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自分の強みをコントロールする!心的安全性を保証されたときのパフォーマンスは無限大

  • 最終更新: 2021年8月3日

18卒エンジニアの大前直也(おおさきなおや)です。先日、社員総会が行われ、私の一年先輩で17年新卒の小東さんを始めとする先輩方が社員総会の運営をより良くしようと企画した「新卒メンバーによる自己紹介LT(ライトニングトーク)大会」で、私は1位を取ることができました。
発表中の自分は、当日に聞いていた方々にも伝わっていると思うのですが、自分の個性を100パーセント引き出せている実感を得ていました。自分というキャラクターがいかに面白いものであるかを語りつつ、弱さも決して相手に必要以上のマイナスイメージを与える事なく自分の強みだけを表現することが出来ました。
この話は、自分がいかにLT本番で力を発揮できたかを記すものであり、それは自分個人だけの力では決してなかったことを伝えるものです。

Naoya Oosaki

自分の強みは何なのか。自分の強みとは良い意味で尖っていて、熱を込めて表現し、努力する事です。これは、内定をいただく前に技術開発部の佐々木さんに逆求人イベントでお誘いを受けてから面接から内定を頂くまでずっと評価していただいていた事で、LTの発表当時もそれを前面に押し出していけたと自負しています。
あの自分の生き生きとした発表と、自分で言うのもなんですが、作り込んだLTのスライドが出来上がったのかを書きます。

社内総会を数日に控えた日、自分はまだ新卒研修の真っ只中にいました。そこで行われたプログラミング研修では、自分はTA(Teaching Assistant)として参加していました。自分の中では、しっかりとできうる範囲で話していたつもりでしたが、研修が終わった後TAのレビューの時間の際に、同期のメンバーから『教わっているときは問題ないが、横で聞いていると文句を言っているように聞こえる』と言われてしまったのです。これは非常に自分を凹ませることになりました。私のミッションステートメントは2つあるのですが、その内の1つは、熱いムードメーカーです。研修当時は、社員総会のLT同様熱く語っているつもりだったので、非常にショックでした。どんなところがそう見えたかをその場で聴きましたが、横で聞いてての雰囲気レベルだと言われてその段階では、自分でもソリューションを見いだせず、迷いだけが頭の中に存在するだけの状態となりました。
その日の夜は、社内総会を翌日に控え、新卒研修担当の藤堂さん、流さんによるLTリハーサルが行われるということで私はスライド作りをしていました。しかし、私は自分の強みがわからなくなっているままで、作ったスライドは全く自分というものが見えないような完成度であり、レビューをしてもらった時も、藤堂さんを始め、流さんも同期のメンバー皆の反応も微妙なものでした。そこで更に凹んだ自分は、GRIDのフリースペースでスライドに修正をかけていたのですが、全くどう直していいかもわからず、途方に暮れていました。
しかし、その時に、藤堂さんが現れてくれたのです。次の会議の時間までの休憩時間を割いて、ホワイトボードを持ってきて、まず私の強みについて話してくれました。その時言われた言葉は、全てが自分に刺さるものでした。

Naoya Oosaki

『お前の中で大学行くことをバカにされた経験からヘイト精神で結果を出してきたことは凄い。そしてそれは、間違いなく強みだ。でも、それはお前にとってのガソリンだろう?ガソリンを周りにぶちまけてどうするんだ?それは周りからすれば環境に文句言ってるだけの人間にしか見えないだろう。強みは表裏一体で、お前は強味のマイナスをコントロールできていない状態にある。マイナスのコントロールをしていかにプラスだけを出し続けるかが重要だ』
こう言われた時、自分はまさにその通りで何もいうことができませんでした。見事に自分が無自覚だった部分を突かれ、自分では熱を込めて言っていることだっただけに衝撃でした。確かに大学合格や、プログラミングの学習の結果をこれまでこの精神を使って出してきましたが、それ故に、自分のヘイト根性むき出しの原動力が熱意と等価値であると誤認していたのです。藤堂さんは更に続けます。
『結果は出してきてるんだから、それだけ語ればいいんじゃないのか?見てみろ』そう言って、ホワイトボードには先程、藤堂さんが自分と対話しながら書いてくれたものをもう一度自分に見るように促すのです。(普通、逆ですよね。自分が立って藤堂さんの言うことをホワイトボードに書く場面のはずなんですが、自分は座らせたままで考えることだけに集中させてくれるところもまた感謝すべき点です。)そうしてもう一度眺めた自分のやってきたことはさっきよりも、自信を持っていいものに見えてきました。彼女をARで作るのでさえ、自分の持ち味である気さえしました。

そして、自分のガソリンをしこたまに浴びせてしまったメンバーに自分はどうしたらいいのか途方に暮れ、どうしたらいいか藤堂さんに尋ねると、『自分の中で答えはもうでているだろう』と。
かつて、東京の大学に行くことを打ち明けた際に駅のど真ん中でバカ笑いされた友人たちで、自分が結果を出してから謝罪しにきた時、それで十分だったことを思い出し、自分も次の朝の研修で18卒のメンバーが集まる場所で、謝罪と、自分のマイナス修正する事を伝えることにしました。
次の日の朝は、1番にそれを伝えようと思いましたが、正直、受け入れてもらえるかどうか非常に不安であったのですが、1番最初に反応してくれたのが、TAレビューの時に自分に文句を言っているように見えると言った同期のメンバーでした。彼はそれ以降以前より話してくれるようになりましたし、自宅に泊まらせて貰った時に布団を敷いてくれるまでになりました。
このような経緯があって、自分は、社内総会前の土日で、以前作ったLTはゴミ箱に入れ、全てのスライドを全とっかえしました。しかし、その時のスライドを作っているとき、自分の手の動きの速さは自分でも驚くほどで、できあがった後に、台本で読み合わせを行った時に、以前のLTより良いクオリティになっていました。そして、本番はご覧の通りです。
新社会人として早1ヶ月が経ちましたが、この1ヶ月で自分という人間がいかに未熟であったかを痛感させられました。
自分には何が足らないのかを教えてくれる人がいる、そして、自分が課題修正をすると公言すれば、それを本気であると受け入れてくれる人達がいるこの心的安全性があることを強く自分が実感できたことが、今回のパフォーマンスに繋がったのです。
強みをどうコントロールするか、それは、自分の場合、アウトプットで語ることが出来る人間になること、そして、またこの先も自分の中で間違いが起きたなら、それを修正する行動において、認めてくれる仲間たちがいることで自分は強みを出せる人間であり続けるでしょう。
ただ、1つ今回のことで後悔をしたことは、大学を目指す時、もっと純粋な気持ちで勉強を始められたなら、自分はまだマシな人間だったろうなと思いました。なので、この先は知らないことへの恐怖心や怒りは全て好奇心へと変換して勉強をしていきたいと思っています。

Naoya Oosaki

大前 直也
技術開発部 エンジニア 大前直也 18卒入社。エンジニアとして成長し、人と人を最高の形に繋げることを目指し、2018年4月に新卒で入社。現在は技術開発部でスタートアップサービスのアプリ開発者として業務に従事。司会するエンジニア。
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