ガイアックスが運営する、Nagatacho GRiD1階にある家庭料理レストランのtiny peace kitchen。コロナウィルスの感染拡大防止のために、2020年3月28日から全面的に営業を停止して、早2ヶ月が経過しました。2020年6月1日からテイクアウトのみで営業再開予定のtiny peace kitchenが、この2ヶ月間をどのように過ごしてきたのかを綴りました。

突然の営業停止 現場がなくなった私たちがやったこと

コロナウィルスの影響を受け始めたのは、2月中旬頃から。来店者数はそこまで変動しなかったのですが、イベント系のケータリングがどんどんキャンセルになりました。3月に入ると、お店への来店者数は通常の7〜8割程度になり、ケータリングは全てキャンセル。一年で一番の繁忙期に、事業部全体での売上が半減と大打撃。焦りを感じる中で、会社全体の方向性として、全面的な営業自粛をすることになりました。

妥当な判断だと思いながら、売上がストップすることに対する恐怖と、現場ありきで仕事をしてきているメンバーから仕事場を奪うことに対する申し訳なさで、4月前半はあまりゆっくりと寝られた記憶がありません・・・。

でも、立ち止まってなんていられない。この営業自粛期間に、自分たちが何をやっておくべきなのか。議論をして、手を動かして、共有しての繰り返しの日々を過ごしました。

大きく分けると以下の3つのことを意識して、作戦を立てました。

1)お客様との接点を持ち続けるために、やり始めたこと
2)チームコミュニケーションをオンライン化
3)新しい事業の柱の立ち上げ

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お客様との接点を持ち続けるために、やり始めたこと

今までもお客様とSNSを通じたコミュニケーションをとったり、細々とnoteを更新したりしていましたが、それらは全てお店でのリアルなコミュニケーションを前提とした補完的なもの。お店がお休みに入ってからは、全く事情が違うので、今までできる範囲でしかやれていなかったオンラインでのコミュニケーションそのものを、考え直すところから始まりました。

まずは、noteで毎日記事をUPすることからスタート。私たちのお店の定食メニューのレシピを毎日公開。直接ご飯を食べてもらうことができなくなったので、家で再現していただければ、と考えました。家で自炊する機会が増えている方々に、少しでもご飯作りの参考になるようにと、簡単レシピを毎日更新。おかげさまで500名以上の方にフォローしていただき、この2ヶ月間で87,390view。新たな出会いがたくさんありました。

そして、noteだけではなくて、twitterFacebookでも、ちょこちょことレシピを紹介。お店のレシピだけではなくて、メンバーが家で作っているメニューについてもたくさん紹介してきました。

そして、まさか自分たちがやる日が来るとは思っていなかったインスタライブにも挑戦。火曜日と、金曜日の11:30〜12:00に、店長とメンバーのヒロがおしゃべりしながらお昼ご飯を作る様子を配信しました。

Facebookやインスタは、今までご縁があったお客様とのコミュニケーション向けに。noteとtwitterは新たにお客様と出会う場所として。まだまだ試行錯誤中ですが、今までできていなかった挑戦をたくさんし始められたことは、この二ヶ月間の大きな収穫でした。

チームコミュニケーションのオンライン化

ガイアックスは以前からリモートワークを推進していますが、飲食店を営む私たちのチームはとにかく現場ありき。私たちに限らず、飲食業界に身を置く方々の多くは、オフラインでのコミュニケーションに重きを置いている人が多いように感じます。

今までは業務連絡を基本的にLINEで行なっていた私たちにとって、Slackへの移行は大きなチャレンジでした。たくさんの新しいプロジェクトチームが生まれたので、チーム毎にSlackのチャネルを立ち上げ、そこで議事録なども全てシェア。ガイアックスに新卒入社してから7年が経過する私のとっては当たり前のコミュニケーションでも、飲食店で働くみんなにとっては、脳内がてんやわんや・・・。丁寧に改革を進めつつも、それでも「ここはどこ。私はだれ」状態。互いにフォローし合いながら、なんとかSlackやzoomでのコミュニケーションも定着し始めている感じです。

そして、現場での「運用」を仕事の主軸にしていたメンバーが多いチームで、毎日が新しい「企画」で、全員が「今」ではなく「未来」を見つめないといけなくなったことも、大きな変化でした。先行きが見えない中で、今までやったことのないチャレンジをし続けることがを、楽しめるメンバーもいれば、不安が大きくなり身動きが取りにくくなるメンバーもいます。

誰も置いてきぼりにはしたくない。でも毎日確実に前に駒を進めていかないと生き残れない。そんな葛藤を抱えながら、チームメンバーと目線を合わせ、協力し合いながら、なんとか進んできた2ヶ月間という感じです。

新しい事業の柱の立ち上げ

この2ヶ月間での一番大きな挑戦は、新しく「こころ部」を立ち上げたこと。コロナウィルスの影響がで始める前から、半年以上かけて準備を進めていたのですが、営業自粛期間によって一気に前進させることができました。

「やさしさが連鎖する経済圏をつくる」ことをミッションとしている私たちにとって、挑戦の第一段階はやさしくあれる人を増やしていくこと。そのためにはは、まずご自愛(自分の心と体を大切にすること)から始めませんか?というのが私たちのスタンスです。

健康的な家庭料理によって、からだの側面からご自愛をサポートしてきた私たちは、これからこころの側面からもご自愛をサポートしていきます。具体的には、コーチング・対話・コミュニケーションを軸に、生き生きとご自愛しながら働き、生活していくことができような活動を展開していきます。詳しくはnoteに書いていますので、ぜひそちらも見ていただけると嬉しいです。

tiny peace kitchen から、こころ部がうまれました

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これから、どんな風に進んでいくのか

6月に入ってから、ゆっくりとお店を再開していきます。前と同じ形でお店の日常が戻ることはありません。今までは事業の半分はケータリングで成り立っていましたが、これからしばらくは、イベントごとでの飲食はなくなり、大勢で食事を囲むという行動自体がなくなっていくでしょう。だから、新しいお店の形を作っていかなくてはなりません。どんな形であれば、お客様のお役に立てるのか。どんな形であれば、私たちは事業を存続させていけるのか。まだ見えないことだらけですが、こういう時こそ初心を忘れず進んでいきたいと思います。

◆5/29(金) 20:00-22:00 コロナ時代 立ち止まらないリアル事業のオンライン化の実際 〜飲食・体験・就活サービスの挑戦を語る〜
Gaiaxで飲食・体験・就活サービス事業を行う同期入社の3人が現状とこれからの挑戦を語ります!tiny peace kitchen事業部長 荒井が登壇。
https://www.facebook.com/events/2642522402696326/

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荒井 智子

荒井 智子

2013年4月にガイアックスに入社し、2年間法人営業・海外営業を担当。2015年に「働く人の心と身体を健康にしたい!」と会社に訴え、社内でケータリング型社員食堂をスタート。2017年、社員食堂を進化させた形でNagatacho GRiDにカフェtiny peace kitchenをオープン。