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優勝者には200万円出資「GAIAX GETSUMATSU PITCH」開幕!

  • 最終更新: 2022年5月20日

 

2022年より、ガイアックススタートアップスタジオ主催の月次オンラインピッチイベントがスタートしました!現在、こちらのピッチイベントは月一回のペースで開催しております。(GAIAX GETSUMATSU PITCH​​のイベントページは、Nagatacho GRiDのpeatixページよりご覧いただけます)
»Nagatacho GRiD peatixページ

記念すべき第1回目は、スタートアップ支援プログラム「STARTUP CAFE」と学生向けプログラム「G-NI」の参加者から、6名のメンバーがピッチを披露しました。

事業の進捗段階に合わせて「ブラッシュアップステージ」と「アクセラレーションステージ」を用意した本イベントでは、さまざまな検証段階のメンバーが事業アイデアや検証プロセスなどを共有できる貴重な機会になったようです。

今回の記事では、ブラッシュアップステージから芹澤さん、アクセラレーションステージから青野さんにクローズアップし、イベントの感想や今後の展望などを伺いました。

イベント概要

スケジュール:

  1. オープニング / 関連プログラム紹介
  2. 参加者による5分間ピッチ / 6組(発表時間5分+質疑応答7分)
  3. 「起業賞」受賞者の発表(1組/法人設立&200万円出資)

GAIAX GETSUMATSU PITCH

賞の紹介

今回のピッチイベントでは、登壇者の中から1名に「起業賞」をオファーさせていただきます。この賞は、ビジネスモデルのブラッシュアップを経て、法人設立と初期立ち上げのための200万円の出資をさせていただくというものです。ただ出資したら終わりではなく、その後も事業検証してもらいながら、段階的に投資を重ねてともに事業を育てていくという長期的な取り組みの第一歩としてのオファーとなります。

 

審査員・スタートアップスタジオメンバー紹介

佐々木 喜徳

佐々木 喜徳

執行役

組み込みOS開発やテクニカルサポート業務の経験を活かし、個人事業主として独立。 その後、フィールドエンジニアリング会社の役員を経て2007年からガイアックスに参画。 技術部門の管理職と新規事業開発の経験を経てスタートアップスタジオ責任者に就任し起業家創出と投資判断を担当。また兼任で技術本部長として、ガイアックスで生まれるスタートアップの技術支援や組織のエンジニアリングの戦略に取り組んでいる。

廣渡 裕介

廣渡 裕介

スタートアップスタジオ・WEBマーケティング

メディア運営会社のインターンを経て大学在学中に起業。自身の会社を経営しつつ、様々なスタートアップや起業家と一緒に仕事をしたくガイアックス・スタートアップスタジオにも所属。スタートアップスタジオの国内普及を目指して情報を発信中。

田中 嶺吾

田中 嶺吾

スタートアップスタジオ・起業ゼミ担当、人事支援チーム・ポテンシャル採用(エンジニア職担当)

2000年生まれ。2019年創業1年目のスタートアップに入社。ECアパレル事業や採用支援事業の立ち上げに参画。2020年10月にガイアックスへ入社。ポテンシャル採用や事業部・投資先の採用支援に携わった後、「ガイアックス起業ゼミ」を担当。

それでは早速、ピッチの様子をレポートしていきたいと思います!

ブラッシュアップステージ

【1人目】榎本さん「教科書GOODBUY」

大学生同士で教科書を使い回せるフリマサイトのアイデアを発表してくれた榎本さん。新品の教科書は高額である一方、購入後に使用されないケースも多いため、教科書を新品で買うハードルを下げる切り口から広告収入モデルで事業づくりを行えないかの検証を進めています。

今後は大学生向けに、イベントや家具、出会いなど、あらゆるものの仲介の場に展開させていきたいとお話してくれました。

ピッチ後は、

・教科書の売買が発生するタイミングを踏まえると、アクティブな時期が年2回のみなので、広告モデルのマネタイズは難しいのではないか。また、アクティブでない時期の戦略はあるか。
・検証できるタイミングは少ないので、より明確化し検証していく必要がある。
・広告掲載企業としては、どういった企業を考えているのか。
・検証の結果と分析・考察はどうか。
・市場規模が大きくないことを踏まえ、他の展開は考えているのか。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

GAIAX GETSUMATSU PITCH

【2人目】高堂昂さん「ソーシャルグッド特化型キャリア教育プラットフォーム」

自身が教育を受けたなかで感じた違和感から、地方の教育と起業を自身のテーマとして活動をはじめた高堂さん。「学校と社会の分断によって勉強の成績しか評価されず、勉強が得意ではない人の居場所・活躍の場が少ない」という課題に向き合い、学校と社会をつなげることで子どもたちが多様なフィールドで活躍できる仕組みづくりに取り組んでいます。

具体的には、「学校現場において社会問題を知る機会の創出」と、「社会の中で実際にアクションし、自己探求する実践型のキャリア教育事業」をテーマに事業開発を進めているそうです。

ピッチ後は、

 ・中学生向け「起業ゼミ」の活動とも共鳴する課題観であり、強く共感した。
・サービスの具体的な独自価値は何か。
・どこまでが妄想や仮説で、どこからが事実として確認できているのかの明確化が重要。
・教育分野はマネタイズが難しい。初期の検証の中でもっとも重要である「どこがマネタイズポイントなのか」を見極めていってほしい。
・ビジネスモデル自体にも独自性があればよいのではないか。
・「こういう社会になってほしい」というビジョンドリブンでビジネスモデルを模索しているならば、企業からマネタイズした方がやりやすい。たとえば、採用観点で中学生の段階から優秀な人材に目をつける企業が増えているため、そうしたニーズに対してアプローチするのも一つではないか。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

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【3人目】芹澤実咲さん「”meals here!” ~ヘルシーな食事をセレクトした自動販売機~」

3人目は、自身がアトピーになった経験から食事に気を遣うようになった芹澤さん。友人から「ヘルシーな食事はハードルが高く、真似できない」という声を聞き、健康なごはんを食べることへのハードルが高いことに課題感を持ちはじめたと語ります。

手軽にヘルシーな食事をとって健康や幸福感を高められる人が増えてほしいという想いから、ペルソナとしては「お金には余裕があるが、健康に気を遣う時間と気力が足りない人」が挙げられていました。

ピッチ後は、

・「ヘルシー」というワードは、具体的にどういう意味で使われているのか。何を「ヘルシー」と感じるかは人それぞれなので、一般化するのは難しいことに注意すべき。
・「オフィスワーカーにとっての健康」に対する課題観は顕在化しており、フォーカスするのは悪くない。一方で、オフィスワーカー向けの食に関するサービスはすでに数多くあるため、ユニークさを出す方法が本当に「自販機」なのかを突き詰めていってほしい。
・検証方法としては、自販機にこだわらなくてもよいのではないか。たとえば、コミュニケーターがいるスペースでカウンター越しに手渡しで受け取ってもらうやり方のほうが検証は進むのではないか。「なぜその商品を選んだのか」「コミュニケーターが勧めたくなった商品はどんなものか」などが探れると、「ヘルシー」のなかでも何が求められているのかがわかり、ブラッシュアップできるのではないか。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

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【4人目】OYAOYA 小島怜さん

4人目の小島さんは、「行き場のない野菜に価値を。」をコンセプトに、京都産の規格外野菜を使った乾燥野菜を販売する「OYAOYA」を展開しています。

食品ロスの削減だけではなく、農業の存続を最終課題に置き、京都の若手農家さんとともに事業に取り組まれているそうです。

ピッチ後は、

・海外でも売れそう。
・飲食店向けの販売の展望はあるのか。
・実際に購買している層はどのような層なのか。
・なぜこれが選ばれているのか。
・粉末だからこそ食べられる人を考慮に入れ、販売を検討してみてはどうか。
・規格外野菜を規格内野菜にするためにかかるコストはどれくらいか。
・規格外野菜だけを取り扱う農家が食べていける世界をつくることはできると考えるか。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

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【5人目】林ちさのさん

「生理期間をHAPPYにする」というコンセプトで、月に一度必要なだけの生理用品が送られてくるサブスクリプションサービスに取り組む林さん。LINE機能との連携や、パートナーと共有するアプリとの連携なども考えています。今後は、特に男性の生理に対する理解を促すサービスを構想しているとのことです。

ピッチ後は、

・クーポンなどでコラボレーションをするのなら、医療的な観点を考慮に入れ、生理痛に効果的なものなどとコラボするとよいのではないか。
・Amazonなど、他の定期便とは何が違うのか。
・生理の頻度や軽血の量は不定期であったり、個々によりまちまちのため、サブスクリプションを頼んでも、結局コンビニなどで買ってしまう人が多いのではないか。
・フェムテック領域のサービスはプレイヤーが多く、差別化が難しいからこそ、ブランドストーリーが重要。「なぜこのブランドを使いたいか」を明確化させる魅力をもっと押し出していってほしい。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

アクセラレーションステージ

【6人目】somete 青野祐治さん

「アパレルロス軽減」「地域産業の再活性化」を掲げ、クローゼットに眠る大切にしたい服と全国の染工房を結ぶ”衣類染め直し”CtoKプラットフォーム「somete」を立ち上げた青野さん。

企業よりも家庭から出る廃棄衣料の方が圧倒的に多いことに着目し、着用機会の減った服や、黄ばんだシャツやシミがついた服に対して「売る」「捨てる」という二択だけでなく、古着を買うように「染め直す」という新たな選択肢の創造に尽力されています。

LP上でのサービス事前登録者の募集や、Shopifyでの染め直しサービスの実施を経て、2022年初夏には手軽に染め直しを申し込めるアプリの制作を検討中とのことです。

ピッチ後は、

・染め直しを依頼してからできるまでにかかる期間はどれくらいか。
・「クリーニングと同じ期間で染め直せる」という売り出し方ができるとマーケットフィットしやすいのでは。
・潜在顧客数と利益予測が知りたい。
・ジーンズの色落ちが嫌で洗うのを避けていたが、染め直しができると考えると洗いやすくなるので、ぜひ利用したい。
・「染めたらまだ使えるはずなのに捨てられている」衣服の総量と、「somete」で染め直しができる衣服の総量は、全国にどれくらいあるのかの試算が必要。「安くて使い捨てが前提の服」や「染め直しをしても型が古くて売れないもの」を除外するなど、染め直しに適切な衣服の量の解像度が上がれば、より説得力が増す。
・染めるのに適している衣服、適していない衣服はあるか。
・染めることで衣類にダメージはあるのか。
・現状のビジネスモデルでは、送料によってコストが高くなってしまう。染め直しの文化を広げる手段としては、自宅で簡単に染め直しができるキットの普及などの形もありうるのでは。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

GAIAX GETSUMATSU PITCH

GAIAX GETSUMATSU PITCH

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結果発表

まさに「喧々諤々」といえるような熱い議論の末……、「somete」青野さんへの起業賞のオファーが条件付きで決定しました!

オファーの理由としては、

  • クリーニング屋さんのひとつのオプションになれば、スタートアップモデルになりうるのではないか。
  • クリーニングで本人が再利用するだけでなく、ほかの人に売る観点も考えると事業がスケールするのではないか。
  • SDGsに絡めて売り出すことにも大きな可能性が感じられる。

など、事業のまだ見ぬ大きな可能性が言及されていました。

一方で「条件付き」の意図としては、工房の詳細や、クリーニング屋で検証できるかなどの情報が不足しているため、200万円の使い道や成長ストーリーを一緒に検討し、合意ができれば法人設立を進めたいということでした。

オファーを受け、青野さんは、「みなさんのピッチのレベルが高く焦っていたが、自分がこれからやろうとしている事業はとても意義があると信じているので、ガイアックスとともに成長していきたい」と感想をお話してくれました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

今回は、多様なジャンルやフェーズの事業アイデアが集まるピッチの場となりました。特に事業検証段階で参加した方にとっては、未完成で柔軟なアイデアベースの状態から、今後活かせる多角的なフィードバックを受けられた有意義な時間となったようです。自分の発表に対する直接的なアドバイスだけでなく、ほかの人の事業アイデアやその道筋からも学びが得られ、刺激を与え合える場となったのではないでしょうか。

「STARTUP CAFE」に参加してみませんか?

最後に、今回のピッチを行ったメンバーが参加するガイアックスの起業支援プログラムについてお知らせです!

起業家向け事業支援プログラム「STARTUP CAFE」の参加者も今回のイベントに参加してくれました。こちらは、ガイアックススタートアップスタジオが運営する、出資・事業相談の窓口です。新規立ち上げのプロフェッショナルであるスタートアップスタジオメンバーが、事業フェーズに合わせて無料で事業相談を行っています。

事業検証の段階から新たなアイデアやつながりを得られるピッチイベントなど、各種イベントへの参加機会も得られるこれらのプログラムに、あなたもぜひ参加してみませんか?

起業したい方、事業の壁打ちをしたい方、資金調達を目指している方へ

新規事業立ち上げのプロへ事業アイデアを無料で相談してみませんか?アイデア発案・検証方法の紹介から事業壁打ちはもちろん、優れた事業アイデアには最大2000万円の出資やバックオフィス等の支援も提供しています。

STARTUP CAFEへ

起業したい方、事業の壁打ちをしたい方、資金調達を目指している方へ

新規事業立ち上げのプロへ事業アイデアを無料で相談してみませんか?アイデア発案・検証方法の紹介から事業壁打ちはもちろん、優れた事業アイデアには最大2000万円の出資やバックオフィス等の支援も提供しています。

STARTUP CAFEへ
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「人と人をつなげて社会課題を解決するための事業」を作るために起業を考えている人に、投資とサポートを行っています。経理・労務などのバックオフィスからプロダクト開発の支援、事業責任者のメンタリングなど、投資するだけでなく、並走しつつ新しい事業を生み出します。起業する仲間を募集中。

  • 最終更新: 2022年5月20日

 

2022年より、ガイアックススタートアップスタジオ主催の月次オンラインピッチイベントがスタートしました!現在、こちらのピッチイベントは月一回のペースで開催しております。(GAIAX GETSUMATSU PITCH​​のイベントページは、Nagatacho GRiDのpeatixページよりご覧いただけます)
»Nagatacho GRiD peatixページ

記念すべき第1回目は、スタートアップ支援プログラム「STARTUP CAFE」と学生向けプログラム「G-NI」の参加者から、6名のメンバーがピッチを披露しました。

事業の進捗段階に合わせて「ブラッシュアップステージ」と「アクセラレーションステージ」を用意した本イベントでは、さまざまな検証段階のメンバーが事業アイデアや検証プロセスなどを共有できる貴重な機会になったようです。

今回の記事では、ブラッシュアップステージから芹澤さん、アクセラレーションステージから青野さんにクローズアップし、イベントの感想や今後の展望などを伺いました。

イベント概要

スケジュール:

  1. オープニング / 関連プログラム紹介
  2. 参加者による5分間ピッチ / 6組(発表時間5分+質疑応答7分)
  3. 「起業賞」受賞者の発表(1組/法人設立&200万円出資)

GAIAX GETSUMATSU PITCH

賞の紹介

今回のピッチイベントでは、登壇者の中から1名に「起業賞」をオファーさせていただきます。この賞は、ビジネスモデルのブラッシュアップを経て、法人設立と初期立ち上げのための200万円の出資をさせていただくというものです。ただ出資したら終わりではなく、その後も事業検証してもらいながら、段階的に投資を重ねてともに事業を育てていくという長期的な取り組みの第一歩としてのオファーとなります。

 

審査員・スタートアップスタジオメンバー紹介

佐々木 喜徳

佐々木 喜徳

執行役

組み込みOS開発やテクニカルサポート業務の経験を活かし、個人事業主として独立。 その後、フィールドエンジニアリング会社の役員を経て2007年からガイアックスに参画。 技術部門の管理職と新規事業開発の経験を経てスタートアップスタジオ責任者に就任し起業家創出と投資判断を担当。また兼任で技術本部長として、ガイアックスで生まれるスタートアップの技術支援や組織のエンジニアリングの戦略に取り組んでいる。

廣渡 裕介

廣渡 裕介

スタートアップスタジオ・WEBマーケティング

メディア運営会社のインターンを経て大学在学中に起業。自身の会社を経営しつつ、様々なスタートアップや起業家と一緒に仕事をしたくガイアックス・スタートアップスタジオにも所属。スタートアップスタジオの国内普及を目指して情報を発信中。

田中 嶺吾

田中 嶺吾

スタートアップスタジオ・起業ゼミ担当、人事支援チーム・ポテンシャル採用(エンジニア職担当)

2000年生まれ。2019年創業1年目のスタートアップに入社。ECアパレル事業や採用支援事業の立ち上げに参画。2020年10月にガイアックスへ入社。ポテンシャル採用や事業部・投資先の採用支援に携わった後、「ガイアックス起業ゼミ」を担当。

それでは早速、ピッチの様子をレポートしていきたいと思います!

ブラッシュアップステージ

【1人目】榎本さん「教科書GOODBUY」

大学生同士で教科書を使い回せるフリマサイトのアイデアを発表してくれた榎本さん。新品の教科書は高額である一方、購入後に使用されないケースも多いため、教科書を新品で買うハードルを下げる切り口から広告収入モデルで事業づくりを行えないかの検証を進めています。

今後は大学生向けに、イベントや家具、出会いなど、あらゆるものの仲介の場に展開させていきたいとお話してくれました。

ピッチ後は、

・教科書の売買が発生するタイミングを踏まえると、アクティブな時期が年2回のみなので、広告モデルのマネタイズは難しいのではないか。また、アクティブでない時期の戦略はあるか。
・検証できるタイミングは少ないので、より明確化し検証していく必要がある。
・広告掲載企業としては、どういった企業を考えているのか。
・検証の結果と分析・考察はどうか。
・市場規模が大きくないことを踏まえ、他の展開は考えているのか。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

GAIAX GETSUMATSU PITCH

【2人目】高堂昂さん「ソーシャルグッド特化型キャリア教育プラットフォーム」

自身が教育を受けたなかで感じた違和感から、地方の教育と起業を自身のテーマとして活動をはじめた高堂さん。「学校と社会の分断によって勉強の成績しか評価されず、勉強が得意ではない人の居場所・活躍の場が少ない」という課題に向き合い、学校と社会をつなげることで子どもたちが多様なフィールドで活躍できる仕組みづくりに取り組んでいます。

具体的には、「学校現場において社会問題を知る機会の創出」と、「社会の中で実際にアクションし、自己探求する実践型のキャリア教育事業」をテーマに事業開発を進めているそうです。

ピッチ後は、

 ・中学生向け「起業ゼミ」の活動とも共鳴する課題観であり、強く共感した。
・サービスの具体的な独自価値は何か。
・どこまでが妄想や仮説で、どこからが事実として確認できているのかの明確化が重要。
・教育分野はマネタイズが難しい。初期の検証の中でもっとも重要である「どこがマネタイズポイントなのか」を見極めていってほしい。
・ビジネスモデル自体にも独自性があればよいのではないか。
・「こういう社会になってほしい」というビジョンドリブンでビジネスモデルを模索しているならば、企業からマネタイズした方がやりやすい。たとえば、採用観点で中学生の段階から優秀な人材に目をつける企業が増えているため、そうしたニーズに対してアプローチするのも一つではないか。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

GAIAX GETSUMATSU PITCH

【3人目】芹澤実咲さん「”meals here!” ~ヘルシーな食事をセレクトした自動販売機~」

3人目は、自身がアトピーになった経験から食事に気を遣うようになった芹澤さん。友人から「ヘルシーな食事はハードルが高く、真似できない」という声を聞き、健康なごはんを食べることへのハードルが高いことに課題感を持ちはじめたと語ります。

手軽にヘルシーな食事をとって健康や幸福感を高められる人が増えてほしいという想いから、ペルソナとしては「お金には余裕があるが、健康に気を遣う時間と気力が足りない人」が挙げられていました。

ピッチ後は、

・「ヘルシー」というワードは、具体的にどういう意味で使われているのか。何を「ヘルシー」と感じるかは人それぞれなので、一般化するのは難しいことに注意すべき。
・「オフィスワーカーにとっての健康」に対する課題観は顕在化しており、フォーカスするのは悪くない。一方で、オフィスワーカー向けの食に関するサービスはすでに数多くあるため、ユニークさを出す方法が本当に「自販機」なのかを突き詰めていってほしい。
・検証方法としては、自販機にこだわらなくてもよいのではないか。たとえば、コミュニケーターがいるスペースでカウンター越しに手渡しで受け取ってもらうやり方のほうが検証は進むのではないか。「なぜその商品を選んだのか」「コミュニケーターが勧めたくなった商品はどんなものか」などが探れると、「ヘルシー」のなかでも何が求められているのかがわかり、ブラッシュアップできるのではないか。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

GAIAX GETSUMATSU PITCH

【4人目】OYAOYA 小島怜さん

4人目の小島さんは、「行き場のない野菜に価値を。」をコンセプトに、京都産の規格外野菜を使った乾燥野菜を販売する「OYAOYA」を展開しています。

食品ロスの削減だけではなく、農業の存続を最終課題に置き、京都の若手農家さんとともに事業に取り組まれているそうです。

ピッチ後は、

・海外でも売れそう。
・飲食店向けの販売の展望はあるのか。
・実際に購買している層はどのような層なのか。
・なぜこれが選ばれているのか。
・粉末だからこそ食べられる人を考慮に入れ、販売を検討してみてはどうか。
・規格外野菜を規格内野菜にするためにかかるコストはどれくらいか。
・規格外野菜だけを取り扱う農家が食べていける世界をつくることはできると考えるか。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

GAIAX GETSUMATSU PITCH

【5人目】林ちさのさん

「生理期間をHAPPYにする」というコンセプトで、月に一度必要なだけの生理用品が送られてくるサブスクリプションサービスに取り組む林さん。LINE機能との連携や、パートナーと共有するアプリとの連携なども考えています。今後は、特に男性の生理に対する理解を促すサービスを構想しているとのことです。

ピッチ後は、

・クーポンなどでコラボレーションをするのなら、医療的な観点を考慮に入れ、生理痛に効果的なものなどとコラボするとよいのではないか。
・Amazonなど、他の定期便とは何が違うのか。
・生理の頻度や軽血の量は不定期であったり、個々によりまちまちのため、サブスクリプションを頼んでも、結局コンビニなどで買ってしまう人が多いのではないか。
・フェムテック領域のサービスはプレイヤーが多く、差別化が難しいからこそ、ブランドストーリーが重要。「なぜこのブランドを使いたいか」を明確化させる魅力をもっと押し出していってほしい。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

アクセラレーションステージ

【6人目】somete 青野祐治さん

「アパレルロス軽減」「地域産業の再活性化」を掲げ、クローゼットに眠る大切にしたい服と全国の染工房を結ぶ”衣類染め直し”CtoKプラットフォーム「somete」を立ち上げた青野さん。

企業よりも家庭から出る廃棄衣料の方が圧倒的に多いことに着目し、着用機会の減った服や、黄ばんだシャツやシミがついた服に対して「売る」「捨てる」という二択だけでなく、古着を買うように「染め直す」という新たな選択肢の創造に尽力されています。

LP上でのサービス事前登録者の募集や、Shopifyでの染め直しサービスの実施を経て、2022年初夏には手軽に染め直しを申し込めるアプリの制作を検討中とのことです。

ピッチ後は、

・染め直しを依頼してからできるまでにかかる期間はどれくらいか。
・「クリーニングと同じ期間で染め直せる」という売り出し方ができるとマーケットフィットしやすいのでは。
・潜在顧客数と利益予測が知りたい。
・ジーンズの色落ちが嫌で洗うのを避けていたが、染め直しができると考えると洗いやすくなるので、ぜひ利用したい。
・「染めたらまだ使えるはずなのに捨てられている」衣服の総量と、「somete」で染め直しができる衣服の総量は、全国にどれくらいあるのかの試算が必要。「安くて使い捨てが前提の服」や「染め直しをしても型が古くて売れないもの」を除外するなど、染め直しに適切な衣服の量の解像度が上がれば、より説得力が増す。
・染めるのに適している衣服、適していない衣服はあるか。
・染めることで衣類にダメージはあるのか。
・現状のビジネスモデルでは、送料によってコストが高くなってしまう。染め直しの文化を広げる手段としては、自宅で簡単に染め直しができるキットの普及などの形もありうるのでは。

といった質問や感想、フィードバックが挙げられました。

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結果発表

まさに「喧々諤々」といえるような熱い議論の末……、「somete」青野さんへの起業賞のオファーが条件付きで決定しました!

オファーの理由としては、

  • クリーニング屋さんのひとつのオプションになれば、スタートアップモデルになりうるのではないか。
  • クリーニングで本人が再利用するだけでなく、ほかの人に売る観点も考えると事業がスケールするのではないか。
  • SDGsに絡めて売り出すことにも大きな可能性が感じられる。

など、事業のまだ見ぬ大きな可能性が言及されていました。

一方で「条件付き」の意図としては、工房の詳細や、クリーニング屋で検証できるかなどの情報が不足しているため、200万円の使い道や成長ストーリーを一緒に検討し、合意ができれば法人設立を進めたいということでした。

オファーを受け、青野さんは、「みなさんのピッチのレベルが高く焦っていたが、自分がこれからやろうとしている事業はとても意義があると信じているので、ガイアックスとともに成長していきたい」と感想をお話してくれました。

GAIAX GETSUMATSU PITCH

今回は、多様なジャンルやフェーズの事業アイデアが集まるピッチの場となりました。特に事業検証段階で参加した方にとっては、未完成で柔軟なアイデアベースの状態から、今後活かせる多角的なフィードバックを受けられた有意義な時間となったようです。自分の発表に対する直接的なアドバイスだけでなく、ほかの人の事業アイデアやその道筋からも学びが得られ、刺激を与え合える場となったのではないでしょうか。

「STARTUP CAFE」に参加してみませんか?

最後に、今回のピッチを行ったメンバーが参加するガイアックスの起業支援プログラムについてお知らせです!

起業家向け事業支援プログラム「STARTUP CAFE」の参加者も今回のイベントに参加してくれました。こちらは、ガイアックススタートアップスタジオが運営する、出資・事業相談の窓口です。新規立ち上げのプロフェッショナルであるスタートアップスタジオメンバーが、事業フェーズに合わせて無料で事業相談を行っています。

事業検証の段階から新たなアイデアやつながりを得られるピッチイベントなど、各種イベントへの参加機会も得られるこれらのプログラムに、あなたもぜひ参加してみませんか?

起業したい方、事業の壁打ちをしたい方、資金調達を目指している方へ

新規事業立ち上げのプロへ事業アイデアを無料で相談してみませんか?アイデア発案・検証方法の紹介から事業壁打ちはもちろん、優れた事業アイデアには最大2000万円の出資やバックオフィス等の支援も提供しています。

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