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【会社へ出戻りはアリ!?】ガイアックス採用担当の本音

  • 最終更新: 2023年9月6日

ガイアックスは「出社は権利」、「給料は自分で決める」というユニークな文化があります。さらに、海外でのフルリモートワークもOK、社内で別の部署との副業もOK、事業部が独立の会社化することもOKというように、メンバーは自分の働き方を自分で選択することができる環境が用意されています。

また、転職や退職をする自由は、個人の持つ当たり前の権利です。
組織への関わり方も自由に決められて当然だと、私たちは考えます。

会社を一度退職し、転職や独立を経て再び元の会社に入社することを「出戻り社員」と言います。
今回ご紹介する清水さんも、そんな一人。2020年に新卒でガイアックスへ入社し、半年後に退職・独立された後、再び入社されました。

なぜ清水さんは「元の会社へ戻る」という選択をされたのか、その経緯についてお聞きしました。また、近年は好意的に捉えられるようになってきた出戻りですが、実際のところはどうだったのでしょうか。清水さんの実体験と共にご紹介します!

清水 浩司

清水 浩司

1996年7月14日生まれ。日本大学法学部卒。大学1年生の時からスタートアップでウェブマーケを経験。その後Weblio株式会社に入社し学生ながら社員となり新規事業などを担当。2019年10月にガイアックスにインターンとして入り2020年4月に新卒入社。

会社を退職するまでの背景

ー 最初はどのような経緯でガイアックスに入社されましたか?

2019年10月に、当時のTABICA(現・aini)にインターンとして入社しました。その時はマーケティング担当として、広告運用や新規ホストの獲得、ゲストの集客などに携わっていました。2〜3ヶ月働かせてもらって、楽しかったですね。また、当時のTABICAにはマーケティングの担当者がいなかったので、お互いのニーズがマッチしたこともあり、ガイアックスの選考を受けたいと考えるようになりました。そして社内の選考を経て、最後に上田さんの面接を受け、内定をいただきました。
実は、当時は他の会社からも内定をいただいていたんです。その会社にはご迷惑をおかけしたのですが、2020年1月にそちらの会社の内定を辞退し、ガイアックスの内定を承諾をして入社を決めました。
入社後もTABICAで働き、退職したのは入社してから約半年後の2020年10月です。

ー なぜ退職することにしたんですか?

TABICAの事業が成長していくときには、ホストの獲得も大事なポイントになってきます。でも、そこで僕自身が価値を発揮できていなかったというのも、退職を決めた理由の1つになっています。
そのままガイアックスの別の仕事をしたり、TABICAの中でも他の仕事をするという選択肢もありました。でもそれをお断りしたのは、独立したい気持ちがあったのと、マーケティングの仕事を続けたかったからです。また、僕はガイアックスに入社したというよりも、TABICAに入社したという認識が強かったんです。これらの点が重なり、退職するのがベストだろうという判断になりました。

一般的な価値観では、入社してたった半年で退職することはあまり好ましく思われないかもしれません。でも、今後のキャリアのつくり方は社内と社外の壁もなくなって、もっとジョブ型になっていくべきだと思っています。その筆頭になろうと思っていたわけではありませんが、そこ(キャリアの柔軟な選択)に関してネガティブに捉えるような世の中にはしたくないという意味も込めて、思い切って退職を決めました。
当時の上長である原田さん(aini事業責任者)も、ご自身が事業部長でありながら業務委託として個人で仕事をしているということもあり、僕の独立に関しても肯定的に捉えてくれたんじゃないかなと思っています。

会社に出戻りするメリット・デメリット

ー ガイアックスに戻ってきた経緯についても教えてください。

1つは、自分の無力さを感じたことです。コロナという外部要因があったものの、自分でやってみた事業がなかなかうまくいきませんでした。そして、予想以上にコロナが長期化していく中で、「このままでいいのだろうか」という葛藤を抱えるようになっていきました。

もう1つは、失恋したことです。約3年半付き合った彼女と別れて、正直かなり参っていました。最初は大したことないと思い込んでいましたが、ダメージが大きかったみたいで…。メンタル的に弱っていたことも、タイミング的には重なっていますね。

ー それは大きな転機になりましたね…。戻ってきたことでのメリットはありましたか?

メリットもデメリットも、表裏一体かもしれませんね。知った顔がたくさんいるのは大きなメリットだと思う一方で、仮に辞めるときに揉めたりすると、出戻りは難しくなると思います。僕は出戻るつもりで辞めたわけではありませんでしたが、辞め方に関しては当時から意識していました。「またどこかで一緒に仕事をしたい」と思えるようなメンバーが多かったですし、礼節を持って辞めることができたので、メリットになったと思っています。

あとは、一度外の世界を見ているので、新鮮な気持ちのまま仕事に臨めることもメリットですね。1つの世界の中だけに閉じこもっていると、外の世界にある新しい価値観や技術などの情報が制限されやすくなると思うので、外の世界を見ることは非常に大切だと思っています。そして、一度外に出ることでガイアックスの良いところや悪いところが見えてくると思うので、良いところは伸ばして、悪いところは自分が改善していけばいいですよね。

ー 逆に、出戻りのデメリットはありましたか?

強いてデメリットを挙げるなら、社内で「この人、戻ってきたんだ」という視線を感じることでしょうか。ただ、僕はそこを全く気にしていなかったのと、ガイアックスの社内で、出戻ってきた人に対して不思議そうな目や否定的な目で見る人はいないと感じているので、ガイアックスの中ではデメリットにはならないかもしれませんね。

出戻りというと、一般的にはデメリットをピックアップされがちですが、社員が成長して戻ってきたら会社としても嬉しいと思うんですよね。世の中の採用は入社後にミスマッチが起こりがちですが、出戻りならお互いに良いところも悪いところも理解しているはずなので、ミスマッチも起こらないと思います。

ー 今はどんなお仕事をしていますか?

1つは、ガイアックスの新卒・中途採用を担当しています。ガイアックスではそれぞれをポテンシャル採用・キャリア採用と呼んでいて、将来の経営陣となるような人材を採用しています。それ以外にも、ガイアックスが出資や投資をしているグループ会社の採用や人事関係のご相談に乗ったり、実際にその会社の採用担当として採用業務に携わることもあります。

もう1つは、ガイアックスの社内での人事です。異動の調整に携わったり、メンバーのパフォーマンスを資料としてまとめて経営会議に提出するようなこともしています。

ー 今後のビジョンはありますか?

20代のうちは、とにかく困難な課題に立ち向かっていきたいと思っています。
困難な問題に立ち向かうときの、ヒリヒリ感。それを感じていられる仕事をしていきたいです。20代はあと5年しかないので、さらにアクセルを踏んでやっていかないとですね。
30代以降のことは2〜3年後から考え始めようと思っているので、現時点では特にないんですが、40代頃にはコーヒー屋さんをやりつつ、何かしらの事業をしていたいなと思っています。セミリタイアとかは興味がないので、お金が発生する・しないに関わらず、誰かに対して価値発揮をして生活を送っていきたいですね。

≫「ヒリヒリして進んだ先にある景色を観に行きたい」

採用担当に聞く、ガイアックスのあれこれ

ー ガイアックスで新卒・中途採用をしている清水さんにお聞きしたいのですが、ガイアックスが求める人材像について教えてください。

いろいろありますが、1つだけ抽出するなら「アジリティの高い人」です。アジリティは「対応力」や「俊敏性」という意味があり、それらを高いレベルで持ち合わせている人を求めています。
変化が目まぐるしい時代においては、会社も個人も、対応力が高くないと生き残っていけないと思っています。特に、いろんなスキルが次々に生まれては廃れていく世の中で、今は「このスキルがあれば一生安泰」というものはなくなってきています。

時代の流れを読んで、それに対応した能力やスキルや知識を自分で察知・吸収して、素早くアウトプットできる人が必要になってきていると思います。

»「アジリティ」こそ今の起業家に求められる資質

ー ガイアックスが特に求めているアジリティは何ですか?

「自分の成し遂げたい目的を適切に設定し、最適な手段を選んでいくこと」でしょうか。
例えば、コロナ禍では大学の授業がリモートになったり、予定していた留学が中止になるような状況があったと思います。そのような自分では変えられない状況の中で、どんな行動を起こしたか。留学する目的が「英語を話せるようになること」だとすれば、留学が中止になったとしても、代わりにオンライン英会話を始めるのも1つの解だと思います。1日3時間くらいネイティブと話せば、おそらくそれなりに目的を達成できると思うんですよね。

学生だけではなく、社会人の方も同様です。
人生の目的を設定して、それを実現したり近づくために、例えば転職をすることもあるでしょうし、副業で目的を達成することもあるかもしれません。自分の実現したい目的を、置かれている状況や世の中の状況も含めて総合的に考えて、行動に落とし込んでいくこと。それがガイアックスが求める「アジリティの高さを体現している人」の具体的な例です。

ー ガイアックスの採用でよくある質問はありますか?

ガイアックスの採用基準についてはよく聞かれますね。
1時間の座談会のうち、1回は必ず聞かれます。

いろいろと基準はありますが、1つだけ申し上げると、ポテンシャル採用は将来的に上場企業のCxO人材になれるかどうかを見ています。20代か、遅くとも30代でCxO人材になっていただけるポテンシャルを持っているかどうか。最初はエントリーシートを見させてもらって、それに合格した方は次に人事担当者と面接をしてもらい、学生時代や部活など、いろんな角度から見て判断させていただきます。キャリア採用も基本的には同じですが、おそらく社会人経験の方が長いと思われるので、学生時代のことよりも社会人経験についてをより参考にさせていただいています。

ー 「起業していないとガイアックスに入れませんか?」という質問もよくいただきますよね。

そうですね。そこに関しては、起業している必要はないですし、長期インターンしている必要もないです。それ以外でも、学生時代に熱心に取り組んだことがあれば合格基準に達することはあると思いますし、社会人になられてからの成果も評価させていただいています。

ー 働き方についての質問もありますか?

コロナ禍ということもあり、リモートワークについての質問をよくいただきました。
ガイアックスでは働き方は個人の自由なので、自分のライフワークやライフプランに合わせて働いていただいて大丈夫です。リモートワークもOKですし、海外からのリモートワークも問題ないです。実際に子育て世代の方からは、働き方の融通が効くという点で好評いただいています。例えば、保育園の送り迎えの時間に離席していただくこともできますし、その他の時間で埋め合わせるなどして、柔軟に対応していただいています。
働く時間や場所に指定はなく、成果を重視しているので、成果さえ出していれば問題ないという感じです。僕自身も、一緒に仕事をしていて実際に会ったことのないメンバーもいますよ。

あとは、都心にいる人も徐々に少なくなってきている印象があります。
社長の上田さん自身も葉山に引っ越されましたし、本部長の管さんもオランダからリモートワークされていますよね。コロナの状況が収束したとしても、ガイアックスではますます働き方は多様化していくのではないでしょうか。

ー もしもガイアックスに受かって入社したとして、一度辞めて出戻ることは「アリ」ですか?

それはアリだと思います。

ただ、僕は個人的に、辞めた時と戻ってくる時とで「どの程度成長しているか?」はとても意識していました。

ガイアックスに出戻るつもりで辞めたわけではありませんでしたが、もしまたガイアックスで仕事をすることになった時には、原田さんをはじめ、一緒に働いていた人たちを「おっ」と思わせるような、成長した側面を見てもらいたいと思っていました。
いろんな事情があって辞められる方がいらっしゃると思うので一概には言えませんが、外の世界でいろいろなものを見て吸収して、「ガイアックスにいいところを持ち込もう」と思ってくれる方が向いているのではないでしょうか。戻るにしても戻らないにしても、それくらいの気概がある方がご自身にもプラスになるだろうと思いますね。

ー ガイアックスや清水さんに興味を持った方は、毎週木曜日の18時から座談会を開催しておりますので、ぜひ直接質問してみてくださいね。清水さん、ありがとうございました!

ガイアックスに興味を持ったあなたはオンライン座談会へ

ガイアックスは、「自由すぎる企業」と呼ばれることがあります。
給料は自分で交渉して決める、裁量権に縛られない、退職者の6割が起業する、などのユニークな働き方を取り入れています。
ガイアックスで働くことに興味がある人は、オンライン座談会で、メンバーへ気軽に疑問をぶつけてみませんか?

あなたらしいキャリアをつくりませんか?

ガイアックスでは新卒・中途採用の他、学生の長期インターンシップを行っています。フルリモートで海外や地方で働くメンバーや、新卒1年目から事業責任者になるメンバーも少なくありません。様々な関わり方ができるガイアックスをのぞいてみませんか。

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清水 浩司
1996年7月14日生まれ。日本大学法学部卒。大学1年生の時からスタートアップでウェブマーケを経験。その後Weblio株式会社に入社し学生ながら社員となり新規事業などを担当。2019年10月にガイアックスにインターンとして入り2020年4月に新卒入社。
・Start Dash IDEATION in KINCUBA Basecamp 2023 Spring メンター
・KOIN(Kyoto Open Innovation Network)アイデア相談担当
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