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自分の「使命」と事業創造を結ぶ3日間。第1回3daysインターンシップ開催レポート


2025年7月、ガイアックスでは新たな試みとして「3daysインターンシップ」を開催しました。「自己理解」を軸に、参加学生が個人の使命と事業創造を結びつける濃密な3日間。27卒の学生14名が参加し、満足度4.5/5という高い評価をいただきました。今回は、プログラムを企画・運営した新卒採用チーム・吉住さんに、インターンシップの舞台裏と参加学生の熱量について聞きました。

吉住 眞子

吉住眞子

コーポレートカルチャー推進室 新卒採用担当
2020年新卒でハイクラス向け人材紹介会社にて、企業と求職者双方に伴走する採用支援を行う。その後、HR Techスタートアップでカスタマーサクセスを担当し、データを活用した採用課題の解決に携わる。2024年12月よりガイアックスにて新卒採用を推進。「良き仲間が才能と情熱を開花させ、社会に貢献する状態」を目指している。個人ではコーチングやキャリア研修、看板のないbarでバーテンダーをしている。

3dayインターンシップ概要

開催日時 : 2025年7月4日(金)〜6日(日)

プログラム :
Day1:使命の重要性と自己理解の深化
Day2:リアルな事業課題への挑戦
Day3:プレゼン&結果発表

Day1:使命の重要性と自己理解の深化

代表上田による講演 「”使命で動く”とは」

「社会に大きな影響を与える事業を生み出すために必要なこと」をテーマに、学生からの質問を受け付けるインタラクティブな形式で実施。事業づくりでは人やリソースを集める際に重要になるのが「使命」や「想い」であること、そして自分より優秀な人材を集めるためには「なぜその人が必要なのか」「何がしたいのか」を明確にすることが大切だという話をしました。
起業や学生団体立ち上げを経験している学生からの質問が多く、起業や事業づくりのリアルな話がインタラクティブに展開されました。新卒1年目で投資先の取締役になった田中や、現役東大生でありながら新卒採用や新規事業に携わっている児島からも現場の生の声があり、学生にとって新鮮な内容となりました。

才能と情熱ワークショップ

参加者が自身の強みを深く理解し、Day2以降のグループワークに活かすことを目的としたワークショップ。講師はGallup認定ストレングスコーチ・中村勇気さんが担当しました。
事前に受講したストレングスファインダーの結果をもとに、参加者それぞれが自身の上位5つの強みを確認し、共通点や相違点について議論。特に「強みは裏返せば弱みにもなり得る」という視点は、多くの学生にとって新たな発見となりました。

その後、チームメンバーの強みも踏まえ、グループワークの進め方を検討。講師が持つ専門知識を組み込んだGPTを活用し、3人ずつのグループが抱える潜在的なリスクを分析し、グループとして最高のパフォーマンスを発揮するための方法を探りました。
グループメンバーの多様な特徴を知ることで、自身の個性をより明確に把握する貴重な機会となりました。

このようなワークショップはとかく「受けて終わり」になりがちですが、今回は詳細な解説とグループ内での活発な議論を通じて、自己理解を深めることができました。自己理解には「他者認識」と「自己認識」の両方が重要であり、グループメンバーの多様な特徴を知ることを通じて、自身の個性をより明確に把握する貴重な機会となりました。

3 day intern program

Day2:リアルな事業課題への挑戦

DAOの資金調達戦略を立案せよ <ケース: ぐんま山育DAO

DAO事業部で動き始めたばかりの「ぐんま山育DAO」を題材に、実践的なワークを実施。午前中は、プロジェクトを実際に手がける外部の社会起業家や群馬県庁の方々による説明会、午後はグループに分かれてのワーク形式で進行しました。
このプロジェクトでは3000万円の資金調達を目標に設定しましたが、単純な資金調達ではなく、「DAO」(※)という組織の性質上、出資者がその後主体的に関わりたくなる状態を作ることが重要でした。そこまで見据えた上で、どのような人に出資してもらうかという戦略設計に取り組みました。

参加者が最も苦戦したのは「自分たちと事業の共通点を探す」こと。グループとしてのターゲット設定と、そこに対して自分自身が「自分事として重ねられるのか」「共感できるのか」という点が一番の難しさでした。
想定通り、学生は最初戸惑いを感じていましたが、自分が作ったわけではない事業でも「自分との重なりを見出し主体的に取り組む力」は、実際の仕事でも求められるものです。後日の振り返りでは「自分との重なりを見出すのが難しかったが、最初にそれをやったからこそ、みなが本気でワークに取り組めた」という声をいただきました。
(※)DAO:「分散型自律組織」。特定の管理者や中央集権的な組織がなく、参加者全員の意思決定によって運営される、インターネット時代の新しい組織形態

3 day intern program

 

Day3:プレゼン&結果発表

審査員
スタートアップスタジオ事業部 事業責任者 田村 悠馬
管理本部長 流 拓巳
DAO事業部 兼松 亜優、上井 登志之
社外:社会事業家 六本木 ユウジ 様

5チームに分かれ、持ち時間15分でプレゼン&質疑応答を実施。
本番前夜に、審査員でもありDay2でメンターとして参加していた流より、以下のフィードバックがありました:

  • 発表では資料はあくまで補足であり、大切なのは発表内容
  • 多くのチームで生成AIを活用しているが、『AIに使われる』状態になっており、アウトプットの質が低下している

学生はより効果的なアウトプットを出すための「生成AIの活用方法」や「プレゼン方法」を学び、緊張感を持って本番に臨みました。

審査員は社内外含めて5名で、スタートアップスタジオ事業部・事業責任者の田村さんからは事業視点で、群馬山育DAOを動かしている六本木さんなど、様々な角度からフィードバックを受ける機会となりました。
今回の題材は、ワークのために用意されたものではなく、実際に動いている「生きた事業」でした。立ち上がったばかりで、まだ形にはなっていないものの、強い想いがあるプロジェクトに入り込んだことで、参加者は深くのめり込んでいきました。その結果、最終日の参加者14名のうち5名が、インターン終了後もプロジェクトに参加を希望してくれました。

3日目のハイライトは、プレゼンはもちろんですが、それ以上に、そのプロセスを「個人の強み」の観点から振り返れたことです。例えば「私は自己主張系の資質が強くて、うまく巻き込めずに突っ走ってしまったが、他の子は適応性を持っていたからそのまま任せてしまった」といった振り返りをお互いに共有する場面もありました。
1日目にストレングスファインダーを使って統計に基づいて自分と他人の特徴を理解していたからこそ、振り返りの深さが格段に違ったように感じます。「自分が持っている資質も使い方次第で自分のパフォーマンスも上げていけるし、自分の人生をよりよく生きていける」という気づきを得てもらえました。

3 day intern program

3 day intern program

3 day intern program

主催者が語る、インターンの本質的な想い

ーー 主催者として、本インターンにこめた想いについて聞かせてください。

一つ目は、ガイアックスのユニークポイントをしっかり伝えること。事業開発インターンを実施する企業は多くありますが、その中でガイアックスの根幹である「個人起点の事業づくり」という部分を重要なエッセンスとして表現することを意図しました。

二つ目は、「自分の願いや価値観を大切に、活き活きと生きていってほしい」という個人の想いを叶えること。多くの学生と話す中で「現在の就活は得られる情報が多いからこそ、自分の中に情報を選ぶものさしとなる価値観や基準がないと、迷宮入りしてしまう」ということを実感しました。小手先の方法論ではなく、その後の人生でも使えるような「羅針盤」を手に入れてほしいと考えて設計しました。

今回のインターンをゼロから企画する中で、まさに私自身が「使命で動く」を体現できたことも良かったです。私の想いを起点に、他事業部や経営会議メンバー、外部の団体、県庁の方が関わってくださり、1人では到底できない素敵なプログラムを実施できました。「私の使命をもとに一つのプロジェクトを生み出す」という経験ができたのは、ガイアックスならではです。

3 day intern program

ーー 次回のインターンに向けて、どのような展望がありますか?

残しておきたいのは、やはり「自己理解」です。本質的な自己理解を得る経験は、必ず取り入れたいと考えています。また、「多様なステークホルダーが関わる」という点も、ガイアックスらしさを表している部分です。ガイアックスは、会社組織という枠を超え、関係人口も含めてコミュニティと捉えているからこそ、多様な人が様々な思惑でプロジェクトに関わります。それぞれの立場や思いは異なりますが、本気で共創できたときには大きなパワーが生まれるので、これも重要な要素として残したいです。

さらに今回は「ぐんま山育DAO」というように、社会に与えるプロダクト(What)があらかじめ決まっていましたが、次回は事業部との共創を続けつつも、学生がより個人の想いを重ねられるような自由度の高いお題設定にしたいと考えています。大事なのは、「自分の思いを起点に、まだ何もないところからリソースを集めてくる」という体験です。そうした本質を感じてもらえるプロジェクトにしていきたいです。

3 day intern program

参加した学生の声

東京大学 T.T

<3日間のコンテンツで印象に残っていること>
自分の強み弱み分析だけでなく、他人の強み弱み分析も行い、さらに最終日に戦略設計のプロセスを振り返り、互いにコメントし合う時間があったことで、自身の知らない自分を知ることが出来て良かった。

横浜国立大学 A.S

<3日間を通しての感想>
就活を進める中で表層的に把握していた自分の強みや弱みの本質的な部分が知れて、実り多い時間だった。1日目のワークがあったからこそ、2日目3日目にそれが活きたと思える。ただ「自己理解ワークを進めてFBをもらうだけ」のインターンと違い、本当に参加者の役に立つコンテンツばかりで、参加してよかったと心から思った。他者を見て刺激を受け反省するだけでなく、自分のいいところも知れたのが良かった。才能が決まっていると言われたときは少し抵抗があったが、それによって自分の選択が狭まるわけではなく、選択へのアプローチの仕方の理解促進になったのが良かった。

iU 情報経営イノベーション専門職大学 M.H

<3日間を通しての感想>
会社や会社の事業のことではなく、ここまで個人のことを深掘りするインターンは初めてだったので新鮮だったし、このインターンが終わっても使える道具を得たなと感じた

本記事は、2025年7月に開催された第1回3daysインターンシップの開催レポートです。

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吉住 眞子
ハイクラス向け人材紹介会社にて、企業と求職者双方に伴走する採用支援を経験。その後、HR Techスタートアップでカスタマーサクセスし、データを活用した採用課題の解決に携わる。現在はガイアックスにて新卒採用を推進。「良き仲間が才能と情熱を開花させ、社会に貢献する状態」を目指している。個人ではコーチングやキャリア研修、看板のないbarでバーテンダーをしている。
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