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実際に米国のクリプトカンファレンスに行って感じたこと。Consensus2022・NFTNYC2022【現地視察レポ】

  • 最終更新: 2024年4月4日

こんにちは。このたび web3に特化したシェアオフィス「CryptoBase」を設立したガイアックスの西村です。CryptoBaseは、2022年6月に開催された2つのクリプトカンファレンス「Consensus2022」と「NFTNYC2022」の現地視察へ行った際に訪れた、ニューヨーク州マンハッタンにある「EmpireDAO」というクリプト特化のシェアオフィスから着想を得ました。

その際につかんだ現地でのトレンドや知見を視察レポとしてまとめました。

西村 環希

西村 環希

株式会社 Planet Labs / PlanetDAO Founder

大学在学時より株式会社ガイアックスにて訪日旅行者向けツアーガイドのプラットフォームの運営やイベントショー事業の責任者を担う。2022年よりクリプトに将来性を感じ、web3特化シェアオフィス「CryptoBase」をオープン。2024年、日本初の株式会社型DAOによる歴史的建造物への小口投資プロジェクト「PlantDAO」を創業。

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実際に米国のクリプトカンファレンスに行って感じたこと

視察では、国際的クリプトカンファレンスであるConsensus2022NFTNYC2022、さらに、Lion’s MilkEmpire DAOなどのクリプト関連の人が集まる場へ訪問をしました。
それぞれの詳細は後半に紹介しますが、まず最初に日本で話題になっているDAO、そしてweb3のムーブメント、業界についてお伝えします。

クリプトに関する情報は私のTwitterでも発信しておりますので、ぜひフォローください。

DAOの定義

DAOの定義は、メンバー(参加者)がステークホルダー(利害関係者)になるという認識から、「メンバーがコアメンバーと同じ権限を持つ」という認識でいたのですが、アメリカでのセッションや日々の会話からガラリと定義の認識が変わりました。

結局、DAOは権限譲渡の話ではなく、以下が重要だなと。

・経営がスマートコントラクトにより自律的に行われること
・「何をすればどのような結果になる」というプロトコルが決まっている
・お金の移動 / トークン発行 / 投票 / 多数決 / データ記録……が可能
・(特にお金の動きや意思決定のされ方について)透明性がある

他にも、プロジェクトジョインへのハードルが下がる点も利点として挙げられています。

・メンバーはコミュニティーを覗いてから(プロジェクトのリーダーの発言等も見れる)プロジェクトのジョインを決めることができる
・〇〇をすれば〇〇の報酬がもらえる、という内容がスマートコントラクトで決まっているため、メンバーと契約を結んでからプロジェクトを進めるという感じではない。メンバーは流動性高く複数のDAOのプロジェクトに参加が可能
・DAOを推し進める中心メンバーのリクルーティングの観点でも、親和性が高い人が集まり参加する為、うまくいきやすい

私自身はコーディングが全くできないのですが、米国でクリプトに関わる人達は開発者がビジネスを作っているという割合が多く、コーディングが書けない自分に焦りを感じました。書けなくても、少なくとも読んで理解する事が可能な状態になる事が必要です。

web3の実現に関わる人

web1のムーブメントやヒッピー文化とよく似ていると比較されることが多いのですが、web3の実現への熱狂のムーブメントは中央集権的な社会のあり方の現状に対抗する文化です。
「web3でやる必要があるのか?」という質問は無意味。というのも結局つくる側の人が何を大事にして信じるか(ほとんど好みの話)が大切になります。
ブロックチェーンの技術を適用することで大きく変わることって結局何なのか?という話や、仕組みを大きくひっくり返し、かつうまく機能しているDAO(ビットコインが最高のDAOといわれている)は未だ出てきていません。今、失敗もたくさんしながら作っていくのが正解というのがweb3の実現に関わる人のスタンスです。

他にも米国ではサービスをつくる人は開発者であることが多いのも特徴です。特にDAOをつくるときにはスマートコントラクトが肝になってくる為、開発の理解は必須だと、危機感を感じました。

アメリカでのコミュニケーション

アメリカで印象的だったのが、「ギブ&テイク」のコミュニケーションが中心的だったことです。少し雑談した後に「私はこんなことやってる、私は君をどう助けられそう?」「君は私に何ができるの?」こういう会話が必ずされるので、カンファレンスに参加する人は、ギブするものを持っていかないと有意義な経験にならないということを感じます。

米国でweb3やブロックチェーンの業界に参入する人の傾向

米国ではweb3企業への就職やヘッドハントはLinkedInを介して成されているという話を聞き、かなり一般的になってきているのだと感じました。若い人の参入は日本と同様多いですが、金融バックグラウンドの人がDeFiサービスへ参入しているという印象です。

社内でのカンファレンス報告会から

ガイアックスには、日本ブロックチェーン協会(JBA)で理事も務める峯荒夢さん(以降、アラムさん)という、ブロックチェーンについて高い知見をお持ちの方がいます。
社内でカンファレンス参加の報告会を実施した際に、何点か教えていただいたことがありました。

一つ目は、web3に関わる上で大切なコードが書けない人は、どうプロジェクトに関わったり、どんな役割を担うべきかということです。
コードが書けないとしても、「仕組みを考えられる人」はブロックチェーン業界に向いているそうです。たとえば、ゲームの攻略やサイトを見て、そのままたどって攻略するだけの人ではなく、タイミングと動作の傾向をつかんで、攻略をしていく人は向いているのではないかということ。
他にも印象的だったのは、世界観を話せるようになり、話した内容を聞いた人たちが理解して、同意してくれるところが一番重要で、その同意を作っていく作業に、一緒に入ってもらうことが大切だということです。
「押し付けて売る、営業する」というアプローチでは、自律分散型の世界ではうまくいかないので、ユーザーが自ら欲しいと認めるものに仕上げていく作業、そして何が求められているのかをキャッチしながら動くことが大事だということ。
アラムさんも人類の進化につながっていくようなものがあれば、そこが本質的な使い道になると思っていて、常に「そういった議論が進んでいくといいな」と思っているそうです。

来場者7万人、 Crypto/Blockchain/web3フェスティバル「Consensus」とは?

Consensusとは世界最大級の仮想通貨メディアであるCoinDeskがスポンサーのフェスティバルです。毎年ニューヨークで開催されるそうなのですが、今年はオースティンにて開催されました。 現地に住む人から聞いた話ですがオースティンはここ数年、経済発展が著しく、全米で注目されており、シリコンバレーについでテック関連の大手企業やスタートアップ企業が移設、または新しく誕生しているそうです。この理由は、シリコンバレーの物価高騰により次の発展都市の模索がある中、地方税がなくビジネス的に有利な条件が揃っているテキサス州の州都であるオースティンが候補に上がったようです。

オースティンコンベンションセンターを中心に、オースティンの街全体が会場となる大規模イベントで来場者数は7万人にもおよびます。(同じくオースティンで開催されているSBSWも毎年7万人の来場者がいるように)世界中からweb3に関わる人たちがそれだけの人数が集まるので、本当に濃いカンファレンスでした!

会場について

オースティンは大きなビルやホテルも建っていますが、南部の雰囲気も残るような建物や音楽の街らしい6thストリートの盛り上がりなどから文化も感じる街です。街中にはレストランがたくさんあり、コンビニや薬局もあります。移動は主に車か電動キックボード。(こちらは時速30kmまで出せるのでとにかくかなりスピードが速い!)気温は6月が一年で一番暑い時期だそうで、41度くらいまで上がります。(ヒートウェイブの警報が毎日携帯に届きます)日が照っているところは5分歩くのもしんどいくらい。日陰でも30分以上は滞在できない暑さでした……(汗)

Consensusはフェスティバルスタイル、また街全体で開催されているということでいろいろな楽しみ方ができます。スピーカーセッションを聞くも良し、ブースを見るも良し、ヨガなどのアクティビティーに参加したり、夜のパーティーイベントをやっていたりするので参加するも良しなどかなり自由な感じ。

会場は本当に大きくて、まずオースティンコンベンションセンターだけで4階建て。1階には展示ブースの会場に加えて、メインステージとサブステージが4つ。またフードコートもあります。3階には会議室、4階にも3つのステージがあり、ハッカソンなどのイベントが開催されていたり、スピーカーが登壇していたりします。

Consensus2022全体地図

全コンベンションホールの外でも街中にイベントや登壇を開催している場所があります。全て合わせると23箇所。また10くらいのイベントが同時進行している状態です。Consensus2022専用アプリがあり、1日のスケジュールの確認ができるのですが、スクロールするにも長すぎて見づらい!現地でこのような1日のスケジュールを紙で配ってくれているのですが、わかりやすい。

当日配られた予定表

(ちなみに1日でこれが3枚分あります)全て面白そうなトピックで、頑張ってこのように目星をつけていても同じステージで開催される次の登壇の話が面白くて聞き入ってしまったり……。気になるものに絞り込んでも全てを見ることは難しいです。

参加者層・雰囲気

肌の色が白い欧米人が8割くらい。次にアジア人(多分現地に住んでいる感じ)日本人の方もちらほら見かけました。クリプトの特徴を考慮すればノンボーダーで、グローバルな参戦者がいる状況になっていることを想像していたのですが、現実の状況はそれとはかけ離れていて驚きました。

ユーザー側では新興国で使われている例を見たりしますが、作っている側は偏っているのだなと実感。Web2.0テック業界のそれを引き継いでいるのだろうし、やはり英語ネイティブの国と富があるところに人と情報が集まるのだろうなと感じました。

逆に男女比に関しては、女性が3割、4割くらいかなという感じで想像していたより女性の参加者は多かったです。そして、登壇者やピッチの審査員の女性の割合は半分、もしくは過半数以上で女性のセッションもあり好感を持ちました。参加者の比率から考えると、少なくてもおかしくないので、男女比を気にして登壇者を選んでいるのかな、とも感じました。日本ではまだまだテック・クリプト業界に女性は少ないと感じているので、そのようになっていくといいですよね。(私も頑張ります)

クリプトの知識については参加者の間では2極化していた印象です。
各ブースを回っていると「仮想通貨は持っている?」というカジュアルな質問をされたときには「意外とそこからなのか〜」と驚きました。

また、DAO Houseでのセッションで必ず聞いていた質問があり、「DAOを知っている人?」は5/6くらい。DAOに参加している人?は1/2くらいの肌感でした。
逆に「DAOをつくろうと思っていて」と話し始めると「どのブロックチェーンを使っているの?」から始まるいろいろな質問が。技術的なことがほとんどを占めており、答えられないことが悔しかったです。

あと「こんな構想をしている」というだけでは「That’s cool!」で終わってしまう感じ。やっぱり走り出して、つくってみて、どういうことを実験していて何を学んだかを共有できないと。(これはクリプト関係なくどのような事業に関してもですが)

ブースについて

コンベンションセンター内の一番大きな Exhibit Hall で開催されていただけあって、170以上のブースがありました。本当に広い!ほとんどが DeFi や DApps のサービスが占めていました。そしてシンガポールからの出店者が2、3社ありましたが、実態はほとんどがUSベース。

各ブースでは自分たちのロゴ入りのTシャツやステッカー、キャップやバッグなどを用意していて、参加者はiPad上のTypeformに情報を入れるとグッズがもらえるようにしていました。

METAMASK グッズ

全体の雰囲気の特徴について

普段から「それってweb3でやる必要があるの?」という質問をよく受けますが、それは結局つくる側の人が何を大事にして信じるか(ほとんど好みの話)だと思っています。Consensusに来ている人たちは中央集権型(Centrlalized)な仕組みを壊して自律分散型(Decentralized)の世界を実現することを信じている人たちが来場者のほとんどで、もちろんスピーカーは全員その実現を信じている人たち。そういった意味でも、分散型社会(Decentralized World)の実現を信じている前提で話を進められます。とはいえ、一歩外に出るとそこは中央集権型の世界なので、コミュニティーの熱狂度というか、当たり前が違う感じは非日常でした。

「冬の時代」と言われているように、ここ最近仮想通貨の下落が起きていますが、最後のセッションにてBinanceのCEOも「これは始まりだ、バブルは弾けて本当のweb3の時代がくる」「これだけで終わらせず、私たちが事業を作り文化を作っていかなければならない」と言っていました。会場もその前提で来ている人が多く、小手先や短期的な利益を求めているような感じはなかったです。

まだまだ時代はこれから。この「冬の時代」が明けていく先にワクワクを感じました。来年はどうなっているのか楽しみです。(最終日の午後には公式サイトがConsensus2023になってチケットがすでに売り出されていました)今だと早割の値段で購入できるようです。

ほかにも、Consensus2022で面白かったセッションはこちらへまとめています。
詳しく知りたい方は、こちらからご覧ください。

»LinksDAOとは – Consensus2022
”「ゴルフ場をみんなで買収して一緒につくろう」というLinksDAO。ファウンダーであるMike Dudas氏は、クリプト人口を増やす事を指標としています。その為にはわかりやすく伝えるためにもまずは現実世界との繋がりをもたせる方が良い、ということで実際の「ゴルフ場」を管理するような形のLinksDAOを立ち上げた。”

»顧客、ファン、ロイヤリティー- Consensus 2022
”「NFTはブランドの「民主主義化」を達成する媒体」。スタートアップから大企業まで様々なブランドが次々とNFTを取り入れ始めています。その中でもダイナミックな動きをしているブランドマーケティングの2人がコミュニティーとクリプトが顧客と会社の関係性にどのような変化をもたらせているか語ります。”

»web3技術を使ったウクライナの戦争犯罪のドキュメンテーションの貢献 – Consensus2022
”web2の既存のサービスでは最終的には「商売の為」という枠組みが根本にある為、自社サービスに不利益な事が発生すれば正義(justice)とは関係ない事で意思決定がなされてしまう可能性があります。今のインターネットは「産業的な構造」(Industrial Structual Internet)。そんな問題意識で取り組まれるプロジェクトとは。”

世界最大のNFTイベント「NFTNYC」とは?

次に向かったのはNYのNFTNYCでした。今回で4回目となる世界最大のNFTイベントで、ニューヨーク州のマンハッタンを中心に街全体で開催されています。
世界最大のNFTイベントということだけあり、登壇者数は1500名、一般参加者数は1万5000名を超えています。

NYCの中心地にメイン会場があり、サイドイベントの数も200以上。Times SquareのマリオットホテルとRadio Cityがメイン会場(スピーカーステージと、各社のブース)になっていて、サテライトイベントは各NFTプロジェクトやVC等によるイベントが開催(チケットを持たずにサテライトイベントでのネットワーキングを中心にする人が多数)されています。

他にもBluechipと呼ばれるようなNFT(BoredApe、Doodles、Azuki、CoolCat等)のサイドイベントはホルダー限定でアクセスすることができます。

これは何かというと「熱狂的コミュニティー」で、みんな Discord の名前を名札に書いていて、お互いが「Discordで良く名前を見る人だよね!」という感じで盛り上がるイベントです。Discord上のコミュニティーで知り合い同士になっているので、はじめて会うがはじめて同士という感じは全くなく、共通の話題がたくさんある、お互いのバックグラウンドもそこそこ分かり合う、また価値観も同じ人たちが集まります。

普通のオープンイベントとは一味違い、シェフもいて、かなりクオリティーの高いドリンクとフードでのおもてなしがあったり、限定グッズ(シールやピン、シャツとパーカー等)も提供されていました。「さすがBluechipNFT!」そんな感じがしました。
一方でNFT内にて盛り上がっている最たるものはBluechip NFTだけれど、「お金持ちのアートクラブ」と同じような印象も受け、現状目立っているNFT文化に対しては懐疑的な気持ちになったというのも正直なところです。

参加者層・雰囲気

NFTNYCは起業家・開発・投資家が溢れていたConsensusと比べて、アーティスト、クリエイター、個人投資家(=NFTホルダー)が多かったです。「Are you an artist or a collector?」という感じで会話が始まります。

NFTホルダーや開発者、事業を作っている人たちは16、17年辺りから参入している人が多い印象で、日本人の参入は2020年、21年の参入が多いように感じています。(オニギリまんさんがNFTで成功したり、NBA top shotsが話題になった時期と重なる)

アーティストやクリエーター以外であれば、投資家や開発者(=サービス設計者)また(Defiサービスが多いからか)金融バックグラウンドの人が多かったです。

クリプト関連で起業している元同僚に誘われてジョインしたというBinanceで6年間働いていたエンジニアは、LinkedInでスカウトが来たと言っていました(その後MagicEdenに転職、その際もLinkedIn経由とのこと)。
採用は、「アメリカ=LinkedIn」ってイメージの通りですね。

クリプト関連のシェアスペース

ほかにもこの二つのカンファレンス以外に、クリプト関連の場所に二ヶ所足を運んでみました。

Lion’s Milk

ここはブルックリンにあるカフェで、クリプト関連の人が集まる場所です。
カフェ自体もNFTを発行しており、NFTホルダーはコーヒーのディスカウントがあります。壁にNFTが飾られていて、カフェで聞こえる会話もほとんどがクリプト関連。

Empire DAO

NYCのweb3企業が入居している24時間使用可能なシェアオフィス。
1階がSupremeのお店になっていて、2階がラウンジ、3階〜5階が入居スペース+フリーデスクになっています。個人は自由に入れる状態で、法人からお金をとるビジネスモデルです。階段にインターネットのこれまでの歴史の張り紙があったりなど、web3の要素が見られる作りになっていました。

CryptoBaseの立ち上げ・今後の展望

このアメリカ出張から約2ヶ月たった今、この視察から着想を得て、web3業界の起業家・DAOプロジェクト・NFTアーティストやweb3に興味関心を持つ人々をターゲットとしたシェアオフィス「CryptoBase」を立ち上げました。

ガイアックスとシェアオフィス運営のMirai Instituteとのコラボプロジェクトで、オンラインが中心となる業界だからこそ、コロナ禍により下火になったリアルな場での出会いや交流を再加速させ、日本のweb3業界の裾野を広げるような場づくりを目指しています。

スペースの提供だけに留まらず、定期的にクリプトに関連するイベントや勉強会も開催予定です。NFTのギャラリーや認証スマートロックの導入等リアルな場所があるからこその体験も企画しています。

既にクリプトに関わる事業者の多くの方々の入居やイベントの開催が決定しております。これからはクリプトに携わる方々が交わり、インスピレーションを与え合うことができるような場所にしていきたいと思っています!

CryptoBaseの詳細はこちらから
» 日本・東京のweb3の中心地となるシェアオフィス「CryptoBase@NIB SHIBUYA」が始動

ガイアックスのDAO実装実績の詳細はこちらから
» 自律分散型組織(DAO)の立ち上げ支援 ガイアックスDAOコンサルティングサービス

Gaiax DAO consulting

アメリカ現地視察までの経緯

2021年の終わり、新型コロナウィルスの影響で、今まで事業責任者をしてきたインバウンド事業であるMeet Geishaがクローズすることに。ちょうどそのタイミングで、メタバースやDAOが日本でも話題となり、個人的にもweb3への関心が高まったという西村さん。
知人との会話の中で、Consensus2022・NFTNYC2022の二つのカンファレンスの存在を知り、web3の聖地はアメリカなので「世界最大規模のカンファレンスで前線にいる人たちと実際に会って肌感を知りたい!」と思うようになり、ガイアックスの経営会議メンバーに「ガイアックスとしてweb3に張ってくのであれば誰か送ったほうがいいのでは?(私が視察をしてくるので)」と伝えたところ、「行くなら成果を出してくれ」と返事をいただいて、現地へ視察へ行くことになったそうです。

西村さんは、入社3年目でこれが2つ目の事業立ち上げになります。
ガイアックスでは新卒の6割が起業し、そこには常に挑戦できる環境があります。

あなたらしいキャリアを作りませんか

ガイアックスでは新卒・中途採用の他、学生の長期インターンシップを行っています。また無料の起業相談「STARTUP CAFE」では、最大2,000万円の出資支援を実施しています。様々な関わり方ができるガイアックスをのぞいてみませんか。

STARTUP CAFEへ 採用募集へ

大学在学時より株式会社ガイアックスにて訪日旅行者向けツアーガイドのプラットフォームの運営やイベントショー事業の責任者を担う。2022年よりクリプトに将来性を感じ、web3特化シェアオフィス「CryptoBase」をオープン。2024年、日本初の株式会社型DAOによる歴史的建造物への小口投資プロジェクト「PlanetDAO」を創業。
Tamaki has managed several projects across Asia in the field of project management. With Gaiax Co. Ltd., she ventured into the world of web3 and cryptocurrencies. In 2022, she launched 'CryptoBase,' a space dedicated to web3. In 2024, Tamaki founded 'PlantDAO,' Japan's first micro-investment project in historical buildings through a corporation-type DAO.
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