はじめまして。2016卒内定者の甲府方(こうふかた)と申します。
現在クラウドソーシング推進委員会のメンバーとして、社内におけるクラウドソーシングの利用比率を高めるべく活動しています。
今回はクラウドソーシング推進委員会の活動内容と、社内普及の際にネックとなりそうな点に関して紹介します。
クラウドソーシング推進委員会とは
「クラウドソーシングの活用で個人の単純作業を減らし、創造的な業務に注力できる環境にする」
というビジョンを掲げて半年前から活動を開始しました。
やってきたことは、
- ランサーズの秋好社長や社員の方による講演や発注体験の研修
- 発注ルール、利用事例の共有
- 個別説明会
など、社内メンバーがより発注しやすい環境作りをしています。
社内全体での説明会では、このような資料を作成し、クラウドソーシングの市場の伸び、発注の種類、どのような業務に向いているか?など初めてクラウドソーシングの話を聞く人にとってもわかりやすく、また社内の事例を紹介することで具体的なイメージがつかめるように意識して紹介しました。
このような取り組みを「会社全体として行っている事例は珍しい!」ということで、2014年9月の日本経済新聞に掲載されるなど、社外でも話題にしてくれています。
動画による社内利用事例の共有
活動していくなかで、
「他メンバーがどのように活用しているのか知りたい」
「クラウドソーシングを自分の業務に取り入れるイメージがわかない」
といった相談を頂きました。
発注経験のないメンバーに使ってもらいたいと思ってもらうにはどうすればよいか…と考えた結果、動画でクラウドソーシングを活用している社員の生の声を伝えることにしました。
社員2名にクラウドソーシングの利用事例をインタビューをし、動画にまとめたのです。動画制作経験が全くない状態でのスタートでしたが、BGMやテロップ挿入等の編集作業は全てクラウドソーシングで発注したことで、わたしでも完成させることができました。
前半にインタビューした冨士松さんは、ランサーズを利用して社内制度の説明資料を作成したところ、自分で1から作成した場合と比較して工数が1/3に圧縮されたとのことでした。
また後半の細川さんは、タイムチケットで新規事業に関する業界関係者を探し、事業のレビューやブレストのお手伝いをしていただいたそうです。発注までの時間は5分で、発注金額はたったの500円だったとのこと。
社内の全体会議で少し時間を頂き、こちらの動画を流したところ、
「動画の事例に興味が持てたので、発注レクチャーしてほしい」
「文字とは違って生の声なので説得力があった」
などの感想をいただきました。参加者から後で聞きましたが、動画を見たときにどよめきがあったそうです。まさか動画でプレゼンし、品質もクラウドソーシングで担保しているのでここまでのものとは思わなかったようです。
社内普及の際にボトルネックとなること
着実に利用者数が増えてきている一方で、以下のような悩みを持つメンバーの方も多いようです。
- 部長はクラウドソーシングの発注にOKしてくれるのか心配
- 事業の予算を勝手に使って問題ないのか?
- 経費精算が面倒くさそう…
- どのサービスを使ってよいか分からない
- 自分の業務内容で何が発注できるか分からない
- 発注で迷った際に、相談できる場所がない
上記の内容が、社内でさらに普及させて行く際にネックになってくる点になります。
ちなみに意外と知られていませんが、ガイアックスでは「5万円以下の金額あれば、自己決裁で発注」できます!(ただし発注後に稟議をあげる必要があります)
このような社内ルールの周知や社内インフラの整備が今後の課題になりそうです。
より業務でクラウドソーシングを活用しやすい環境になるよう、これからも精力的に活動していきます!