シンガポールとタイに出張してきました。
今、Gaiaxのシンガポール・オフィスでは、石川潤と西川純平(通称:JP)を中心に「Travel with locals」という事業分野にチャレンジしています。
2016年11月に、Airbnbが既存の宿泊仲介の次の新機軸として「Trips」というサービスを開始しましたが、これがまさにTravel with localsです。
https://japan.cnet.com/article/35092402/
単なる観光ツアーで歴史や食べ物を楽しむのではなく、現地の人々と交流し、地元のコミュニティーに溶け込み真の理解に繋がり、一体感を感じる体験ができる、それがTravel with localsの価値といわれています。いわば「体験(Experiences)」のシェアリングエコノミーです。
Gaiaxでは、Airbnbが参入する以前からこの分野に注目し、1年以上前から「TABICA」というサービスを日本で展開してきました。
このTravel with localsは今、世界的なブームになりつつあり、アジア各国で同時多発的に、サービスが次々立ち上がっています。
そんな中、バンコクを拠点にタイでTravel with localsを展開するのが、TakeMeTourです。
同社はガイドブックに載っていない、タイの現地の人しか知らない個人向けローカルツアーを45都市で500以上提供。Local Expertと呼ばれる現地の案内人の登録数は1万1000人を超えています。
共同設立者であるタロー・アモンチェド氏(Taro Amornched)氏は、グーグル・シンガポール(Google Singapore)で、広告・マーケティングを担当していたという経歴の持ち主で、500 Startupsやタイの大手通信会社から出資を受け急成長中です。
GaiaxはこのTakeMeTourと2016年12月に提携を結んでおり、今後の両者の関係性について協議するのが、今回の海外出張の主な目的でした。
Gaiaxのシンガポール拠点では、TakeMeTour社の他にも、ベトナムのTriipやケニアのナイロビを拠点にするi-likelocalなど、Travel with localsのサービスを提供する世界各国のスタートアップとのネットワークを着実に広げています。
Travel with localsの本質は「体験を通じて世界中の人々がつながること」です。まさに「人と人をつなげる」というミッションを持つGaiaxが取り組むにふさわしい。
シンガポールを拠点にして、Travel with localsのグローバル・プラットフォームを作れたら面白いな、などと妄想しながら、一週間の出張を終えました。