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経理未経験からの挑戦|悔しさを原動力に、どこまでも成長し続けたい

  • 最終更新: 2023年6月16日

ガイアックスでは、挑戦する精神を大切にしています。
それは、事業を創造する事業部や起業家を目指す人に限られたことではありません。
今回は、お金の流れを記録し管理する「経理」として会社の中枢を支える風見元基(かざみ げんき)さんにお話をお聞きしました。
風見さんにとっての「挑戦」とは?どんなモチベーションで、どんな挑戦を続けているのでしょうか。入社前までさかのぼり、動機の在り処を探ってきました。
Genki Kazami

風見 元基

経理部

2016年3月に入社。未経験からガイアックス本体経理を担当。その後、子会社や投資先経理、連結決算を経験。現在は、ガイアックス本体、子会社、投資先、連結決算をメインに担当。

◯ 簿記2級の資格があり、経理を目指している熱意のある方・経理経験者の方へ
2021年10月6日時点、ガイアックスでは未経験からでも経理になるチャンスがあります。
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Genki Kazami

「経理になりたい」、その夢が叶うまで

風見 もともと僕は高校生の頃、数学教師を志望していました。ところが大学受験に失敗してしまい、一浪したものの結局滑り止めの大学に行くことになったのです。志望していた大学ではなかったためモチベーションを保てず、コンビニでのアルバイトに精を出す毎日でした。

経理を志したのは、そのアルバイト先での気づきがきっかけです。いつものように配送業者が商品を持ってきたときに、その場では支払いがされていないことにふと気づきました。そこからお金の流れに興味を持ち、経理の道を志すようになったのです。親には反対されましたが大学を中退し、自分で学費を稼ぎながら専門学校に通い簿記2級を取得しました。

念願の資格も取り、いざ経理の道へと意気込んだもののうまくはいきませんでした。大学中退という経歴がネックになり、就職活動では60~70社で不採用。何とか就職はできましたが、現場仕事に回されてしまい経理の仕事には就けなかったのです。

今度こそは経理の仕事をと転職活動をしましたが、これもまた難航しました。未経験の自分にとって、経理の中途採用は想像以上に厳しかったのです。そんな中で出会ったのが、ガイアックスでした。ガイアックスは学歴や経験ではなく、やる気を評価してくれたのです。今でも経理について学び続けたいという意欲、経理として一生やっていきたいという熱意は誰にも負けないと自負しています。

経費精算を中心に、幅広い業務に対応する日々

風見 経理の業務内容はその日ごとに異なりますが、1か月の流れは概ね共通しています。

まず1営業日目は、経費精算の締め日です。2~7営業日目は、提出された領収書をチェックしていきます。不備がある人には連絡して回答を待ちつつ、会計ソフトに各事業部の売上や科目を落とし込みます。科目というのは、たとえば外注先への支払いであれば「業務委託費」となります。

ガイアックスでは経費精算システムを導入していますので、社員が各自入力したものを経理が領収書をチェックして承認し、それをCSVに落とし込んでいきます。そのCSVから銀行のシステムにインポートして支払い手続きを行うという流れです。

月の半ばには経費精算が一段落し、いったん落ち着きます。そして、月後半は月末の支払い準備がメインです。ガイアックスでは、月々400枚程度の請求書を処理していきます。

以上の業務をメインに、さまざまな細かい業務があります。たとえば支払いは月末締めの翌月末払いが基本ですが、前払いをしなくてはいけないケースもあります。そういう場合はフレキシブルに対応しなくてはいけません。他にも、固定資産の償却処理なども経理の担当です。固定資産というのは、たとえば20万円以上のパソコンなどです。パソコンは数年間にわたって使っていくものですから、その期間に応じた償却を行っていくことになります。

子会社が多いガイアックスならではの決算業務

風見 もう一つ、経理のメイン業務として挙げられるのが決算です。
3、6、9、12月の四半期ごとに決算業務が発生します。ガイアックスは上場会社ですので、四半期ごとに会計監査があります。

経理は、監査法人の疑問に答えられるよう内容をしっかりと把握しておかなければいけません。この決算業務では、四半期の残高や処理が合っているかどうかを確認していきます。決算整理仕訳を行って残高をきれいにし、最終的な数字を完成させていくのです。

現在はガイアックス本体とnotteco、WE COOK、GRC、GXインキュベート、シェアリングエコノミー1号投資事業有限責任組合といった一部子会社の決算業務を行っており、本体の決算業務に約1か月、子会社は2週間程度の期間がかかります。この決算業務と結びついているのが、連結会計・開示業務です。

いったんガイアックス本体と各子会社の数字を完成させたら、これらをすべてまとめて一つの組織とみなします。これがいわゆる連結会計です。ガイアックス本体と各子会社の内部取引を相殺消去してグループ間での取引をなくすなどの処理を行い、決算期末後45日以内に開示します。

Genki Kazami

経理としての成長を感じながら、日々邁進する

風見 経理になって5年が経ちますが、実務を通して本当に多くのことを学びました。
それこそ今申し上げた連結会計は、最初はかなり難しかったです。経験を重ねるごとにスムーズにできるようになる感覚は、非常に得難いものでした。

また、残高がきれいに揃ったときの喜びは格別です。たとえば取引先への支払額を計上していた通りに行い、仕訳を入力すると消込処理でパッと消えます。そうやってきれいに消えていくのは気持ちがいいものです。最初のうちは計上した金額と実際に支払った金額が違うとか、払い足りないとか、トラブルが起きるたびに悪戦苦闘していました。

3年目ぐらいからは次第に余裕が出てきて、成長を実感できたのはいい思い出です。
とはいえ、経理業務を取り巻く環境は刻々と変化しています。特に最近はコロナの影響で、紙の請求書と電子請求書が混在しているのが経理部全体の課題になっています。また2022年には法改正が控えており、電子領収書を紙に印刷する必要がなくなります。

ペーパーレス化はメリットも大きい一方、電子領収書は諸条件を満たした状態で保管しなければならず、うまく考えないと管理が行き届かなくなるおそれもあります。
会計処理をする上で必要になる会計基準も改正されることが多く、ガイアックスも2022年1月から収益認識基準という新基準を適用することになりました。

こういった改正は頻繁に行われるので経理は常にアンテナを張っておく必要がありますし、臨機応変に対応する力も求められます。

挑戦を後押ししてくれる環境がここにある

風見 ガイアックスは、一言で表すなら「やる気があればどんどん挑戦できる会社」です。「こういうことをやってみたい」と声をあげれば、挑戦させてもらえる風土があります。

僕は、未経験ということで苦い思いをした過去があります。

世の中には、学歴がある人が偉いという風潮があると思います。僕はそうやって、学歴というフィルターを通して他者を判断することに強い違和感があります。

条件的な固定概念を覆すためには、実力が必要です。だからこそ僕はレベルアップしたいですし、今でもどんどん新しい仕事をさせてもらっています。

通常、他社では5年目で連結会計業務や開示業務というのはまずやらせてもらえません。そこを信頼して任せていただけるのは本当に嬉しいですし、期待に応えられるようにこれからも成長していきたいです。

また、ガイアックスは好奇心旺盛で向学心のある人にとってはこの上ない環境です。勉強と仕事を両立させている社員も多く、僕も日商簿記1級の取得をめざして入社当時から帰宅後の勉強を続けています。試験範囲も広く、毎日そんなに時間を取れるわけではないので知識を定着させるのが難しいですが、経理として成長するためにも必ず達成したい目標です。

経理業務のうち、僕ができることはまだほんの一握りです。これからも積極的に挑戦し、どんな業務にも対応できる人材になりたい。そしていつかは、面接で僕を落とした人たちみんなを見返せるような存在になりたいです。

自己の成長は自分で決める

ガイアックスでは、個々のライフプランを実現させるための支援も惜しみません。そうして成長したメンバーは必ずよいサービスを生み、社会の課題を解決してくれると信じているからです。

スキルや知識を高めるためのメンタリングや自主自律性を促進するコーチングの各種制度を用意し、複業や、部署をまたぐ裁量権など、多様な働き方を推奨しています。

ガイアックスでは、いつでも誰にでも、成長できるチャンスがあります。

 

ライター:櫻井菜穂
編集:遠藤桂視子

 

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ガイアックスでは新卒・中途採用の他、学生の長期インターンシップを行っています。フルリモートで海外や地方で働くメンバーや、新卒1年目から事業責任者になるメンバーも少なくありません。様々な関わり方ができるガイアックスをのぞいてみませんか。

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Genki Kazami
2016年3月に入社。未経験からガイアックス本体経理を担当。その後、子会社や投資先経理、連結決算を経験。 現在は、ガイアックス本体、子会社、投資先、連結決算をメインに担当。
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