売るのに、自分が革靴を履かない、知識がないのは怠慢である」と言っていて。この言葉が心に刺さったんです。

それまでは冠婚葬祭などのイベントで革靴を履くくらいだったんですけど、上司の話を聞いてからは普段の生活でも革靴を履くようになりました。どんどん革靴の魅力に引き込まれていきましたね。

革靴って、育つんですよ。履き続けるとコルクが沈んで自分の足に合っていきますし、ちゃんと磨いて手入れすると期待する色に変わっていきます。そこがユニークで面白いんです。

interview-小東真人2
interview-小東真人3

━━ 小東さんの革靴に対する想いがひしひしと伝わってきます。副業を始める上で「好きなことを見つけよう」というアドバイスは多いですが、好きなことを見つけること自体、人によっては難しいような気もしていて……。

新しく「好きなこと」を見つけるだけではなく、今までの経験から探してみるのも一つの方法だと思います。僕の場合、それが靴屋さんでのアルバイト経験だったんですよね。

副業を始めるにあたって「新しい自分に出会おう」と意気込む人もいますが、僕はその必要はないと思っています。例えば食べることが好きだったら、作る側として料理にチャレンジしてみるとか。既に好きなことの周辺領域を探索してみるのもいいのではないでしょうか。

副業においては、自分が好きでやり続けられること、嫌じゃないことを選ぶのが一番大事だと思います。

情報発信で仲間をつくる

━━ 好きのカケラは過去の経験から探してみるのは一つの手かもしれませんね。その他に、副業を成功させる秘訣はありますか?

SNSで仲間を見つけられたのは大きいですね。SNSから靴磨きに関する知識を得ることができたと思っています。

革靴用に作ったSNSアカウントは「これから革靴について学んでいくから応援してね」というスタンスで運用していました。自分なりにやってみて良かった革靴のケア方法やおすすめのケアセットを発信していくと、革靴が好きな人が自然と集まって、コミュニティ化していったんです。そのコミュニティの中で仲間から何度も助けてもらいました。

━━ どのように助けてもらったのですか?

社内で靴磨きを始めてから約半年後に、企業に訪問して「出張靴磨き」をする機会を頂きました。嬉しい一方、正直焦る気持ちもあって……。社外の方相手ですし、自分が磨いたことのない革靴の場合もあるので。

自分の知識だけでは限界があると思い、SNSを通して「助けてほしい!」と声をかけました。すると応援の声と共にたくさんのアドバイスが集まってきたんです。

集まった靴磨きの知識をまとめて資料を作り、出張靴磨きの際に持っていきました。おかげで無事、はじめての出張靴磨きを成功させることができました。とても心強かったですね。

shoe_polish_1
shoe_polish_3
小東さんがブログ仲間とプロデュースした「初めての靴磨きセット」

━━ 一緒に伴走できる仲間がいると心強いですよね。仲間を集めるために意識していることはありますか?

発信し続けること、自分の軸をブラさないことの2つを意識しています。

出張靴磨きの話のように、まずは自分から情報を発信していればいざという時に仲間を連れてきてくれます。僕の軸は「革靴人口を増やすこと」なので、その目的に合致する活動をしている方と一緒に取り組んでいきたいですね。

本業あってこそ、複業がうまくいく

━━ 今年の4月におこなわれたGaiaxの新卒入社式で、小東さんが「まずは本業の仕事に真剣になれ」とメッセージを発されていたのが印象的でした。

本業がなければ、ここまでうまくいかなかったと思っています。副業で革靴の企業に取材することもあるのですが、本業での取材経験がかなり活きています。さらに本業の取材先で出会ったマーケターの方から、靴会社の関係者を紹介いただいたこともあります。

自分では割り切って考えていたんですけど、取材先の方からすれば「『ソーシャルメディアラボの編集長』が取材してくれるなら……」と安心して取材を引き受けられるようです。

本業で得たスキルや信用としての肩書きを、副業でもうまく活かせたのだと思います。本業にしっかり向き合っていれば、副業でも必ずいいフィードバックが得られると確信しました。

━━ 本業と副業とがうまく相互作用しているんですね。

そうですね。今の働き方がうまく機能しているもう一つの要因として、Gaiaxの環境もあると思っています。Gaiaxはとにかくフラットで、チャレンジ精神のある会社。よほどなことがなければ、失敗を含め挑戦することを応援してくれるんです。

今所属している部署は特に複業に理解があるので、本当にありがたいです。ただそれに甘んじるだけでなく、副業の活動を定期的に報告するなど、応援してもらえる環境を自ら整えていくことも大切だと思っています。

interview_小東真人4
interview_小東真人5

━━ 今年のGaiaxのテーマは「人生のパーパス」だそうですね。最後に、小東さんの人生のパーパスを教えてください!

自分の納得いく商品やサービスのマーケティングに関わり、生活者や一緒に働く人を幸せにすることです。

今の副業で、革靴の作り手が持つプロダクトへの熱い想いをブログやSNSの発信を通して広めて、誰かに共感してもらうのがとても嬉しくて。その経験もあって、今後も想いのあるプロダクトを広めていくために、自分のマーケティングスキルを役立てたいと考えています。

━━ 今の本業と副業との距離がさらに近づいていくイメージですね。

はい、「靴磨くマーケター」としてさらに本業と副業との垣根を超えていければいいなと思っています。本業で得た「Gaiaxイズム」で、自分ができることを社会に還元し続けていきたいです! それが会社への恩返しにもなると信じています。

編集後記

「靴磨くマーケター」。インパクトの強い肩書きの裏には、自分の好きに忠実で、すべての仕事へ真摯に向き合う小東さんの姿がありました。この姿勢あってこそ自らキャリアを開拓し、周りから応援される。そう確信したインタビューでした。

小東さんは今後も靴磨きのイベントやライブ配信などユニークな取組を続けていくそう。複業キャリアを実現したい方、革靴に興味がある方はぜひ小東さんに会いにきてくださいね!


小東 真人

小東 真人

神奈川県出身。明治大学卒、ガイアックス17年入社。大学ではサハラ以南アフリカ地域を専攻、ケニアなど東アフリカ諸国を渡航。学部3年次にインターンを開始、SNSマーケやメディア編集の世界へ。カメラと日本語ラップにハマる。小動物が好き。英語とスワヒリ語を勉強中。都内のアフリカ料理店を続々制覇。