オンラインの導入により、現在では多くの企業がオンライン配信ツールを使って、自社のPRイベントやWebセミナーを開催しています。オンデマンド配信の大きな特徴は、視聴者が好きなタイミングで視聴することができることです。他の配信方法と比べて利便性が非常に高く、様々なシーンで幅広く使用することができます。本記事を読んでいるあなたも、オンデマンド配信を行いたいと考えているのではないでしょうか。そこで、本記事ではオンデマンド配信の特徴から具体的な活用シーン、最適な配信ツールまで詳しく解説していきます。ぜひ本記事を参考に、オンデマンド配信を貴社のビジネスシーンに役立てて頂けると幸いです。

ガイアックスでは、オンライン配信サービスを提供しており、多くの企業のオンライン化を支援してきました。具体的には、1万人規模のZoom配信やオンラインでの双方向型、オンラインと会場のハイブリット型イベント、オンラインイベントでのギネス挑戦と成功などの実績があり、数万人にオンライン配信を提供してきました。

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オンデマンド配信とは?意味を解説

まず始めに、オンデマンド配信について詳しく解説していきます。オンデマンド配信とは、あらかじめ撮影・編集しておいた動画をエンコードして、動画配信用のサーバーにアップロードしておくことで、視聴者が好きなタイミングで動画を視聴することができるという配信形式です。

※エンコードとは
エンコードとは、動画の容量を圧縮したり、視聴が可能な動画形式に変換する作業です。インターネット上の動画をパソコンやスマホで再生する場合、そのサイトやサービス、ソフトによって決められた動画形式でなければ再生ができない場合があります。

本来、オンデマンド(On-demand)という言葉には、「要望に応じる」という意味があります。つまり、オンデマンド配信は視聴者の要求に応じて動画を配信することで、視聴者にとって最も視聴しやすい配信形式だと言えるでしょう。具体的には、YouTubeなどがオンデマンド配信に該当します。YouTube上にアップロードされた動画なら、時間や場所に縛られることなく自分の好きな時間に視聴することができますよね。このように、視聴者が視聴したいときに好きなタイミングで視聴できることがオンデマンド配信の大きなメリットです。

オンデマンド配信とは?ライブ配信との違いについても解説します
オンデマンド配信とは?ライブ配信との違いについても解説します

オンデマンド配信とライブ配信との違い

オンライン配信を行うときに、よく比較されるのが「オンデマンド配信」と「ライブ配信」です。どちらの配信形式が優れているというわけではなく、企画しているオンライン配信の内容やスケールの大きさによって、最適な配信形式は異なります。ここからは、オンデマンド配信とライブ配信の具体的な違いについて詳しく解説していきます。

オンデマンド配信とライブ配信の違いは、主に下記の2つが挙げられます。

  • 撮影した映像を編集して配信することができるかどうか
  • リアルタイムで視聴者とコミュニケーションが取れるかどうか

それぞれの違いについて詳しく解説していきます。

撮影した映像を編集して配信することができるかどうか

オンデマンド配信では、あらかじめ撮影した動画を配信するので、編集作業を行うことができます。撮影した動画が納得いかない場合は、再び撮影や編集することも可能です。このように、オンデマンド配信では録画した映像を編集することができるので、より万全な状態で配信することができます。オンライン配信に慣れていなくても、本番で失敗することが少ないのが特徴です。

一方で、ライブ配信は基本的に一発勝負です。視聴者に伝わりやすいような配信の流れを事前に計画し、当日の進行から撮影・配信まで全てリアルタイムで行う必要があります。また、ライブ配信ではファシリテーターの存在が非常に重要です。人前で会話をすることに慣れており、臨機応変に対応することができるファシリテーターがいないと、正直ライブ配信は厳しいです。

リアルタイムで視聴者とコミュニケーションが取れるかどうか

オンデマンド配信では、前述のように事前に撮影しておいた動画を配信するためリアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取ることが難しいです。

一方で、ライブ配信では視聴者とコミュニケーションを取りながら、視聴者と一緒にライブ配信を作り上げることができます。その場の臨場感を伝えたり、最新の情報を届けられるという点はライブ配信の大きな特徴です。オンライン配信では、登壇者が一方的に話して進行を進めるため、視聴者を置き去りにしてしまうという問題がよく発生します。
その点、ライブ配信では、配信中に視聴者のコメントを拾いながら進行のペースを調節したり、補足を加えたりと、視聴者に寄り添って配信を行うことが可能です。そのため、ライブ配信では視聴者の満足度を高めやすく、双方にとって充実した配信を作り上げることができます。
ただ、ライブ配信はオンデマンド配信とは違い、リアルタイムで視聴者を集めなくてはいけません。したがって、オンライン配信だけでなく集客活動にも積極的に取り組む必要があります。

最近では、オンデマンド配信とライブ配信の良い部分を掛け合わせた「疑似ライブ配信」を導入している企業もあります。疑似ライブ配信とは、コンテンツ自体はあらかじめ撮影して編集を加えたものを配信し、コミュニケーションだけリアルタイムで行う配信方法です。ただ、疑似ライブ配信では視聴者のコメントに合わせて進行を調整することができないので注意が必要です。

どの配信形式も一長一短あるので、企画しているオンライン配信の目的に合わせた配信形式を選択することが大切ですね。

オンデマンド配信のメリット

オンデマンド配信は、様々なビジネスシーンで幅広く活用されています。多くの企業がオンデマンド配信を採用している理由には、次の3つのメリットが大きく関係しています。

  • 視聴者が自分のタイミングで視聴できる
  • より多くの視聴者にコンテンツを届けることができる
  • 視聴者の満足度が高まるように自由に編集を加えることができる

それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

視聴者が自分のタイミングで視聴できる

オンデマンド配信の最大のメリットは、やはり視聴者が自分の好きなタイミングで動画を視聴することができるということです。時間や場所に縛られることなく自由に視聴することができる点は、視聴者にとって気軽に視聴できる環境を提供することに繋がります。オンデマンド配信は、他の配信方法と比較して、視聴までのハードルが低くコンテンツを視聴してもらいやすいと言えるでしょう。
また、コンテンツを細分化することで、視聴者は自分が欲しいコンテンツだけにフォーカスして視聴することができます。視聴者の属性に合わせたコンテンツをオンデマンドで配信することにより、視聴者も必要ない情報を受け取らずに済むのでストレスフリーで快適な配信を届けることが可能です。オンデマンド配信は工夫次第でどこまでもユーザーファーストを突き詰めることができますよ。

より多くの視聴者にコンテンツを届けることができる

オンデマンド配信は1度サーバーに動画をアップロードしてしまえば、その動画がコンテンツとして永続的に残り続けるので、多くの視聴者を獲得することができます。例えば、デジタルマーケティングの一環で動画を活用したいと考えているなら、SNSやYouTubeなどの動画配信プラットフォームや自社のホームページ上でコンテンツとして配信することで、集客から販売までの動線をサポートすることが可能です。

また、オンデマンド配信はあらゆるコンテンツ形式に応用することができます。一般的には、自社のPR動画や自社の製品・サービス紹介などが中心ですが、他にも社内教育を目的とした講義動画やオンライン講座など幅広く活用することができます。オンデマンド配信を導入することで、様々なビジネスシーンにおいて活躍してくれますよ。

視聴者の満足度が高まるように自由に編集を加えることができる

オンデマンド配信なら、視聴者の満足度が高まるように自由に編集を加えることができます。ライブ配信のように本番の一発勝負ではないので、企画段階から動画配信まで納得いくまで何度でも手を加えることができます。基本的にライブ配信の視聴者は「画質よりも音質」に厳しい傾向があります。そこで、動画を編集する際は、特に音質のクオリティに注目すると良いですね。
また、ライブ配信では実際に視聴者の顔が見えていなくても、リアルタイムで配信するという独特な緊張感から、リハーサル通りに上手くいかないことも珍しくありません。いくらリハーサルを重ね、綿密な企画設計を経て当日の配信に臨んだとしても、本番で視聴者に満足して貰えなくては意味がないですよね。ライブ配信は少し難易度が高いので、まずはオンデマンド配信で配信経験を積んでおくことをおすすめします。

オンデマンド配信のデメリット

ここからは、オンデマンド配信のデメリットについて解説していきます。オンデマンド配信のデメリットは、主に以下の2つが挙げられます。

  • 視聴者とコミュニケーションが取りづらい
  • インターネットに接続していないと視聴できない

それぞれのデメリットを詳しく解説していきます。

視聴者とコミュニケーションが取りづらい

オンデマンド配信の最大のデメリットは、やはり視聴者とリアルタイムでコミュニケーションが取りづらいということですね。オンライン配信において1番やってはいけないことは、視聴者を置き去りにしてしまうことです。その点、オンデマンド配信は視聴者とコミュニケーションを図ることが難しく、一方通行の配信になりやすいのでかなり注意しなくてはいけません。視聴者からのコメントに返信することで、簡単なコミュニケーションを図ることはできますが、他の配信方法と比較すると視聴者に寄り添った配信は難しいと言えるでしょう。

また、オンデマンド配信は好きなタイミングで視聴することができる反面、視聴者に対して受け身になりやすく、視聴してくれるかどうかは視聴者次第になってしまいます。オンデマンド配信をする場合は、事前に視聴者とのコミュニケーション方法と視聴までの動線を確保しておくことが大切です。

インターネットに接続していないと視聴できない

オンデマンド配信では、視聴者はインターネットに接続していないと一切のコンテンツも視聴することができません。ダウンロード配信などの場合は、1度ダウンロードしてしまえばオフラインでも視聴することが可能ですが、オンデマンド配信の場合はダウンロード不可なので注意が必要です。

オンデマンド配信に適した場面

ここからは、オンデマンド配信が最適なビジネスシーンをご紹介します。オンデマンド配信が適している場面は、主に次の3つが挙げられます。

  • オンライン講座系
  • オンライン講演会・セミナー系
  • 社内向けの研修会など

それぞれの場面での活用方法を詳しく解説していきます。

オンライン講座系

オンライン講座はオフラインで開催する講演と比較して、場所や時間の制約がありません。したがって、オンデマンド配信を活用することで、開催者側は様々な地域の参加者にアプローチすることが可能です。
また、会場費用や交通費などのコストを削減することもできるので、浮いた費用を撮影機材や集客費用に充てることもできます。参加者側もスマホやタブレットから自宅で気軽に参加することができるので、心理的負担が下がり参加しやすい傾向があります。

オンライン講演会・セミナー系

オンライン講演会やセミナーこそ、オンデマンド配信が最適です。時間や場所に縛られず、どこからでもアクセスできるので参加者が集まりやすいというメリットはもちろんですが、オンデマンド配信のデメリットの影響を受けづらいという特徴があります。講演会やセミナーは登壇者の演説がメインです。参加者とのコミュニケーションが取りづらいというオンデマンド配信のデメリットはあまり気になりません。
また、参加者との質疑応答の時間を設ける場合でもチャット機能を利用することで、オンライン上でも参加者の満足度を損なうことなく快適に講演会やセミナーを開催することができます。オンデマンド配信ならオンラインでも講演会やセミナーのクオリティを下げることなく、より多くの人にアプローチができるという特徴を存分に生かすことが可能ですね。

社内向けの研修会など

社内向けの研修会などのクローズドな場面でも、オンデマンド配信は活躍してくれます。オフラインで開催するよりも、オンデマンド配信で開催した方が気軽に参加しやすく、何度でも視聴することができるので伝わりやすいです。あらかじめ収録した動画を編集することができるので、視覚効果の高いレイアウトに編集したり、難しい部分に対して後から補足説明を加えることも可能です。

オンデマンド配信に適したツール

ここからは、オンデマンド配信に適した具体的な配信ツールをご紹介します。配信ツールで迷っている方は、とりあえず次の2つのツールを押さえておけば大丈夫です。

  • vimeo PRO
  • YouTube

それぞれの配信ツールを詳しく解説していきます。

vimeo PRO

vimeoは、高画質な動画をアップロードすることができることで有名な配信ツールです。有料版であるvimeo PROは、月額7,000円程度でライブストリーミング機能が使用でき、商用利用が可能なプランもあります。公開範囲や埋め込み許可範囲を柔軟に変更でき、カスタマイズ性も非常に高いため、クローズドな有料ライブ公開や有料イベント、企業のコンテンツ販売との相性が良いです。また、操作も簡単なので、配信に慣れていない方でも迷うことなくオンデマンド配信を始めることができますよ。

YouTube

YouTubeでは、リアルタイムのストリーミング配信から事前収録のオンデマンド配信まで行うことができます。利用料金が無料でありながら、ライブ配信の人数や時間、画質・音質に制限がなく、便利な機能が充実しているのが特徴です。配信ツールの中でも非常にコスパが良いと感じています。Zoomなどの配信ツールと組み合わせることで、オンライン上で登壇者が双方向でやり取りしている様子も配信することが可能です。
また、全体公開と限定公開を事前に設定することができるので、あらゆる配信シーンにおいて柔軟に対応することができます。ただし、YouTubeは商用利用が不可能なので注意が必要ですね。映像撮影に関しても、オンデマンド配信であればiPhone11以降なら映像の品質は十分だと感じています。ライブ配信当日も、アップロードから配信までパソコン1台あれば可能です。このように、YouTubeは撮影から配信まで手軽に行えるという点が大きな魅力ですね。もちろん、クオリティを求めるなら外付けのカメラやマイクは必須です。オンライン配信の目的に合わせて機材の導入を検討してみると良いですね。

オンデマンド配信にするか、ライブ配信にするか

オンラインイベントを開催する際、配信形式を「オンデマンド配信」にするか「ライブ配信」するかで悩むと思います。先に結論から言うと、実現したいイベントのゴールから逆算して決めると良いでしょう。オンデマンド配信にもライブ配信にも一長一短あります。企画しているイベントの規模やビジョン等を考慮して、どちらの配信形式の方が参加者満足度を高められるかを重視すると良いですね。

実現したいイベントのゴールから決めよう

オンライン配信では、配信の失敗をしないことと双方向コミュニケーションを意識して、参加者満足度を高めることが大切です。オンデマンド配信は、事前に収録して編集作業を確保できるため本番の配信ミスは少ないですが、参加者とのコミュニケーションを工夫する必要があります。
一方で、ライブ配信はリアルタイムで参加者とのコミュニケーションを取りやすく、視聴者に寄り添った配信をしやすいですが、一発勝負のプレッシャーからミスが多くなりやすいです。これらの特徴を踏まえた上で、実現したいイベントのゴールから適切な配信形式を選択すると良いですね。場合によっては、オンデマンド配信とライブ配信を組み合わせた「疑似ライブ配信」を検討しても良いと思います。企画しているイベントごとに使える予算や得られる利益、準備にかけられる時間が異なります。これらを総合的に考慮して配信形式を選択しましょう。

 

ライター:齋藤遥

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ガイアックスでは、イベント当日の配信運営だけにとどまらず、企画段階から配信の座組みを一緒に考案します。また、ご要望に合わせて動画撮影や動画編集、LP制作やWEB制作をまるっと引き受けます。本記事を読んで、実際にオンデマンド配信を使用したオンラインイベントを開催したいと考えている方、もしくはオンラインイベントを開催したいけど、どの配信形式を採用したらいいのか分からない等の配信に関するお悩みを抱える方は、まずは無料ヒアリングを行っておりますので、お気軽にご連絡ください。お問い合わせは下記のページから承っております。

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廣山 晃也

廣山 晃也

20卒入社。学生時代からSEO対策・YouTube・SNS運用とそのコンサルティング経験を持つ。ブランドチームにおける公式サイトのSEO対策と、法人向けオンライン配信事業のマーケティングを担当している。