10月26日、Nagatacho GRID 6Fでは部署を超えてエンジニアが集まっていました。
そこで行われていたのは、今年初開催のエンジニア文化祭!
運営しているのは、Clowderのみなさん。
Clowderとは
Gaiaxグループのエンジニアの横のつながりを作っていくための活動を行う有志チーム。
エンジニアの交流によって、技術・知識・事例の共有や相談しやすい空気づくりをしています。毎月開催している「エンジニア勉強会」はエンジニアブログで毎月レポートしています!読んでみてね
Gaiax Engineers’ Blog
http://gaiax.hatenablog.com/今回は、Clowderの澁谷さん・松下さんへのインタビューとともにエンジニア文化祭の様子をレポートしたいと思います!
澁谷海渡
1992年生まれ 神奈川県出身。青山学院大学大学院で修士課程を修了後新卒でガイアックスに入社。学生時代は類似数式検索技術の研究をする傍ら、アドテク系のベンチャー企業で広告運用代行業務の補佐や社内システムの開発に従事。現在はソーシャルメディアマーケティング事業部でSNSにまつわるデータの収集/分析基盤の構築や機械学習の技術検証/講師をしている。
松下 庄悟
1995年生まれ 神奈川県出身。中学生時代にRPGツクールとClick&Createに出会いゲームプログラミングを通じてプログラミングの門をたたく。 その後、横浜医療情報専門学校に入学する。在学中は各所のインターンでWebサービス開発などに従事。2018年ガイアックスに入社。現在はソーシャルメディアマーケティング事業部で開発と動画制作の傍ら技術同人誌の執筆や同人映像制作などをしている。
中津 初開催となったエンジニア文化祭には、どんな想いがありますか?
澁谷 「もっと色々な人にうちのサービスを知ってもらいたい」「実はこんな技術に興味がある」「業務の役には立たないかもしれないけどこんなの作ってみた」などなど、文化祭を通して新たな技術に触れたり、エンジニア以外の人にエンジニアの活動を知ってもらったり、エンジニア自身が楽しみながら参加し横のつながりをつくることができる文化祭にできればと考えて企画しました。
今年度のエンジニア文化祭のコンテンツとブースはこちら
- コンテンツ
- モブALEXAスキル開発(澁谷)
- かくれんぼ with Unityちゃん(松下)
- 競技プログラミング(菊池)
- エンジニア勉強会
- ブース
- 松下執筆の技術書籍販売
- アラムによる、BLEを利用した技術展示
- 澁谷による、関係性技術展示
- 菊池によるガジェットフリマ
(HHKBや3DSなどなど・・・他にもいろいろ!)
それでは、コンテンツについてレポートしていきます!
モブALEXAスキル開発
中津 モブ開発とはどのようなものですか?
澁谷 モブ開発は、複数人で一緒に開発をする手法のことで、1台のパソコンをプロジェクタに接続して、1人がドライバとしてプログラミングをし、他のみんなで実装を考えます。
実はGaiaxでは、多くの事業部がモブ開発(ペア開発)を取り入れているんです。
その理由は、共有するために時間を取る必要がなくなる。一緒に開発しているので、1人で考えて悩むことがなくなるなど多岐に渡るのですが、特にメリットを感じているポイントは、全員が同じ時間に同じ場所で同じ問題に取り組むことによって、文章では伝えることが難しい体験(経験)を共有できることです。
中津 良いことづくしですね。
今回の文化祭ではモブ開発でなにをつくりましたか?
澁谷 巨大なスクリーンを使って、ALEXAが今日の天気から適切な服装をレコメンドしてくれる機能をモブ開発でつくりました。ALEXAは、声をかけて反応があるかないかで開発の成功・失敗がわかるので初めての方にもわかりやすくて良いですね。
途中何度かエラーが出てしまったのですが、モブ開発なのでみんなで知見を持ち寄って問題を発見/解決することができました。
また、エンジニアではない他部署の方も参加してくれて、「開発」って具体的にどういうことをやっているのか、体験を通じて伝えることができたのではないかと思います。
かくれんぼ with Unityちゃん
松下 Unityというゲーム開発環境を使い、モブ開発でかくれんぼゲームをつくりました。
参加者の方には、事前に用意された街に何を置きたいか話してもらい、素材を買って並べてオリジナルステージを作ってもらいました。
ゲームはビジュアルでわかりやすいので、プログラミング初心者でもわかりやすいと思いこの企画をしました。
中津 今回の企画にはどんな思いがありましたか?
松下 僕は普段趣味の開発ではUnityを使ってゲームなどの開発を行なっているのですが、ガイアックスはゲームプロダクトがないのでUnityを使う機会は滅多にありません。今回の企画を通して、普段触れない技術に触れる機会になったら嬉しいなと思い企画しました。
競技プログラミング
中津 競技プログラミングとはどのようなものですか?
澁谷 AtCoderという競技プログラミング専用サービスを使用してあらかじめ問題を用意し、一番早く問題が解けた人が勝ち!という競技です。
参加者8人で個人戦で行いました。実際に出されたのはこのような問題です。
【問題概要】
0 と 1 のみから成る 3 桁の番号 s が与えられます。1 が何個含まれるかを求めてください。
【数値例】
1)s = “101”
答え: 2 ’1′ が 2 個含まれています。
澁谷 3問あって、1・2問目は僕が一番早く解いてリーチだったんですが、、優勝は前山くんでした(笑)
前山 3問目の配点が高かったんですよね(笑)
優勝できるとは思っていなかったのでびっくりです。澁谷さんは不服だと思います(笑)
澁谷 いやー悔しいです(笑)
エンジニア勉強会
毎月恒例のエンジニア勉強会も、文化祭の中で行いました!
普段取り組んでいる技術や最近気になっている技術について共有します。
今月はこちらのテーマ。
- 峯:CEATECに行ってきたよ
- 松下:技術書典5 出展レポート~収支報告を添えて~
- 澁谷:AWS SageMaker触ってみる
澁谷 どの職種でも同じことですが、最新のトレンドのキャッチアップや知見の共有はとても重要。だけど一人だと処理できる情報量に限界があるし、どうしても興味のある特定の分野に偏ってしまいがちなので、毎月社内のエンジニアで集まって知見の共有を行うようにしています。今回の勉強会では峯さんは毎年定点観測として参加しているCEATECという技術者向けのイベントの参加レポート、松下さんは技術書典5に出展した際の経験談、私はAWSの機械学習用プロダクトの調査結果の共有をしました。
部署を越えた懇親会
エンジニア勉強会のあとは、カルチャーエンバシー制度(参考:カルチャーエンバシー発足!…ってそれなぁに?)で部署を超えた懇親会を行われたそうです。それぞれの部署の技術領域の話を共有して学び合ったり、個々人で関心のあるテーマについて話したり、部署を越えたエンジニアの交流楽しそうですね!
ゆるやかな横のつながりを
中津 今後についていかがですか?
澁谷 今回のエンジニア文化祭は、ガイアックスのエンジニアの人を中心に、代表の上田さん、グループ会社の社員さん、普段技術には携わらない他部署の方、内定者まで、幅広い人が参加してくれました。
普段のエンジニア勉強会では顔を合わせる機会の少ない方も顔を出してくださったのが嬉しかったですね。
今後も、エンジニア勉強会などの取り組みに参加者が毎回1人でも増えて、来てくれた人が楽しんでくれて、エンジニアの横のつながりがより活発になる活動をしていけたらいいなと思っています。