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今こそ、SNSマーケティングに「愛のあるクリエイティブ」を。ガイアックスが2社の買収を経て築き上げた、“ファンと育む”ブランドづくりの土壌


ソーシャルメディアを活用したマーケティングを支援するガイアックスは、「マーケティングの全体戦略を踏まえた上でのSNS活用」が前提となる時代への変化を見据え、2023年5月にSNSマーケティング支援に関するサービスラインアップをリニューアルしました。
SNSに特化したクリエイティブ制作会社や、アンバサダーPRに強いプラットフォーム事業会社の買収、インハウスのデータ分析チームの立ち上げなど、この3年間で統合的なSNSマーケティングを一気通貫で提供できる体制を確立しています。
今回は、サービスリニューアルにおけるクリエイティブ支援面の新サービスや支援体制の強化点について、SNSに特化したクリエイティブ制作を得意とし、2021年5月にガイアックスの子会社となった「GENIC LAB」事業部の事業責任者である中村真奈さん(スナップマート株式会社 代表取締役を兼任)と、2023年2月に同じく子会社化された「スナップマート株式会社(以下、Snapmart)」のセールスマネジャーである村上あゆ美さんにお話を伺いました。
中村真奈

中村 真奈

GENIC LAB事業部 責任者・スナップマート株式会社 代表取締役

慶應義塾大学総合政策学部卒業。2020年より、株式会社ガイアックスにてオンライン配信サービスの立ち上げに参画し、主に大企業向けの営業からPM/CS業務を幅広く担当。2021年5月より、GENIC LAB事業部 事業責任者を務める。

村上あゆ美

村上あゆ美

スナップマート株式会社 セールスマネジャー
Jacksonville State University卒業。Snapmartのクリエイターとして、アンバサダーや商品撮影などを経験し、2018年よりスナップマート株式会社に入社。主にアンバサダープランの営業に従事。2022年よりTikTok研究コミュニティを立ち上げ、動画クリエイターの育成も担当。

クリエイティブに「質の高さ」と「個の力」を希求した、“2社の買収”と体制強化に懸ける想い

今回のサービスリニューアルを通じて、クリエイティブの支援面ではどのような変化があったのでしょうか。

中村 SNSに強いクリエイティブ制作事業を展開するGENIC LAB社と、30万人のクリエイター・プラットフォームをもとにPRアンバサダー支援サービスを展開するSnapmart社の子会社化を通じ、質の高いクリエイティブ制作支援と、商品を実際に体験したユーザーの熱量や感性を活かしたPR支援が可能になりました。
これまでガイアックスは戦略設計や運用代行を中心に支援してきましたが、そのなかで「公式アカウントで質の高いクリエイティブを発信していきたい」という声を多くいただくようになったことが今回の体制強化の背景にあります。
そこで直近2年間では、数多くのプロクリエイターとの連携によるクリエイティブ制作におけるケイパビリティの拡大を行ってきました。また、デザインの質だけではなくよりバラエティに富んだクリエイティブ制作に対応できる体制をも構築するため、“実際のユーザーならでは”の視点を活かしたアンバサダーPR支援を強みとするSnapmartとの連携も進めてきました。

サービスメニューの具体的なアップデート点について教えてください。

中村 クリエイティブ制作に関しては、写真や動画の撮影・編集をはじめ、縦長動画やフィルター、ロゴやLPなど、幅広いご要望にお応えできるようになりました。
コスメ・フード・インテリア・ファッション・ビーチ・子どもなど、各ジャンルに精通したインフルエンサーが制作に対応するため、案件ごとのニーズに寄り添ったクリエイティブを提案できる点にも強みを持っています。
SNS用のクリエイティブが必要なら「クリエイティブ制作・動画サービス」
村上 Snapmartの強みとする「アンバサダーPRプラン」がサービスメニューに追加された点も大きな変化です。
これまでSnapmartでは、自社が抱えるクリエイターのなかから30〜50人に呼びかけ、商品の素材や動画を撮影してもらい、投稿・発信までしてもらえるプランを展開していました。
今回ガイアックスが親会社となったことで、ガイアックスの強みである綿密な戦略設計に基づいて、より統合的な観点でアンバサダープランをご活用いただけるようになりました。
SNS用PRを検討しているなら 「インフルエンサーマーケティング」

GENIC LABとSnapmartの2社を買収した背景について、お聞かせいただけますでしょうか。

中村 まずGENIC LABに関してですが、クリエイティブ支援の内製化に対する課題意識が買収の背景にあります。
これまでガイアックスでは外部デザイナーと連携しながらサービスを提供していましたが、外部がゆえに意見を互いにうまく汲み取れなかったり、支援日数が多くかかってしまうなどの課題を抱えていました。
こうした課題を解決し、クライアント企業のご要望に迅速にお応えできるよう、子会社化という形でのケイパビリティ向上を推進してきました。
Snapmartに関しては、クリエイティブに特化したSNSマーケティングを支援するなかで、クリエイターの自由な発想でつくるコンテンツの強さに気づき、「個の力」をもっと事業に取り入れていきたいと考えるようになったことが買収のきっかけとしてあります。
自社プラットフォームに集うクリエイターの方々が心から楽しみ、こだわりを持って制作に取り組まれていることをかねてから常々感じていたことが決め手で、ぜひご一緒できればと買収の提案をいたしました。

中村真奈

村上 Snapmartでは、フォトコンテストや勉強会の開催など、初心者のクリエイターがチャレンジしながらスキルアップできるコミュニティ運営を大切にしています。このような「クリエイターとの密なコミュニケーション」を第一とする思想に共感いただいたことも、ご提案時にお伝えいただきました。
Snapmartとしても、ガイアックスにジョインしたことで、マーケティングの全体戦略と施策の整合性やデザイン品質を向上させながら、これまで以上にクリエイターとの関係性や情熱をもとにクリエイティブ制作ができるようになったと感じています。
ガイアックスにはこれまでに10年超ものSNSマーケティングに関する支援実績があるため、Snapmartが抱えるクリエイターの活躍の場もさらに広がっていくのではと想像しています。

熱量溢れる“リアルな声”が商品の新たな魅力を映し出す、「アンバサダーPR支援」とは

Snapmart買収のきっかけに「個の力」というお話がありましたが、なぜ現代のSNSマーケティングにおいて「個の力」の重要性が増しているのでしょうか。

中村 企業とユーザー間における双方向型のコミュニケーションから生まれる“熱量溢れる”投稿でないと、エンゲージメントのつきにくい時代になってきたためです。
SNSをプレスリリースのように捉えている企業がまだまだ多いように感じますが、企業やインフルエンサーが一方的に情報発信をしてもエンゲージメントがつかないケースは少なくありません。
こうした時代において、クリエイターが1ユーザーとして商品を実際に使い、自分ならではの自由な視点で撮影から投稿まで行うSnapmartのアンバサダーPRは、中長期的に愛されるブランドを育む上で欠かせないものだと感じています。

村上 中長期でファンが多くなっていくブランドは、顧客やインフルエンサーはもちろん、1つの企画に対してでさえも長い関係性を築くよう意識しています。
近年では価値共創型マーケティングとも言われますが、「ファンの声を聞きながら、ファンとともにPDCAを回す形でアカウントを運用する」というアンバサダーPRのスタイルは、これからの時代により求められていくのではないでしょうか。

ユーザーの熱量が結果に結びついたアンバサダーPRの事例があれば教えてください。

村上 ロート製薬株式会社様の「セノビック」という栄養機能食品のPR支援として、アンバサダーPRプランを導入いただいた事例があります。
ECサイトに公式写真を載せると固い印象になってしまうことから、ユーザー目線の自然な写真を活用できるようにしたいとのご要望が導入の背景にありました。
導入に際し、一般のフォトグラファー30名・TikTokクリエイター3名それぞれに商品を配布し、それぞれの家庭でどのように飲まれたかの様子がわかる写真と動画を撮影してもらいました。

ロート製薬株式会社様の「セノビック」

結果、合計486枚の写真と5作品の動画が集まり、さまざまな家庭の日常で実際に商品がお子様に飲まれている様子を切り取ることに成功しました。
ハッシュタグ「# 栄養機能食品」のトップ投稿にもアンバサダーの投稿が入りこみ、認知拡大にも寄与できたことから、クライアントにも大変喜んでいただけた事例です。

栄養機能食品

振り返ってみて、施策成功のポイントはどの点にあったと感じますか?

村上 やはり、ユーザー目線の“嘘のない感性”が鍵だったと思います。
これまでは企業が「自分たちがこうつくりたいからこう発信する」という形でPRをしてきましたが、クリエイターの視点や世界観に任せていただくことで、企業が気づいていなかった魅力や視点を出せるようになったことが今回の事例でも大きかったのかなと。

中村 PRにおいて、インフルエンサーに頼めばなんとかなると思われるケースも多いのですが、なかには消化試合的に「とりあえずPRで発信しますね」とこなすような方も存在します。
対して、Snapmartは「商品の魅力を深く理解して伝えたい!」と思って発信される方ばかりなので、この熱量がプロジェクトの成功に大きく寄与したのではないでしょうか。

「長く愛されるために、長く愛していく」。企業と生活者を近づけるSNS活用を支援する事業体を目指して

中長期で愛されるブランドづくりにおいて、いかにクリエイターの熱量が重要かというお話を聞いてきました。一方で、短期的な成果を求められる場合も少なくないかと思います。

中村 おっしゃる通り、「インフルエンサーに頼めばすぐ売れる」といった考えでご依頼いただくことも実際は数多くあります。ですが、いくらフォロワーが多い人に頼んだとして、目先で数値は上がっても中長期で見るとファンは定着しません。
長く愛されるブランドをつくりたいのであれば、こちらも長く愛さないといけません。
ファンとの関係性は「育む」ものなので、企業側が「すぐに売上は上がらない」という意識を持つことが重要です。

村上 施策効果を増幅させる観点から見ても、「インフルエンサーに頼むだけ」のような単発の施策を考えるだけにとどまってしまうと、成果に対するインパクトは最大化しません。
Snapmartがガイアックスと一緒になることで感じたシナジーもそうでしたが、マーケティングの全体戦略を踏まえた上でSNS施策を打てるようになると、得たい成果により直結しやすくなるかと思います。

最後に、今後のビジョンについてお聞かせください。

中村 私たちは、「ファンを増やし、関係性を育むマーケティング」を通して、企業と生活者の距離を縮めていきたいと考えています。
この想いを実現するには、質の高いクリエイティブをつくるだけでは難しく、今後は「熱量の高いクリエイターがいる組織」をより一層目指す必要があるなとも感じています。

村上 ただ仕事を発注する・されるの関係性ではなく、企業とクリエイターの距離を縮め、「ガイアックス = クリエイターと一緒にブランドをつくる企業」になっていきたいです。
そのためにも、クリエイターのみなさんがモチベーション高く関わり続けたいと思えるようなコミュニティ運営をこれからも大切にしていけたらと思います。

中村 クリエイターが自身のワクワク感を引き出し、「クリエイティブをつくるのが楽しい!」「この商品が本当に好き!」という、本来発信していくべきポイントは大事にしていきたいですね。
クライアント企業に喜んでいただき、クリエイターの活躍の幅を広げていくためにも、クリエイターの方に「長く関わり続けたい」と思ってもらえるような、コミュニティとしての役割をも担える事業をこれからも目指し続けます。

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中村 真奈
慶應義塾大学総合政策学部卒業。2020年より、株式会社ガイアックスにてオンライン配信サービスの立ち上げに参画し、主に大企業向けの営業からPM/CS業務を幅広く担当。2021年5月より、GENIC LAB事業部 事業責任者を務める。
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