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野澤が本を出版しました。 『【小さな会社】逆襲の広報PR術』

  • 最終更新: 2017年9月9日

株式会社ベンチャー広報の代表として、書籍を出版しました。
タイトルは『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。ベンチャー企業、スタートアップ、中小企業など、小さな会社がマスコミから取材されるための実践的な広報PR手法を余すことなく公開しています。
過去に、広報PR関連の書籍は多数出版されていますが、その大半が「大企業の広報PR」に関するものばかりで、実は「小さな会社」の広報PRについて書かれた書籍というのは、世の中にほとんどありません。
この現状を打破したいと考えたのが、今回の書籍を執筆した動機です。
15年前に、私があるベンチャー企業の広報マンとしてキャリアをスタートさせたばかりのころ、私は書店の棚に並んでいた広報PR関連の書籍を片っ端から購入して読み漁り、勉強会やセミナーにも毎日のように参加していました。しかし、そのほぼすべては、大企業の広報PRについての情報でした。中小・ベンチャー企業の広報担当者として、仕事で成果を出すために本当に役立つ情報は極めて少なく、たいへん困ったことをよく覚えています。大企業と小さな会社では、そもそもとるべき広報PRの戦略・戦術が異なるからです(時には正反対の場合も!)。
この本は、中小企業やベンチャー企業、スタートアップなどの小さな会社の広報担当者として、日々奮闘する方々のために書きました。15年前、私が駆け出しだったころに、「こんな本があれば役に立つのに……」と思った内容を現実化したものです。

 

naohito nozawa

 

また本書では、単なる手法やノウハウの紹介にとどまらず「プレスリリースの一斉配信不要論」に象徴される、従来の広報PRの常識をくつがえす新たな価値観を提唱しています。大企業で広報PRに携わっている方からすると非常識に思える内容も多々含まれていますが、その「非常識」こそが小さな会社では正解になるという、パラドックス(矛盾や逆説的状況)があるのです。
さらに、私がこの本で特に伝えたかったこととして、「(とりわけ小さな会社において、)広報PRは経営課題を解決する有効な手段になりうる」という視点があります。
大企業の広報担当者は、組織の歯車として機能すればそれで十分かもしれませんが、小さな会社の広報担当者はそれだけではダメで、常に「経営者感覚」が求められます。そうでなければ、広報PRで経営課題を解決することはできません。この業界では、大企業で実績を積んだ優秀な広報担当者でも、ベンチャー企業の広報部に転身すると失敗するケースが多い、とよく言われるのですが、それは、この経営者感覚の欠如に原因があるのではと常々感じています。
私は、自ら創業した株式会社ベンチャー広報(PR会社)を経営するかたわら、ガイアックスという上場企業の役員も務めています。その経験が本書を執筆する上で大変役に立ちました。
いつも最高のクライアント満足を目指して頑張ってくれている株式会社ベンチャー広報の社員の皆さん、いつも私を支えてくれる株式会社ガイアックスの皆さまの多大なるご支援ご協力があり、本書を出版することができました。
関係者の皆様に、改めて御礼申し上げます。

 

 

追記
『【小さな会社】逆襲の広報PR術』は、現在、amazonにて販売中です。
http://amzn.to/2qy5UwV
もしご興味頂けるようでしたら、この機会にぜひお買い求めくださいませ。


野澤 直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献する。2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)著者。2014年より株式会社ガイアックスの執行役に就任。
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