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企業のオフィシャルサイトとはどうあるべきなのか?求められる要件をいろいろ考えてみた

・商品情報やサービスのスペックが分かりやすい?
・投資家にとって、ディスクローズされた情報が見やすく分析しやすくなっている?
・ガイアックスで働くことに興味を持っている方が、雇用条件について理解しやすくなっている?

たしかにそうかもしれない。
これらはこれらで大切である。当然ながら、しっかりと作り上げる必要がある。ただ、これだけでは何か重要なことが抜けているように思える。

ガイアックスでは、TABICAという「個人が提供する体験」を楽しめるサービスを提供している。企業やプロが提供する体験ではない。企業やプロが提供する体験、たとえば、ディズニーランドや、大手企業の工場見学、ラフティング体験などもたしかに楽しいだろう。でも、個人が提供する体験はもっと面白い。たとえば、地元の人にその街を案内してもらったり、家族経営の蒲鉾屋さんの作っている様子を見に行ったり、農家さんと一緒になってトラクターに乗ったりするのは、本当に面白い。こういう個人が提供する体験の方が、はるかに素晴らしい体験だと感じ、そして、プライスレスな体験だと思う。

地元の人にその街を案内してもらう「街歩き」。何が楽しいのか、というと、そのホストの方が、この街のどこが好きなのか、ということを熱弁してくださるところである。歴史の話や、行政の話、人気店の話など、その内容は多岐に渡る。もちろん、私たちは、そういった情報を聞いているが、そういった情報だけが楽しいと思っているのではない。そのホストの方がこの街角がいかに好きなのかと熱弁する時、その熱中度合いを感じられるぐらいの知識量やこだわりに、心を動かされるのである。このマンホールがいかに好きなのかと延々と話されるのを聞いて楽しいのである。「このおじさん、面白すぎ」と思うのである。

先日、テレビをザッピングしていたら、あるバラエティ番組で、「鉄道好きの芸人」が集まって、いかに鉄道が好きなのかを順に熱弁していた。全くそのつもりはなかったのに、この番組が面白すぎて、つい最後まで見てしまったのである。正直、鉄道の世界の細かいことなんてまったく興味はない。でも、この出演者たちが、その鉄道の世界の細かいところがいかに素晴らしいのか、と熱く話すその姿勢が楽しすぎたのである。もうずっと笑いが止まらない感じであった。

プレゼンテーションでも同じである。私も含めて、世の中の多くの人は、プレゼンテーションを聞いても、1週間もすればその内容を忘れてしまうだろう。1週間経って覚えていることは、せいぜい1つか2つのことだけではないだろうか。でも、もしもプレゼンテーターが熱意を込めて行ったプレゼンテーションであれば、「インパクトがあった」ということだけはずっと記憶に残るはずである。


私は、就職活動中に、エン・ジャパン株式会社の現・代表取締役会長の越智氏の前身の会社の説明会に参加したことがある。越智氏から直接、会社説明や事業のプレゼンテーションを聞いた。あまりにインパクトがあり、今でも「すごかった!」と覚えている。しかし、詳しい内容は全く覚えていない。前身の会社の社名さえも覚えていない。感情を伝えるために、聞いていて納得するために、もちろん、精緻な情報や内容が必要である。しかし、結局のところ、重要なのは、中身や情報ではなく、人であり、人の熱意であり、人の気持ちなのである。

ガイアックスは、「Empowering the people to connect」、つまり、「人と人をつなげる」をミッションに掲げているが、やはりもっともつなげるべきところは、人の感情を露わにさせて、人の感情同士をつなげていくことである。極論すると、私たち、ヒトというものにとって、リアルに体の中にあるのは、感情だけであって、感情以外は、意味がないのだ。

結局、重要なのは、人。人の感情なのだ。
ガイアックスのオフィシャルサイトは、人とその感情が見える、そういうサイトでありたいと思う。そのため、オフィシャルサイトの一番重要な場所には、ガイアックスを取り巻くメンバーの感情を露出できる場所、つまり、ブログを据えることにした。

ガイアックスのオフィシャルサイトにいらしてくださった多くの方に、私たちのそういう感情に接してもらって、共感してほしいと思う。一緒にミッションを感じてほしい、そして一緒に協力して社会を変えていくような関係性になっていきたい。

私たちは、ガイアックスのミッション、「Empowering the people to connect」「人と人をつなげる」を掲げる会社として、真に相応しいオフィシャルサイトにしていく。

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上田 祐司

1997年の大学卒業後に起業を志し、ベンチャー支援を事業内容とする会社に入社。一年半後、同社を退社。1999年、24歳で株式会社ガイアックスを設立する。30歳で名証セントレックス市場へ上場。
AppBank株式会社、ピクスタ株式会社、また、社団法人シェアリングエコノミー協会の代表理事を務める。同志社大学経済学部卒。

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