D2Cについてリサーチしている起業家の方は、成功できる新しいビジネスモデルを模索中の段階かと思います。新しいビジネスの形として注目されているD2Cは、従来のビジネスモデルとは違う点が特徴です。
自分たちの情熱や思いを伝えられる魅力があるため、何か新しい観点から事業に挑戦したい方にもおすすめできます。

・事業の伸び悩みに悩んでいる
・新しい価値を世の中に提供したい
・顧客と企業が両方喜ぶwin-winのビジネスモデルを調べたい

以上のような思いを抱える方に向けて、この記事ではD2Cについて分かりやすく掘り下げました。
D2Cとは何か、ビジネスモデルを使うメリットや成功事例など、詳細をわかりやすく説明していきます。
起業家として成長し続けていきたい方は自分の糧にするためにも、D2Cのビジネスモデルをぜひ参考にしてみてください。

D2Cとは?近年流行りの新しいビジネスモデル

商品を購入するときの販売モデルがD2Cであり、基本的に実店舗がなくネットで売買が完結する点が特徴です。
この販売形態では商品を顧客に届ける仲介会社がおらず、企業と顧客が直接やり取りできます。皆さんも一度は利用した経験があるのではないでしょうか?

ファッションや美容商品の通販サイトがわかりやすい例かと思いますが、D2Cはデジタルで完結する世界観がコアなサイトを指していることが多いようです。
「新しいライフスタイルを広めていきたい」といった理念重視のビジネスモデルともとらえられています。従来のやり方でなく、新しい方法を模索している方にピッタリです。
商品を買うときに実店舗が存在せず、ネット上でやり取りが済む点から顧客と企業の距離が近い特徴もあげられます。

D2Cが成功した事例をわかりやすく解説

*コアラの事例
オーストラリアで生まれた企業コアラは、寝具の『コアラマットレス』商品を日本にも広めました。日本に進出した際、実店舗はありません。ネット上で完結するD2Cをビジネスモデルに取り入れた結果、成功例として知名度を集めています。

*フーフーの事例
日本のアパレルブランドフーフーは、実店舗がないD2Cのビジネスモデルを取り入れて成功している企業です。宣伝はSNSを使った方法を取り入れており、新しい独自の取り組みを展開している企業として注目が集まっています。

以上のように、D2Cは新たなビジネスモデルとして社会に広まっており、今後も成功事例となる企業は増えていくのではないでしょうか。

参考:ワインがこぼれないマットレス「コアラ」のD2Cはなぜ成功した?代表に独占取材
参考:アパレルD2C「フーフー」、「身に着けることで、思いもかけない自分と出会える」 音声座談会「蓉子の部屋」Vol.7

D2Cの成功に必要なポイント

基本的に実店舗を持たない場合が多いD2Cのビジネスモデルでは、顧客と企業が共に成長していくという強い思いが必要になります。
D2Cのやり方で実際に成功している企業は、つねに顧客との交流からビジネスの継続につながるという視点を意識しているわけです。
また、商品の購入がサイト内で完結するため、デザインの見やすさやお金の支払い方法がわかりやすいなど、スムーズな流れを構築できる環境づくりも意識します。
D2Cは実店舗でなくネット上でビジネスを展開する特徴があげられるため、健康食品やアパレル商品、ガジェット製品など、相性のよい商品と組み合わせて販売していきましょう。

企業がD2Cのビジネスモデルを使う5つのメリット

D2Cは、実店舗を持たない事業を考えている方におすすめの方法です。
ただ、展開していきたい業界、伝えたい思いによっても相性のいい事業方針は変わってきます。
自分が展開していきたい業界や事業がD2Cのやり方に合っていそうか、以下で紹介する5つのメリットを参考に検討してみてください。

①商品の不満や改善点について早く対応できる

サービスを利用する側としては、ストレスに感じるポイントはなるべく早く改善してほしいと願いますよね。D2Cは、企業と顧客が直接やり取りをして情報が一つに集まるため、サービスをすぐに改善しやすい利点があげられます

例えば、百貨店の小売店をイメージしてみましょう。昔のビジネスモデルは、仲介を挟んで商品を販売することが中心でした。この場合は百貨店の店舗を借りて販売しています。昔のビジネスモデルとD2Cそれぞれにメリットはあるものの、小売店では顧客の情報を素早く的確に得ることは難しい側面がありますよね。

スーパーの掲示板にある「お客様の声」のように、お互いが今後の付き合いを続けていくためにも改善のスピード感は大切です。
D2Cでは、顧客の不満に対するレスポンスが早くできる点もメリットになります。

②顧客と直接やり取りができて長期的な利用につながりやすい

上記で紹介した「商品の不満や改善点について早く対応できる」点は、リピーターを増やす上でも大切なポイントです。
例えば、スマホアプリが使いにくいという不満を感じたとき、スムーズに意見を取り入れて改善してもらえるとうれしく感じて「また使いたい」と思うはずです。
D2Cなら、公式サイトを通して情報を一つに管理できます。顧客の不満、客層、購入傾向など、情報収集していけば「どういった点を改善すれば、長期的な利用が見込めるのか?」といった分析も可能です。
結果として業務の改善につながり、売り上げに直結する流れがつくれます。

③マーケティング戦略が取り入れやすい

D2Cのメリットには、顧客に関する情報を集められて購入者の心理や傾向を分析できる点もあげられます。
マーケティング戦略では、顧客の行動や心理をキャッチして先読みしていく技術が欠かせません。D2Cは顧客と企業が直接ネット上でやり取りをしている分、情報をスムーズに管理できる点も魅力的です。
また、分析したデータをさっそく公式サイトやSNSを使って実践的に試していけます。自分たちのサイトで運営しているため、制約がなく自由に宣伝ができる点も魅力の一つですね。

④大手企業とサービスの差別化を図れる

D2Cの特徴はコアな商品やサービスを展開していけるため、ニッチなファンを多く獲得できる点があげられます。
競合の大手企業が入り込めないスキマ産業を利用できる魅力があり、成功すれば新しいビジネスを展開していくチャンスが生まれますよね。
大手企業は多くの顧客を獲得していく力があるものの、広告での発信力が強い分商品に関心がない客層の目に入るデメリットも考えられます。
そのため、コアなファンに向けてビジネスを展開するやり方はD2Cのほうが得意です。
大手企業と争わずに済むという見方もできるため、スキマ産業のビジネスを探している起業家の方にも向いている方法といえます。

⑤事業を立ち上げた思いやビジョンを伝えやすい

D2Cのターゲット層はコアなファン向けです。企業と顧客の距離が近くなる分、創業メンバーの情熱や思いを伝えやすいメリットがあります。
例えば「日常生活では、肌にやさしいものを身につけてほしい」という願いがある場合、共感する似たような価値観の人が顧客になってくれますよね。
D2Cでは、ただサービスを展開して終わりではなく、企業と顧客の両方が心地よく成長していけるビジネスモデルが作れます。
人と同じような展開をするビジネスに物足りなさを感じている起業家の方は、D2Cでビジネスモデルが展開できないか一度検討してみるとよいかもしれません。

顧客には企業のファンになってもらう意識が大切

D2Cでは、顧客も「商品を買わされている」という意識ではなく「自分が企業に貢献している」という誇らしさを持っている点も特徴です。

理由としては、創業メンバーや事業ビジョンに共感できるポイントが多い点、商品の品質が優れている点、企業独自のオリジナル商品やサービスがある点などがあげられます。
例えば「多少お金がかかってもいいから、安心して使える化粧品がほしい」と考えている方とオーガニックの暮らしを普及したい企業が合わされば、オーガニック製品をつくる新しい企業が誕生するかもしれません。
以上のようにD2Cを取り入れる企業では、自分たちの思いや新しい生活観を世の中に広めていきたいといった理念を重視している企業が多い点も特徴です。

コミュニティ作りを意識して顧客と一緒に成長していく

顧客と企業の距離が近いD2Cはお互いに立場を明確に区分するのではなく、顧客も企業の参加者として考えている点があげられます。
D2Cを取り入れている企業によっては、公式のSNSで顧客とやり取りをするコミュニティがつくられている場合も。
ネット上で展開していく利点として、ファンやリピーターがつくと自然に商品を宣伝してもらえる機会がつくられる点です。購入者も自分たちがコミュニティの一員として普及できることに喜びを感じている場合も少なくありません。
このように、D2Cでは顧客と企業の間に隔たりが少なくなるという特徴もあげられます。

D2Cとは独自の世界観を作って販売できるビジネスモデル

この記事では、D2Cに関する情報を簡単に掘り下げました。
D2Cのビジネスモデルを使うメリットとしては、商品の改善点を早くリサーチできた結果、リピーターにつなげやすい点があげられます。
また、実店舗を持たずネットで販売を完結できるため、マーケティング戦略を実践しやすい点も特徴です。
大手企業よりもコアな客層をターゲットにできて差別化が図れるだけでなく、顧客との距離が近い分ビジネスのビジョンや思いを伝えやすい点もあげられます。
成功事例としては、寝具の『コアラマットレス』を日本に広めた企業コアラを始め、日本のアパレルブランドフーフーは実店舗を持たずにSNSで広告を展開する新しい手法を取り入れて成功しました。
顧客と企業の距離が近い分、人気が定着すればファンとしてリピーターの方に長く愛される事業づくりを目指せます。
自分たちの情熱や思いを伝えたいという思いが強い起業家の方は、ぜひD2Cのビジネスモデルを使う方法も検討してみてください。

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廣渡 裕介

廣渡 裕介

メディア運営会社のインターンを経て大学在学中に起業。自身の会社を経営しつつ、様々なスタートアップや起業家と一緒に仕事をしたくガイアックス・スタートアップスタジオにも所属。スタートアップスタジオの国内普及を目指して情報を発信中。