幸運なことに、2018年2月19日から3週連続で、ラジオ日本のSPARK IGNITIONというラジオ番組に出演する機会をいただきました。

普段からブロックチェーンというテーマをでいろいろな方とお話させていただく機会があるのですが、今回もブロックチェーンのコミュニティーの方からの紹介で出演するという運びになりました。今回出演させていただいたSPARK IGNITONというラジオ番組は、イノベーションに関するディスカッションにやアイデア創出にとどまらず、生まれたアイデアを、起業家、スタートアップ、クリエイター、コンサルタントなどと具体化し、トライアル的な事業化、アクセラレーションなども行うプロジェクトの一環として行われている番組です。その番組の特集のテーマとしてブロックチェーンが選ばれ、番組側からコミュニティーの方へ相談し、私にお声がけいただきました。

ラジオ番組ということで、ブロックチェーンという複雑なものを「言葉」だけで説明しなくてはなりません。お話を頂いたときは、パワポなどの資料を使って話しても理解するのが難しいものなのに、声だけで伝えるとはどれだけチャレンジングなんだと、尻込みをしてしまいました。しかし、その難しいラジオという媒体を通じてでもブロックチェーンの可能性を伝えたいというチャレンジ精神を持って挑まさせていただきました。

SPARK 2045という場

今回は、ラジオ局のスタジオでの収録ではなく、SPARK 2045とうスペースに特設ステージが設けられ、そこで収録が行われました。このSPARK 2045というスペースですが、一言で言うとNagatacho GRIDのSpace0を広くて明るくしたイメージです。白を基調としたスペースにウッド調のインテリアが置かれており、ステージの反対側にはちょっとしたオーディエンスエリアがあり、ここもSpace0と同じく段差のあるスペースに座って見れるようになっています。収録は公開の形で行われ、オーディエンスの方もたくさんいらっしゃいました。また、ステージに向かって左側にはバーカウンターもあり、本当に普段使っているSpace0にだいぶ近い雰囲気であるため、アウェー感が少なく、落ち着いてお話することができました。また、このような一般的な企業のセミナースペースとは違う、交流を目的としたスペースが増えていることを改めて実感しました。

収録

収録は簡単な打ち合わせの後、パネルディスカッション形式で行われました。パネルディスカッションをファシリテートしてくださったのは、国会議員で自民党青年局長を務められている鈴木けいすけ衆議院議員と、宇宙飛行士を目指しているという異色なタレントの黒田有彩さん。鈴木議員の的確な質問と、黒田さんによる流れるようなファシリテーションをしていただき、パネリストである3名の議論はとても円滑なものになりました。

フィスコデジタルアセットグループ代表取締役の田代 昌之さん、一般社団法人ビヨンドブロックチェーン代表理事であり、株式会社ブロックチェーンハブでCSOもやられている斉藤賢爾さん、そして私の3名がパネリストを務めました。仮想通貨取引所を運営されている田代さんがいらっしゃることで仮想通貨の話を入り口とし、斉藤先生によるブロックチェーンの解説、そして私はブロックチェーンの活用についてとバランス良くお話が流れていきました。

そして、この番組にはもう一つのチャレンジがあります。それは、グラフィックファシリテーターによる、グラフィックレコーディングです。この役を務めてくださったのは、一般社団法人グラフィックファシテーション協会認定プロフェッショナルの藤田ハルノさんです。ラジオなのでリスナーのみなさんが直接このグラフィックレコーディングを見ることはできませんが、ディスカッションの場では、話した内容を整理するために大きく活用されていました。議論した内容がその場でグラフィカルにまとまっていく様はとても爽快で、特に番組の最後に行われるその回の振り返りでは、円滑に振り返ることができ大活躍でした。

昨今のいろいろな出来事の影響で、仮想通貨という言葉は世間に認知され、そこからブロックチェーンという言葉も認知されつつある現状において私がこの場で伝えたかったのは、ブロックチェーンによる社会の変革がおきた未来の姿です。国境の壁を超えて使えること、プログラマブルなお金のプラットフォームとして秀逸であること、個人と個人が直接取り引きでき、そして企業ではなく個人が主役になれること。こういった要素を踏まえて、シェアリングエコノミーがブロックチェーンによって支えられている未来像の話を電波に載せさせていただきました。まだまだ、シェアリングエコノミーをブロックチェーンで支えられるようになるには課題が多くありますが、しかし、個々人が輝く未来を実現するために、これからもこういった活動を広げていきたいと思います。また、こういった話を多くの方と議論していきたいと思っていますので、興味のある方はぜひご連絡ください。


峯 荒夢

技術開発部で新規技術開発チームさきがけを率い、個人としてはシェアリングエコノミーを支える最も重要な技術としてブロックチェーンに注力。中間者搾取が排除され、フェアで不正の無い世の中を実現できる技術と信じ取り組んでいる
ブロックチェーンの国際標準化を検討するTC307/ISO国内検討委員にも名を連ねている。