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フリーランス中心の組織設計で昨対比売上300%を達成。24歳事業責任者がこだわる「人が幸せになる事業づくり」とは?

  • 最終更新: 2023年9月6日

GENIC LAB事業部は、企業のマーケティングにおけるさまざまな課題を、クリエイティブという手段で幅広く解決しています。現在は、Instagram・TikTok・YouTubeに主軸を置き、企業のSNSアカウントの運用支援を中心に、SNS文脈にそった企画から制作までの一気通貫したマーケティング支援を行っています。

また、メンバーの一人ひとりに合わせてベストな働き方を選択できる環境を整え、フリーランス中心で組織運営を行っているのも特徴です。自由な働き方を推進するだけではなく、 1年間で売上3倍を達成し、着実に事業を成長させています。

今回は、事業責任者の中村真奈さん(入社2年目)と副事業責任者の小林樹さん(入社3年目)のコンビに、組織運営で大事にしていることや、目指しているビジョンについてお聞きしました。

中村真奈

中村 真奈

GENIC LAB事業部 責任者・スナップマート株式会社 代表取締役

慶應義塾大学総合政策学部卒業。2020年より、株式会社ガイアックスにてオンライン配信サービスの立ち上げに参画し、主に大企業向けの営業からPM/CS業務を幅広く担当。2021年5月より、GENIC LAB事業部 事業責任者を務める。

Itsuki Kobayashi

小林 樹

GENIC LAB事業部・副事業責任者・営業マネージャー

法政大学社会政策学科卒業。株式会社ガイアックスに入社後は、ソーシャルメディアマーケティング事業部にてSNS運用やマーケティング、レポーティングを担当。その後はオンライン飲み会の新規事業立ち上げに携わり、広告運用やキャスティング、事業戦略や企画、営業など事業部の経営に携わる。現在は自信がZ世代であることを活かし、SNSマーケティング領域でのセミナー登壇や、企業のSNS運用コンサルティング、初期戦略立案を行う。

1年間で事業部は2人→30人に。得意領域の異なる“ほぼ業務委託だけ”のチームだからこそ、多様なニーズに応えられる

ーージェニックラボ事業部(以下、ジェニックラボ)の事業内容を教えてください。

中村 クリエイティブ制作・提供サービスを軸に、企業のSNSマーケティングを幅広く支援しています。特に力を入れている領域はInstagramで、そのなかでも20〜30代をターゲットにしている企業の支援を得意としています。
ジェニックラボがガイアックスの子会社になった当初は、地方在住のインスタグラマーと連携し、企業が求める写真を中心としたクリエイティブ提供サービスを行っていました。
現在も根幹は変わりませんが、サービスラインをさらに拡大させ、SNSを立ち上げる以前のブランドの企画や戦略設計、世界観構築支援も行っており、よりコンサルティング的な業務が増えてきています。

ーー事業部はどのようなメンバーで構成されていますか?

中村 私たちのチームは社員が3名のみで、ほとんどが業務委託のメンバーで構成されています。人数はすべて合わせると30名ほどで、メンバーのほとんどが20代ですね。
去年の今頃は私と小林さんの2人だけだったので、この1年間で関わってくださる方が大幅に増えました。
他にも仕事をしていたり、やりたいことがあったり、「自由な働き方をしたい」という想いを持ちつつ、ジェニックラボで経験を積むことにも意義を感じていただける方に関わっていただいています。

ーーなぜ、フリーランス中心の組織づくりをしているのでしょうか?

中村 「優秀な人にジョインしてもらうため」が1番の理由です。
私たちのような駆け出しの新規事業では、安定的に高い給与を保証することが難しかったり、福利厚生が整っていないため、いきなり社員として飛び込んでもらうのは難しいのではないかと思っていて……。こちらがいろいろな働き方を認めることで間口が広がり、スキルや経験のある優秀な人が入ってきやすくなると考えています。
そして、より多くのクリエイターを巻き込んだほうが、クライアントの多種多様なニーズに応えられると思うんです。
デザインひとつをとっても得意領域は人それぞれなので、たくさんのクリエイターに関わっていただき、適材適所で仕事ができれば提供できるものの質が高まると思っています。

「事業成長は、日々の“ちりつも”の結果」。あえてコミュニケーションをとる仕掛けをつくり、チームとしての熱量を高める

ーージェニックラボ事業部は1年間で売上3倍を達成されていますが、事業成長とメンバーの働き方にはどのようなつながりがあると考えていますか?

小林 多様な働き方を認めたことは、優秀なメンバーが次々と集まるようになっただけではなく、定着率向上にもつながり、結果として事業成長が加速されたのだと考えています。
最初は副業として週1〜2日の業務量だった人が、徐々にチームや事業に興味を持ってくれて、「もっとコミットしたい」と申し出てくれるケースがとても多くて。
メンバーとしては、ジェニックラボに半所属という形で関わることで安定してチームで働くことができ、ライフスタイルを崩さずにその時々のベストな働き方を実現することができています。

中村 革命的な何かが起こって事業が成長したのではなく、“ちりつも”なのだと思います。
メンバーがチームを好きになってくれて、業務委託でも自分の業務範囲を超えて自主的にチームのために動いてくれたり、いい人がいい人を連れてきてくれる状況になったり。そういった小さなことの積み重ねが、自分たちの想像を超えた相乗効果を生み出し、ジェニックラボが提供できる価値が洗練されていったのだと考えています。

ーーメンバーと会社が相思相愛になるために、日々の業務にどのような施策を取り入れていますか?

中村 メンバーはオンラインで案件ごとに動いており、働き方も本当に人それぞれです。
なので、なるべくチーム感を持って働けるように、日々の業務内では“あえてコミュニケーションをとること”を大事にしています。

まず、普段から活用しているチャットツール「Slack」のなかで、メンバーは個人のチャンネルを持ち、考えていることや好きなことを発信しています。
そこでは、「全体にシェアするほどではないけど……」という個人のつぶやきが発信されていて、お互いに頭のなかを覗き見できるような状態をつくっています。
また、コアメンバーとして関わっていただくメンバーは、チームにジョインした段階でプロフィールを書いてもらい、ほかのメンバーが見られるようにしています。

次に、平日の朝と夕方に、オンラインで顔を合わせる時間を設けています。自由な働き方を推奨する組織には珍しいかもしれませんが、その日働くメンバーには可能な限りどちらかの会には参加してもらい、「チームの誰とも顔を合わせない日」をつくらないようにしています。

小林 最後に、業務委託のデザイナーさんに対し、月に一度のレビュー体制を整えています。
ジェニックラボに関わっているデザイナーさんは駆け出しの方も多く、クリエイティブについてフィードバックさせていただいたり、困っていることについて聞いたりしています。「実はこういうことに挑戦してみたい」という要望を聞ける機会にもなるので、不満や不安が解消され、離職率の低下につながっているのかなと思っています。

「働く人の幸せが事業を強くする」。業務委託は自由な働き方を実現する手段であって、“短期の便利な人”ではない

ーーそもそも、なぜ自由な働き方を推奨しているのでしょうか?業務委託の方が多いと人の入れ替わりが激しく、マネジメントが大変そうなイメージがあるのですが……。

中村 私も小林も、「働いている人たちがハッピーでなければ、いいサービスはつくれない」と思っているので、その人がその人らしくいられるように、自由な働き方を推奨しています。
新規事業では、最初は体制が整う間もなく目標に向かって走ることも多いと思いますが、働いている人がハッピーじゃないと事業の将来性がなくなってしまうのでは?と思っていて……。
少しスピードが落ちたとしても、メンバーが納得感を持ってハッピーな状態でいられる環境づくりができれば人も辞めないし、事業としても底力のような強さが出てきて、長期的に見れば事業の成長につながると思うんです。

小林 自由な働き方を実現する手段としての業務委託なのであって、「業務委託=短期間でお願いする人」とは思っていないんです。各メンバーが働きやすい環境をつくることで「もっとジェニックラボにコミットしたい」と思ってもらえたら嬉しいですし、結果として長く関わってくれるのではないかなと思っていて。
実際、業務委託のメンバーばかりでも人がコロコロと入れ替わることもなく、マネジメントが大変だと思ったこともないんですよ。

ーー業務委託でも「発注して終わり」の関係性ではないのですね。どのようにチームとしての熱量を保っていますか?

中村 まず、業務委託と社員との垣根がないですね。契約形態に関わらず全員をチームメンバーと捉えていて、いかにみんなの熱量を上げていくかだけを考えています。

小林 一般的に業務委託だと、期待する成果が得られなかった場合には契約終了というパターンも少なくないと思うのですが、ジェニックラボでは業務委託のメンバーに対しても育成やキャリア形成の観点を持って関わっています。レビューの時間には業務内容について話すだけではなく、キャリア相談に乗ったり、キャリアアップの方向性を一緒に擦り合わせたり。
目の前の業務の「その先」を一緒に見ているからこそ、私たちだけではなく、メンバー自信も「チームの一員である」という感覚を持っているのだと思います。

ジェニックラボを愛してくれるメンバーとともに、「自分たちにしかできない事業」をつくる

ーー今後のビジョンについてお聞かせください。

中村 今後はSNSマーケティングに手段を限定せず、ブランディング支援やデジタルマーケティング全体の戦略設計など、クライアントのニーズに対して、より本質的かつ包括的な支援をしていきたいと考えています。
現在はtoBの受託事業がメインとなっていますが、来期以降はInstagramでのオウンドメディア事業やD2C事業、インフルエンサー事業など、既存事業とシナジーが生まれるような自社事業にチャレンジしていこうと計画しています。
そして、2年以内には自社の新規事業を現在の受託事業の規模と同程度まで成長させ、SNSマーケティングの支援事業としてだけではなく、ジェニックラボ独自の事業価値を見出して市場にインパクトを与えていきたいです。

自分たちの強みである「クリエイティブ」を軸にサービスラインを拡大させ、あらゆるクリエイターがジェニックラボに集い、それぞれの強みを掛け合わせて企業に価値提供をする“最強のマーケティング集団”をつくっていきたいですね。

小林 組織づくりの面では、業務委託として関わっていただいているメンバーのライフステージが変わっても「このチームに居続けたい」と思ってもらえるような組織づくりをしていきたいです。
ジェニックラボのメンバーはやりがいを持って働いてくださっている人ばかりで、それはとてもありがたいことだと感じているのですが、“やる気の搾取”になってはいけないなって。
以前から、「利益が出たら業務委託のメンバーにも還元しよう」と決めていて、実現できそうな道が見えてきたので、やりがいと報酬の両方でお返ししていきたいですね。

ーー自分らしい働き方を実現する人がますます増えそうですね!どのようなメンバーとこのビジョンを実現していきたいですか?

中村 まず、チームで働くことが好きな方ですね。チームづくりは私たちが大事にしている部分なので、1人で黙々と作業するのが好きな人よりは、チームで働くことに喜びを感じる人のほうがマッチするかなと思います。
次に、素敵なサービスや製品がより多くの人と出会うきっかけをつくることを自分ごととして捉え、ワクワクして取り組んでもらえる人にジョインしてもらえると嬉しいです。
あと、「SNSが好き」は必須条件ですね。

小林 チームにジョインする前の段階で、自分たちがその人のことを「応援したい」と思えるかどうかは重要なポイントですね。「なんとなく稼げそうだから」という動機の人よりも、やりたいことや実現したい生き方がある人のほうが話していて楽しいですし、応援したい気持ちが湧いてきます。
また、自分だけに意識が向いているのではなく、「ジェニックラボを盛り上げたい」と思ってくれる方だと嬉しいですね。
スキルはあるに越したことはありませんが、それよりも「チームで働けるのが嬉しいです!」という方にジョインしていただけると、さらに事業が盛り上がるのではないかなと思っています。

ーー関わる人の幸せを願う中村さんと小林さんだからこそ、メンバーのチームに対する愛も大きくなるのかもしれませんね。ありがとうございました!

 

企画・構成:遠藤桂視子木村智浩
インタビュー・ライティング:黒岩麻衣
編集:ヤマグチタツヤ

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4. 成長スタートアップの「広報術」とは?PR会社代表が語る“実務のツボ”
5. フリーランス中心の組織設計で昨対比売上300%を達成。24歳事業責任者がこだわる「人が幸せになる事業づくり」とは?
中村 真奈
慶應義塾大学総合政策学部卒業。2020年より、株式会社ガイアックスにてオンライン配信サービスの立ち上げに参画し、主に大企業向けの営業からPM/CS業務を幅広く担当。2021年5月より、GENIC LAB事業部 事業責任者を務める。
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