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ガイアックス代表上田は、なぜ自宅を社会に開放したのか?

  • 最終更新: 2023年9月6日

Tomohiro Kimura
こんにちは、ガイアックスの木村です。2022年から大学の授業が、オンラインは活用されながらも、ほぼ全面的に対面中心となり、サークル活動も大学は積極的に再開を応援していると報道で読みました。今の大学3年生は、これまで2年間、感染症対策で大学生活がかなり制約されていたのです。もちろん、大学生に限る話ではありません。そうやって対面の価値が改めて重視されるようになった今、起業を目指す大学生、学生の長期インターン生、社会起業家、ベンチャー経営者、ベンチャーで働く若者が集まる場所が鎌倉のとなりの逗子から南にバスでいった先の葉山にあります。それが「葉山コレクティブハウス」です。実は、大学生にも利用者が多い多拠点生活プラットフォームADDressunitoで、滞在できる拠点でもあります。2022年の年頭にガイアックス代表の上田さんから、全社メールで「1年ほど掛けて、物件探しから、新築で葉山に家を建てました。ガイアックスの皆様も、遊びに来られたり、無償で滞在されたり、としてもらってOKです。」とガイアックスメンバーにメッセージが届きました。「突然なぜ?」と思っている方へ向け、上田さんが自宅をシェアハウスにし、コレクティブハウスとして開放している理由。なぜプライベートでこのような暮らしをしているのか、原点を探っていきたいと思います。

葉山コレクティブハウスとは

全社メール以外にも、上田さんのFacebookやブログから伝えられた内容があります。2020年の春にETIC.創設者の宮城治男さんと半年に渡って、大磯から横須賀まで物件を探し、場所を葉山に決め、1年間いろいろ準備をして、シェアハウスを作ったというものでした。

そして、様々なセクターや立場、バックグラウンドな方と、様々な関わり方で、一緒にいろいろシェアしながら楽しんでいきたいという気持ちを込めて、Hayama Collective House と名付けられたと。

»2022年 年頭のご挨拶 【シェアハウスを作って住んでるよ&住人も募集中!】

2011年の震災時、日本の知り合い、親戚って何だろう?と思わされた海外からの助け

世の中の人の脳と脳をつなげたい、自分と他人の境をなくしていきたいと思い、ソーシャルメディアの分野で創業した上田さんは、モノを所有する・独占することに古くから違和感を感じていました。
そんな上田さんが、自分の家を一人で占有するなんておかしいと思うのは、当たり前で、2010年頃から、カウチサーフィンを利用し、訪日外国人に部屋を提供していたそうです。

上田:今や海外では自分のマンションやアパートの空室を、シェアリングで、旅行者に貸し出すのは当たり前。日本が遅れているだけで、海外ではそれがスタンダードなんです。

弊社は、過去にソーシャルサイトを運営していましたが、当時も見知らぬ2人が掲示板で出会い、結婚する現象が起きていました。その頃からネットで世の中、がどんどん変わっていくだろうなと思いましたね。

個人的な思い出ですが、‘11年のフクシマ原発事故のとき、放射能の影響で外国人観光客がパタッと途絶えましたよね。そのとき、僕が「カウチサーフィン」(民泊サイト)で知り合ったカナダの友人がフェイスブックで「大丈夫か? こっちにおいでよ」と、連絡をくれたんです。もちろん仕事もあるので、そのオファーはお断りさせていただいたのですが、感動してしまって。日本の知り合い、親戚って何だろうと思いました。
(出典:多くの起業家を輩出する秘訣は、「稟議書なしで社員が事業を子会社化できる」経営方針!?

シェアは、「楽しさ」なんてものじゃない。本当はそんなチンケな言葉じゃ表現できない

人と人をつなげることをミッションにガイアックスを創業し、知らない人を自分の家に泊める上田さんの暮らしは、シェアリングエコノミーを普及させたい気持ちにつながっていきます。

上田さんは、シェアする喜びをこのように言葉にしています

カウチサーフィンで、多くの海外の方を我が家に泊めたりしてきたので、シェアリングエコノミーの楽しさは知ってる方だと思う。いや、「楽しさ」なんてものじゃない。本当はそんなチンケな言葉じゃ表現できないぐらいだ。

その表現しづらいぐらいの「シェアする楽しさ」をもっと多くの方に知ってもらいたい。もっと普通にいろいろなものをシェアしてもらいたい。「シェアをすること」について、もっとムーブメントを起こしたい。
(出典:シェアリングエコノミー業界の交流会、楽しかった&ありがとう!

そう、シェアは便利で効率的なだけでなく、人の幸福度を高めるのです。

自分たちの未来は自分たちでつくる社会になっていく。そういう人達が活躍できるプラットフォーム

そんなシェアリングエコノミーを体験できるオフィスがガイアックスの本社、シェアするビル Nagatacho GRiD であったり、ガイアックスの投資先の多拠点生活プラットフォームのADDress、サブスク住居 unito巻組がつくるシェアハウス、上田が暮らすコレクティブハウスです。
なお、葉山コレクティブハウスはADDressとunito利用者の滞在先の1つでもあります。

この現代のコレクティブハウスの価値とは何でしょうか。

そのヒントは、ガイアックスメンバーが創業した定額で日本各地に住むことができるコリビングサービスADDressにあります。代表の佐別当は言います。

20歳のときのホームステイでの経験、そこから何のために働くのかを考えることに。
そして、彼はこれからのことをこう語っています。


(出典:佐別当隆志(株式会社アドレス代表取締役・立命館大学国際関係学部2001年卒業)【Futurize.きみの意志が、未来。:PERSON】)

「予測された未来はあまりないと思うんですよ」
「大組織や大企業や官僚的な組織じゃなくって、分散型のSNS的な社会にいま変わってきていて、今一人ひとりが中心となって、ネットワーク化していく社会になってきていると思うんですね。」
「自分の未来とか、生き方を自分で作っていく社会にこれからなると思っているので、そういう人達が活躍できるフィールド・プラットフォームを僕らはつくりたいと思いますし、そういう人と一人でも多く出会いたいなって思っていますね。」

葉山コレクティブハウスには、元NPO代表や、アドレスホッパー、起業家など様々な人が暮らしていますし、ADDressやunito等を通じて滞在することができます。そんな開かれた、シェアするお家です。まずは皆さんも試しに滞在してみませんか。

ADDress(月額44,000円、最低利用期間90日)
ADDressでの Hayama Collective House:葉山A邸

ADDress

unito(月10泊16,500円など、最低利用期間5日)
» Unitoでの Hayama Collective House

2022年にHayama Collective Houseに訪れた人たち



木村 智浩
2004年4月にガイアックスに新卒入社。営業、新卒採用、経営企画などを経て、企業向SNS事業の立ち上げから国内シェアNo.1獲得に従事。その後、コンタクトセンター運用改善、ネット選挙事業を経て、現在はチーフカルチャーオフィサーに就任。モンテッソーリ教育や自然農などオルタナティブなアプローチを探求する四児の父。
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