コーチングを受ける前には、悩みを言語化しておくべき？

2020年5月より、ガイアックスでは社内コーチ（*1）制度が導入されました。
このブログでは、社内コーチの活動報告とコーチによるコラムをお届けしていきます。
ガイアックスの取り組みをお伝えすることで、社内コーチとして活動する人、活動しようとする人にお役立ていただける情報を届けていきます。
* 1：コーチング（社内コーチ）とは、相手の話に耳を傾け質問を重ねることにより、相手の潜在的にある想いや答えを引き出し、目標達成に向け行動変容を促すためのサポートです。

個の時代だからこそ、コーチング的アプローチが重要

社内コーチとして活動を初めて3ヶ月が経過します。
改めて、なぜ今、私たちが社内コーチとして活動を始めたのかについて、お伝えしていきたいと思っています。
もともとガイアックスには、「ミッションドリブン」や「使命で動く」という言葉が浸透していて、個々人が自分自身のライフミッションを持ち、そこに向かっていくことを良しとするカルチャーがあります。そしてコロナウィルスの影響で、基本リモートという働き方になり、より「自由」で「自律的」な組織になろうとしています。
個の時代に求められる、”自分の軸”を見つけていくには、コーチング的アプローチが重要になると考え、社内コーチ制度としてスタートしました。
今まで27名の社員の方からお申し込みをいただき、18名の方と継続的にコーチングを提供し、今週では新たに3名の方から新規の問い合わせをいただきました。
コーチングで扱うテーマは、仕事からプライベートまで多岐に渡ります。今までやってきて、個のみならず、組織全体にも働きかけていくことの必要性を感じています。
コーチングセッションを通じて個人の願いにフォーカスを当てると同時に、現場の組織設計についての問題点も見えており、組織全体への働きかけを同時にしていくことで、ガイアックスがより自律的な組織へと変革していくことを、社内コーチとして牽引していきたいと考えています。

コーチングを受ける前には、自分の悩みを言語化しておくべき？！

「コーチング」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか？
私は、コーチングと聞くと、まずはエグゼクティブクラスの人が受けるもので、事業の相談や具体的にどんなものか分からないけれどメンター的に誰かが隣で伴走してくれるもの、というイメージを持っていました。
そんな私がコーチングを学び、180度考えが転換しました。
まず、取り扱うものは事業の相談ではなく「その人の人生そのもの」ということ。その人が”こうありたい”と思う、本当の願いを一緒に探していく旅路がコーチングだと捉えています。もちろん、その入り口には仕事というものがあるかもしれないし、プライベートなことがあるかもしれない。どんな入り口からでも入り、コーチと共にその人の持っている本当の願いを探しにいきます。自分らしい人生を切り拓きたいと思っているすべての人にコーチングというものを活用してほしいと思っています。
そして、もう一つは「言語化が難しいからコーチがいる」ということ。どうしても、日々の業務をこなしていると、頭の中にあるモヤっとした何かに気づいているのに、扱おうとしなかったり、扱う時間すらなかったりすることもあるのではないかと思います。立ち止まって考えることができない日常だからこそ、コーチングをきっかけに立ち止まって考える時間を取ってほしいと考えています。そして実際のコーチングセッションでは、そのモヤっとした何かをコーチに話すことで自分が考えていることが明確になったり、またコーチからの問いによって新たな自分を発見することができるのです。
自分らしく生き抜きながらも、忙しく日常を送る人に届いてほしいと願っています。ガイアックスに集う人はまさにそういう人が多いので、この社内コーチ制度がさらに浸透していくように私たちコーチ陣もこのような情報を多く発信していきます！

ライティング：樗木亜子