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ガイアックスは、事業部の経営権を事業部門に委ねている会社です。中でも、ソーシャルメディアマーケティング事業部は、リモートワークの推進や離職率KPIの提示など、ハピネス×事業推進の観点での施策を次々と打ち出しています。今回は、ソーシャルメディアマーケティング事業部を率いる管大輔さんに話を伺いました。管さんにとっての「ハピネス経営」とは?なぜその考えに辿りついたのでしょうか。管さんの少年時代までさかのぼり、動機の在り処を探ってきました。

かつてはジャイアンタイプの子どもだった

管さんはどのようなお子さんでしたか?

一言でいうと、ジャイアンタイプでした(笑)。父が厳しいタイプの人で、実は、今でも父ほど怖いと思う人はいません。3歳くらいのときに、「あ、強くないと生きていけない」と悟りました(笑)

いまはジャイアンさを感じないけど(笑)、なにか変わるきっかけはありましたか?

中学時代です。野球部のキャプテンをしていたのですが、当時はジャイアンタイプだったので、みんなを力で従わせるのが大事なんだと思ってしまっていて…。野球部で力任せに無茶をしていたら、ある日、部員が来なくなったんです。50人いる部員のうち、49人が部室から出てこない(笑)。理由を聞くと、僕がグラウンドにいるなら部活に出ない、というボイコットだったんです。そのことがきっかけで、逆に僕が1週間くらい不登校になったんですよ。その間にいろいろ考えて…それからです、だいぶ変わったのは。

Suga

そんな少年は、大人になったらこういう働き方、生き方をしたい、というイメージはありましたか?

そうですね、家系に会社員がいなかったので、物心ついた頃からきっと将来は独立して何かするんだろうな、ぐらいの意識を持っていました。

なんと!会社員のイメージはなかった?

うーん。なかったですね。会社員として働く自分のイメージはなかった。

自責で働けるガイアックスの環境に惚れた

その感覚はどこからくるんですか?

おそらくは育った環境です。実家がバーを経営していたので、「あいつ、もうクビだ」という会話が日常的にあったんです。「働くこと」と「クビになること」が、すごく密接してたんですね。「つかえない奴だ」と思われたら、有無を言わさずクビにされてしまうんだとその頃から思っていて…。ちなみに、10歳の時ぐらいまでは、クビって本当に首を取られるんだって思ってました。切腹しなきゃいけないのかな、それは絶対嫌だなって(笑)。もし、理不尽なことでクビにされて命を落とすなんてことになったら、たまらない。だから、自分でなにかを選びとって、そのうえで結果「切腹しろ」って言われたら、それは仕方ないと受け入れられるかなと。なんか、幼い頃からそんな感覚で物事を選んできた気がします(笑)。

そんな管さんが、ガイアックスを選んだ理由を教えてください。

「自責」で働ける環境に惚れたんです。もし仮にクビになるならば、納得できる形でクビにされたいという気持ちがありました。

たしかに、ガイアックスは自責の環境ですよね。でも、会社員のイメージがなかったのに、会社員を選んだのはどうしてですか?

親の経営を間近で見ていて、独立するだけなら誰でも出来るんだなということが、良くも悪くも分かってしまったんですよね。独立すること自体には意味がないんだなって。

Suga

親の会社で働いてくれてた社員の方々にはとても良くしてもらってたんですが、会社や両親への不満を聞くことも多かったんです。だから漠然と、自分が独立するなら、働いている人たちがみんな自信を持って前向きに仕事に取り組める会社を作りたいと思っていた気がします。そしてそのためには、一度会社員になって組織の一員となって学んでみようと。

入社してから今までの仕事内容をおしえてください。

入社して2年半は営業の仕事をして、3年目でSOC(ソーシャルメディアマーケティング事業部)の事業部長になりました。SNSマーケティングの運用のコンサルティングサービスを提供しています。

幸福感をもって働ける環境を作りたい

現在の仕事のミッションはありますか?また、管さんのミッションへの動機って、何でしょうか?

幸福を感じながら生きている環境を作りたい。これが大事にしている思いです。僕自身、またSOCの組織としても、そういう方向に持っていこうとしています。仕事への満足感だけでなく、人生に対する幸福感の高い人をもっと増やしたい。なので、例えば仕事のせいで自分が大切にしていることに時間を割けないという状態になったメンバーがいれば、すぐに改善しにいきます。仕事の捉え方は人それぞれなので、できる限り尊重して、大切なことを大切にできる人を増やすことが大事だよね、と。まずはSOCにいるメンバーから、そしてメンバーの家族や友人、またその先の周りの人へと良い影響を与えていきたい。もっというと、世の中全体に伝播させていきたいし、そうできると信じたいよね、という話をよくしています。

「幸福感」というキーワードは、どこからきましたか?

一昨年、事業部長になることが決まったのですが、その時期にガイアックスで一、二を争う勉強家の2人(木村さんと栗原さん)と「幸福感」のテーマで盛り上がったんです。私自身、それまで「幸福感(ハピネス)」って言葉自体が嫌いだったんですよ。なんか薄っぺらい感じがして(笑)。でも、この2人が言うならと、彼らに薦めてもらった本を読んだり、大学の公開授業に参加したりして、知識を深めました。結果、「人間の『幸福』を理解しないとマネジメントができないし、ひいては組織の利益も出せない」んだなということに気づきました。

その「幸福感」が動機にまで至った理由はありますか?

大学の公開授業の中でもあったのですが、死からの逆算で考えたんです。「死んだときにどう言われたい?」「どう感じていたい?」という問いを与えられ、考えました。考えた結果、営業成績で1位をとったとか、会社のMVPを獲ったとか、そういうのは30年、40年後にはきっと忘れているだろうなと思った。それよりも、「あのとき一緒に働いていたメンバーって、めちゃくちゃ面白かったなあ」とか、そういう感情が動いた瞬間を思い出すんだろうなあと。人とのつながりで得たものや、感情的に訴えるものを自分は覚えているんだろうなとそしてそういうものが蓄積した人生にしたいと思うようになったんですよね。

SOC

一緒に働いているメンバーには、仕事から帰って家族と一緒の時や、それぞれのコミュニティで仲間と一緒にいる時に、一緒にいて楽しい存在になってもらいたい。そんな彼らの姿を見た周囲の人たちが良い影響を受け、またその周囲の人たちにポジティブな空気が伝播されていく、という状態が作れると良いなと感じています。まずは身近なところから。自分自身、SOCのメンバー、ガイアックスからそういった環境づくりをしていきたいです。

ちなみに、「幸福感」って何か別の表現はありますか?

ストレートに「幸福感」と言ってもあまり響かないので、そこをどう表現しようかが、まさにいまの課題です。最近部署のメンバーとも話をしているところなのですが、きっと幸せな状態にいる人というのはその周囲にいる人も幸せな状態にいるはずというか、周りが不幸で自分だけが幸福っていうのはないと思うんですよね。なので、自分の大切な人の幸福に貢献できている実感が持てているかとか、そういう感覚なんだろうなとは思っています。これからもっと思考して、自分の言葉を見つけて表現できるようになりたい。

「幸福」って、ひとによって違うから、いいテーマですよね。

そうですよね。考えるのがすごく楽しいテーマです。メンバーと話していてもそれぞれでやっぱり捉え方が違いますしね。いろんな人の生き方が見えてくるのも楽しいです。

私はあるときから、モチベーションという言葉に違和感を感じていて。その中で見つけた「動機」という言葉を使うようにしたら、しっくりくるようになった。そういった、自分でテーマと仮説を立てたうえで本を読んだり学のはすごく楽しいですよね。

自分である程度仮説を持ったうえで本に向かうのはいいですよね。自分の核心を裏づけるためにもなりますし。

これから挑戦したいことは?

仕事に関してだと、事業面の強化を図りたいです。ひとつは、いまある前任者から受け継いだ事業を守りつつ、かつ、領域を変えずに新しいサービスを立ち上げ、提供すること。もうひとつは、既存事業の拡大です。この2年間は、働く環境の整備に注力してきたので、今後は、よりビジネス面の強化に力を入れていきたいと考えています。世の中に必要とされるサービスを、誇りを持って提供していく、ということをきちんとやっていきたい。

「事業拡大」と「幸福度」って、どんなつながりがあると思いますか?

どんなに優れた事業でも、その事業の運営メンバーが幸福な状態でなければ、なかなかうまくいかないんじゃないかなと考えています。事業が拡大するからメンバーが幸福になるのではなくて、幸福なメンバーが手がける事業だから拡大していくんだろうなと。これは書籍や講義で学んだことでもありますし、この1,2年で実感していることでもあります。僕らは、これを体現している組織になりたい。その結果、ハピネス経営を重視する組織が増えて、幸福な状態の人が増えていく連鎖が作れたら良いな、なんて考えたりもしています。

今後、独立して、会社を始める構想はありますか?

もちろんです。え、ありますよね?(笑)

ですよね。そのほうが自然です(笑)。

今ガイアックスに所属している理由は、まさに「やりたいことができているから」なんです。野澤さん(ガイアックス執行役)の存在は大きくて、こんなにも信頼してもらえる、ということがとても嬉しいですしやりがいにも感じます。例えばこの2年間で、私の友人が7人、ガイアックスで働き始めました。共に働きたいと思える人と一緒に働くことは、僕にとっては何にも代えがたい価値あることです。その他にも新しい提案をいろいろとしているのですが、基本的に全部了承してもらっています(笑)。だからですかね、会社員ではあるけれど、感覚としては独立している感覚なんです。もちろん責任もありますが、経営に必要な、人・もの・お金の権利を与えてもらっている。いま独立したら、やはりそのあたりは制限されてますしね。

「幸福度が主たる動機になっている」ということは、逆にいうと、事業内容にはそんなにこだわりはないですか?こだわりがない方が自由度は高いと思うのですが。

うーん、確かに。自分では「こういうのを絶対にやりたい」というのは、そんなにないと思っていて。でも、だからこそ、「やりたい」を持っている人にはすごく惹かれるんですね。かっこいいと思うし、応援したいと思う。起業するときは、そういう人を探して「一緒にやろうよ」と声をかけると思います。

それは、共同経営者みたいなイメージ?

はい、そんなイメージです。そういう人を見つけるためにも、今やっている事業の拡大や新規事業の立ち上げを自分で経験して、その現場だったり、立場にいる人たちの悩みを実際に体験しておきたい。そこを自分で経験しておかないと、サポートしたり、一緒にやったりすることは出来ないだろうなと、そう考えています。

人生を楽しむ人を増やしたい

管さんにとって仕事とは?

現時点では「手段」という感覚です。自分が幸福になるための手段であり、まわりに幸せを広げるための手段です。

管さんは、どういう状態になったら幸福ですか?

今年を振り返ってみると、QCP(評価報酬制度)の場でメンバーが喜んで泣いたことや、メンバーと行ったグランピング、毎月行っている食事会など、そういうことが思い出されるので、結局のところ自分にとっての幸福というのは、こういう時間をどれだけ持てるかなのかなと思います。ちなみに、杉之原さんにとっての仕事って何ですか?

Suga

「生きてるって感じです」って、答えた(笑)。仕事に生き様や人間性がでると思っているので……。

かっこいい(笑)

最後になりますが、人生のミッション、生涯かけてやりたいことは?

せっかくの人生なので、人生を楽しんでいる人をもっと増やしたいですね。「人生を楽しんでいる=幸せな状態」なのかなと考えています。

あとは、ゆくゆくは子どもたちにもっと直接アプローチしたい。例えば、ガイアックスはいま、働き方をかなり自由にしています。ただその一方で、何をしてもいいのに指示を待ってしまったり、そもそも何をしたらいいのか分からないという人も多い。そういう感覚の癖みたいなものって、幼少期の環境で変わってくると思うんです。生きることを楽しんでいる、仕事を楽しんでいる大人を増やすことの大事さは、切実に思います。

以前、オランダで教育実習をしたことがあるんですけど、ホームステイ先のホストファーザーに感銘を受けました。ヨーロッパでも有名な企業で働いていてマネジメント職に就きながらも、平日は毎日必ず家族揃って食事を取り、休日は子どもと自らも楽しみながら遊ぶ。夕食後には子どもと仕事の話や政治の話などもしてたりしました。しかも4ヶ国語も話せる(笑)。その子は僕に、「お父さん、かっこいいでしょ。何でも知ってるし、何でもできるんだよ」と言ってきた。それを見て、「ああ、こういう子どもへの影響の与え方もあるんだな」と心動かされました。一緒に働いているメンバーには、仕事から帰って家族と一緒の時や、それぞれのコミュニティで仲間と一緒にいる時に、一緒にいて楽しい存在になってもらいたい。SOCで働いているときは、愚痴を言う側ではなくて、愚痴を聞く側になることが増えてくれたら嬉しい、というのもよく言っています。そして、そんな彼らの姿を見た周囲の人たちが良い影響を受け、またその周囲の人たちにポジティブな空気が伝播されていく、という状態が作れると良いなと感じています。まずは身近なところから。自分自身、SOCのメンバー、ガイアックスからそういった環境づくりをしていきたいです。

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杉之原 明子

2008年に株式会社ガイアックスにインターンとして入社。学校裏サイト対策サービス「スクールガーディアン」事業の立ち上げを経て、2014年、アディッシュ株式会社取締役に就任。2016年、ガイアックスグループで働く女性の、一歩踏み出す姿を発信するWebサイト「Needle-Movers」をオープンさせる。

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