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実はGRIDの映像音響設備は、エンジニアが構築していた。

  • 最終更新: 2023年11月9日

ガイアックスグループ事業を技術で支援する技術開発部の佐々木です。
技術開発部は、情シスからインフラ、セキュリティなどの共通機能の提供から、アジャイルコーチや、技術課題の協力など幅広く事業を支援しています。
そして「エンジニアだから機械にも詳しいんでしょ?」と期待され、 Web技術に限らずに様々なことを支援しており、私なんかは「家電技術者」と異名をつけられたこともありました。
新オフィスとなったNagatacho GRIDの構築プロジェクトには、過去に拠点立ち上げや本社移転を経験したこともあり、インフラチームと一緒にネットワーク設備担当として参加しています。

GRIDには、6F Attic と、B1F Space0 の2フロアにカンファレンスやイベントができるスペースがあり、そこに音響設備が必要でした。「家電技術者」としての魂に火が付いてしまい、普段の業務とは別の技術力を活かしていますので、せっかくなのでご紹介します。

 

space0 speaker
space0 speaker

 

構築する上で、考えたこと

Nagatacho GRIDには、大規模カンファレンス向けの6F Attic と、飲食を伴う多目的イベント向けの B1F Space0 の2つのイベントスペースがあります。どちらも不特定多数が集まり、様々な用途で利用されるため、下記のような想定をしてこだわることにしました。
想定
【利用ユーザー】

  • マーケティング、ブランディング担当者
  • イベント、勉強会、カンファレンス運営者
  • クリエイター、アーティスト

【利用用途】

  • 勉強会、セミナー
  • ファッションショーや展示会
  • 動画などの上映会
  • ミニライブなどの音楽イベント

【こだわりポイント】

  • 音楽イベントなど多様な用途で使用するので一定以上の音質と音量
  • 持ち込みの機材を接続できる拡張性
  • スペースの使い方に応じたカスタマイズ性

社内メンバーの協力

ガイアックスのエンジニアはなぜか音楽をかじってるメンバーが多く、元プロミュージシャンや、楽器を接続するケーブルを自作するほどのマニアがいます。私自身、音楽関係の芸能プロダクションで仕事していた経験もありますし、社内には軽音部なんかもあったりします。そのため、社内にいるメンバー、音響設備の設計や機材調達、セッティングまで全部自前で実現することができました。
さらにPAを外注する規模の自社のイベントがあった時には、イベント担当社から「音響機材についてアドバイスしてくれるようにお願いしておきましたよ!」と、頼んでもいないのに手配しておいてくれる連携力に、自社ながら感動しました。

 

attic speaker
attic music equipment

 

こだわりの機材をご紹介

せっかくなので、導入した映像音響機材と導入する際に決め手となったポイントをご紹介します。

【ミキサー】
メーカー:YAMAHA/機種:MG16

  • マイクやBGMの音量調節がしやすいインターフェース
  • DJ機材や楽器の接続など拡張できるチャンネル数
  • スピーカーへの出力だけじゃなく、録音機材やストリーミング配信機材への接続もできる出力先の数

【イコライザー】
メーカー:BEHRINGER/機種:FBQ3102HD

  • マイクのハウリングを抑制
  • 音楽イベントのための音づくり
  • コストパフォーマンス

【アンプ・スピーカー】
メーカー:CLASSIC PRO/機種:V1000
メーカー:CLASSIC PRO/機種:CSP8
メーカー:CLASSIC PRO/機種:CSP15P

  • フロアのスペースで十分な音量がだせるワット数
  • サブウーファーとして映像作品にも活かせる音域 (※B1F Space0のみ)
  • コストパフォーマンス

【プロジェクター】
メーカー:エプソン/機種: EB-4650

  • 照明を消したり窓の遮光が必要のない明るさ
  • コストパフォーマンス

【CDプレイヤー】
メーカー:AMERICAN AUDIO/機種:UCD-100MKII

  • 一般的なCDだけじゃなく、MP3やUSBメモリなどにも対応
  • 曲の途中から再生できるCUE機能
  • コストパフォーマンス

【Blu-ray プレイヤー 】
メーカー:Pioneer/機種:BDP-3140-K

  • ミキサーへ接続できる出力

BGM環境へのこだわり (番外編)

番外編ですが、イベントスペースだけじゃなくオフィスやミーティング用途のスペースにも、環境音としてBGMを流しています。その機材もこだわっているのでご紹介します。

Beoplay M5

 

メーカー:B&O PLAY
機種:Beoplay M5
設置場所:2F Garage (ガイアックスオフィス)
【こだわり内容】

  • 外観が音響機材に見えないデザイン
  • 広いスペースでも全体に音楽が広がる音量と機能
  • 会話の邪魔にならないようカスタマイズできる音質

 

Beolit 15

 

メーカー:B&O PLAY
機種:Beolit 15
設置場所:6F Attic サロン (フリースペース)
このスピーカーはバッテリー内蔵でポータブルに持ち運べるため、これからの季節、GRIDの屋上(cloud9)で活躍してくれそうです。

 

Beoplay A2 at home

 

実は、前職でBang & Olufsenの総輸入代理店に勤めていたメンバーがいて、相談しながら導入したのですが、私がその音に惚れ込んでしまい個人的にも自宅のBGM環境もこだわってしまいました(笑
メーカー:B&O PLAY
機種: Beoplay A2 Active
設置場所:佐々木家自宅
【こだわり内容】

  • 部屋の移動や外出先など、持ち運び可能
  • コンパクトなのに音量も音質も良い
  • 2台のデバイスを同時にペアリングして交互に音楽が再生できる

最後に

私含めエンジニアのメインの仕事はもちろん、技術をもって自社事業のプロダクトやサービスの開発プロセスやその基盤システムを支えることです。今回は、GRIDに関するご紹介だったのでオフィシャルサイトにて投稿しましたが、エンジニアの日々の活動については、 Gaiax Engineers’ Blog で発信しています。
はてなブックマークや、SNSでの「いいね!」や「シェア」して頂けると私たちの励みになりますので、よろしくお願い致します。


佐々木 喜徳
組み込み系ベンチャーやC向けインターネット関連業務の経験を活かし、フリーランスエンジニアとして独立。 その後、フィールドエンジニアリング会社の役員経て2007年にガイアックスに参画。スタートアップスタジオ責任者として起業家への事業開発支援や投資判断を担当。スタートアップスタジオ協会を立ち上げ、スタートアップ挑戦者の裾野を広げる社会活動に取り組んでいる。
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