2019年1月25日(金)ガイアックスグループの社員総会(ガイアキッチンと呼んでいます)が開催されました。
昨年から社内向けイベントを次々とオープンな場にしてきたガイアックス。年初の社員総会も社内外問わず興味のある方にご参加いただきました。
「ガイアックスのファンです!」と言って参加くださったメーカー勤務・30代女性の方から当日の感想&レポートを頂戴しましたのでご紹介します。
ガイアキッチンに参加しようと思ったきっかけは?
学生時代(京都)からガイアックスの名は知っていた。その後、働き方改革、テレワーク系のセミナーで社長が登壇されていたスピーチを聞き、本当に新しい組織、会社の在り方を追求している企業、常に止まらずに変革を進めている企業として注目していた。また、Pause Drawというinternational painting eventでたまたまGRiD屋上に訪れた事がきっかけでGaiax Communityの存在を知り、以後ML読者としてもファンであった。
企業としての透明性の追求からか、「総会が外部に公開される」という新しい取り組みに驚き、ぜひ参加してみたいと思い、知り合いを探し、参加させていただいた。
結局最初から最後まで参加してしまった(笑)
途中で抜ける予定であったが、意外にも10時-20時まで、全てのセッションに参加をさせていただきました(笑)
それぞれの細かい感想は割愛しますが、社長が提唱する「人と人をつなげる」「世の中を変えていく」「境界線を越えていく」というフィロソフィーが一貫として土台にあり、各コンテンツでの発表者の方々も、Outputする題材は様々でしたが、社員全員が同じベクトルを向いて働いている事を感じました。具体的に感じられたのは、DO Lectureでのプレゼンテーションにて、それぞれの担当者の方々が語ってくださった想いの根底が共通していた事。何事も、常に順風満帆だという事はありえないので、、目の前の壁にぶつかった時に、どう考え、どう行動したのか、窮地に追いやられた時の考え方に、どの方も、自己の中で完結するのではなく、「相手」への思いを馳せること、自分以外の「他人」が大事な存在として考慮されているように思えました。組織も会社も、他者同士の集合体であるので、他人の集合体の中に存在する我を解った上で、どう周りに影響を与えていきたいのか、その目線が常に外に向いていることが、社員の皆さんの根底に流れる共通意識なのだと外から聞いていて感じました。
「心理的安全性」が担保された組織
また、全体を通じて感じたことは、一般的な組織と違って、この空間やこの組織には、圧倒的な「心理的安全性」があるということ。
もちろん、全員や全組織を見ていないので一部からの推測にはなりますが、組織や、立場、役職の垣根をこえての提言や質問が無理なく行われている事に驚きました。
自分の意見を、会社の組織の中で、心理的恐怖を感じずに述べられる環境というのは実はそこまで多くない。通常の会社では、「〜であるべき」「場の空気を読んで、上司の意向を最優先すべき」などいった暗黙の了解が蔓延っている組織が90%だと感じ(例えば、「XX部長には、XX課長を通じてAgreeをとってから」というプロセスに制御されたり、「自分の立場でこんなこをは言ってはいけない」と社会的な立場を考えて、自分のOutputができなくなる等)
反して、ガイアックスの社員さんは、自分の感じたこと、疑問、失敗、不満なども含めて、周りにきちんと発信しているように思えました。発信すること、発言することは大切ですが、いくら上が「意見を言って」といっても、心理的安全が確保できない限りは言うに言えず、「自由闊達な組織」という目標は、単なる組織の理想論としてかかげられてしまう事も多い。大切なのは、安心してものが言える環境、意識、空気を一部だけではなく全社員で作り上げることであり、「拒否されない」「発言をしても制裁を受けることはない」という安心感があってこそ実現できる。今回の総会および各種プログラムで感じたことは、そういった安心感が、他社と違って圧倒的に高いということでした。古い文化や「組織の一員としてあるべき穂満行動」に縛られずに、きちんと考えをOutPutしている姿、その行為を讃えることはもちろんですが、そこに至るための空気作り、意識作りがきっちりあるからこそ実現できることだと思います。
ヒエラルキーに縛られない
例えば、途中のパネルディスカッションで、「新卒の時の同期が自分以外辞めてしまっている。それについてどうお考えでしょうか」という意見が出ること、普通は一社員が社長に聞くには勇気がいる質問です。その問いに対して、きちんと意見を返していた社長。大企業になればなるほど、社員はコマの1部として働くことも多く、そして、自分自身の意見も上や決定権者に届かないことが多い。何か思う事があったとしても、膨大な人数が絡むヒエラルキーを前に、「とはいえ、組織だから」「そういうものだ」と自分を納得させてうまく社会に適応しようとする事が往々としてある中、このやり取りの中にガイアックスらしさが感じられました。
「みなさんの力を借りたい」と最後に締めくくった事業に対して、「では具体的にどういう事があれば助けになるのか」と質問が出たりしている点も、事業を超えて、組織を超えて、助け合おうとする気持ちがあってこその発言だと感じます。
これからも応援しています!
「境界線を越える」という目的の意味では、部外者の私が、こうして見ず知らずの総会に足を踏み入れたことも、一つの「境界線」を超えてつながれたと思っております。自然の摂理として、組織が大きくなっていくにつれて、規律、統制が取りづらくなることはあると思います。今の規模だからこそ成り立っていた事が、これから何百人、何千人と組織を拡大していくについて、成り立たなくなるセオリーもある中、その中でも、「変えられる事」と「決して変えない軸」を明確にして、これからも邁進していって欲しいです!陰ながら応援しています。
最後に
こういった外部向けの総会はガイアックスを知ってもらうという意味で、絶好の広報チャンスになると思いましたので、Media Relationのツテを使って、各種雑誌のライターや、協業している企業様、WEBメディア編集者にもお声がけをして取りあげてもらうと、総会が広報ツールとして、Brandingの一貫として、より一層ガイアックスのフィロソフィーが解ってもらえる絶好のチャンスだと思いました。