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上場企業のAppBankがシェアオフィスに期待する2つのコト

  • 最終更新: 2023年11月9日

永田町駅から徒歩2分、平河町の一角に佇むシェアオフィス『Nagatacho GRiD(通称:GRiD)』。地下から屋上までのワークスペース、2つのイベントスペース、企業から個人まで利用可能……“日本で一番シェアが体験できる場所”を目指して運営しています。
しかし、GRiDにはどんな企業が入居しているのか、知らない人も多いのではないでしょうか。そこで、GRiDのシェアオフィス入居者をインタビュー形式でご紹介する企画をスタートします!
第1弾の今回は、2020年5月に入居が決まった、AppBank株式会社(以下、AppBank)の代表取締役社長 マックスむらいさんから話を伺いました。上場企業である同社が、なぜシェアオフィスに、そしてなぜGRiDを選んだのかをぜひ御覧ください。

マックスむらい

インタビュー者
マックスむらい – 村井智建
AppBank株式会社 代表取締役 CEO
起業家。2008年、iPhone3GSの発売後にいち早くスマホアプリ紹介に特化したメディアAppBankを開設。アプリの専門家としてテレビ出演多数。その後、パズドラやモンストといったソーシャルゲームの実況動画等で活躍。
インタビュアー:阿部裕華

AppBankの再建を目指した組織改革

『AppBank.net』を中心にメディア事業を展開しているAppBank。2012年に設立し、2015年に東京証券取引所マザーズ上場。そして、2020年1月22日、代表取締役社長 CEOにマックスむらいさん(以下、むらいさん)が5年ぶりに再び就任した。
むらいさんが代表に就任してすぐ、およそ3週間後にあたる2月16日に「リモートワーク」を実施。4月にはGRiDへの移転を予定している。
なぜ、ここまで組織の在り方を変えたのだろうか。
設立した当初、スマートフォンアプリ業界全体を巻き込む力と、業界を開拓していく勢いを同社は持っていた。しかし、むらいさんはここ数年を振り返り「閉鎖的な傾向がある」と語る。会社に対する危機感を募らせていたのだ。

むらい:AppBankをもう一度メディア企業として復活させたい。
むらいさんの強い想いが、組織の在り方を変えていった。

マックスむらい
Nagatacho GRiDのイベントでむらいさんの登壇の様子

組織を変える方法は「場所」「時間」「人間関係」を変えること

会社として、メディアとして、再建を図るべく、3つの変化を取り入れた。「場所」「時間」「人間関係」だ。
むらい:クリエイティビティを高めるためには、いかにクリエイターの「時間」や「場所」の裁量を高められるかが重要だと考えました。

そこで、取り入れたのが「リモートワーク」だ。2月16日に実施する1週間ほど前に社内メンバーへ共有。当日には、リモートワーク環境を整えるべく、外部ディスプレイを各メンバー(希望者)の自宅へ運んだ。さらに、3月には希望者に約10万円するアーロンチェアを配布。業務体制の構築もオンラインで進行し、実施から2ヵ月でリモートワークを浸透させていった。
そして、GRiDへの移転を決めたのは、「人間関係」を変化させるためだった。
むらい:クリエイティビティを高めるためには、いかにクリエイターの「時間」や「場所」の裁量を高められるかが重要だと考えました。

GRiDに期待する「コミュニティ空間」と「イベントスペース」

GRiD移転の決め手となった2つの理由を挙げてくれた。

・さまざまな人と交われるコミュニティ空間
・働く環境の中にあるイベントスペース

GRiD コミュニティ空間
Nagatacho GRiDのコミュニティランチ
Nagatacho GRiD イベントスペース
Nagatacho GRiDのイベントスペース

GRiDには複数の企業が集まるシェアオフィスと、無料登録すれば誰でも利用可能なワークスペースがある。毎日多くの企業や人が出入りし、コミュニケーションを交わしている。社内外問わず、さまざまなクリエイターとコンテンツを生み出しているAppBankにとって、GRiDの持つコミュニティ空間は理想的とも言えた。
むらい:いろんな人から知見を分けてもらうのと同時に、自分たちも発信していけるイメージがすごく持てた。AppBankは社員や外部関係なくいろんな人を巻き込んでいろんな取り組みをしたい。それが許容できる空間がほしいと考えたとき、GRiDの解放感は最適でした。
そして、地下1階と6階に設置されているイベントスペース。むらいさん曰く「働く環境の身近にイベントスペースがあるのは超理想的」とのこと。同社は以前、AppBank Store 新宿(現在は閉店)の店舗の一角をスタジオにし、連日のようにイベントの開催をしていた。搬入搬出や来場者の移動、ゲストのアサインなど、制限されることも多かったそうだ。一方GRiDはオフィスとイベントスペースが同じ建物の中にある。
むらい:イベントを企画する際の無駄な制限がなくなる。さまざまな取り組みができそうで楽しみ!
むらいさんは今後の構想を膨らませていた。AppBankの社内メンバーからも、GRiDへの移転を待ち望む声が上がっているという。

AppBankがGRiDへ新しい風を吹き込む

これまでさまざまな業種、職種の人たちが集まっていたGRiDだが、AppBankが移転してくることで、毛色の違う人たちが集まるだろう。エンタメ色の強い同社の影響で、toBだけでなくtoCの人たちの顔を見ること、声を聞くこともできるはずだ。これまで以上に多くの人たちを巻き込み、声を吸い上げられる可能性もある。
むらい:例えば、「アンケートに回答してもらう代わりにAmazonギフト券あげます」というようにテーブルに張り紙を置いてみるとかね。いろんな人から回答が来ると思いますよ。
AppBankがGRiDに新しい風を吹き込んでくれるかもしれない。
むらい:GRiDのブランディングに迷惑をかけなきゃいいですけどね(笑)
GRiDへ移転後、AppBankの巻き込み力がどう加速していくのか、目が離せない。

Nagatacho GRiD コミュニティのイベントスペース
Nagatacho GRiDのコミュニティラウンジ
Nagatacho GRiD サロン
Nagatacho GRiDのサロン

ちなみに……

GRiDにはほかにもこんなメリットがあります。

  • 保証金・敷金・礼金なし
  • 固定費の削減が可能(オフィス内装費がかからないため)
  • プリンター設備、Wi-Fi、スマートロックなどの運用管理費が社内でかからない
  • 1ヶ月前退去、固定席変更可能(柔軟な経営判断ができる)
  • 自由度の高い「働く場所」(地下1階から屋上好きな場所で作業可能 ※)
  • Gaiaxが展開する​「Work Shift School ​リーダー育成研修」受講可能

※…会議室、プライベートオフィス、みどり荘を除く。また、イベント時は利用不可な場所も

今回のAppBankさんのようにオフィスによる組織改変を進めたい、入居を検討したい企業様がいらっしゃればオンラインでのご案内もしていますのでぜひお問い合わせください!


GRiD入居者インタビュー
1. 上場企業のAppBankがシェアオフィスに期待する2つのコト
2. リモートワークと相性の良い場所。Tokyo Otaku Modeが語るシェアオフィスの価値
3. みどり荘はビジネスとクリエイティブが混ざり合う「良質なカオス」
4. 「イノべーションを起こすために友情を育む」NODEが思い描く分散型オフィスとは?
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