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中学生から見たガイアックスとは。 麹町中学1年生の企業訪問

最終更新: 2023年9月6日

枝廣くるみ

初めまして!枝廣くるみと申します。

ガイアックスの「人と人のつながりによって様々な問題を解決する」という考え方や実践に共感して、ライターとして関わりたいと思い、今回インタビュー・記事執筆の機会をいただけることになりました!

この記事では、麹町中学校の1年生が授業の一環としてガイアックスを訪問した際の様子をレポートします。わたし自身、今回のお仕事を受けるにあたって「こんな風に外部の人間が会社の記事を書く機会をいただけるものなのか」と驚きました。外からの自由なポジションで、中学生と同じようなフレッシュな視点から「ガイアックスで働くということ」や「ガイアックスが目指すもの」などをお届けできればと思います。

実はわたしは、麹町中学校の前校長工藤勇一氏の著書「学校の『当たり前』をやめた。:生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革」を数年前に読み大号泣したことがあり、今回のお仕事にご縁を感じながら、イベントに同行させていただきました。

工藤氏自身が過去に受けた「理由もわからず強制される」教育への違和感や憤りに共感し、学校に新たな文化を構築するというチャレンジ精神にわたし自身勇気をもらいました。今回はそんな未来へのバトンである麹町中学校の生徒さんのリアルな声を聴ける機会としても、面白い場でした。

社員さんが中学生に向けてお話ししてくれているので、難しいとか、イメージしにくいと思われがちなガイアックスについて、かなりやさしい言葉で伝えられています。ガイアックスについてよくわからないという人はぜひ読んでみてください。

​​ガイアックスではオンライン座談会にて、ガイアックスメンバーに直接疑問をぶつけることができます。「採用に興味がある」や「ガイアックスってどんな会社だろう?」と思った方は採用ページからご確認ください。

麹町中学校イベントレポ記事

こんなイベントでした

ある晴れた日の午後、麹町中学1年生の7名がガイアックスの本社ビルNagatacho GRiDを訪問し、社員との座談会イベントに参加。イベントは三部制で、一部で本社Nagatacho GRiDツアー、二部で社員との座談会、三部で中学生への振り返りインタビューという流れで行われました。

麹町中学校では、「ミライ探究フィールドワーク訪問」という麹町中学の一年生を対象とした企業や大学等の訪問を進路学習の一環として行っています。この取り組みは、企業や大学等を訪問・取材し、信頼できる素敵な大人と出会うことで、「自分が将来生きていく社会」が明るい希望を抱ける場所であることに気付くことが目的なのだそう。

「生徒が将来に希望をもてるように」と、貴社・貴学の魅力をお伝えくださいというお願いが、消防署や近隣の企業など様々な職場へ麹町中学校より送られます。それを受け、ガイアックスでも未来を担う若い世代である中学生に自由な生き方を提案し、「使命に生きる人を応援したい」という思いから「ミライ探究フィールドワーク訪問」の受け入れを実施しています。また、この麹町中学校からガイアックスへの訪問はガイアックスの木村智浩さんが、工藤前校長時代に麹町中学の校内研修に参加していたことをきっかけにして始まりました。
そしてガイアックス代表上田と工藤前校長の対談インタビューも実施しています。

参考ブログ:これからの学校と会社の「ルール」とはどうあるべき?  麹町中学工藤校長 × ガイアックス代表上田によるスペシャル対談!

当日アジェンダ

第一部:本社Nagatacho GRiDツアー
第二部:社員5名との座談会
第三部:中学生への振り返りインタビュー

本社Nagatacho GRiDツアー

Nagatacho GRiDはスタートアップをはじめとした多様な企業が入居するコミュニティビルです。オフィススペースはもちろん、壁のない開放的なスペースがあったりお子様連れでも安心なキッズプレイルームがあったりと、ガイアックスが大切にする「フリー・フラット・オープン」を体現していました。中学生たちはそんな多機能的な館内を歩きながら色々な働き方をする大人たちと話す中で、言葉で理解するより深く感じるものがあったようでした。

参考ブログ:ガイアックスが何をしている会社なのか、あまりにも聞かれるので、ちゃんと説明する

社員の紹介、座談会

座談会は、社員、中学生それぞれ2グループに別れ、各グループお互いの自己紹介から始まりました。そして生徒さんたちによる自由な質問タイム。途中でグループ交代し、2回に分けての開催です。

ガイアックスメンバーは以下の5名が参加しました。まずは、中学生からアイスブレイクとして飛び交った「好きな食べ物は?」という質問の回答とともにご紹介します。

takumi.nagare

流拓巳(ながれたくみ)さん
人事総務部長として、採用や社内人材育成など、人や組織に関わる仕事全般を統括。好きな食べ物は台湾のフルーツ釈迦頭(しゃかとう)。

遠藤桂視子(えんどうよしこ)さん
メディア編集長。好きな食べ物は牛タンとシャインマスカット。

 

Hiroshi Takano

高野比呂史(たかのひろし)さん
広報マネージャー。会社のことを外の人に知ってもらうため、おもにプレスリリースを通じて発信していく。好きな食べ物はなめろう。

 

Itsuki Kobayashi

小林樹(こばやしいつき)さん
2020年大学卒業の社会人2年目。SNS事業の副部長としてInstagram運用などを行う。好きな食べ物はお寿司で、好きなネタは塩で食べるイカ。

 

小野加奈子

小野加奈子(おのかなこ)さん
約半年前にガイアックスメンバーに。人事支援チームにて、採用担当、学生向け会社説明や面談などを行う。2022年1月より部署移動し、GRiD事業部へ。好きな食べ物はナスの揚げ浸し。

 

麹町中学校イベントレポ記事

座談会1:流さん、遠藤さんに聴く

会社としての目標は何ですか?

ーメンバーそれぞれの使命を事業として次々と形にしていくこと、そして、そんな風に使命を形にする人を増やすこと。

流さん:そもそも、「会社の目標」って、会社によって立て方が違うんです。一つの目標に向かっていく場合もあれば、会社の中にチームが複数あるから目標も複数あるという場合もある。

例えば、これからみなさんが高校や大学に行くとして、「野球部」は「野球がうまくなる」とか「野球の試合に勝つ」など、同じ目標に向かう人たちの集まりだと思います。一方で、「スポーツ学部」のような学部のクラスにおいては、卓球の選手、野球の選手など、一人一人が取り組んでいる競技が違うので目標も違う。だけど、みんなで協力して高め合っているという場合もある。

ガイアックスには「人と人をつなげる」というミッションがあります。もっと言うと、それによって情報の壁をなくしたり、新しく人と人が出会えるような社会にしたりすることを目指しています。つまり、大きな括りで考えると、人と人をつなぐことでいろいろな社会課題を解決することが目標と言えます。

でも社会課題って、人口減少や食糧危機から学校に通学する時の道路が危ないみたいな問題まで数えきれないくらいあります。その中で、ガイアックスとしては「こういう課題から優先的に取り組みましょう」みたいなのはないんです。だからこそ、国に解決を託そうとか、誰かに任せようじゃなくて、それぞれが自分の使命だと思えるもの、自分が一番解決したいんだと思えるような課題に向かって事業やサービスを作っていくことが重要だと考えています。つまり、会社全体のミッションもありながら、個人のミッションをとても重要視しているんです。

では、会社としての目標がないかといえばそうではありません。問題を抱えていても、多くの人は「自分で新しいサービスや設備を作って解決しよう」とまでは思わない。そんな自ら未来を切り拓く人を増やしていくこと自体も、社会にとって価値があると思っています。実は、ガイアックスに新卒で入ってきた人たちの約6割は自分で起業していくんです。これは他の会社だとせいぜい1割程だと思うので、異常な割合なんです。

だから、会社としての目標を言葉にしてみるならば、「世の中に大きな影響を与えて、国からも認められ、大企業に買いたいと言われるサービスを安定的に作ること」。もっと言うと、そんなサービスを社員のうちの何人が形にできるか。スポーツで例えるならば、「何人がオリンピックに行けるか」みたいな感じです。

もちろん、自分の志で何かをやろうと思ったとき、起業家だけではなくて、政治家や個人事業主などいろんな手段があるので、ガイアックスの中にもそういう道に進む人もいます。

麹町中学校イベントレポ記事

みなさんそれぞれの使命を教えてください

流さん:私が本能から嫌だと思うことは「もったいないこと」です。食べ物や時間に対しても、さらには人に才能があるのにそれが活かされていない状況に対しても、とても敏感に「もったいないな」と思うんです。それはきっと、あまり成功体験を積めていないことや自分に自信を持てていないなどの内面的な問題から起こっていたり、また法律や知識不足などの物理的な壁によることもあると思います。その人たちの才能や気力を開花させたい。

もう一つは、世の中から「他人事」の概念をなくしたい。他人事というのは、「ここまでは自分に関係があるけど、ここからは関係ない」みたいな感覚。例えば、自分が中学校から帰っていて、横を知り合いのおばちゃんが子どもを乗せて自転車で走っているとします。子どもがおしゃぶりを落としました。多分拾いますよね。

でも、お互いが他人同士と思っていたら、お母さんは拾ってとは言わず止まって自分で取るかもしれません。ただでさえ家事に育児に大変なのに。こんな風に、変に「自分たちでやらなきゃ」って思っているから起こっている「もったいないこと」って結構あると思います。

もっと働くという文脈で例えてみるならば、コロナによるリモートワークについて。多くの日本の会社の人事部長が、それぞれで「どうやったらリモートワークの体制が作れるか」と考えていたら、めちゃめちゃもったいないですよね。生産性や日本の発展を考えるなら、会社ごとの事情はあるとはいえ、例えば僕がそれを1日10時間かけて考えて、情報をオープンにしたら、1万社の人事部長が10時間考える時間が別のことに使える。でも、多くの会社が会社ごとの競争だと思っているからそうならない。今は、そんな壁を一つ一つ壊している状況ですね。

遠藤さん:わたしは中途入社で、何社か経験してからガイアックスに入ったんです。当時やりたいイベントがあって、その企画書をガイアックスの人ー今の上司になる人ーに見せたところ、うちでもやろう!ということになって、「booked」という、読まずに参加できる読書会のイベントを開催しました。

当時から根底にあったのは、人と人をつなげる場を作ることへの喜び。この人とこの人が合ってるかも、などとつなげる中で、やりたいことを実践する人と出会えて道が拓けたり、新しい発見をしたりなど、みんながハッピーになる経験がたくさんあったんです。

「何がしたくてガイアックスに来たのか」が明確にあったわけではないけれど、イベントでも人と人をつなげるというのはつい勝手にやってしまうことで、入社してからも結局同じようなことをやっているのは、きっとこれがわたしの使命なんだろうなと思います。

参考ブログ:booked 本を読まずに参加できる読書会

麹町中学校イベントレポ記事

座談会2:小林さん、小野さん、高野さんに聴く

ガイアックスに入った理由は何ですか?

小林さん:就職活動のとき、最初はみんなが知っているような大きな会社に行ったら安泰だと思っていました。でもいろいろ面接をして、「この会社はこういう人を求めているから、こういうキャラで行こう」などリサーチをして、キャラでいくようになってしまって、合格通知はたくさんもらったけど、結局自分は何がしたいのか、自分は何者なのか、忘れたままの就活をしてしまって。

「じゃあ自分は何を大切にしたいんだろう?」と思っていたときに、たまたまガイアックスのセミナーに参加。そうしたら、社長が意味わかんないことばっかり言ってて(笑)。「何言ってんのかわかんない!」ただ、面白くて新しいことをしているのはわかった。

「きっと社会の次の次を見ている会社なのかもしれない、この会社面白そうかも」。そう思って面接を受けることに。面接では、いろんな人と会う機会が与えられました。普通は面接って3回とか4回しかないから、人事とか、偉い人としかほとんど話す機会ってないんだけど。ここでは実際に働いているいろいろな人と話せたから、「正直どうなんですか?」みたいなことも聞けた。そこでその人たちに、もともと大切にしたいと思っていた働き方の価値観と今その人たちが実現している状態にギャップがなかったから、ここだ!と思ったのが入社の理由です。

小野さん:私の場合、今すぐ起業をしたいというわけではなかったので初めからガイアックスの選考を受けていたわけではありませんでした。ただ「面白い会社だな」と思っていたので、メルマガに登録したりイベント情報をチェックしたりはしているような状況でした。

私には人生をかけてやり遂げたいことがあるけれど、それが仕事と直接結びついていなくてもいいと考えています。その代わり、仕事のせいでやり遂げたいことを諦めるような人生は絶対に嫌だ。そう考えたとき、自分の夢を語っても笑われない、周りにも新しいことに挑戦している人がたくさんいる場所で働きたいと思い、就活でようやく働き方を自分事として捉える中で一度ガイアックスの人と話してみようかなと思って座談会に参加しました。

座談会で出会ったガイアックスのメンバーはそれぞれすでに自分の事業を持っていたり成し遂げたい目標を掲げたりしていた。働くことを自分ごととして捉えていて、いいなと。それがきっかけです。

高野さん:わたしは中途、つまり別の会社で働いた後で入社したんです。「すごいカオスな会社があるから入ってみない?」と言われたのがきっかけ。それまで別の会社を経験しているからこそわかるんですけど、前の会社では「会社のため」とか「給料を得るため」が大きかった。何かの「目的のため」とか、「大志を抱く」とか、そんなこと言ったって何にも始まんないよみたいなノリが前提で、無味乾燥な空気感だった。さっき言った「カオス」って要は「熱狂」とか「熱意」だから、そういうものがあるこの場所がすごく貴重だなと感じています。

麹町中学校イベントレポ記事

麹町中学校イベントレポ記事

ガイアックスはどんな人でも受け入れるんですか?

小林さん:LGBTQ的な文脈でも、許容度が高かったり、「えっ」と思う人は少ないと思う。パートナーシップ制度を活用している人もいるし、そこに対して特に何も思わない。

小野さん:それ以外でも、ガイアックスの人はいい意味で他人に興味ない人が多いと思う。「どういう人がいてもどうでもいい」「誰が何やっててもいい」みたいな。

上下関係はありますか?

小林さん:普通の会社はひとつの大きなピラミッドになっていて、偉い人、中くらいの人の下に平社員がいる。ガイアックスには事業部が複数あって、その中に小さなピラミッドはあるけど、関係性はフラット。

「事業部長が偉い」というわけではなく、問題があったらクビになるのが事業部長なだけ(笑)。下の人からガンガン言われることもあれば、役職は状況やリクエストなどによってチェンジすることだってある。だから、他の会社より理不尽がないと思う。

事業部の間でも、干渉しあわないし。いい仕事ができそうだねとなったら、事業部がタッグを組んで仕事が生まれることもあるような、風通しの良い環境かな。

麹町中学校イベントレポ記事

振り返りインタビュー

最後に、中学生に向けて行ったイベントの振り返りインタビューの内容をご紹介します。

質問1:「イベントを終えて感じていること、印象に残っていることは?」
  • 建物も人も情報も、壁や隔たりがなく、自由に共存している会社。
  • 建物の中に設備が揃っていた。子育てもできたり、いろんな人に優しいところ。
  • リラックスできる場所がある。本当に自分がやりたいアイデアを形にできるところ。
  • 寝られる場所やシャワーなど、会社の中で不自由なく生活できる設備が整っている。
  • 階ごとの特色があり、どこもきれい。
  • 普通の会社のようにみんなでひとつのことをやるのではなく、やりたいことを、やりたい人がつながってやるから、個性が活かされる場だということ。
質問2:「これからどんなことをやってみたい?どんな大人になりたい?」
  • 外交官として日本のいいところを伝えたい。
  • レゴが大好き!レゴビルダー。
  • 縛られずに自分らしい仕事がしたい。
  • 人々のやりたいことを聴き、それが実現できる場を教えてあげたい!やりたいことは実現できる場所や手段があると伝えていきたい。
  • 自分から仕事を見つける、主体性を持った人。
  • コロナなどで苦しんでいる人を助ける看護師。
  • イラストの趣味を広げたい。
質問3:「普段どんなことにモヤモヤしている?」
  • 親と先生に勉強を強いられること。やりたいことをやり続けることが将来への一番の近道だと思っているけど、「勉強ができないと仕事に就けないよ!」という関わり方をされたり、実際にテストの負担が大きいこと。
  • コロナや生活の変化の影響で、自分たちの就職活動などがどんなふうに変化するのか不安であること。
質問4:「どんな人がまわりにいたら・どんな場所なら、やりたいことにチャレンジしていけそう?」
  • 気軽に相談できる場所や人がほしい。
  • 学校は、宿題はないけど、塾とテストで忙しい。メリハリをつけて勉強も遊ぶこともどちらもできたらいいな。(※麹町中学校では、一律な宿題(ドリルのような)を廃止しているそうですが、調べ学習などの課題は出ているとのこと。)

このように生徒さんのリアルな声を聴く中でわかったのは、学校を中心とした場で感じ得た違和感や課題意識から、それぞれが個性豊かな未来を力強く描く様子。

一方で「ガイアックスは麹中と似ていて自由な環境があって面白い」という感想もあったことから、学校改革に力を入れる麹町中学校とガイアックスの通じるところも伝わってきました。

この生徒さんの来訪後、担任の先生からメールが来ました。

本日は生徒が大変お世話になりました。
オフィスの自由な雰囲気に圧倒されたようで、
興奮しながら報告してくれました。

とても嬉しいお言葉でした。

またこの職場訪問の3ヶ月後、生徒さんたちはガイアックスへの訪問について資料にまとめ、学校内で発表を行ったようです。発表資料には、振り返りインタビューの内容と重なる部分が合ったり、会社の抽象的なゴールから具体的な働き方のイメージまで丁寧にまとめられており、生徒さんたちが訪問中にたくさんのことに心を動かされたり、理解・共感ができた様子を垣間見ることができました。その後のアンケートとともにお伝えします。

麹町中学校での生徒発表資料
麹町中学校での生徒発表資料
  • とても印象に残ったのは、他会社の人でも、何のへだたりもなく共存していること。
  • 自由に仕事ができて、自分の思っている仕事ができる環境がつくられている。自由に仕事を決めて、かべのへだてもないのがいいと思いました。
  • どの人たちも積極的に話しかけてくれて、ガイアックスの本当の仕事について知ることもできた。色々なことで盛り上がった。ガイアックスみたいな自由な仕事ができる会社に入ろうと思いました。
  • ガイアックスがすごく魅力的な会社だと思いました。たくさんのことを教えてもらい、たくさんのことを考えるいい機会だったと思います。ありがとうございました。
  • 大人がやりたいことを目標にしてガイアックスで働いている。
  • 自分が一番やりたいことで仕事をする。その時の気分で場所を変え、気持ちをリセットしている。
  • 1つの仕事を全員でやるのではなく、自分がやりたいことをやり、同じ目標を持った人達と一緒に働くことができる環境がある。
  • ガイアックスは麹町中と似ていて、自由な環境があってすごく面白いと思いました。
  • 一人ひとりの個性が生かされている。

終わりに

わたしは島根の田舎で育ちました。中学では「こんな風にしたらもっと良い学校になるのに」ということを先生に訴えたり、高校のときは生徒会に所属して学校のルールに対して意見を言いましたが聞き入れてもらえませんでした。

今回自分の苦い経験を思い出しながら、この記事の執筆に携わらせていただきました。自分自身の原体験を含め、青年期の体験の多くが学校での関わりの中に存在すると思います。あらためて学校での体験がその人の価値観に大きく影響することを感じました。

革新的な教育改革を実践する麹町中学校とガイアックスの文化が交流する今回の機会のように、学校と社会とのつながりは、若者の多角的な学び、将来設計にとって重要です。

若者の人格形成には社会全体で関わり合い、学校だけで完結させる必要はないと思います。さらに、子どもたちが社会の中で学ぶ環境が増えていくことで、彼らの柔軟な発想が社会を活発化させると感じました。

ガイアックスでは、年齢に関わらず「人と人のつながりによって様々な問題を解決」したい志を持つ人や、「アイデアを形にしてみたい」人が集まっています。

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