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ありがたいことに、ここ数ヶ月、ブロックチェーンについて講演させて頂く機会をたくさんいただきました。ブロックチェーンについて、本格的に学び始めたのが、2015年の11月。その時から世の中大きく変わったことと、あまり変わってないことがあります。ここのところの講演から、得られたものを少し書いてみようと思います。

怒涛の講演依頼

ブロックチェーンはまだまだ新しい技術です。自分より前からブロックチェーンにコミットしていた方は、世の中にブロックチェーンについて知識がある人はほとんどいない状態だったので、まさに引っ張りだこで、絶えることなく相談や講演依頼がきていたと思います。そういった方々から、学んだ世代の人間が、徐々にブロックチェーンについて教える側にまわってきているといった実感があります。それは、とても当たり前なことで、先人から学び、実証実験を行ったり、プロダクトを作ったりして知識を得ます。そういった方は時間とともに増えていきます。

そういった背景の中、ブロックチェーンについて知りたいというニーズは日々高まりを見せており、自分に問い合わせがくることも増えてきました。そしてこの数ヶ月、たくさんの場所で講演する機会をいただきました。時間が空いたら講演用の資料をブラッシュアップするといった時間の使い方をしばらくしていた時期もありました。

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2月16日 ふくおかIST

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3月9日 モバイルソーシャライズシステムフォーラム

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3月24日 ガイアックスエンジニアイベント

ほとんどは入門者

これらの講演に参加される方のほとんどは、ブロックチェーンについての知識がまだ浅く、ブロックチェーンを少しかじったがもう少ししっかり知りたいとか、全く知らないのでゼロから学習したいといったニーズで参加される入門者です。

こういったニーズに合わせて、基本的に入門向けの資料として公開している、「ブロックチェーンの仕組み ~初心者のためのわかりやすい解説~」をベースとして、わかりやすさを追求し、解説していきます。いかに簡略化してエッセンスを知ってもらうか、常に心がけます。例えば、ブロックチェーンのことをデータベースと説明される方もいますが、自分は常に「台帳」という言葉を使って大福帳の写真を使って説明します。これは、ブロックチェーンのイメージを正しく理解するために、自分の中でできるだけわかりやすくしようと工夫した結果です。

よって、講演の後の休憩時間や懇談会の場で「わかりやすく解説していただき、ありがとうございました。」と言われると涙が出るほどの嬉しさを感じます。しかし、実際のところはアンケートを見るとまだまだ難しいと感じている方が多いようです。

現れ始めた本気な人たち

初心者が多い中、時期を追うごとに本気でブロックチェーンに取り組んでいらっしゃる方と出会う機会が増えてきました。そういった方の特徴は、ブロックチェーンを使って何かをしたい、自分の分野にブロックチェーンは適用可能か知りたいと言ったものではなく、◯◯の分野でブロックチェーンを使って産業を発展させたいので、是非一緒に議論してほしいというものです。ガイアックスは、シェアリングエコノミーを支える技術としてブロックチェーンが使えると仮説を立て、早くから取り組んできました。金融の分野でブロックチェーンに挑戦されている方も同様に分野を決めて早くから取り組んでいらっしゃいました。今、これらの分野に続いて、新たな分野でブロックチェーンを使って本気で産業を発展させようと動く方が現れ始めました。

こういった方々と議論することは、自分にとって大きな刺激になります。国レベルやはたまた国を超えた世界規模の大きなスケールでの視点を持つことできるケースも多くあります。世界で行われているブロックチェーンを使ったサービス・プロダクトを調査したり、ブロックチェーンはまだ使っていないものの、その分野で先行している技術や取り組みを調査し知見を貯め、得られたものから次の手を考え進めていこうという姿は、こちらも協力せずにはいられません。

ブロックチェーンの未来

ブロックチェーンは複数の企業間で一つの台帳を共有できることが新しさの一つにあります。この部分にフォーカスした自分が信じてるブロックチェーンの未来は、産業ごとにできあがったブロックチェーンが相互接続していく未来です。ブロックチェーン同士をつなぐことによりサービス同士がつながり、今までとても大変だった、複数サービス間の連携がいつでも自動的に行えるようになることです。こうすることにより、ドローンで撮影した画像をリアルタイムでメディアに売り、配信されたコンテンツから得られた利益もリアルタイムに分配してもらえるといったことが起こるかもしれません。

こういった観点を持って、ブロックチェーンで切り拓く未来を想像するとワクワクしませんか。そんな方と是非一緒にワクワクしたいです。


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峯 荒夢

技術開発部で新規技術開発チームさきがけを率い、個人としてはシェアリングエコノミーを支える最も重要な技術としてブロックチェーンに注力。中間者搾取が排除され、フェアで不正の無い世の中を実現できる技術と信じ取り組んでいる
ブロックチェーンの国際標準化を検討するTC307/ISO国内検討委員にも名を連ねている。