ガイアックスのブログは初めて書きます、TABICAの原田です。

突然このタイトルから始めるので何事?という感じですが、先日ガイアックスグループの社員総会があったのでそこで発表した内容について書きます。

いまTABICAというCtoCの旅のシェアリングエコノミーサービスを運営しているのですが、そこで感じたユーザーファーストについてです。

まず最初にユーザファーストの話をするときに陥るミスについての話です。

ここで言っているユーザーファーストというのは何もユーザの言ってることをすべて鵜呑みにして言われたとおりにプロダクト開発をしたりすることではありません。 むしろ、言われたとおりに作るというのは事業を創る人からユーザに責任を転嫁するという意味で、無責任な行為だと思います。 ですので、ユーザーファーストについて話すときに、大前提として、お客様はだれか、そのお客様に対してどんな価値を提供するのか、が明確に決まっていることが前提です。

少し脱線しますが、お客様、つまり、ターゲットを決めるというのは、言い換えるとAさんは幸せにします、あなたのためにこの価値を提供します、と宣言するようなもので、逆に言うと、Bさんには十分な価値を提供できません、と宣言するようなものです。 時には非情に見える意思決定をすることもありますが、それは責任を持って意思決定しないといけません。 誰を幸せにするのか、ということに対する確固たる意思も仕事をする人にとっての大切な責任です。

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それでは、このことを前提としてユーザーファーストというのはどういうことなのか考えてみます。

ユーザーファーストというのは、言葉のとおりですがお客様を幸せにすることからすべては始まる、ということかと考えています。

私たちは、仕事をするからごはんが食べられたり、会社仲間と楽しい時間が過ごせたりしています。 でも、忘れてはいけないのはお客様がいるからこそ、言い換えると、お客様と提供する価値があるからこそ、そこに仕事があり、仕事を通してお客様や仲間、社会に価値を提供でき、かつ仕事を通して自分自身の人生を価値あるものにできているのです。

当たり前ですが、利己的である限りは仕事はできません。 お客様や仲間、社会に対してどのような価値を提供できるかを本気で考え抜かねばならない。自分の仕事の価値を決めるのは、お客様、仲間、社会である、ということについて私たちはすぐに忘れてしまいます。

どんなビジネスもお客様がいることで成り立ちます。 そんな当たり前の事実について、サービス作りやプロダクト開発に集中していると、ふと目を上げたときに私たちは手段を目的化している瞬間に気づくことが多くあります。

ユーザファーストというのは、仕事をする上での当たり前の事実を忘れない「おまじない」でもあるとも言えます。

これまで様々なビジネスマンの方とお話をする機会を得ることができましたが、素晴らしいビジネスマンというのは総じて「人の気持ちがわかる」「想像力がある」人です。 本当に優秀なビジネスマンは嘘偽り無く、本気で相手のことを考えている、人間的に魅力的な人が多く、それが言葉を変えると「ユーザファースト」ということになるのかなと思います。

こんなことを書いている自分はまったくこれができていなくて、多くの失敗をしています。
仕事ができるようになるというのは、スキルを磨くことはもちろんのことですが、誠実であることがとても大切なことだなと改めて実感している今日このごろです。


原田 祐二

2014年4月にガイアックスにエンジニアとして入社し、2年間技術開発部にて社内基盤システムの開発を担当。2016年に旅のシェアリングエコノミーサービスTABICAにジョイン。