学校裏サイト・ネットいじめについてのアンケート調査報告
~教員・保護者間の意識に差、教員の3人に1人がネットパトロールを経験~
[2009年9月15日]
株式会社ガイアックス(本社:東京都品川区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775 、以下ガイアックス)は、ネットいじめ・学校裏サイトに関する、学校教員・保護者の意識・対応状況についてアンケートを実施しましたので、ご報告いたします。
同調査は、「スクールガーディアン」で提供する研修会にお越しいただいた教職員、保護者の方々を対象に、大人のネットトラブルへの意識・対応状況を把握するために、同社が2008年7月から継続的に実施しているものです。(研修会回数:全28会場、有効回答数:教員368名・保護者236名)
このアンケートの結果を受け、ガイアックスでは、学校現場ですでに行われている子どもたちのネットラブルの状況や教員の対応について、今以上に教員と保護者間で情報共有を進め、保護者の意識を向上させていく必要があると考えています。
そして今後も、スクールガーディアンを導入している教育委員会や私立学校と協力しながら、「学校と保護者との連携」においての課題や成功事例についての情報収集及び発信を行い、情報社会における子どもの健全育成の一翼を担えるよう努めてまいります。
調査総括
- ネットいじめ・学校裏サイトについては保護者に比べ教員の意識が高い
- ネットトラブルの認知率が、教員は65%に比べ保護者は14%と意識の違いが明白に
- 自身でのネットパトロールの経験率でも教員が36%に対し、保護者が11%と3倍以上の違い
- 教員の3人に1人以上がネットパトロールを経験、継続的な見守りには課題
- 教員全体でネットパトロールを継続しているのはたったの8%
- 途中で止めた、もしくは問題発生時のみの対応が多く、個人での継続的なネットパトロールは、現実的に難しい
「スクールガーディアン」アンケート 調査結果詳細
ネット上のトラブルが「ある」と認識しているのは、教員では半数以上の65%に及びました。一方、保護者は14%が「ある」と認識しています。この数字の差異は、トラブルの多くが学校の友達間で起こり、学校生活上の課題として学校現場で明らかになっていくことが原因と考えられます。
ネットトラブルの認知率の数字が裏付けしているのは、実際にトラブルにあっている子どもは全体の1~2割程度でも、教員を巻き込んで取り組まざるを得ない学校安全・生活指導上の課題となっている実態です。
具体的には「子どもの友人関係の中でのメールでのトラブル」、「匿名掲示板やプロフィールサイトでの誹謗中傷による学校内いじめや学校間でのケンカの誘発」、「プロフィールサイトやSNSでの(自分だけでなく)友人の個人情報の流出」等で(自由回答欄より)、子ども1人を指導することで解決する内容ではないことがわかります。
- 学校または家庭内で、ネット上のトラブルが起きたことがありますか?

問題を知った経緯は何ですか?
上記項目で「ある」と回答された教員、保護者の方に、さらに「その問題を知った経緯」について質問に答えていただきました。
もっとも多かったのは、「生徒・子供から相談」で、全体の61%が生徒・子供からの相談がきっかけでトラブルを認知していることがわかります。このことからも、「ネットトラブルがあった場合には周囲の大人に相談をする」ということを子供たちに伝え、相談しやすい環境づくりをしていくことは大事だと考えます。
- 問題を知った経緯は何ですか?

ネットパトロールをしたことがありますか?
教員の36%が「ネットパトロールの経験がある」のに対して、保護者は11%と、ここでも教員の意識の高さが伺えるとともに、学校現場への負担が大きくなりつつあることも予測できます。
また、ネットパトロ-ルを「している」と回答したのが教員では8%・保護者では2%、「したことがある」と回答したのが教員では28%・保護者では9%で、ネットパトロールを途中で止めた、もしくは問題発生時のみに対応した人が圧倒的に多いことがわかります。この点から、継続的な対策としての個人でのネットパトロールは、現実的に難しいことがわります。
- ネットパトロールをしたことがありますか?

削除依頼をしたことがありますか?
教員152名の回答によると、5人に1人が「削除依頼の経験がある」という結果となりました。
しかし、削除依頼はサイトによって依頼方法や基準が異なるため、慣れていないと削除依頼方法を間違えてしまう等、手間がかかるという実情も報告されています。「スクールガーディアン」では、数多くのサイトへの削除依頼実績があり、それぞれの方法や基準をデータベース化しているため、正確で迅速な削除依頼が可能です。
また、「スクールガーディアンパートナーズ」と呼ばれる協力サイトと削除依頼に関するホットラインを設けていることもあり、「スクールガーディアン」を導入している江東区教育委員会および三重県教育委員会の実績では、問題投稿の8割が削除に成功しています。
- 削除依頼をしたことがありますか?

調査概要
調査名: スクールガーディアンアンケート
調査期間: 2008年7月 ~ 2009年8月
調査方法: 無記名方式
調査対象: ネットいじめ・学校裏サイト対策「スクールガーディアン」のセミナーにお越しいただいた教職員、保護者の方々
調査回答内訳: 教員368名・保護者236名 (全28会場)
「スクールガーディアン」について
学校裏サイトやプロフの検索・監視
掲示板監視のプロフェッショナルチームがパソコンサイトや携帯サイトの中でも、特に子どもたちによく使われている掲示板サイトやプロフサイトを中心に、契約学校の生徒に関わる書き込みを検索・監視、結果をレポーティングいたします。
<契約実績>
三重県教育委員会、江東区教育委員会、他合計30件ほどの教育委員会及び私立学校
問題投稿の削除依頼
「スクールガーディアン」では、ネットいじめや個人情報流出などの問題投稿が発見された場合、学校への通知を行うと同時に、当該投稿が掲載されているサービス運営者への削除依頼をしています。削除依頼については、一部のサービスプロバイダーと「スクールガーディアンパートナーズ」という協力体制を築き、削除依頼の実行性を高める努力をしています。

スクールガーディアンパートナーズとの連携図
インターネット利用のモラルを身につける教員・保護者向けセミナー
長期的なネットいじめやトラブル予防のためには、大人たちが正しくインターネット利用のモラルやリテラシーを身につけることが大切です。「スクールガーディアン」では「10代のケータイコミュニケーション実態とリスクについて」というテーマで教員・保護者向けにセミナーを行い、大人の啓発活動に努めています。
< 講演実績 >
埼玉県西部地区生徒指導委員会特別講演
熊本教育委員会主催「こどもとケータイフォーラム」
NPO学校支援協議会特別講演
秦野市「平成20年度 秦野市学校・警察連絡協議会 第3回委員会(講演会)」
世田谷区「平成20年度 第3回教育の情報化推進リーダー研修会」 等多数
関連URL
- 「スクールガーディアン」 http://solution.gaiax.co.jp/schoolguardian/
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