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中学生インターンへ!ガイアックス人事が突撃インタビュー

  • 最終更新: 2023年11月9日

新型コロナウイルス感染症の影響で、生活や働き方が変わり始めてIT分野が注目を集めています。
そして、会社経営に関わりを持ちたい、起業家になりたい若者たちが近年増加!だけれど、日本は世界と比べるとIT・起業後進国。
そんな中、ビジネスに早い時期から触れることが大切だと考え、事業創造を完全オンラインで体験できる、中高生向け就業体験型インターンシップ「FUTURE NATION」を 株式会社ガイアックスにて開催しました!
本イベントの1DAYインターンで活躍した中高生の人物像に迫るシリーズ。今回は、イベントで活躍した、マレーシアのクアラルンプールにあるインターナショナルスクールに通う中学2年生Artydoriさんと、都内中学校2年生のKさんにガイアックス人事の原と浅香がお話を伺いました。
イベントの詳細は『オンラインで「事業創造」を体験!中高生向け1dayインターン「FUTURE NATION」を開催』をご確認ください。また、イベントレポートはこちらから、本シリーズの「高校生インターンへガイアックス人事が突撃インタビュー」はこちらから、ご覧いただけます
※インタビューイーは、本人の希望により仮名とさせて頂きます

それは、8月のことでした。
中高生向けにこんな試みがTwitterへ5月に流れ、プレスリリース も出され、中高生を対象としたインターンシップが開催されました。
しかも、実は中高生に向て短期のインターシップをするのは「ガイアックス初」!!!
さて、そんなコアなイベントに参加したのは一体どんな方なのでしょうか……?
ガイアックス人事も気になる、イベントで活躍した1DAYインターン生の素顔とは!?

こんな人にオススメ
・ガイアックスでインターンをしてみたい!と思う中学生
・中学生でインターンをする人ってどんな人なんだろう?と思っている
・ガイアックスってどんな会社なんだろう?と疑問に思っている

-まずはじめに、クアラルンプールにあるインターナショナルスクールに通う中学2年生Artydoriさんへお話を伺いしました。

中学生としてインターンを経験して

Gaiax人事 原:色々聞かせてください。よろしくお願いします。
Artydoriさん:よろしくお願いします。

Artydoriさん

1DAYインターンの募集を見つけたきっかけ

Gaiax人事 原:「FUTURE NATION」は、どうやって見つけたんですか?
Artydoriさん:Qulii(キュリー)株式会社CEOの王さんのインタビューをしてから、定期的に QuliiサイトやSNSでオンラインイベント情報をチェックしていました。そこでガイアックスのイベントを見つけて申し込みました。
Gaiax人事 原:いつ頃からイベントを探していたんですか?
Artydoriさん:夏休みの始めから探していました。新型コロナウイルス感染症の影響で色々なイベントがキャンセルになった代わりに、オンラインのイベントが増えたので、暇な夏休みにやることを探していました。

SDGsイベントへの関心

Gaiax人事 原:Quliiでは沢山のイベントが掲載されていますが、どういうテーマのイベントに参加することが多いですか?
Artydoriさん:SDGsのイベントや自分が面白そうと思った模擬国連や 、私は水泳をやっているので水泳選手の方の講演など 、自分がやっていることに関連しているイベントに参加しています!
Gaiax人事 原:SDGsは今も興味があって調べているんですか?
Artydoriさん:はい。SDGsを学び合うイベントに8月2-17日の間に参加しました。そこで、JANIC(国際協力NGOセンター)の「一言多い張り紙」という活動を知りユーモア混じりでSDGsを伝えているので、学校内で同じような活動をやろうと思っています。
Gaiax人事 浅香:ちなみにSDGsに興味を持ったきっかけは?
Artydoriさん:2年前にインターナショナルスクールであった地球温暖化の授業(社会科)でSDGsのゴールを学ぶゲームを作ったことです。マレーシアのビーチに遊びに行ったらゴミだらけで、本当に問題が迫ってきているんだなと思って、興味を持つようになりましたね。
Gaiax人事 原:なるほど。SDGsのイベントで最も印象に残っていることはありますか?
Artydoriさん:SDGsのイベントではないのですが、マレーシアの高校生が川のゴミ回収ドローンを作ったことが印象に残っています。それは『サイエンスキャッスル』という中高生研究者の学会発表で、マラッカ川のゴミ問題を解決するため、ホームセンターで買えるパイプや網とドローンのパーツで作ったゴミ回収ドローンの実物を展示し、実際のゴミ回収ビデオを出していて衝撃的でした。
Gaiax人事 原:同世代のイベントですか?社会人の方もいる感じ?
Artydoriさん:えっと、私が行ったサイエンスキャッスルは、発表者は全員高校生でした。ちょっと年齢の上の人たちが沢山出ていて、ビックリしました。
Gaiax人事 原:SDGsと離れて、今回は「起業」イベントだったかなと思うんですけど、今まで興味があったんですか?
Artydoriさん:海外にいると、16歳くらいにIGCSE(一般中等教育修了試験)というテストを受けます。その成績がその後の進学や就職する時に必要になります。 将来を考えてIGCSEの受験科目を選ぶので、悩んでしまいます。企業に就職することも経験としてありですけど、起業というのも、実際どんなことをしているんだろうと思って、起業イベントに初めて参加しました(笑)

インターンシップを通して起業のイメージが変わった

Gaiax人事 原:今回参加して、起業に対するイメージは変わりましたか?
Artydoriさん:起業は難しいとか、ルールがたくさんあるとか、スタートアップの9割は潰れると聞いて、相当難しいと思っていました。ただ、アイディアを出すところまでなら、すごい簡単にできちゃうんだなーと新しい発見が出来ましたね。
Gaiax人事 原:96%は失敗すると言われているから、その先が難しいんですよね。誰でもアイディアを考え出せるというところに気づいてもらえて、嬉しいです(笑)

Gaiax人事 浅香
Gaiax人事 原

中学生の視点から見る日本とマレーシアの違い

日本とマレーシアでの情報格差と自由

Gaiax人事 原:インターナショナルスクールって日本のカリキュラムと違いますか?
Artydoriさん:授業数は日本より少ないかもしれません。 その分、自分の時間ができるのはいいですね。学校の授業では、プロジェクト方式が多くなっています。例えば「離島に新しい飛行場を作るべきか?」というテーマで、グループ毎に調査し、Googleスライドでプレゼン資料を作って皆の前で発表します。プロジェクト方式は楽しいのですが、知識を効率よく得るのは難しいかもしれません。他の子たちは塾に行っているんですけど、私は日本の教科書を使って補っています。
Gaiax人事 原:なるほど。その分探求の時間が長いというか、自由に使える時間が長いんですね。
Artydoriさん:自分のメリットになるように使うか、無駄にするかは、自分次第なんです。
Gaiax人事 原:ちなみになぜ今のマレーシアの学校を選んだんですか?
Artydoriさん:小学校2年生までは日本にいてマレーシアに来ました。親に連れてこられたので最初の学校は自分で選んでいませんが、今の学校は中高生によるオーケストラ、カルテットなど音楽活動が盛んなことと、見学で雰囲気がよかったので選びました。
Gaiax人事 原:お母さんに提案してもらった時、どういう風に思いました?
Artydoriさん:7歳くらいで、よくわかっていませんでした。レゴランドマレーシアで遊んで楽しかったし 、全部英語で大変そうだけど何とかなるだろうと思っていたんじゃないかな (笑)
Gaiax人事 原:いつ頃から慣れ始めました?
Artydoriさん:たぶん半年くらい経ってからかな。英語は追加の授業があったので話せるようになって、1年終わる頃には皆に追いついたし、完全に溶け込んでいる状態でした。
Gaiax人事 原:日本の学校での雰囲気とマレーシアの学校での雰囲気では、違いはありますか?
Artydoriさん:マレーシアやその他の国の子より日本の子の方が、ずっと真面目です 。日本の子は、どの授業も真面目に受けますが、海外の子は、自分の好き嫌いで授業態度が全然違います。嫌いな授業では、長〜い時間トイレに隠れている子もいました(笑)。日本の学校では会えないような色々な人たちに会えてマレーシアに来て良かったなと思います。反対に日本が良かったかなと思ったのは、教材が豊富 とか、イラストも入って分かりやすく書いてあるとか、給食が美味しいとかです。

マレーシアの中にある自由と責任

Gaiax人事 原:中には、何もしないで終わる人はいるんですか?
Artydoriさん:何もしないで、ただ流されているだけで終わっちゃう人もいます。先生に決めてもらって厳しめに指導してもらう学校の方が自分にあっているかもって、インターナショナルスクールを辞める子もいました。
Gaiax人事 原:ガイアックスもめちゃめちゃ自由というところがあって、似ている部分があるなと思いました。ちなみに、今こういうところが足りないから、こんなイベントにもっと参加したい、こんなイベントをやってみたいことは?
Artydoriさん:えっと…実際チームになって、起業の仕方だけじゃなくて実際の起業の方法、あとお金について学びたい。株とか仮想通貨とかにも興味があるので 、今から学びたいな と思います。
日本の子 にはお小遣い制度があるけど、海外では子供にお小遣いを渡さず成績の結果による報酬で渡すことが一般的。基本子供にお金は全く渡さないで、親が必要と判断した時だけ子供に必要な額を渡すという感じ。日本の子の数学力とお金のマネージメント力が揃えば、世界最強になると思っています。
Gaiax人事 原:面白いですね、企画します(笑)!途中参加の浅香さんは聞きたいことはありますか?
Gaiax人事 浅香:マレーシアはどうっすか?
Artydoriさん:とても暑いです。だけど、皆とてもフレンドリーですね。日本語で「こんにちは」「ありがとう」「元気?」などと声をかけられることも多く、日本のアニメや漫画に詳しい人も多く感じます。
Gaiax人事 浅香:日本人がマレーシアに行ったらどう変わりそうですか?
Artydoriさん:大阪のおばちゃんみたいになりそうです。大阪のおばちゃんのイメージは、飴ちゃんくれて、困っていたら話しかけてくれて、面白いんです。
マレーシアにいる中華系の人たちは、お金のことや将来のプランをよく考えていて、 努力して頑張るタイプの人たちで、家族や親戚一同で協力しあい、祝日に皆で集まることもあります。お菓子など小さなギフトをくれて、一緒に食事をしてもおごってくれることが多いんです。そうしたら今後は私たちがおごるよ、とまた一緒にご飯を食べて交流する機会がうまれるので人との付き合い方を学べます 。
マレー系の イスラム教徒の人たちは、フレンドリーで 、イスラムのコーランに、まずは誰にも良くしなさいと書いてあるらしく、困っているとすぐ助けてくれます 。大きな荷物を持っている時やエンストした時など助けてもらいました。 結婚披露宴 をやっているところを通りかかった時には 「君たちも 入っていって食べていく?」と言われました。

Artydoriさん:ガイアックスは、中学生でもインターンできますか?
Gaiax人事 原:できます(笑)起業を事業検証でスタートして、検証レビューをもらう形のインターンの方が過去におります。

長期中学生インターン誕生?

ライターとして活動する中学生

Gaiax人事 原:周りに起業家の方はいるんですか?
Artydoriさん:意外とたくさんいますね(笑)。 指紋の形から、その人の強み弱みやそれらをどのように活かすかをアドバイスしてくれる人。もう1人が銀行員を辞めてトレッキングガイドサービスを出している人がいます。
Gaiax人事 原:同世代の方ですか?
Artydoriさん:いえ、マレーシアにいる人は大人で、日本で起業している人といったら加藤さん(株式会社クリスタルロード)がいます。今は感覚過敏研究所を運営し「せんすマスク®︎」を販売しています。 加藤さんが初期に立ち上げた 「TANQ-JOB」にライターとして参加しJob(仕事)のインタビュー記事を出しています。
Gaiax人事 原:ライターを始めたきっかけは何だったんですか?
Artydoriさん:加藤さんのクラウドファンディングの活動に支援した後、小中高生による小中高生のためのメディアを作るという案内を見て、一緒にやりたいとDMを送ったことです 。
Gaiax人事 原:一番ライターとして活動していて良かったと思う瞬間はどんな時ですか?
Artydoriさん:マレーシアで生活するミャンマー・チン州の人たちの記事を書いた時に、「ミャンマーから難民の人たちがマレーシアに来て、そういう生活を送っていること自体知りませんでした」「視野を広げてくれてありがとうございます」と、メッセージをいただいた時に、なにかが届いた気がしました。Mosul Eye(モスル・アイ)を紹介した時も、日本から折り紙や本を送ってくれるという人がいて嬉しかったです。
Gaiax人事 原:ライターを続けていく上でこれからの目標はありますか?
Artydoriさん:テストの準備などでさらに忙しくなってくるのでライター活動と学校生活を両立させ、もっとたくさんの人々に見てもらえるようにすること、定期的にインタビュー記事を発信するのが課題ですね。
Gaiax人事 原:明確に道を決めているんですね。
Artydoriさん:道は決まってなくて、モヤモヤの中にいます 。母から「悩んでいる暇があるなら先に進んだ方がいい。行動を起こしてミスをしても、あなたは中学生だから新聞記事になるような事件 にならないから、好きにやればいいんじゃない?」と言われて、「そうだな」と思って(笑)

ガイアックスには中学生長期インターンもいる?

Gaiax人事 原:Artydoriさんから聞いてみたいことはありますか?
Artydoriさん:ガイアックスは、中学生でもインターンできますか?
Gaiax人事 原:できます(笑)起業を事業検証でスタートして、検証レビューをもらう形のインターンの方が過去におります。

サマーインターン

-次に話をお伺いしたのは、都内中学校に通う2年生のKさんです。
 マレーシアの中学校に通うArtydoriさんの視点からみる世界と、日本の中学校に通うKさんの視点からでは、世界の広がりにどの様な違いがあるのでしょうか。

中学生としてインターンを経験して

1DAYインターンを見つけたきっかけ

Gaiax人事 浅香:どうやってこのイベントを見つけてきたんですか?
Kさん:Twitterで「Command” F」を知って、Command”Fメンバーから招待されて。

今まで参加したイベント

Gaiax人事 浅香:今までどんなイベントに参加したことがありますか?
Kさん:私の住んでいる地域のまちづくりのイベントや学校の教育についてのイベントです。だいたい中高生対象のイベントに参加しています。
Gaiax人事 浅香:イベントに参加する時の心持ちは?
Kさん:お話を伺いたい人がいたり、興味ある分野だったり、他の地域のことを知れたら活かせるかなと。
Gaiax人事 浅香:どんなテーマに興味がありますか?
Kさん:私は生徒会をやっているんですけど、学校内で問題を解決しようとすると限界があるので、大人とつながれば、先生の負担も減るし、もっと色々な活動ができるのでは?と思いました。

事業創造を体験してみて

Gaiax人事 浅香:「FUTURE NATION」にどういうことを期待していましたか?
Kさん:ワークショップができて、同じ世代の方や高校生の方が、考えていることはどんなことなのかを知りたかったので、今回参加してみました。思いもよらない意見があって、とても楽しかったです。あと、自分の発表にも質問をしてもらえて楽しかったですね。
Gaiax人事 浅香:どんなアイディアを出したんでしたっけ?
Kさん:マッチングサービスで合った相手が観光地を紹介するのを、リアルタイムのテレビ電話で見れて、お土産も送ってもらえる。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンラインで旅行ができないかというところから着想を得ました。
Gaiax人事 浅香:どんな危険があるとコメントをもらってましたか?
Kさん:個人間のやりとりになると、悪意のある人とつながってしまった時はどうするのか、個人情報についての指摘を頂きました。

Gaiax人事 原:将来の夢や挑戦してみたいことはありますか?
Kさん:将来的にも、まちづくりや大人の当たり前を学生が変えられるように、「まち」をより良くできる仕組みができたらいいなと思っています。今のプロジェクトが成功したら、他の区でも中高生の意見を魅力的だなと感じてもらえたら、中高生が意見を出していいんだと思ってくれる方が出てきて、もっとこの取り組みが広まればいいなと思っています。

中学生としての学校生活

学校で関連した取り組み

Gaiax人事 浅香:今どんな学校に通っていますか?
Kさん:新型コロナウイルス感染症の影響によって、中学校では国際的な取り組みはしていませんが、小学校の時は、海外の小学校とビデオ電話で交流しあったり、派遣研修で海外の学校に1週間行ったりするという取り組みはありました。
Gaiax人事 浅香:中学校の好きなところや嫌いなところはありますか?
Kさん:好きなところは、教科ごとに教室が違って自分で移動するんですけど、壁に教科に関することが貼っていて楽しいですね。嫌いなことは、生徒会で意見が出た時に、先生だけでは処理できないこと。そのため、学校の外と連携できたらなと。
Gaiax人事 浅香:どんな連携をしたいですか?
Kさん:制服がない日を作ってほしいですね。学校で制服があるのはいい事なんですけど、自分でTPOを考える機会がないし、経済格差が見えてしまい、どういう対応をしたらいいか分からないのは逆に危険なんじゃないかと意見が出ても、生徒会では解決できないから、区まで話を挙げてくれてもいいかな。
オリンピックにボランティアとして参加したいとなった時に、学校外の活動をするのは先生の勤務時間が増えてできないという理由で参加できなかったので、もっとやり方があるんじゃないかなと思いました。

学校はどんな場所?

Gaiax人事 浅香:Kさんが社会の先生になったらどんな授業にしますか?
Kさん:聖徳太子の勉強だったとしたら、年号と事例を覚えるだけじゃなくて、どんな政治をしたかったかとか、今の政治とはどう違うかとかを議論していきたいですね。小学校の時の先生はすごく楽しかったけど、中学になったら授業のペースが速くなってしまって、もう少し発言の場があってもいいんじゃないかなと思います。
Gaiax人事 浅香:小学校と中学校で大きく変わった点は何ですか?
Kさん:授業が速くなって詰め込んで学習するようになったので、じっくり考える場が減って、急いで覚えるような…そういう学習になってしまいました。
Gaiax人事 浅香:もし中学校の授業がこう変わったら、中学生はもっと良くなるだろうなという部分はありますか?
Kさん:オンラインでできることは、オンラインで済ませてもいいなと思いますね。覚えることや友達がいらない授業は、全部オンラインにしてしまえば、時間も短縮できるので、学校に行くのは、話し合いや実技の有意義な時間にあててほしいなと思いました。
Gaiax人事 浅香:Kさんにとって学校はどんな場所ですか?
Kさん:周りの意見が聞けて、自分の意見が深まる場所です。

ryoma yamaguchi

ただの中学生インターンじゃなかった

実は、事業が始まっていた…

Gaiax人事 原:学外の活動で、他に活動されていますか?
Kさん:区内での中高生が気軽にまちづくりができるように、LINEのオープンチャットで街について話して、それを区の民間企業や区議会委員さんに話せる制度があったらいいなとトライアルしています。
Gaiax人事 原:おー、すごい!ご自身で思いついてやろうと思ったプロジェクトなんですか?
Kさん:思いついて、声かけて……。
Gaiax人事 原:なるほど。いつ頃からスタートされたんですか?
Kさん:3月前半にスタートして、トライアルとして中学生5人で始めて、参加者を集めて始めたのが8月。
Gaiax人事 原:うん、うん。5人はどうやって集めたんですか?
Kさん:区議会委員さんや協力してくれる方がSNSで拡散してくれて、興味ある方が参加してくれて。
Gaiax人事 原:すごいですね。いつリリースするかなど決まっていますか?
Kさん:そこまで決まっていないんですけど、サイトを立ち上げて集客するところに向かっています。
Gaiax人事 原:浅香さんも都内で観光にまつわるお仕事をされているので、何かあったらいいですね。
Gaiax人事 浅香:何かあったら言ってください(笑)
Gaiax人事 原:そのプロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけは?
Kさん:中高生が言ったことは、学校や保護者に止められるので、適度に頼れる大人に出会えればいいなと思ったのがきっかけで、立ち上げました。
Gaiax人事 原:前半で話していた課題も実現しようと行動に移していたんですね。
Gaiax人事 原:今後の展望はありますか?
Kさん:中高生の意見が「まち」に反映されていくのと同時に、大人が中高生の意見に価値を見出してくれたらと。
Gaiax人事 原:Command” Fの中でも、まちづくりに興味を持っている人もいるので、つながれるといいですね。
Gaiax人事 原:将来の夢や挑戦してみたいことはありますか?
Kさん:将来的にも、まちづくりや大人の当たり前を学生が変えられるように、「まち」をより良くできる仕組みができたらいいなと思っています。今のプロジェクトが成功したら、他の区でも中高生の意見を魅力的だなと感じてもらえたら、中高生が意見を出していいんだと思ってくれる方が出てきて、もっとこの取り組みが広まればいいなと思っています。
Gaiax人事 原:ガイアックスは中高生の意見をより実現させたいと思っている側の企業なので、実現できるということに私たちの期待も便乗させてください。

大人について思うこと

Gaiax人事 原:Kさんは、世の大人に対して「これは言いたい!」と思うことはありますか?
Kさん:「それは上から言われたことだから」と言わないで、対応してほしい人に耳を傾けて、しっかり向き合ってほしいなと思います。先生は、あまり新しいことをやりたくない雰囲気なので、なくして欲しいです。
Gaiax人事 浅香:Kさんからこういう機会だから話したいこと、聞きたいことはありますか?
Kさん:えっと、企業へどんな風にアピールしたらいいですか?
Gaiax人事 原:Twitterをフル活用していますね。Twitterで、Command” Fで活動している中高生に声をかけたり、個人的に声をかけたりしています。直接企業のイベントに参加して接点を持つのもいいと思います。最近では、お問い合わせホームから「インタビューさせてください」と言ってきた中学生もいるので、直接接点が広がったこともあります!
Gaiax人事 原:学びたい部分はありますか?
Kさん:先生に接する時と、社会人に接する時の差がよく分からなくて、学校を出てから大人になるまでギャップがあります。人間関係やマナー、礼儀など、学校と社会ではどう違うのか知りたいです。
Gaiax人事 原:自分でビジネスをやっていくと、利害関係が発生するから嫌だけど、仕事をしなくちゃいけないというのは必ずしもあって、人間関係に対する考え方が変わってきて、新しい発見がたくさんあるのかなと思うので、みんなと一緒に考えるのは面白いかもしれないですね。
学校にいると大事なのは年齢だと思うけど、社会に出ると、基準が年齢じゃなくなる。お客さんには年下でも敬語を使わないといけないし、年上だから自分より偉いというのは、社会に出ると急になくなるので、目的によって状況が変わるというのはありますね。当然、敬語はベーシックなマナー。例えば、学校に行くのに教科書を持っていくのは当たり前と同じくらい、仕事をする上で敬語を使うのは当たり前なので、その上でどう接するか。敬語の次の世界というか、どうしたら相手が気持ちよく話せるかなという世界になってくる。敬語よりも難しい話かな。
私も質問をいただいてハッとしました。

インタビューを終えて

Artydoriさん
「FUTURE NATION」に参加いただいた後も、新しく事業アイデアを考えてお話ししてくださいました!
とにかくアグレッシブで、気になることや興味のあることに躊躇なく飛び込んでいく姿が印象的でした。
現在はライターとしてご活躍中のArtydoriさん。今後のご活躍がとても楽しみです!
改めて、ありがとうございました! – 原秋実
Kさん
素晴らしいなと思ったのは、自分の学校の「中」で何をするかではなく、学校の「外」まで範囲を広げて、今ある課題をどう解決できるか考えていることです。Kさんの今後のご活躍がとても楽しみです!
インタビューのお時間をいただきありがとうございました。 – 浅香翔太

浅香 翔太
株式会社ガイアックス 人事支援チーム
1995年生まれ。株式会社ジェイノベーションズ創業メンバー。国際交流プラットフォームJapan Local Buddyの運営統括を務める。2020年4月、複業メンバーとしてガイアックスの人事支援チームにジョイン。フィリピンと日本のハーフです。都内シェアハウス在住。趣味はカレー作りとサッカー。


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